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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2006/09/28(Thu)

みんなの力で勝ち獲った

愛媛MP 0-6 香川OG 2006.9.24. 坊っちゃんスタジアム

勝 伊藤 11勝4敗2S
敗 浦川 14勝6敗5S
本塁打 近藤智(香川OG)3号ソロ

後期優勝へのマジックを昨日「1」とした香川OGが愛媛・坊っちゃんスタジアムに乗り込んだ。私設応援団『ガイナマイツ』を始めとする200名以上の香川OG応援団が、優勝の瞬間をこの目で観ようと三塁側スタンドに陣取った。
1回表、先頭打者・近藤智勝の右翼スタンドへ飛び込む3号ソロ本塁打で幕が上がった。香川OGは4回表にも愛媛MP先発の浦川大輔を捕まえる。九番・上ノ下健の中犠飛、二番・三輪正義の適時右前安打でこの回3点を奪う。浦川からマウンドを譲り受けた近平省吾から三番・東山和樹が右前適時安打を放ち、愛媛MPから5点のリードを奪った。
香川OG先発の伊藤秀範は打たせて取る見事な投球を披露し、愛媛MP打線に得点のチャンスをほとんど与えない。
9回表、この回マウンドに登った小山内大和から四番・森田丈武が左前適時安打を放ち1点を追加、点差を「6」に開いた。
伊藤は9回裏も危なげない投球を見せる。最後の打者、林真輝を二塁ゴロに打ち取り試合終了。香川OGの後期優勝が決まった。
香川OGは10月5日より始まるリーグチャンピオンシップに出場し、前期優勝の高知FDと年間優勝を賭けて争う。


『みんなの力で勝ち獲った』

堂上隼人の名前がスコアボードに無い。
5月の途中入団以降、ほとんどの試合でマスクを被り続け三番の座を守っている。前日(9月23日)の愛媛MP戦では3打数3安打と打ちまくり、打率を.326まで上げた。YAMASHIN(高知FD)を抜き、打率トップにも躍り出た。その堂上の名前が先発メンバーに上がっていなかった。昨日の試合の6回表、田口大地のファールチップが右足ふくらはぎを直撃した。5回裏の本塁突入の際にも左ヒザを傷めていた。芦沢監督は優勝の懸かったこの試合で、堂上を外さざるを得なかったのである。

代わってマスクを被ったのは上ノ下健だ。
今季、堂上の影に隠れ、アピールの機会が極端に少なくなってしまった。9月21日、ダブルヘッダーだった愛媛MP戦に続いての先発マスクになる。

2回表、香川OGの先発・伊藤秀範が、先頭の四番・林真輝に対して四球を与えてしまった。しかし後続の3人をすべて内野ゴロに打ち取って事無きを得ている。

「林だけ気をつけろって言ったんだ。最初の打席、変化球で0-3になって、ストレートで1-3になって四球でしょ。(上ノ下に)『そういう使い方すんな!』って言ったんだ」
加藤コーチは2回表終了後、バッテリーに対し、変化球の使い方について苦言を呈している。

3回表、一死二塁のピンチは左翼手、井吉信也の本塁への好返球で無得点に抑えた。5回表、この回の先頭打者、七番・梶原有司に左中間へ二塁打を打たれた。
「一番厳しかったのはここですね」
伊藤が振り返る。しかし、このピンチも乗り越え、前半5イニングを無得点に抑えた。伊藤‐上ノ下バッテリーがその本領を発揮し始めるのはここからだった。

上ノ下は伊藤の微妙な変化に気づいていた。
「打たれた頃くらいからちょっと力み始めてたんですよ。力んでたらすぐ判るんで。だから後半スローボールで脱力させたんです。もう打者を打ち取るとかじゃなくて、脱力させるためだけのために」

伊藤をリラックスさせるためにつけさせたスピードの変化が、打者にとっては狙い球を絞らせない好リードとなった。6回以降、9回まで一人の走者も許さない投球が続く。
「あれ、そうだったんですか!ちょっとスローボール、多いなァと思ってたんだ」
加藤コーチからの指示では無かった。

9回裏、最後の打者、林真輝を二ゴロに打ち取ったのは伊藤が投げた96球目である。この一球が後期優勝を決める一球となった。ウイニングボールをつかんだ若林春樹に選手たちが駆け寄る。伊藤も大きく両手を天にかざした。ベンチからも一斉に選手が飛び出してきた。グラウンドに緑の歓喜の輪が拡がった。

歓喜の胴上げが終わり、優勝監督インタビューが始まった。芦沢監督がまず口にしたのは選手たちへの労いの言葉だった。
「選手たちが頑張ってくれた。上ノ下も腐らずにやって、優勝を味わえた。控えの選手が頑張ってくれたことが大きかった」

後期に入り連勝が続く中で、ずっと強調していたセリフがある。
〝チーム全員の力が一つにならないとこうは勝てないよ。ベンチがバラバラだとこんな試合はできない〟
先発で出場するメンバーだけでなく、控えに回った選手たちも集中力を切らさずチャンスを待った。だからケガ人が出ても大きな戦力ダウンにつながらなかった。たとえ堂上が出られなくても上ノ下がきっちり仕事をし、他の打者が打つ。今日三番に入ったDH・東山和樹は猛打賞である。
「打つ方も大きかったんだけど、投手が夏の苦しい時期によくローテーションを守った。先発三本柱以外が力をつけてくれた。おかげで三本柱は楽ができた」
選手たちの大きな成長がそこにはあった。

「『みんなの力で勝ち獲ったんだから、大いに喜びなさい』と伝えたい」
芦沢監督は三塁側スタンドに向かってファンと一緒に万歳を繰り返した。

〝優勝のマウンドはどんな気分でしたか?〟
と聞かれた伊藤が答えた。
「最高でした!」

バスに乗り込む前の選手たちと最後まで残ったファンの面々が、球場の外で喜びを分かち合っていた。バスは彼らが贈る「バンザイ!」の声を背に、坊っちゃんスタジアムを後にして行った。

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