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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2011/07/16(Sat)

エースの信頼感

四国アイランドリーグplus 2011 後期公式戦
2011.7.15. 徳島インディゴソックス 2‐9 香川オリーブガイナーズ 後期1回戦 <徳島・アグリあなんスタジアム> 観衆212人

香川OG 002 003 112| 9
徳島IS 002 000 000| 2

勝 高尾 9勝3敗
敗 河野 1勝4敗

バッテリー
香川OG 西村、高尾、山中、宇高 ‐ 西森
徳島IS 河野、岩崎 ‐ 山村

本塁打
香川OG 
徳島IS リ6号3ラン(6回、河野)

 15日、四国アイランドリーグplus後期公式戦、徳島インディゴソックス対香川オリーブガイナーズの後期1回戦(ナイトゲーム)が、徳島・アグリあなんスタジアムで行われた。
 愛媛マンダリンパイレーツとの4連戦を2勝2敗で終えた徳島ISが、後期公式戦3連勝の香川OGを迎え撃つ。香川OGにとってはこれが12日ぶりの公式戦、8日のJR四国戦(3‐1で勝利)以来、7日ぶりの実戦となる。
 先手を奪ったのは香川OGだった。3回表、徳島IS先発・河野章休(18歳)から八番・西森将司(23歳)が右中間を深々と破る三塁打を放つ。続く九番・林一茂(22歳)の適時中前打で先制すると、さらに一死一、三塁とチャンスを拡げる。三番・国本和俊(27歳)の遊ゴロの間に三塁から林が生還し、この回2点を挙げた。
 だが、徳島ISも3回裏、すぐ反撃に出る。香川OG先発左腕・西村拓也(21歳)から先頭の八番・中川竜也(21歳)が右翼手の頭上を越える二塁打で出塁すると、一死一、三塁として二番・東弘明(19歳)が右前に鋭く弾き返し1点を返す。再び一死一、三塁から三番・國信貴裕(28歳)の二ゴロの間に三塁走者が還り、2‐2の同点に追い着いた。さらに二死二塁と続くピンチに香川OGベンチはエース・高尾健太(23歳)をマウンドに送る。四番・大谷龍次(22歳)を変化球で三振に切って獲り、勝ち越しは許さなかった。
 前半を2‐2の同点で終えたあとの6回表、河野が再び香川OG打線につかまる。四球とヒットで二死一、二塁としたあと、六番・リ・ミョンファン(26歳、韓国)の打球は右翼フェンスを越える6号3ランとなり、香川OGが3点を勝ち越した。
 7回表にも1点を追加した香川OGは8回表から代わった左腕・岩崎雄也(23歳)も捉える。8回に1点、9回に2点を奪い試合を決定づけた。
 好投する高尾の前に4回以降、なかなかチャンスを奪うことができない徳島ISは7回裏、六番代打・大谷真徳(22歳)が一塁線を抜く二塁打で無死二塁のチャンスを作るが、後続が倒れ追加点が奪えない。高尾は5回と3分の1を投げて被安打3、無四球で徳島ISに1点も与えないままマウンドを降りると、9回裏を左腕・山中達也(22歳、元広島育成)、宇高直志(27歳)が無失点で乗り切った。
 大量14安打を放った香川OGが9‐2で徳島ISを下し、開幕から4連勝を挙げた。高尾がハーラー単独トップとなる9勝目を手にしている。
 徳島ISは10日の愛媛MP戦に続く連敗となり、4位のまま今季初の借金1を背負うこととなった。


『エースの信頼感』

 3回裏、2‐2の同点に追い着かれてなおも二死二塁、打席に四番・大谷龍次(22歳)を迎えた場面でマウンドに向かったのは、香川OGのエース・高尾健太(23歳)だった。変化球できっちり三振に獲りこのピンチを凌ぐと、8回まで無失点の好投を見せた。これで香川OGは後期に入り負けなしの4連勝、その内なんと3勝が高尾によるものである。
 試合後、上半身裸で右肩にアイシングを施しながら、ダッグアウト前にスパイクの土を落としに出てきた。
「別にそんな意識せんかった。いい感じでしたね。変化球が良かったから」
 試合の興奮がさほど試合後のコメントに如実に反映される選手ではない。いつものように淡々とした表情を見せる。
 試合の状況に関わらず、4回のマウンドからは高尾を送り込む予定だった。西田真二監督が言う。
「前期はいろんなピッチャーを使ってみて、後期は高尾中心にフル回転で行きますから。なんて言ったってウチのエースやからね! 選手たちは何も言わなくても分かってますから。残り28試合、ベストを尽くして戦うだけですよ。4連勝くらい意識することもない」
 エースが安定感のある投球を見せ、打線が14安打の猛攻で9点を奪う。投打がしっかり噛み合った香川OGの前に、徳島ISはなす術もなく敗れた。8安打、4本の二塁打を放つなど、得点圏に何度も走者を送っておきながら最後まで打線がつながらず、4回以降無得点に終わっている。
 高尾がまだグラウンド整備中のアグリあなんスタジアムのグラウンドに目をやりながら言う。
「この球場、相性いい。投げやすいですね」
 試合日程の都合上、香川OGにとっては12日ぶりの公式戦だった。一度、JR四国との交流戦を挟んではいるが、それから数えても7日ぶりの実戦である。休養十分! といった感じの圧巻の投球で徳島IS打線を無得点に封じ込めた。今日もいつも通り、特に気負ったところもない。
「『投げろ!』って言われたら投げるだけやから」
 自分の責任を淡々とこなせばいい。その裏には自分自身への大きな自信があるのだろう。3日で2試合、7イニングずつを投げ2勝を挙げた7月3日の高知FD戦以降、いつも通りの調整を続け、この登板を迎えた。ハーラー単独トップの9勝目を挙げると同時に、7奪三振で奪三振数も88となり、投手部門リーグ2冠の位置にいる。昨年の自分と比べても特に変わっているところはないと言う。だが、打者が高尾を捉えることができない。
「おまえ、すぐ勝つな!」
 そう声を掛けて来たのは、明日の先発を控えてネット裏から試合を観ていた徳島ISのエース・大川学史(25歳)だった。現在8勝、単独トップの座を高尾に奪われている。
「どうせ、すぐ追い着くでしょ?」
 三塁側ダッグアウトの前で、2人のそんなやりとりが続けられていた。
 4連勝と負けなしの香川OGだが死角がない訳ではない。ここまで試合間隔が空いたため高尾で勝ち星を稼ぐことができたが、来週からは通常の3連戦に戻る。すでに発表された前川勝彦(32歳、元近鉄ほか)の三重スリーアローズへの移籍など、前期の先発ローテーションは組めなくなっており、投手陣として万全とは言えない。これから続く夏の連戦をいかに乗り切るかが正念場になってくるだろう。
 しかし、そこで頼りになるもの。それこそがエースの信頼感である。




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