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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2011/05/19(Thu)

「とんかつパワーですねぇ!」

四国アイランドリーグplus 2011 前期公式戦
2011.5.17. 愛媛マンダリンパイレーツ 1-3 徳島インディゴソックス 前期6回戦 <愛媛・坊っちゃんスタジアム> 観衆523人

徳島IS 003 000 000| 3
愛媛MP 010 000 000| 1

勝 大川 4勝3敗
S 富永 0勝0敗7S
敗 古舘 2勝2敗

バッテリー
徳島IS 大川、岩根、バレンティン、富永 ‐ 藤田
愛媛MP 古舘、入野、中山 ‐ 笹平

本塁打
徳島IS 松嶋2号3ラン(3回、古館)
愛媛MP 

 首位・徳島インディゴソックスを愛媛マンダリンパイレーツが2ゲーム差の2位で追う。徳島ISの3勝1敗1分けで迎えた前期第6戦は、愛媛MPのホーム・坊っちゃんスタジアムでのナイトゲームで行われた。
 自ら志願して中2日の先発マウンドに登った徳島IS先発・大川学史(25歳)だったが、2回裏一死から五番・岡下大将(19歳)、六番・高田泰輔(22歳)に連打を浴びる。高田が二盗を成功させ一死二、三塁としたあと、七番・陽耀華(25歳、台湾)の打球は前進守備を敷く一、二塁間への高いバウンドのゴロとなる。捕った二塁手が一塁を踏む間に三塁から岡下が生還、愛媛MPが先制した。
 序盤2回を無失点に抑えた愛媛MP先発左腕・古舘数豊(22歳)だったが、3回表一死、八番・藤田卓(19歳)を四球で歩かせ、続く九番・関口大志(21歳)にも二遊間への内野安打を許し走者を溜める。初の一番に座った松嶋亮太(23歳)は初球を振り抜くと、打球は広い坊っちゃんスタジアムの左翼スタンドに突き刺さる2号3ランとなり、3‐1と徳島ISが逆転に成功した。
 大川は3回裏二死一、三塁、4回裏一死二、三塁のピンチをいずれも無失点でしのぎ、勝ち投手の権利を手にマウンドを降りる。愛媛MPは6回からマウンドに登った二番手・岩根成海(22歳)、8回からリリ-フしたバレンティン(23歳、ドミニカ)を打ち崩せないまま、9回裏最後の攻撃もクローザー・富永一(21歳)の前に三者連続三振に終わった。
 ワンチャンスをものにした徳島ISが3‐1で愛媛MPを下し連勝、対戦成績を4勝1敗1分けとし、ゲーム差を「3」に拡げている。大川が4勝目、富永がリーグ単独トップの7セーブ目を挙げた。愛媛MPは2位をキープしながらも、高知ファイティングドッグスと同率で並ぶ結果となっている。


『「とんかつパワーですねぇ!」』

 敵地でのヒーローインタビューに登場したのはもちろん、5回1失点で勝ち投手となった大川学史(25歳)と、試合を決める3ランを放った松嶋亮太(23歳)である。エースと新入団ながら首位打者に立つルーキーはプライベートでも仲がいい。
 大川にとっては3日前の香川オリーブガイナーズ戦(14日、アグリあなんスタジアム)で8回116球を投げており、中2日での先発マウンドである。この愛媛MP戦での先発を志願したのは香川OG戦終了直後のことだった。
「自分だけ結果でチームに貢献できてないし、4敗のうち3敗が僕なんで。(点の)獲られ方が悪かって、結果完封負けしましたから、試合終わってすぐに言いました」
 3失点の完封負けでチームの連勝を止めてしまった。3失点なら先発投手として十分責任の範囲内だが、悔いが残ったのは最初の失点である。初回、いきなり先頭打者を四球で歩かせ1点を失ったことに大きな悔いが残る。首位を独走するチームのなかで自分1人だけが足を引っ張ってしまっている。昨年チーム最多の12勝、リーグトップとなる5回の完封勝利を挙げたエースのプライドが傷ついていた。
「大川さんで勝ちたいって気持ちもあったんで。(志願の登板だったことを)そういうのも聞いてて、勝たせたいと思ってました」
 そう語ったのは松嶋である。完封負けした香川OG戦のあと、2人は帰り道の国道沿いにあるカツ丼で有名な店に立ち寄り、夕食を共にしていた。あの日の夜の大川の表情を一番近くで見ている。
 月曜日に掲載されたデイリースポーツのコラムに『脅威の七番』と書いた。ここまでの打率は.429とリーグトップタイであり、4月度月間MVPにも輝いている。好調さを買った斉藤監督は、この試合であえて一番に据えた。
 その最初の打席で最初の2球を見送り、ツーストライクと追い込まれている。9球粘ったのだが落ちる変化球を振らされ、空振り三振に終わった。持ち味は初球のストライクを見逃さない積極性である。それがここまでの好打率に結び付いているはずだった。
 1点を先制されたあとの3回表、一死一、二塁のチャンスに打席へと向かう背中に、斉藤監督はこんな声を掛けた。
「一番じゃないぞ! お前を一番にしただけだからな! 間違えたらダメだよ!」
 初の一番でのスタメンに、やはり気負っている部分はあったと言う。だが、斉藤監督に言われるまでもなく、もう気持ちは切り替わっていた。
「次の打席は初球から行ってやろうと思ってましたから。打席に入るときに『一番にいるだけだから!』って言われて…」
 インコースへの真っ直ぐ、やや低めの球を捉えると、打球は高い外野フェンスの上を越えレフトスタンドに突き刺さった。
「まさか入ると思わなくて。全力疾走でした」
 後半スタートとなる6回表、先頭打者として初球をライナーでセンター前へ運んでいる。4打席目も積極的に振って行き、三塁への内野安打と今日3安打を記録した。
 投のヒーローと打のヒーローが笑顔でマイクに答える。ヒーローインタビューを終えた2人が、何か話しながら笑ってダッグアウトへと戻って行った。松嶋に、何を話してたの? と聞いた。
「香川戦のあと、カツ丼の店に寄って。昨日も2人で『潦』(にわたずみ)ってとんかつ屋に行ったんですよ。中川(竜也、徳島IS)の実家なんですけど。『とんかつパワーですねぇ!』って」
 週末の3連戦から1日空けての4試合を、徳島ISは2勝1敗1分けで終えた。チーム内での良い空気感が、首位を独走する快進撃へとつながっている。




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