• プロフィール

    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

  • FC2カウンター

  • FC2オンラインカウンター

    現在の閲覧者数:
  • COUNTER & RANKING

    FC2 Blog Ranking

    バナーをクリックお願いします。

    あと、拍手もよろしく。

  • カレンダー(月別)

    05 ≪│2017/06│≫ 07
    - - - - 1 2 3
    4 5 6 7 8 9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 -
  • 検索フォーム

  • 天気予報


    -天気予報コム- -FC2-
  • メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

  • フリーエリア

  • ブログ内検索


--/--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Home | Category : スポンサー広告 |  Comment  |  Trackback
2010/07/01(Thu)

疲労困憊

四国・九州アイランドリーグ2010 前期公式戦
2010.6.30. 高知ファイティングドッグス 1‐2 長崎セインツ 8回戦(前期最終戦) <高知球場> 観衆178人

 長崎S 000 000 020| 2
高知FD 001 000 000| 1

勝 石田大樹 4勝4敗
S 小林憲幸 0勝0敗6セーブ
負 野原慎二郎 9勝2敗

バッテリー
 長崎S 本田、藤岡、石田、土田、小林 ‐ 富岡、熊本
高知FD 野原 ‐ 飯田

本塁打
 長崎S 
高知FD 


 高知FDはこの試合のあと、いよいよ前期最終戦・香川OGとの直接対決を迎える。香川OGの試合予定がなく、先に37試合目を戦ったあと、明日行われる香川OG対愛媛MP戦の結果を待つことになる。星勘定も気になるところだが、勝って最終戦・38試合目への勢いをつけたいところだ。昨日の雨は上がったものの、蒸し暑さの残る高知球場で試合は行われた。
 初回に二死一、三塁、2回に一死三塁と、立ち上がりからピンチに立たされた長崎S先発左腕・本田茂雄(24歳)だったが、うまく要所を締め高知FD打線に得点を許さない。しかし3回裏、高知FDは一番・安田圭佑(22歳)が三遊間を破り出塁すると、二番・流大輔(21歳)の送りバントで二塁へ進む。さらに三盗も成功させ一死三塁のチャンスをつかんだ。三番・梶田宙(27歳)の打球はボテボテの内野ゴロとなるが、前進守備の遊撃手が本塁に送球できず安田が生還、先制点を奪った。
 一昨日の香川OG戦(6月28日、レクザムスタジアム、雨天ノーゲーム)に先発し、中一日でマウンドに登った高知FD右のエース・野原慎二郎(25歳)は、抜群の安定感を見せ7回まで無失点、許したヒットは2本という見事な投球で連投の疲れを感じさせない。だが8回表、長崎Sの代打攻勢に捕まった。
 長崎Sは七番代打・安田慎太郎(25歳)、八番代打・駒井昌之(24歳)の連続安打などで一死一、二塁とすると、昨季まで高知FDの一員だった一番・大西正剛(23歳)が一、二塁間を破る。二塁走者・駒井は三塁を回ったところで一度ストップするが、右翼手がファンブルしたのを見て本塁突入を図る。クロスプレーとなったが捕手・飯田一弥(24歳)のブロックの前に憤死し、二死一、二塁となった。しかし、野原の疲れはピークに来ており、次の二番・水口大地(21歳)にも右前適時打を浴び同点を許す。さらに三番・野澤潤一郎(19歳)にも三遊間を破られ、二塁から大西が生還。長崎Sが二死からの3連打で逆転に成功した。
 高知FD打線は4回以降、長崎Sの継投策に得点を奪えないまま、8回裏を四番手・土田瑞起(20歳)、9回裏を小林憲幸(25歳、元ロッテ育成)の前に無得点に終った。
 長崎Sが2対1と前期最終対決を制し逆転勝ち、対戦成績を3勝5敗として4位・愛媛MPとの差を0.5差にまで縮めた。
 高知FDは22勝9敗と勝率で香川OGと並び、同率首位で並んだ。明日の香川OG戦の結果を待って、いよいよ2日にレクザムスタジアムで行われる前期最終戦・香川OGとの決戦に挑む。


『疲労困憊』

 一昨日、バケツをひっくり返したような大雨と雷で雨天ノーゲームとなった香川OG戦で67球、その4日前の愛媛MP戦(6月24日、マドンナスタジアム)で8回を投げ123球を投げている。6日間で190球を投げていた野原慎二郎(25歳、高知FD)だったが、打たれたと言っても8回表の2失点だけである。先発としての仕事は十二分に果たしていた。
 マスクを被った飯田一弥(24歳)が言う。
「いやぁ、攻められないっスね、野原さんは。9回2失点で。1対0でプレッシャーかかっただろうし」
 ベストコンディションではないにしろ、7回まで無失点、ヒットはたった3本しか許していない。投球数も76球、1イニング平均11球という実に安定感のある投球を見せていた。
 ポイントとなったのは8回表、一死一、二塁として打席に一番・大西正剛(23歳)を迎えた場面だった。外角へのストレートとファウルでツーストライクに追い込んだ。飯田は3球目に外角へのボール球を要求する。すでに野原のヒジから下、上腕の筋肉はパンパンに張っており、スピードが出せる状態ではなくなっていた。コースはボールだったのだが、ほんの少し内に入った。元々ボールにしようとしていた球である。勝負に行った球ではない。追っ付けて打った打球で一、二塁間を破られた。
「マサ(大西)への1球ですね。0-2からの。得点にはならなかったですけど、あれを野原さんが引きずった」(飯田)
 続く二番・水口大地(21歳)に右中間方向へ運ばれ、遂に同点を許す。三番・野澤潤一郎(19歳)にはそれまでスライダーがまったく合っておらず、前の打席でも三振に獲っている。だが、すでに限界に来ている今のスライダーでは空振りは奪えず、ファウルで粘られた。フルカウントのあとの7球目、外角を狙ったストレートが逆球となり、甘い高さで内角へと入った。三遊間に運ばれた打球を見た大西が、二塁から一気に本塁突入を狙う。クロスプレーは大西の足の方が一瞬速く、飯田のミットからはボールがこぼれていた。背中に一瞬走った激痛に、苦悶の表情を浮かべているのがマスク越しにでも判る。
 疲労困憊なのは野原だけではない。投手陣以上に野手が、特に正捕手としてマスクを被り続けている飯田の身体も悲鳴を上げている。6月27日、高知球場で行われた香川OGとのダブルヘッダー、その第2試合でバックネット方向へのファウルフライが上がったときに背中から腰の筋肉を捻挫させた。その日はさすがに途中交代したが、翌日からも痛み止めを飲みながら試合に出続けており、ノーゲームとなった香川OG戦も含めれば4日連続でマスクを被り続けている。徐々に痛み止めの効果もなくなり始めていた。
「あのクロスプレーのときはさすがにヤバかったですね。マジでピキッ! って来る感じ。ヘルニアとかじゃないんで、歩けないとかはないんです。だったら試合に出られないですけど」
 4日間の内に6試合、正確には5試合と半分をこなした。1勝3敗1分けと星は大きく落としたものの、まだ首位から陥落した訳ではない。並ばれただけだ。今季の高知FDは二死走者なしから集中打がうまれることが少なくない。追い込まれてからがこのチームの見せ場だと思えば、前期の見せ場は次の最終戦だろう。1日置いたあと、明後日が勝負だ。疲れているなどとは言っていられない。
「1日空いて良かったです。あした練習なんですけど、1日置いてゆっくりさせてもらって、1回リフレッシュして頑張ります」
 球場を出て行く飯田の表情は、まったく曇ってはいなかった。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
スポンサーサイト
Home | Category : 四国・九州アイランドリーグ2010 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

トラックバック ▼


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント ▼


    
Home Home | Top Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。