• プロフィール

    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

  • FC2カウンター

  • FC2オンラインカウンター

    現在の閲覧者数:
  • COUNTER & RANKING

    FC2 Blog Ranking

    バナーをクリックお願いします。

    あと、拍手もよろしく。

  • カレンダー(月別)

    07 ≪│2017/08│≫ 09
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -
  • 検索フォーム

  • 天気予報


    -天気予報コム- -FC2-
  • メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

  • フリーエリア

  • ブログ内検索


--/--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Home | Category : スポンサー広告 |  Comment  |  Trackback
2012/10/13(Sat)

力の差

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 6日目
2012.10.13. 北海道日本ハムファイターズ 9‐0 四国アイランドリーグplus 選抜 <サンマリンスタジアム宮崎>

IL 000 000 000|0
F 203 030 10×|9

バッテリー
IL デイビット(愛媛MP)、井川(高知FD)、プルータ(香川OG)、小林(愛媛MP)、吉川(高知FD)、酒井(香川OG) ‐ 宏誓(愛媛MP)、星野(香川OG)
F 谷元、モルケン、矢貫、根元、森内 ‐ 大野、鶴岡

二塁打
IL
F 陽、杉谷、今浪

三塁打
IL 
F 稲葉

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 水口(香川OG)
8 高田(愛媛MP)
3 国本(香川OG)
7 桜井(香川OG)
6 ペレス(香川OG)
D ブレット(愛媛MP)
9 北村(香川OG)
5 松嶋(徳島IS)
2 宏誓(愛媛MP)

日本ハム、先発メンバー
8 陽
4 西川
9 糸井
7 中田
3 稲葉
5 小谷野
D ホフパワー
2 大野
6 金子誠

 フェニックス・リーグは第2クールが始まった。アイランドリーグ選抜もここから第2次メンバーとなり、四国アイランドリーグplus4球団から選抜されたメンバー28人で構成されたチームで臨む。
 対戦相手となるのはクライマックスシリーズを控え、宮崎で調整中のパ・リーグ王者、北海道日本ハムファイターズである。アイランドリーグ選抜を率いる西田真二監督(香川OG)と栗山英樹監督(日本ハム)が旧交を温める姿も見られたが、栗山監督はこの試合の先発メンバーを一軍で固める。現在、パ・リーグ最強のチームに胸を借りられる、願ってもないチャンスとなった。
 日本ハム先発の谷元は立ち上がりを三者凡退と快調なスタートを切る。アイランドリーグ選抜の先発・デイビット(31歳、愛媛MP)は1回裏、谷元とは対照的に一番・陽に三塁線を破られ、いきなり無死二塁のピンチを背負った。二番・西川を歩かせたあと、二死二、三塁として五番・稲葉に中前に運ばれ二者が生還、日本ハムが2点を先制した。
 2回表、アイランドリーグ選抜は一死から五番・ペレス(29歳、香川OG)が四球を選ぶと、六番・ブレット(29歳、愛媛MP)が中前打を放ち走者をためる。だが、後続に1本が出ず、チャンスを生かすことができない。
 日本ハムは3回裏、先頭の三番・糸井が中前打で出塁する。続く四番・中田の三ゴロを三塁手が二塁に悪送球、無死一、三塁とチャンスを拡げた。五番・稲葉は右翼線へ鋭い当たりでの2点適時三塁打を放ち今日3安打、デイビットをKOした。アイランドリーグ選抜は二番手にサイドスロー・井川博文(23歳、高知FD)を送る。六番・小谷野の三塁への打球はラッキーなイレギュラーヒットとなり稲葉が生還、5点目を追加した。
 だが、井川がここから持ち味を発揮する。七番・ホフパワーを中飛に打ち取るなど後続を断ち切る。4回裏二死、三番・糸井に強烈な投直を浴びながらも、きっちりと三者凡退に抑え、2回を無失点で投げ終えた。
 しかし5回裏、アイランドリーグ選抜の三番手・プルータ(29歳、香川OG))が日本ハム打線につかまる。一死から五番・稲葉、六番・小谷野に連打を許すと、七番・ホフパワーに適時中前打、二死一、三塁から九番・金子誠に左前適時打を許す。さらに一番・途中出場の杉谷にも右中間を破られこの回3失点、リードを8点に拡げられた。
 6回裏を無失点に抑えた小林憲幸(27歳、愛媛MP)に代わり、7回裏のマウンドに左腕・吉川岳(25歳、高知FD)が登る。だが、先頭の七番・途中出場の今浪に右翼線への二塁打を許す。一死三塁として九番・中島卓がスクイズを敢行、9点目を挙げた。
 なんとか意地を見せたいアイランドリーグ選抜だったが、日本ハム投手陣の前に3回以降、四球で出塁した四番・桜井広大(29歳、香川OG)以外1人も出塁できない。9回表、最後の攻撃も三者凡退で終えた。
 大量13安打を放った日本ハムが圧倒的な強さを見せ、9‐0でアイランドリーグ選抜を下した。アイランドリーグ選抜は5試合を終えて0勝4敗1分け、いまだ白星のない状態が続いている。


『力の差』

 思わぬ形で実現したNPB一軍、それも現在のパ・リーグ最強チームであるファイターズと対戦できる幸運に、ファンは心をおどらせたはずだ。だが、それだけにすべてが終わってからの落胆は小さくなかったのではないか。
 0‐9の完封負け、放ったヒットはブレット(29歳、愛媛MP)の中前打1本という事実に唖然とさせられた。無理もない。相手はこれからクライマックスシリーズ突破に向け、ベストの状態で臨もうとしている段階だ。準備しているとはいえ昨日、日にちが変わる1時間ほど前に宮崎入りし、長時間のバス移動を終えた選手たちには疲れも残っている。これからコンディションも試合勘も急激に上がって行くはずだが、真っ向勝負を挑むにはタイミングが悪すぎた。選抜チームのこれほどの完敗は2010年3月17日、福岡・Yahoo!ドームで開幕直前のソフトバンクホークス一軍と対戦し、まったく歯が立たなかった一戦(0‐6の完封負け)以来だろう。
 試合前、サンマリンスタジアム宮崎の記者席に陣取ったファイターズの番記者たちが「デイビットだって。外国人多いんだね」とささやき合っていた。こちらが期待したのはアイランドリーグに属する元NPBの選手たちが「彼は一軍クラスのものを持っている」というデイビットの実力である。だが、球速こそ徐々に上がっては行ったものの、本来の投球はできなかった。先発バッテリーを組んだ宏誓(河原宏誓、22歳、愛媛MP)が言う。
「デイビット自身も(相手が)一軍っていうのは知ってたんで、ちょっと緊張してた感じはあったんですけど」
 初回、一番・陽が引っ張った打球が三塁線を襲う。久し振りにサードの守備に就いた松嶋亮太(24歳、徳島IS)の1歩目がすべった。だが、すべっていなくても左翼線は抜かれただろう。無死二塁から二番・西川への2球目が暴投となり、陽が三塁へ進む。さらに西川にストレートの四球を与えた。ここまででデイビットの精神状態が普通ではないことは明白だった。
 2つの遊飛で二死として、五番・稲葉を146㌔、142㌔のストレートでつまらせファウルにしている。ファイターズの打者たちは高めのストレートに明らかにつまっていた。しかし、カウント1‐2からの4球目は力勝負ではなかった。空振りを狙って投げたフォークボールが高めに浮いてしまい、右中間に運ばれた。初回いきなり2点のビハインドを背負う。宏誓が言葉を続ける。
「強いです。力の差は歴然としている。いい勉強にはなりました。バッティングもやっぱり一瞬で、スピードがすごいな、と。それは肌で感じて。まぁ、良かったな、と思います。やっぱりどのバッターも簡単に空振りしないっていうのがあるので。どんな形でも、崩されてもファウルになったりとか」
 5回裏、この回から登板したアイランドリーグ選抜の三番手・プルータ(29歳、香川OG)が打ち込まれ、2点を奪われたあと二死一、二塁の場面、一番・陽に代わって外野の守備に就いている杉谷が低目への変化球をうまくすくい上げ、右中間へと運んだ。この回からマスクをかぶった星野雄大(23歳、香川OG)が言う。
「ワンバウンドですよ! 真っ直ぐ投げてて最後の決め球があそこなんで、僕の感じでは内野、セカンドゴロとかのイメージ。普通にブンブン振って来る感じだったんであそこに行ったんですけど、あそこまで持って行かれると厳しいですね」
 杉谷はプロ4年目、まだ21歳ながら、さすがは一軍メンバーと言える素晴らしい打撃技術を披露した。杉谷だけではない。プルータ‐星野のバッテリーが対戦した稲葉、小谷野、ホフパワー、金子誠らはまったくレベルの違う打撃を見せている。
「いつもの試合、アイランドリーグでやってるような感じで行くとやっぱりダメだし、(甘いコースになったのは)結局カウントが悪かったからっていうのもあるんですけど、それを1球で仕留めて来るんで。それまでに変化球でもストライクを獲らなきゃいけないし、そして崩して行かないと。真っ直ぐをファウルさせて自分のスイングをさせない。そこから追い込んで自分のスイングをさせない。1球でポーンと上げてくれるバッターはいないと思うんで。やっぱり混ぜていかないと、緩いボールは通用しないし」
 力の差はあって当然だ。だが、持っているものを出せた選手が、二番手で好投した井川博文(23歳、愛媛MP)くらいしかいなかったことは残念だった。
試合後、このあと行われる韓国プロとの練習試合に訪れたジャイアンツ・原監督をはじめ、旧知の仲間たちと声を掛け合っていた西田真二監督が語った。
「久し振りに質の高いバッティングでありピッチャーであり、やはりトップレベルのチームですからね。スターティングメンバーを見たら、そのままシリーズに出るメンバーですから。やはり力の差というのは感じましたよね。本当に久しぶりにいいものを見せてもらったし、選手たちが上を目指すなら、ああいう一軍でやらなきゃいけないわけですから。その辺を少しでも感じてもらってね。やっていって欲しいなと思います。結果の9点とかより、やはり彼らにとってこういうチャンスってなかなかないわけですから。これは私は素晴らしい経験だと思うしね」
 これを次の経験に生かせばいい。貴重な経験ができたことは間違いない。
 試合前、ファイターズの打撃練習に目をやりながら智勝コーチ(香川OG)が言った一言が妙に心に残る。
「力の差はありますよ。あるんだけど、それで「あぁダメだ…」と思うんじゃなくて、そんなこと関係なしに上を目指そうと思えるヤツがプロ行くんですよね」
 第2次チームのフェニックス・リーグはまだ、始まったばかりである。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
スポンサーサイト
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment2  |  Trackback0

トラックバック ▼


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント ▼


    
  • No Title

    高田さま、こんにちは。
    勝負事は何があるか解らない。
    大金星を上げて欲しいと思いながら応援したど、さすがに壁は高かった・・・。
    でも、みんなの最終目標は、このレベルで普通に戦えることですよね。
    井川投手は、ずっと良いですね。球に勢いがあります。
    最初のサードゴロはイレギュラーして不運なヒットだったけど、最後はピッチャー強襲のライナーを捕って三者凡退。自ら、運も掴んで見せたように感じました。
    さぁ、次の西都でのヤクルト戦で、初勝利を掴んで欲しいと思います。
    アイランドリーグの選手達、みんな頑張れ!!

  • Re: No Title

    >なおなおさん

    これが現実だと思います。ですが、非常に良い経験をさせてもらいました。

    井川、頑張ってますね。
    今回、非常に高い意識でフェニックスに乗り込んだだけのアピールを見せてくれていると思います。
    あのライナーは焦りました。かつて同じフェニックスで陽のピッチャーライナーをグラブではたいて親指を骨折した投手がいたのですが、そのときの記憶がよみがえってきました。

Home Home | Top Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。