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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2011/10/02(Sun)

「改めて、野球は気持ちやなって」

四国アイランドリーグplus 2011リーグチャンピオンシップ第3戦
2011.10.1. 徳島インディゴソックス 5‐3 香川オリーブガイナーズ <JAバンク徳島スタジアム> 観衆825人

香川OG 020 001 000|3
徳島IS 010 130 00×|5

勝 大川 2勝0敗
S 富永 0勝0敗1S
敗 酒井 1勝1敗

バッテリー
香川OG 酒井、塚本、西村、冨田 ‐ 西森
徳島IS 大川、石田、岩根、富永 ‐ 山村

本塁打
香川OG 
徳島IS 山村1号ソロ(4回、酒井)


 1日、リーグ史上初めて1勝1敗のタイとなった『2011リーグチャンピオンシップ』第3戦は、場所を香川オリーブガイナーズのホーム・レクザムスタジアムから徳島インディゴソックスのホーム、JAバンク徳島スタジアムに移して行われた。夕空の下、スコアボード上の旗がセンターから三塁方向に向かってはためく。試合は陽がだいぶ西に傾いた17時1分にプレーボールとなった。
 徳島ISの先発マウンドには第2戦で先発したエース・大川学史(25歳)が中4日で登る。初回を三者凡退と上々の立ち上がりを見せたものの2回表、二死から突如制球を乱した。2つの四球で一、二塁とすると、八番・水口大地(21歳)が遊撃手の頭上をライナーで越える2点適時中前打を放ち、香川OGが2点を先制する。
 香川OGは先発に、第1戦で勝利を挙げている酒井大介(24歳)を送る。だが、2点のリードをもらった直後の2回裏、先頭の四番・大谷龍次(22歳、元ロッテ育成)に二ゴロ内野安打で出塁を許す。一死一塁のあと六番・根鈴雄次(37歳、元エクスポズ3Aほか)が右翼線安打を放つと、スタートを切っていた大谷が一気に三塁を蹴り本塁へ生還、徳島ISが1点を返した。
 4回表、香川OGはヒットとエラーでつかんだ一死一、二塁のチャンスを生かせず、追加点を奪えない。すると4回裏二死、五番・山村裕也(24歳)が酒井のストレートを右中間スタンドにたたき込む1号ソロを放ち、2‐2の同点に追い着いた。
 香川OGベンチは5回から酒井に代えて、『サブマリン』塚本浩二(29歳、元東京ヤクルト育成)を投入する。だが、先頭の八番・猪澤海(22歳)に左前へ運ばれると左翼手がこれを後逸、無死二塁のピンチに陥る。2つの四死球で一死満塁となったあと、三番・國信貴裕(28歳)が三塁への強襲安打となる適時安打を放ち、徳島ISが3‐2と勝ち越しに成功する。さらに二死満塁として五番・山村が三遊間を破り二者が生還、5‐2と3点のリードを奪った。
 だが6回表、香川OGもすぐさま反撃を見せる。2つの失策で二死一、三塁とすると、徳島ISベンチは五番・左の島袋翔伍(21歳)に対して左腕・石田大樹(21歳)を送る。島袋は右前に適時安打を放ち1点を返した。
 6回裏、香川OGは早くもクローザー・冨田康祐(23歳)がマウンドに登る。先頭の七番・松嶋亮太(23歳)に左前安打を許すなど一死一、二塁のピンチを迎えたが、後続を封じ込め追加点を与えない。冨田は3イニングを無失点に抑え、味方打線の反撃を待った。
 2点のリードを守りたい徳島ISは継投策に出る。7回から岩根成海(23歳)が2イニングを無失点に抑えると、最終回はクローザー・富永一(21歳)が、3三振を奪う快投を見せ、香川OGの反撃を封じ込めた。
 徳島ISが5‐2で香川OGを下し、初の年間王者に王手を掛けた。大川が2勝目、富永が今大会初のセーブポイントを挙げている。
 第4戦は2日、今日と同じくJAバンク徳島スタジアムで17時より行われる。


『「改めて、野球は気持ちやなって」』

 徳島ISの正捕手、山村裕也(24歳)がそう言ったのは、チャンピオンシップを1勝1敗のタイに戻した翌日の9月27日、ソフトバンク三軍との定期交流戦(徳島・アグリあなんスタジアム)後のことである。
「自分の成績のことはいいから、とにかく勝ちたいっス!!」
 第1、2戦共にヒットが出ているという話のなかで、そんな強い気持ちを吐露した。以前のインタビューのなかで口にした、野球選手としては決して小さくないコンプレックスを、冗談めかしてまた口にする。
「小・中・高・大、優勝がない!」
 実際にはすでに今年の前期優勝を経験しているのだが、「最後3分の1くらいに出させてもらっての優勝だったから、全部出て優勝したいんですよ」と話していた。
 年間優勝に王手を掛ける逆転勝利にバットで大きく貢献してみせた。4回裏、香川OG先発・酒井大介(24歳)から放った右中間スタンドへの同点ホームランは、「真っ直ぐ真ん中低目、外より」の球である。第1打席、初球をつまらされ、ショートフライに終わっている。
「つまらされたのが悔しかったんですよ。こないだのイメージがあったんで、(球威が)来てるかな? と思ってたのに来てなくて、来てないのにつまらされたんで余計。斉藤さん(浩行監督)に『うしろ大きくなってるよ!』って言われて。今日はいける! 自分のスイングができれば! と思ってました」
 打球を目で追いながら、一塁を回ったところで高く右拳を上げた。試合の前半、しかも二死走者なしから同点に追い着いたことで勢いが一気に加速する。
 國信貴裕(28歳)の強襲安打で勝ち越しに成功した5回裏、なおも満塁のチャンスが続く。この回の頭からマウンドに登った塚本浩二(29歳、元東京ヤクルト育成)の浮き上がる球に、四番・大谷龍次(22歳、元ロッテ育成)が食らい付き、粘る。その粘りに感じるものがあった。
「龍次が粘ってて、こりゃ打つな! みたいな。なんでも行ってたじゃないですか。ああいうのはピッチャー一番嫌なんで。客観的には『もう1点欲しいんよ!』っていう場面でしたけど」
 10球粘った大谷が倒れ、二死満塁で打順が回る。塚本との対戦は2度目、斉藤監督からは「引っ張りに入れ!」と言われていた。
 外角への逃げる変化球と、シュート系の内角へ食い込むボールが織り交ざってくる。3ボール1ストライクと打者有利なカウントになった。ここで甘い球が来ない訳がない。ストライクが来たら絶対打つ! フォアボールを狙いたい気持ちを抑え込み、強気に打ちに出た。打球が鋭く三遊間を破る。
「ホームランで気持ちも乗ってたっていうのもありますけど、改めて野球は気持ちやな! って思いましたね」
 初めて徳島まで試合を観に来てくれた母の目の前で、ヒーローインタビューに応えている。あと1つ、あと1つで自身初の優勝に手が届く。
「うれしすぎます。うれしすぎてダメですね、こんなんじゃ。12時までにしときます。はしゃぐのは」
 ヒーローには試合後、取材が殺到している。荷物を抱えダグアウトから球場外へとつながる通路に出たのは、もう他に選手が誰もいなくなってしまったあとだった。蔵本公園の木立のなか、ベンチに腰掛けて待っていた母と、久し振りの対面を果たしていた。




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