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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2011/06/25(Sat)

4年後の比嘉将太

四国アイランドリーグplus 2011 前期公式戦
2011.6.24. 愛媛マンダリンパイレーツ 3x‐2 香川オリーブガイナーズ 前期7回戦 <松山・坊っちゃんスタジアム> 観衆572人

香川OG 010 100 000| 2
愛媛MP 011 000 001x| 3

勝 中山 1勝1敗
敗 冨田 1勝2敗2S

バッテリー
香川OG 前川、冨田 ‐ 西森
愛媛MP 土田、入野、小林、中山 ‐ 笹平

本塁打
香川OG 
愛媛MP 比嘉1号ソロ(2回、前川)

 昨日(23日)、徳島インディゴソックスが前期優勝のマジックを「3」に縮めた。追う2位・愛媛マンダリンパイレーツにとっては、目の前の試合を1つ1つ獲って行く以外逆転への道は残されていない。残り6試合でゲーム差「3.0」を覆すことができるのか? 香川オリーブガイナーズを迎えての前期第7戦は、蒸し暑いホーム・坊っちゃんスタジアムでナイトゲームとして行われた。
 先手を獲ったのは香川OGだった。2回表一死、愛媛MP先発・土田瑞起(20歳)から五番・加登脇卓真(23歳)が中前打で出塁する。六番・リ・ミョンファン(25歳、韓国)はセンターの頭上を越える大きな適時三塁打を放ち1点を先制した。
 だが2回裏、たった3球で二死を奪った香川OG先発左腕・前川勝彦(32歳、元近鉄ほか)に対し、八番・比嘉将太(23歳)が食らい付く。ファウルで粘ったあとの7球目を左翼ポール際に運ぶ1号ソロですぐさま同点に追い着いた。
 勢いは3回裏も続く。先頭の一番・金城直仁(26歳)が一、二塁間を破ると、二死二塁として四番・武田陽介(26歳)の右中間を破る適時三塁打で愛媛MPが2‐1と逆転に成功した。
 リードを守りたい愛媛MPだったが4回表、土田がピンチに陥る。四番・中村真崇(27歳)、五番・加登脇に連続安打を許し無死一、二塁と走者を溜めると、六番・リに三遊間を抜ける左前適時打を許し二塁から中村が生還、香川OGが2‐2の同点に追い着いた。しかし香川OGはなおも続く無死一、三塁のチャンスを併殺打で逸する。三塁手・比嘉の好守にも阻まれ、追加点を奪えない。
 5回以降互いに勝ち越しの1点を奪えないまま、香川OGが9回表の攻撃を無得点で終える。9回裏一死、8回から前川に代わってマウンドに登った冨田康祐(23歳)に対し、愛媛MPは八番・比嘉が三塁への強襲安打で出塁する。続く九番代打・秋山繁(23歳)も右前安打で続くと、香川OGベンチは一番・金城を敬遠し、満塁策を採った。二死となり打席に入った三番・古卿大知(30歳)は冨田のストレートをきっちりと見極める。フルカウントからの6球目がボールとなり、押し出し四球で愛媛MPがサヨナラ勝ちを収めた。9回のマウンドに登った中山修一(19歳)が初勝利を手にしている。
 愛媛MPは徳島ISとの差を2.5に縮め、逆転Vへまた一歩前進した。香川OGとの前期最終戦となる第8戦は25日、西条市ひうち球場で13時より行われる。


『4年後の比嘉将太』

 負けの許されない残り6試合を前に、徳島ISがダブルヘッダーで香川OGをたたく完ぺきな仕事をやってのけた。マジックは『3』、逆転優勝をつかみ取りたい愛媛MPに大きなプレッシャーが圧し掛かる。
 だが、愛媛MPもホーム・坊っちゃんスタジアムのファンの前で香川OG相手に粘り強さを見せつけた。先制点を奪われた直後に追い着き、逆転を果たす。さらに9回裏、一死からのサヨナラ劇で歓喜の瞬間に酔いしれた。自ら追い風に乗る劇的な勝利である。星野監督が言う。
「相手が前川だったんで。意識の統一はしやすかったです。いいピッチャーだし、去年やられてましたから。集中力を持ってしやすいゲームでしたよね」
 前期優勝のために『絶対に勝たなければいけない!』ではなく、『前川を打ち崩すために何をすべきか?』選手たちはこの一点に集中して試合に臨んでいた。サヨナラ四球を選んだ古卿大知(30歳)も試合後、「前川さんに負けをつけたかった」とはっきり口にしている。
 1点を先制されたあとの2回裏、同点本塁打で試合の流れを引き戻したのは八番・比嘉将太(23歳)である。帰って来た4年前の首位打者が価値のある仕事をやってのけた。
「負けたらあとがないですから。1点獲られて監督に「自分のやるべきことをやれ」って言われました。練習でしてることを出そうと思ってました」
 初球外角高めのストレートを見逃した以外は、変化球にファウルで食らい付いていった。冷静さも保てている。三塁側ベンチから大きな声を張り上げていた香川OG・西田監督の声がはっきり耳に届いている。
「西田さんが『外に投げるな!』って言ってて、勝負球でインコース来るな! と思ってました。フォークとスライダーがファウルになって、真っ直ぐに合わせてました。(前川の)足の上げ方が大きくなって、肩も上がったので『真っ直ぐが来るな!』って」
 投球フォームが微妙に変化したことを見逃していない。スコアボードのスピードガンが「139㌔」を表示した内角高めのストレートを振り抜いたあと、打球はまったく見ないまま一塁に向け全力疾走している。
 早々に故障し、まだベンチに入れていなかった5月、「4年前と比べて明らかにレベルが高くなってる」と目を白黒させていた。9回裏のサヨナラ劇も比嘉の三塁強襲安打から始まっている。冨田康祐(23歳)のストレートを狙っていた。
「緩いカーブ、カーブできたので、緩いのを見せて早い真っ直ぐで来るなと思って」
 3打数3安打、星野監督は2回と4回、二死から簡単に終わらずヒットを放った部分を高く評価している。「簡単に三者凡退で終わらない」はチームとして取り組んでいる目標の1つである。
 ダッグアウト裏の通路で比嘉に話を聞いていると、鼻先に拳を作り「天狗になってるんじゃないか?」のポーズを作った星野監督がすぐ横を通り過ぎた。調子に乗りやすい比嘉の性格をよく分かっている。通路を折り返して横を再び通り過ぎるとき「7割は打てないんだからな!」と声を掛けて行った。
「自分の練習してることを。欲を出さずに練習してることをきっちり出したいと思います」
 最後まで砕けた笑顔は見せていない。それは4年前の比嘉将太とは明らかに違っていることである。




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