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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/07/02(Fri)

新居浜では、何かが起きる

四国・九州アイランドリーグ2010 前期公式戦
2010.7.1. 愛媛マンダリンパイレーツ 8‐9 香川オリーブガイナーズ 8回戦(前期最終戦) <新居浜市営球場> 観衆148人

香川OG 210 204 000| 9
愛媛MP 070 001 000| 8

勝 高尾健太 8勝4敗
S キム・ギョンテ 0勝0敗3セーブ
負 中山修一 0勝1敗

バッテリー
香川OG 上野、高尾、伊藤、キム ‐ 藤嶋、西森
愛媛MP 亮、山下、中山、岸 ‐ 松原、岡

本塁打
香川OG 加登脇卓真1号ソロ(2回、亮)、加登脇2号ソロ(4回、山下)
愛媛MP 松原準1号ソロ(6回、高尾)


 昨日(30日)、高知ファイティングドッグスが星を落としたため、香川OGが同率首位に並んだ。前期優勝争いは明日(2日)、レクザムスタジアムで行われる直接対決で決着を見る。その前に行われる愛媛MPとの前期最終戦を勝利で飾り、良い流れのなかで最終戦に臨みたいところだ。
 愛媛MPの選手たちは3日間の休養でリフレッシュしている。6月に入って1勝8敗2分けの悪いムードをここで一気に払拭させ、後期へと結び付けたい。
 試合は序盤から大荒れの展開となった。香川OG打線が1回表、愛媛MP先発・亮(赤嶺亮、24歳)の不安定な立ち上がりを捉える。三番・大松陽平(19歳)の三遊間を破る先制打などで2点を先制した。2回表にも下顎骨折のケガから復帰し、八番・一塁手としてスタメン起用された加登脇卓真(23歳、元巨人)が、右翼ポール際にライナーで飛び込む1号ソロ本塁打を放ち、3点のリードを奪った。
 しかし2回裏、愛媛MPが怒涛の反撃を見せる。香川OG先発・上野啓輔(24歳)から連打で一死二、三塁とすると、八番・増田康弘(23歳)が中前に適時打を放つ。九番・松原準(26歳)の打席で上野の暴投に捕手の悪送球が重なり走者2人が生還、同点に追い着いた。さらに一死一、二塁として二番・秋山繁(22歳)は右中間を深々と破る2点適時三塁打を放ち逆転に成功する。愛媛MPの猛攻はまだ止まらない。再び上野の暴投の間に三塁から秋山が生還したあと、二死三塁の場面に五番・西村悟(27歳)が左翼線への適時二塁打を放つ。打者11人の猛攻で7点を奪うビッグイニングを作った。
 だが香川OGは意気消沈することなく4点差を追いかける。4回表、二番手・山下良太(24歳)から八番・加登脇が2打席連続となる2号ソロ本塁打を右翼スタンドにたたき込む。九番・藤嶋紀之(22歳)、一番・大原淳也(26歳)がヒットで続き、二番・笠井要一(24歳)が中前に落ちるテキサス適時打と、この回4連打で2点を挙げ、差を2点にまで詰めた。
 6回表にも香川OG打線が爆発する。5回表からマウンドに登った三番手・中山修一(18歳)から3連打で一死満塁とすると、中山が痛恨のボークを犯し1点差に。二番・笠井が中前に弾き返し遂に同点とすると、三番・大松の中前打で走者2人が生還。4点を挙げ、逆に愛媛MPから2点のリードを奪った。
 だが、愛媛MPも引き下がらない。6回裏、3回からマウンドに登った二番手・高尾健太(22歳)から九番・松原が左翼スタンド場外に消える特大の1号ソロ本塁打を放ち、1点差とした。
 香川OGは7回裏から伊藤秀範(27歳、元ヤクルト)、8回裏から左腕キム・ギョンテ(34歳、韓国)をマウンドに送ると、愛媛MP打線はまったくチャンスを作ることができない。最後は四球で出塁した打者に代わって代走として出場した寺嶋祐介(24歳)が牽制球で刺されるというあっけない幕切れでゲームセットとなった。
 両チーム併せて23安打を放っての打撃戦は、9対8と4点差を跳ね返しての見事な逆転勝ちで香川OGが制した。この結果、前期37戦目で高知FDをかわし、遂に今季2度目となる単独トップに躍り出ている。二番手として好投を見せた高尾が8勝目、キムが3つ目のセーブポイントを挙げた。
 明日の前期最終戦で高知FDを下すか引き分ければ、香川OGの前期逆転優勝が決まる。最終戦で王者が決定するのは6年間の四国・九州アイランドリーグの歴史のなかで初めてのこととなる。


『新居浜では、何かが起きる』

 6回に逆転に成功したあとも、西田真二監督(香川OG)の気合いの入り様は尋常ではなかった。選手交代を球審に告げに行くときも、回りがびっくりするような大声を出している。
「気合い入っとるからな! 気合い!」
 まさに『闘将』と化していた。だが、気合いの裏には冷静な読みがある。
 新居浜市営球場で香川OGが試合を行うのは今季初、遡っても07年の9月以来のことになる。かつて愛媛MPの監督も務めた西田監督には『経験』があった。二番手として4イニングを投げ、8勝目を挙げた高尾健太(22歳)が言う。
「昨日から監督言ってたんですよ。『新居浜はなんかあるぞ!』って」
 両翼91㍍、中堅118㍍と狭く、ホームランが出やすい。乱打戦になる可能性が高いことは最初から判っていた。3点リードしたあとに7点を奪われ試合をひっくり返されても、ベンチはまったく焦らなかった。天野浩一コーチが言う。
「ここは何か起きるからって、4点差になっても諦めずに行こうって言ってました」
 4回表に加登脇卓真(23歳、元巨人)の2打席連続となる2号ソロを含む4連打で2点を、6回表には5連打で4点を挙げ、逆転勝利を現実のものにしている。何かが起こると信じた新居浜で、イメージを現実のものにした。
 それにしてもここに来て、香川OG打線の好調さが目立つ。27日の高知FD戦(高知球場)での11安打に続き13安打と、2試合連続での2桁安打を放っている。一番・大原淳也(26歳)、三番・大松陽平(19歳)が2安打、二番・笠井要一(24歳)が3安打と勢いづいてきた。上位打線がチャンスメイクするだけでなく、下位打線が作ったチャンスを上位がヒットでつなぎ、得点へと結び付けている。本来ならほぼメンバーを固定するはずの西田監督が、洋輔(近藤洋輔、28歳)を外してまでスタメン起用した加登脇がズバリ当たるなど、采配も冴えている。
 試合後、西田監督はインタビューから逃げる茶目っ気まで見せていた。
「昨日、長崎が勝ってくれたんで。高知が負けてくれて、今日こっちが勝つことに越したことはないんでね。まぁ自力(優勝)が復活したんでね。直接対決で決められる。アイランドリーグ史上初の最終戦での優勝決定やからね。明日は前川が投げるんで、向こうも吉川。エース対決やから」
 勝率7割を超える2強が最終戦でぶつかる大一番となった。27日、高知球場でのダブルヘッダー第1試合で投げ合った両左腕、香川OG・前川勝彦(31歳、元オリックス)と高知FD・吉川岳(24歳)が再び合いまみえる。前回の試合は3対3のドローのまま決着が着かなかった。香川OGは万全を期すため、今日の試合に前川を帯同させていない。
 西田監督に「やはり、ロースコアの展開になりますかね?」と聞いた。
「それはわからんね。とにかくウチは気合入れて!」
 勝負師としての知恵。大一番は気合で勝つ。




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