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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2013/10/01(Tue)

『緊張と無失策と』

四国アイランドリーグplus リーグチャンピオンシップ2013
2013.9.29. 香川オリーブガイナーズ 0‐2 徳島インディゴソックス <高松・レクザムスタジアム> 観衆 1,013人

2013.9.27. リーグチャンピオンシップ第2戦 セレモニー
試合前セレモニーでの国歌斉唱。このあと熱戦が始まる

徳島IS 000 002 000|2
香川OG 000 000 000|0

勝 山口 1勝
敗 又吉 1敗

バッテリー
徳島IS 山口、小松、シレット - 小野
香川OG 又吉、田村、酒井 - 有山、大川

本塁打
徳島IS 
香川OG 


 きのう行われたリーグチャンピオンシップ第1戦は徳島インディゴソックスが勝利を収めた。なんとしても1勝1敗のタイに追い着きたい香川オリーブガイナーズが、ホーム・高松でチャンピオンシップを戦うのはこの第2戦が最後となる。陽が落ちてすっかり暗くなったレクザムスタジアムで午後6時2分、第2戦のプレーボールが掛けられた。
 香川OG先発は13勝を挙げ、最多勝のタイトルに輝いたサイドスローの又吉克樹(23歳、環太平洋大)徳島ISの先発は10勝を挙げチームの勝ち頭となった山口直紘(22歳、千葉熱血MAKING)である。5回を終えて、ともに無得点のままスコアボードには「0」が並んだ。
 6回表、徳島ISの攻撃はここからが3巡目となる。先頭の一番・吉村旬平(22歳、光明相模原高)の打球が鋭いゴロとなって二遊間へと飛ぶと、遊撃手がこれを後逸し無死一塁とした。続く二番・東弘明(21歳、八日市南高)がバントできっちり送り、チャンスを拡げる。ここまで2三振を喫していた三番・大谷真徳(25歳、立正大)だったが、ファウルで粘ったあとの5球目をセンターにライナーで運ぶ。かなり左中間寄りの位置を採っていたセンターが裏を取られる形となり、打球が転々と転がる間に吉村が生還。大谷真も三塁を陥れる。先制点を奪う価値ある三塁打となった。リズムを崩した又吉は連続四球で走者を溜めると、六番・松嶋亮太(25歳、大分大)の遊ゴロ併殺崩れの間にさらに1点を失った。
 6回まで香川OG打線を無得点、散発3安打に抑えた山口だったが7回表、先頭の四番・桜井広大(30歳、阪神タイガース)に左翼線二塁打を浴びる。二死三塁となったところで徳島ISベンチは山口に代え、小松剛(26歳、広島カープ育成)を投入する。最初の打者に四球を与え二死一、三塁としたものの、八番・小栗健太(24歳、広島修道大)を内角低めのストレートで見逃し三振に切って獲り、このピンチを凌いだ。
 小松が8回裏の香川OGの攻撃を三者凡退に抑えると、9回裏のマウンドにはクローザー、シレット(ドミニカ共和国、25歳、カープ・ドミニカアカデミー)が登る。クリーンナップに仕事をさせず二死とすると、最後の打者を二ゴロに打ち取る。投手3人の継投で完封リレーを完成させた。
 徳島ISが2‐0で香川OGを連勝で下し、早くも年間王者に王手を掛けている。香川OGは痛すぎる2連敗を喫し、もうあとがない形で10月5日に行われる鳴門・オロナミンC球場での第3戦に臨むことになった。


『緊張と無失策と』

 欲しかった1勝を先に手にした。敵地、レクザムスタジアムで戦う第2戦は、きっときのうよりも落ち着いて試合に臨めていたのだろうと想像していたのだが、徳島インディゴソックスの主将、松嶋亮太(25歳、大分大)はそうでもなかったようである。むしろ、きょうの方が緊張の度合いは増していた。
「きのうの試合見てても、守備でミスしてガイナーズ負けてるんで。それがあったから僕、ちょっときょうの朝から…。きのうより緊張してたんですけど」
 第1戦の8回表、徳島ISが勝ち越しの4点を奪うきっかけとなったのは、一死走者なしの場面で松嶋が打った二遊間への内野安打だった。二塁手と遊撃手が重なるように打球を追い、捕った遊撃手の一塁送球が悪送球となった。記録は「ワンヒットワンエラー」となり、松嶋は二塁を陥れている。
 やはりエラーは怖い。短期決戦では1つのミスが致命傷になってしまう。自らの打球によって起こったことだが、それは自分自身にも十分起こり得ることだと置き換えつつ、チャンピオンシップ独特の緊張感と戦っていた。
 松嶋の予感めいたこの感情は、結果として第2戦の勝敗の行方を分けることにつながって行く。低めを丁寧に突くことを心掛けていた先発・山口直紘(22歳、千葉熱血MAKING)の投球は、フォークボールを中心に冴えていた。その結果として内野、特に三塁に鋭い打球がいくつも飛ぶ。守備機会はこの試合で実に計7度。それらをすべてさばききって見せた。
「最初に飛んで来たのが…。あれをさばけたっていうのが大きかったですね」
 2回裏、先頭の五番・宗雪将司(24歳、大商大)が思い切り引っ張った三遊間へのゴロに、頭からダイブしてキャッチした。抜けていれば香川OGに最初のチャンスを与えかねない場面だった。
 2回裏にはもう1つ、ビッグプレーがあった。二死から七番・大原淳也(29歳、横浜DeNAベイスターズ)が右中間へ放った大きな当たりに、右翼手・大谷真徳(25歳、立正大)がフェンス際で追い着き、ピンチの芽を摘み取っている。大谷真が言う。
「(カウント)2‐0ですね。大原さんはこっち(右中間方向)に長打が打てるバッターだし、追い込まれたら追い込まれたなりのバッティングをするバッターなので。ここは多分『思いきって来るか?』って、勝手な読みですけど。読みが合ったのと、前に1回こっち抜かれてんですよ、僕。右中間に。そのときは2ストライクだったんですけど、そのイメージがすごく強かったのと。やっぱパンチ力があるいいバッターなんで、なんとしても長打は防ぎたいと」
 経験に裏打ちされた守備のイメージによって、あらかじめ定位置からかなり右中間寄りにポジションを動かしていた。二死三塁となってもおかしくない状況を三者凡退に終わらせている。ただ捕ったこと以上に意味のあるファインプレーだった。
 序盤の、そしてスコアシートには残らないピンチの数々を高い守備力で防いだ。ここに勝敗を分けたポイントがある。2試合ともに無失策、第2戦での徳島ISの勝利の要因の1つは何と言ってもこの守備力だろう。
 逆に香川OGの失点へとつながったのは、きのうに続いてまたも守備のミスからだった。6回表、一番・吉村旬平(22歳、光明相模原高)の速い二遊間への打球を、遊撃手・甲斐弘樹(21歳、三重総合高)が後逸し無死一塁のピンチを作ってしまった。
 試合後、西田監督は「(エラーした)甲斐を攻めることはかわいそうなんで、あまりしたくない。ただ、プロである以上、ああいうところが致命傷になるかな」と、守備に高い信頼を置く甲斐をかばっていた。
 第3戦が行われる10月5日までにどうチームを立て直すか。絶体絶命の立場であることは変わらないが、可能性がなくなったわけではない。
 徳島ISは最高の形でホーム・鳴門へ帰る。あらためて、いまのチームの雰囲気を松嶋主将に聞いた。
「みんなが『どうにかしよう!』としてる気持ちというか、そういうのが見えるんで。きょうの山口とかも気持ち入ったピッチングしてた。みんながレギュラーシーズンよりも、もう一段ギアを上げてこのチャンピオンシップに臨んでる感じがある。僕らのチームは若いのが強みというか、勢いに乗ったらどんどん行くチームだと思うんで。ほかのチームみたいにNPBでやってたりとか、そういう人たちもいないんで。勢いに乗ったら強いと思う。香川は怖いですけど、まぁ調整とかは僕らはないと思うんで。これまでやってきた〝朝練〟だったり〝特打〟であったりっていうのは、みんな多分続けてやると思う。それこそしっかりやってれば大丈夫かなとは思います。1コも気を抜かずに、次の鳴門ラウンドに向けてやって行くだけですね」
 第3戦もやはり緊張してプレーボールのときを迎えることになるのだろう。試合前の緊張を無理に解こうとはしないのか。それについて質問すると、こんな話を聞かせてくれた。
「長内さん(孝コーチ)に『緊張はしといた方がいいよ!』とは言われてて。『緊張が集中力に変わるから!』っていうのは何回も言われてることなので。逆に緊張してない方が、僕は怖いですね」
 緊張を集中力へ。そこで力を発揮するために今シーズン、いや昨年のシーズン終了後からずっと取り組み続けてきた何百時間にも及ぶ練習がある。〝無失策〟の守備も、その証しの1つではないか。




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