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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/06/17(Thu)

5つ目の引き分け

四国・九州アイランドリーグ2010 前期公式戦
2010.6.16. 徳島インディゴソックス 0‐0 高知ファイティングドッグス 6回戦 <アグリあなんスタジアム> 観衆325人

高知FD 000 000 000| 0
 徳島IS 000 000 000| 0
※ 9回リーグ規定により引き分け

バッテリー
高知FD 吉川 ‐ 飯田
 徳島IS 大川 ‐ 山村

本塁打
高知FD 
 徳島IS 


 徳島ISのホーム、アグリあなんスタジアムに高知FDを迎えての前期6回戦は、両先発投手が互いに譲らない投手戦となった。
 1回表、5月度の月間MVPに輝いた徳島IS先発・大川学史(24歳)が立ち上がりを打者3人で仕留める。高知FD先発左腕・吉川岳(24歳)は1回裏、先頭打者を四球で歩かせたものの、盗塁を試みた一塁走者を捕手・飯田一弥(24歳)が見事な送球で補殺、こちらも初回を3人で終えた。
 徳島ISは2回裏、一死から五番・山村裕也(22歳)が三塁への内野安打で出塁すると、二盗を成功させ得点圏に進む。制球をやや乱した吉川から二死満塁のチャンスをつかむものの、九番・猪澤海(21歳)が二ゴロに倒れ、先制点を挙げるには至らなかった。
 毎回走者を背負いながらも要所をきっちりと締める吉川だったが、5回裏にも味方守備陣の連続失策で一死一、二塁のピンチに陥る。二死二、三塁としながら三番・斎藤雅俊(23歳)を外角へのストレートで空振り三振に切って獲り、この回も無失点で凌いだ。
 大川も素晴らしい投球で得点を許さない。前半5回を九番・飯田の左前安打1本に抑えると、6回以降も低目へのチェンジアップが冴え、高知FD打線を無失点に封じ込める。9回を投げ終え散発2安打無失点、6つの三振を奪って味方の反撃を待った。
 今季3度目のサヨナラ勝ちを決めたい徳島ISは9回裏、一死から五番・山村が今日3本目となる安打を中前に運び、出塁する。だが後続の援護がないまま、最後の打者が吉川のスライダーの前に空振り三振となった。
 試合は両チームとも得点のないまま、9回リーグ規定により0対0の引き分けに終わった。この結果、徳島ISが残り試合を全勝しても上位2チームの勝率を超える可能性が消え、前期逆転優勝の夢が幻となった。現在首位を走る高知FDと、それを1.5ゲーム差で追う2位・香川OGとの間で前期王者が争われることになる。


『5つ目の引き分け』

 試合時間は2時間22分と短く、放ったヒットは高知FDが2本、徳島ISが5本とどちらも少ない。現在リーグトップの防御率1.22(6月15日現在)を誇る昨年の年間最優秀選手・吉川岳(高知FD)と、5月度の投手部門月間MVP・大川学史(24歳、徳島IS)との投げあいは、お互いにまったく譲らない投手戦となった。
 最初に得点のチャンスが訪れたのは徳島ISである。だが、初回無死一塁のチャンスを三振併殺で潰し、2回裏二死満塁のチャンスも凡打で三者残塁と、無得点に終った。吉川の不安定な立ち上がりを捉えきれず、先制点を奪えなかったことがあとから大きく響く。
 吉川も走者を背負いながら要所を締め続ける。何よりも初回の四球以外、先頭打者を出塁させなかった。ストレートの精度が良くなかったところを早めに修正し、攻め方を変えている。
「インコースが攻めれなくて、真っ直ぐの質が悪すぎました。開き直って「外」に切り替えてから結果いいタマ行ったんで。今日はもうスラ(スライダー)ですね。やっぱり生命線なんで。低目いいとこ突けて内野ゴロ多かったし」
 5回裏、内野手の2つのエラーで生まれた一死一、二塁のピンチを乗り切ると、その後は徳島ISに二塁を踏ませない好投で9回を投げ抜いた。
 だが、抑え込まれていたのはむしろ高知FDの方である。大川の変化球の前に打線が沈黙を続けた。得点圏に走者を進めたのは6回表、二番・流大輔(21歳)が左翼線にヒットを放ち、二盗を成功させた場面たった一度である。
 前回(6月2日、高知FD戦(蔵本)、3対4)の先発で四番・龍央(中村竜央、29歳)にスリーランを浴びるなど6回4失点(自責4)と打ち込まれ、味方が奪ってくれた先制点をフイにしてしまった反省をここで活かした。大川が語る。
「チェンジアップを振ってくれたんで、カウントも空振りも獲れました。ゼロに抑えれば負けることはないんで、いつか獲ってくれるやろと思いながら。ランナーが出てからは注意しようと。それまでは大胆に行こうと思ってました」
 7回表、三者凡退に終わりはしたものの、四番・龍央に右飛、五番・梶田宙(27歳)に中直と、高目に浮いたボールを捉えられた。だが、次の8回表にしっかり低目に投げ、再び三者凡退で終えたことできっちり修正ができた。「いける!」と自信を持って最終回のマウンドに臨んでいる。
 0対0のスコアレスドロー。だが、この引き分けは徳島ISにとって「負け」にも等しい引き分けである。逆転優勝のためには残り試合をすべて勝つしかなかった状況で、残り8試合に全勝したとしても高知FD、もしくは香川OGの勝率を上回れなくなった。追撃の目はここで潰えた。
 試合内容では徳島ISにやや分があったが、リーグ戦という長いスパンで見れば、高知FDの安定感がここでも発揮されたというべきだろう。勝てなくても負けない。リーグ新記録の12連勝を達成した勢いは、連勝が途絶えた今でもまだ残っている。5つの引き分けが現在の高知FDの強さの象徴である。定岡智秋監督(高知FD)が言う。
「負けんかったから良かった。今年のええところは引き分けが多いところやから。18日の直接対決で勝たないかん。香川の負けを待つより、ウチが勝てばいいことやから」
 2位とのゲーム差は「1.5」、明日(17日)の愛媛MP戦でもし香川OGが敗れれば、高知FDにマジック「5」が点灯する。直接対決はあと3つ。前期優勝へのサバイバルレースは、いよいよクライマックスへと突入する。




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