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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/09/24(Fri)

「思い切って楽しもう」

四国・九州アイランドリーグ2010 後期公式戦
2010.9.23. 高知ファイティングドッグス 4‐6 愛媛マンダリンパイレーツ 8回戦(後期最終対戦) <高知球場> 観衆631人

愛媛MP 310 000 020| 6
高知FD 103 000 000| 4

勝 岸敬祐 5勝9敗1S
S 徳田将至 0勝0敗5S
敗 濱田兼信 1勝1敗

バッテリー
愛媛MP 赤嶺、森、岸、能登原将、徳田 ‐ 岡
高知FD 武田、濱田、山隈、丸野 ‐ 飯田

本塁打
愛媛MP
高知FD 


 いよいよここからの4連戦で2010のレギュラーシーズンも幕を閉じる。香川・観音寺での首位・香川オリーブガイナーズ対大阪ゴールドビリケーンズ(JFBL)のゲームは雨のため早々と中止になった。2ゲーム差で香川OGを追う愛媛マンダリンパイレーツが、残り4戦で逆転首位の座を奪うことができるのか? 逆転リーグチャンピオンシップ出場を懸け、高知ファイティングドッグスは年間勝率2位の座を守り切ることができるのか? それぞれのチームにそれぞれの思惑が交差する。高知FD対愛媛MPの後期最終戦は、高知FDのホーム・高知球場で強い風がレフトからライト方向に吹くなか行われた。
 初回、高知FD先発・武田大輔(25歳)の立ち上がりを愛媛MP打線が捉える。2本のヒットと四球で無死満塁としたあと、四番・西村悟(27歳)が一塁線を抜く2点適時安打を放ち、たった12球で武田をマウンドから引きずり下ろした。無死一、三塁から二番手としてマウンドに登った左腕・濱田兼信(19歳)の暴投で1点を追加、まず3点を先制した。
 だが、高知FDもすかさず反撃に出る。愛媛MP先発・赤嶺祥悟(23歳)から一番・西本泰承(24歳)が右前安打で出塁すると、二盗にも成功し送りバントで一死三塁に。三番・梶田宙(27歳)の左犠飛により西本が生還、1点を返した。
 2回表、愛媛MPは先頭の九番・金城直仁(26歳)が四球を選ぶ。送りバントで二塁へ進んだあと見事な三盗を決め、一死三塁のチャンスをつかんだ。二番・高田泰輔(21歳)の打った遊撃手へのゴロを遊撃手がファンブルする間に三塁から金城が生還、4点目を奪った。
 3回裏、高知FDは先頭の九番・飯田一弥(24歳)が四球、一番・西本の遊撃手後方に落ちるテキサスヒットで無死一、二塁と走者を溜める。二番・流大輔(21歳)は2度の送りバント失敗のあと、5球目にバスターを敢行。これが右前への適時安打となり、1点を返した。さらに二死二、三塁として五番・村上祐基(23歳)が2点適時打となる中前打を放ち、4対4の同点に追い着いた。
 振り出しに戻った試合は中盤からこう着状態となる。ペースをつかんだ濱田は4回以降、追加点を与えないどころか6回まで愛媛MP打線を無安打に封じ込める。7回表先頭の九番・金城にバントヒットを許したが、この回も無得点に抑えた。愛媛MPも5回裏から赤嶺に代わり森辰夫(22歳)、6回裏途中から左腕・岸敬祐(23歳)と継投策で凌ぎ、走者を背負いながらも高知FDに得点を許さない。
 試合が動いたのは8回表、二死から愛媛MPの六番・古卿大知(30歳)が中堅左への二塁打を放つ。高知FDベンチは97球を投げた濱田に代え、三番手・山隈茂喜(27歳)をマウンドに送った。
 期待に応えたい山隈だったが打者2人に連続四球を与え、二死満塁とピンチを広げてしまう。九番・金城への押し出し死球で勝ち越しを許すと、一番・秋山繁(22歳)にも中前打を浴び、追加点を許した。
 8回裏の高知FDの攻撃を、セットアッパーとしてマウンドに登った四番手・能登原将(25歳)がピシャリと抑える。高知FDも8回裏途中からリリーフした四番手・丸野裕司(22歳)が9回表、愛媛MPの攻撃を三者凡退で抑え、反撃へのリズムを作った。
 9回裏、愛媛MPは満を持してクローザー・徳田将至(27歳)を投入する。2点差を追う高知FDは一番・西本、二番・流が連続安打で出塁し、一死一、二塁と一打サヨナラの場面を作る。だが徳田は三番・梶田を外角へのスライダーで空振り三振に獲ると、四番・龍央(中村竜央、29歳)にもスライダーをつまらせ、遊ゴロに打ち取った。
 愛媛MPが6対4で高知FDを下した。2イニングを抑えた岸が5勝目、徳田に5つ目のセーブポイントが記録されている。この結果、愛媛MPは首位・香川OGとの差を「1.5」に詰め、明日24日、逆転優勝を目指しレクザムスタジアムでの直接対決に臨む。
 高知FDは年間勝率2位確定へのマジック「3」が消滅。ナイトゲームで行われた長崎セインツ対徳島インディゴソックス戦(佐世保)で徳島ISが勝利したため、年間3位・徳島ISとの差を「0.5」まで詰められる結果となった。こちらも明日、高知球場で直接対決が行われる。


『「思い切って楽しもう」』

 16日、福岡・雁の巣から佐世保に移動しての連戦、そして20日、徳島・アグリあなんでのナイトゲームと、愛媛マンダリンパイレーツはキツい日程を戦ってきている。一昨日のオフを挟み、昨日はいよいよ最後の4連戦を前にしての練習日だった。「疲れた」などとは言っていられない状況が続く。古卿大知(30歳)が言う。
「でも、1日寝たらみんな大丈夫でした」
 4対4の同点、8回裏二死から勝ち越しへの口火を切ったのは古卿の一振りだった。こういう大事な試合ではやはり頼りになる。3度のリーグ優勝、昨年日本一の経験がある。焦れた展開にもまったく焦らず、しっかり自分のスイングに集中できていた。
「1発大きいのを狙って。内やったら(スタンドまで)行ってました。ちょっと外やったから。真っ直ぐ、真ん中外寄りです」
 ロングリリーフとなった濱田兼信(19歳)に疲れが見え始め、球が来ていない。ホームランを狙ってフルスイングした打球はセンターのやや左を越え、勝ち越しへの足掛かりを作る二塁打となった。
 9回裏、クローザー・徳田将至(27歳)が高知FDの反撃を浴びる。連打で一死一、二塁となり、ここで一旦タイムを掛けた。内野手がマウンドに集まる。
「みんなが『3連打はないやろ!』って言ってくれて」
 緊張で固まってしまいそうな空気のなか、野手からの一言が徳田をリラックスさせている。前の打席でレフト前ヒットを放っている三番・梶田宙(27歳)を外角へのスライダーで三振に獲った。続くバッターは四番・龍央(中村竜央、29歳)である。1発を浴びれば、この試合どころか後期優勝まで手から滑り落ちてしまう。
 ここでも古卿は確実な指示を出していた。徳田に一声掛けている。
「タツオさん、(初球の)入りからスライダー狙ってくるから。ボールから入った方がいい」
 5年間、同じユニフォームで戦った龍央のことは知り尽くしている。指示通り初球をボールから入り、2球目のスライダーをつまらせた。打球が二遊間へのゴロとなって転がる。頭から打球に飛び込んだ古卿が、立ち上がって自ら二塁ベースを踏み、ベース上で両手を天にかざした。球場を覆っていた緊張感が、一気にはじけた。
「(最後は)余裕ありました。あそこまで飛び込まなくても良かった(笑)」
 首位・香川オリーブガイナーズを追い掛ける立場である。目の前の試合1戦1戦を勝って行くしかない。当然、古卿もプレッシャーを感じながらこの試合に臨んでいる。だが、それ以上に強い気持ちがあった。
「そのプレッシャーもありましたけど、今シーズンあと4試合じゃないですか。思い切って楽しもうって。そっちの方が強かった」
 まだ、あと4つ試合ができる。優勝争いという緊張感のなかで戦うことができる。残り少なくなった今季のゲームを、楽しめなければ栄光には届かない。楽しむということは、普段の野球を、自分の野球をするということである。楽しめたからこのゲームを獲ることができた。
「負けてたら、あと3試合の意味がなくなる。まだ諦めていないぞ! ってところを見せたいです」
 目の前での胴上げは阻止した。さぁ、明日香川OGを倒して坊っちゃんスタジアムへ帰ろう。残り試合はあと3つ。




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