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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2006/09/26(Tue)

「必死だもの」

徳島IS 9-10 愛媛MP 2006.9.22. 鳴門総合運動公園野球場

勝 浦川 14勝5敗5S
敗 角野 4勝12敗
本塁打 林(愛媛MP)6号3ラン、林(愛媛MP)7号ソロ

徳島IS先発の益田陽介が序盤に捕まった。2回表、七番・梶原有司の中前適時安打で愛媛MPが2点を先制する。徳島ISは2回裏、二番・山口寛史の左前適時打で1点を返すが、愛媛MPは3回表、四番・林真輝が右翼スタンドに突き刺さる6号3ランを放ち、一気に4点差とリードを拡げた。5回表にも代わった米澤孝祐から、林が二打席連続となる7号ソロ本塁打を右翼スタンドに叩き込んだ。
5回裏、今度は徳島IS打線が反撃を開始する。愛媛MP先発の木村吉久から七番・福永泰也が右越え三塁打を放ち3点を、変わった宇都宮勝平から九番・吉岡俊輔が中越え三塁打を放ち2点を叩き出す。この回、打者一巡の猛攻で試合を振り出しに戻した。
その後、試合は動かず6-6のまま最終回を迎えた。
9回表、無死一塁の場面でマウンドに登った抑えの小林憲幸が遂に失点を許してしまう。林の2点適時打となる左翼越え二塁打、五番・荒木康一の右中間突破三塁打、梶原の左中間突破二塁打で4点を挙げた。
しかし徳島ISも諦めない。5回からロングリリーフを続ける小山内大和を捉え無死満塁とすると、二番・岡嵜雄介の押し出し死球などで3点を返した。しかし最後は四番・西村悟が遊ゴロに倒れ、あと一歩及ばなかった。
試合時間4時間11分はリーグ最長記録更新となった。


『必死だもの』

試合終了後の一塁側ダッグアウトには、右こめかみの辺りを氷で冷やし続けている吉岡俊輔の姿があった。

9回裏、愛媛MP・小山内大和が四番・西村悟に投げた4球目は暴投となり、捕手・梶原有司が後逸してしまう。これを見て本塁へ一気に突進した吉岡の頭に、梶原からの送球が当たった。あと1点にまで詰め寄った徳島ISの9点目は、吉岡が体を張って奪った1点である。
「ヘルメットをかすめて顔にも当たったみたいで。よく覚えてないんです」
右目じりの辺りが大きく腫れ上がっている。

5回表を終了した時点で1-6、徳島ISは5点のビハインドを抱えていた。福永泰也の三塁打で一気に2点差まで縮まり、先発の木村吉久に代わって宇都宮勝平がマウンドに登る。押せ押せムードの中で吉岡に打席が回ってきた。SHOHEIが四球で歩いた次の初球は甘いスライダーだった。バックスクリーン近くまで転がった打球に俊足を飛ばし、二塁を蹴った。足から三塁へ滑り込むと、大きなガッツポーズを見せた。

「必死だよな、とにかく。凡打を打ったにしてもちょっと違う。バントで揺さぶったり、〝なんとかしてやろう!〟っていう気持ちが見えるよ。そりゃお父さんのことが引き金になったのかも知れないし、こっちもそういう目で見てるからそう見えるのかもしれないよ。でも、それにしても違うよ。必死だもの」
小野監督は現在の吉岡についてそう語った。

この夏、吉岡は最愛の父を失っている。
〝脳内出血で倒れた〟という連絡が入り、一時戦列を離れた。その後、チームに再び帯同したのだが、結局お父さんの最後に付き添うことはできなかった。

辛い夏になってしまった。
「それはそれで切り替えて。普通のプレーが、いつも通りのプレーができればなんとかなる」
秋になり、悲しみを振り切るかのように必死にグラウンドを駆ける姿がそこにある。

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  • ええっ。

    吉岡選手に、そんな事があったとは…。スタメン時、すごいィィ声飛んでましたよ。外野から。う~ん。あと、4試合頑張って欲しいものです。

  • 管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 吉岡選手

    お父さんの具合がよくないという話は耳にしていましたが,そんな悲しみを抱えていたとは知りませんでした。

    いつも笑顔で応対してくれる誠実な態度に好感がもてます。このところ出た試合は必ず結果を出していますね。来年もぜひ見たい選手の一人です。

    吉岡選手はバッターバックスに入る時,必ず礼をします。そんなところにも人柄が見えるような気がします。

  • >B2様

    思っていたよりもダメージが大きかったそうです。
    土、日曜の試合に出場していなかったので心配しましたが、次の試合からは出場可能と聞きました。


    >かまちゃん様

    はじめまして。

    今季はケガもありました。25試合に出場した中で、先発した試合は17試合しかありません。
    しかし一塁コーチャーでの姿や、彼の人柄に引きつけられるものがたくさんあるのだと思います。
    あの三塁でのガッツポーズには、こちらの胸に響くものがありました。

  • 吉岡選手は2回、いらっしゃらなかったので、きっと何かあったのだろう…と思っていましたが、本当に大きな悲しみだったでしょう。
    そして何より、四国ILでの活躍を生前お父様が観戦できなかったことが残念ですが、きっと今の吉岡選手の姿に喜んでいると思います。
    最後の最後までどの選手も必死であってほしいと願っています。

    確認ですが、この日は3回で加藤選手に代打で福永選手になっているので5回の3塁打は福永選手かと思います。
    上の試合経過の記事は福永選手ですが、下の吉岡選手の記事のところで加藤選手になっているようです。この日は吉岡選手と福永選手の活躍を鮮明に覚えてます。

  • >クー様

    ご指摘ありがとうございました。
    おっしゃる通りで、こちらの記載ミスでした。
    訂正しておきました。

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