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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/07/17(Sat)

「3人で気持ち良く終わりたいと思って」

四国・九州アイランドリーグ2010 後期公式戦
2010.7.16. 徳島インディゴソックス 4‐10 長崎セインツ 1回戦 <アグリあなんスタジアム> 観衆352人

長崎S 001 110 034| 10
徳島IS 010 012 000| 4

勝 藤岡快範 3勝4敗
負 光安祐輝 2勝4敗

バッテリー
長崎S 藤岡、石田、土田 ‐ 熊本
徳島IS 角野、光安、岩崎、弦本、岩根 ‐ 山村

本塁打
長崎S 
徳島IS 


 両チームともに今日から4連戦を戦うその初戦、徳島ISがホーム・アグリあなんスタジアムに長崎Sを迎えた。後期リーグ戦の初戦に黒星発進となった徳島ISに対し、長崎Sはすでに3試合を消化し2勝1分けと、無傷での3連勝を狙う。試合はお互いに点の取り合いとなった。
 先制したのは徳島ISだった。2回裏、長崎S先発・藤岡快範(24歳)から先頭の四番・大谷龍次(21歳、元ロッテ育成)が遊内野安打で出塁する。二死三塁としたあと、藤岡が痛恨のボークで1点を失った。
 だが、長崎Sもすぐさま反撃に出る。徳島IS先発・角野雅俊(27歳)から2本のヒットと四球で一死満塁とすると、四番・根鈴雄次(36歳)の左犠飛で同点に追い着く。さらに4回表、六番・松原祐樹(27歳)、八番・渡邉裕起(24歳)の2本の二塁打で逆転に成功すると、5回表には七番・駒井昌之(24歳)の左翼手の頭上を越える適時二塁打で3点目を奪った。
 5回裏、徳島ISは先頭の七番・斎藤雅俊(23歳)が右翼線への三塁打を放ちチャンスメイクすると、九番・神谷厚毅(24歳)の右犠飛で1点を返し、2対3と差を1点に縮めた。6回裏にも藤岡に打線がたたみ掛ける。先頭の四番・大谷の左翼線二塁打などで無死一、三塁とすると、六番・白川大輔(22歳)の遊内野安打の間に三塁から大谷が生還し同点に追い着く。さらに無死一、三塁として七番・斎藤の打球は一塁へのゴロとなるが、これを捕った一塁手が本塁へ送球するも間に合わず(記録は一塁手の野選)、4点目を奪って逆転に成功した。
 逆に1点を追う展開となった長崎Sだったが、藤岡が7回裏の徳島ISの攻撃を三者凡退に切って獲り、攻撃へのリズムを作る。すると6回から角野に代わってマウンドに登っていた二番手・光安祐輝(24歳)が8回表に捕まった。
 一番・大西正剛(23歳)が今日3本目となる左前安打で出塁したあと、一死一、二塁の場面で徳島ISベンチは光安を下げ、左腕・岩崎雄也(22歳)を投入する。だが四番・根鈴は一、二塁間を破る適時打を放ち、長崎Sが4対4の同点に追い着いた。徳島ISはワンポイントリリーフの岩崎に代え、弦本悠希(21歳)をマウンドに送るが、二死満塁から七番・駒井に中前への2点適時打を浴び、4対6と逆転を許した。
 長崎Sの猛攻は9回表にも続く。相手失策と打撃妨害、四球で一死満塁とすると、四番代打・林孝明(23歳)が右翼線に2点適時二塁打を放つ。さらに二死二、三塁から六番・松原が2点適時打となる中前へのテキサス安打を放ち4点を追加、試合を決定付けた。
 7回を投げた藤岡に代わり8回を左腕・石田大樹(21歳)、9回を土田瑞起(20歳)が徳島IS打線を無得点に封じ込め、長崎Sが10対4で徳島ISを下した。
 長崎Sは後期無傷の3連勝で単独トップに立つと、藤岡が5月21日以来約2ヶ月ぶりとなる白星を手にしての3勝目を挙げた。徳島ISは後期開幕から連敗でのスタートとなり、明日鳴門・オロナミンC球場で行われる2回戦に雪辱を期する。


『「3人で気持ち良く終わりたいと思って」』

 7月19日まで長崎Sはビジターでのゲームが続く。この4戦が終れば7月23日からの7試合はホーム・佐世保で戦うことができる。古屋剛監督(長崎S)が言う。
「ビジターで前期勝ってないんで。ビジターだと観客がいない分、ベンチからしっかり声を出さなきゃならない」
 後期初戦の愛媛マンダリンパイレーツ戦(7月4日、坊っちゃん)をドローでスタートし、7月10日、11日の高知ファイティングドッグス戦(高知)を連勝して終えた。苦しいはずのビジターゲームで結果を出してきている。しかも0対4をひっくり返した愛媛MP戦から始まり、すべて先制された試合を逆転しての3試合負けなしである。ビジターでは特に「チームが1つにならなければならない」という気持ちが選手それぞれに浸透していることはもちろん、「リードされてもまだまだいける!」という粘り強さが形となって現れ始めている。
 今日の試合も先制したのは徳島ISだった。だが、3回表に長崎Sが1点を返し同点にすると、4回5回と追加点を奪う。だが、徳島ISも負けてはいない。5回に1点を返すと6回裏に長崎Sのミスを突き、逆に1点リードを奪ってみせた。2回以降毎回得点の入る展開は、3対4と長崎Sが1点ビハインドのまま7回表の攻撃を終えていた。
 ここまでの球数は105球、谷口功一コーチは7回のマウンドの前に、先発の藤岡快範(24歳)に「もう1回行くか?」と尋ねている。気持ちは決まっていた。
「気持ち良く終われなかったんで、3人で気持ち良く終わりたいと思って『行きます』と言いました。毎回のようにランナーが出るんで、最後に3人で終わりたかった」
 7回裏を完璧に抑えてマウンドを降りよう。自分自身に課したノルマを果たすため、集中した1イニングに変化球も活きた。スライダーとカーブのコントロールはこれまでの6イニングよりも精度を増し、イメージしたところを突く。二番から始まる上位打線をきっちり9球で打ち取って三者凡退に封じ込めると、劣勢だった試合の流れを止めた。
「7回をゼロで抑えた。あそこが大きかったですね。結果的に逆転されても『いけるんじゃないか?』って気持ちがある」
 古屋監督もこの回の投球を評価した。
 終盤にもう一度試合をひっくり返す力が今のセインツにはある。選手たちそれぞれの胸にはそんな強い想いが自然と宿っている。残り2回の攻撃を前にうまく試合のリズムを変えた藤岡の好投が、二桁得点を奪っての逆転劇を呼び込んだ。気持ち良くマウンドを降りたいと思って登った7回のマウンドは、2ヶ月近く遠ざかっていた白星へとつながった。
「ずっと勝ち負けつかなかったんで、勝って嬉しいです。今はチームが勝てそうな感じがする」
 これが「勢いに乗る」ということだ。長崎Sが後期のスタートダッシュを決めて単独首位に立った。あえて聞いてみた。逆に言えば、今は負けそうな気が…?
「しないですね」
 額からまだ流れる汗に顔を光らせながら、しっかりとそう呟いた。




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