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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2011/04/04(Mon)

手応え

四国アイランドリーグplus 2011 『ソフトバンク杯』
2011.4.3. 香川オリーブガイナーズ 2‐2 福岡ソフトバンクホークス三軍 2回戦 <香川・レクザムスタジアム> 観衆902人

福岡SH 011 000 000| 2
香川OG 011 000 000| 2

バッテリー
福岡SH 有馬、怜王、内田、金 ‐ 拓也
香川OG 前川、河野、西村、酒井、冨田 ‐ 西森

本塁打
福岡SH 中西ソロ(2回、前川)
香川OG リ、ソロ(2回、有馬)

 香川OGがホーム・レクザムスタジアムにソフトバンク三軍を迎えた『ソフトバンク杯』前期2回戦は、昨日よりも一段と気温の下がった非常に冷たい空気のなかで行われた。
 2回表、香川OG先発の前川勝彦(32歳、元オリックスほか)からソフトバンク四番・中西健太が左翼スタンドへ本塁打をたたき込み先制点を挙げる。だが2回裏、香川OGも五番・リ・ミョンファン(25歳、韓国)がソフトバンク先発・有馬翔のストレートを右翼ポール際に放り込むソロ本塁打を放ち、すぐさま1点を奪い返した。
 3回表、ソフトバンクは二死満塁のチャンスをつかむと、四番・中西が押し出し四球を選び2-1と再び勝ち越す。しかし香川OGも二番・亀澤恭平(22歳)、三番・国本和俊(27歳)の連続長短打などで無死満塁とすると、五番・リの右犠飛により亀澤が生還、2-2の同点に追い着いた。
 4回以降、両チームの投手陣が要所を抑え、追加点を与えない展開が続く。ソフトバンクが13三振、香川OGも4回以降無安打の11三振を喫するなど、ともに打線がふるわず、あと1点が奪えないまま試合は2-2の引き分けに終わった。
 この結果、香川OGはソフトバンクとの対戦成績を2戦1勝1分けとし、ホームでの2試合を勝率10割で終えている。


『手応え』

 先発した香川OGの左腕、前川勝彦(32歳、元オリックスほか)は6回を投げ99球、2失点(自責1)、被安打3という結果だった。2回にソフトバンクの三番・中西健太に一発を浴びた。3回にも味方の失策からリズムを崩し、連続四球で1点を与えている。しかし、その後きっちりと立て直し、追加点を許さなかった。9つの三振を奪い、ある程度納得してマウンドを後続に譲っている。
「2回もあの失投1球やし、3回もたまたま入り(はいり)で失敗してカウント悪くして。でも、まぁ手応えもあったしね」
 昨年「結果を出して当たり前」という視線のなか、プレッシャーを跳ね返して残した結果が、23試合13勝1敗、防御率1.36という見事な成績だった。リーグMVPに輝き、NPB一軍レベルの実力を見せつけてシーズンを終えている。
 だが、シーズン終了後に臨んだNPB合同トライアウトでは、どの球団からも声がかからなかった。12月、高知球場で行われていたSKワイバーンズ(韓国)の秋季練習に入団テストを兼ねて参加している。そこでネックとなったのは球速である。「あと5㌔、最低でも145㌔は欲しい」という首脳陣からの要望に応えることができず、入団は見送られることとなった。球数制限のあるアメリカで経験した、打たせて獲る技術と、100㌫の力で投げなくても抑えられてしまうアイランドリーグの打者との対戦が、前川からスピードを奪ってしまった。
 今季、アイランドリーグで戦うモチベーションの拠り所はただ1つ、NPBへの復帰しかない。そのためにまずすべきことは、しっかり腕を振ること、そしてスピードを取り戻すこと、この2つに他ならない。
 今日の最速は3回表に出ている。前の打席で本塁打を浴びた三番・中西に対する4球目、スコアボードのスピードガンは143㌔を表示していた。
「もっと出るかな? と思とったんやけど。オープン戦の最後、高知戦(3月29日、志度)くらいから腕振ってきてる。とにかく腕振ることを意識してるんで」
 かなり冷え込んだナイトゲームのマウンドでつかんだ『手応え』は、これから始まるシーズンに向け、勝ち星以上に大きな自信へとつながっている。NPB復帰に挑む最初の第1歩で、まずまずのスタートを切ることができた。
 NPB復帰への道のりに、秋の合同トライアウトを待っている必要はない。まずは前期の内に実力を十分アピールし、移籍期限である7月31日までにどこかの球団から声が掛かるのを待つ。秋のドラフトで指名を待つほかのアイランドリーガーたちよりも、より「短期決戦」で勝負を懸ける必要がある。
 4回以降、5つの三振を次々と奪ってみせた好投を小林至氏(ソフトバンク取締役)がネット裏から見つめていた。隣でチャートを付けていたソフトバンクの若手投手たち数人に、こんな言葉を投げかけている。
「釈迦に説法かも知れないけど、どうしてあんな簡単に打ち取れるか分かる? ちゃんと考えながら見てる?」
 そのなかの1人が「見てます」と、小さな声で答えた。彼らにとっても得るもののある投球であっただろう。
 さぁ、今年も幕は切って落とされた。上へ向けてアピールを続けるアイランドリーグの長くて短い1年がまた始まった。そして、前川の挑戦も。




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