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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/06/05(Sat)

「いいチームになってきたかな? と思います」

四国・九州アイランドリーグ2010 前期公式戦
2010.6.4. 香川オリーブガイナーズ 4‐5 徳島インディゴソックス 6回戦 <レクザムスタジアム> 観衆527人

 徳島IS 100 210 001| 5
香川OG 100 100 110| 4

勝 弦本悠希 1勝0敗2S
負 橋本亮馬 0勝1敗8S

バッテリー
 徳島IS 竹原、片山、岩崎、岩根、弦本 ‐ 山村
香川OG 上野、前川、キム、橋本 ‐ 上ノ下、西森

本塁打
 徳島IS 
香川OG 


 前期リーグ戦逆転Vを狙うためには、ここからの1戦ずつが負けられない戦いになってくる。徳島で行われた先週の3連戦に、2位・香川OGは3位・徳島ISに対し1勝2敗と負けを先行させている。場所を香川OGのホーム・レクザススタジアムに移し、香川OG対徳島IS戦、前期6回戦が行われた。
 試合は初回から点の奪い合いとなった。1回表、徳島ISは香川OG先発・上野啓輔(24歳)から一番・関口大志(21歳)がセーフティバントを決め出塁する。すぐさま二盗に成功したあと、二番・斎藤雅俊(23歳)がバントで送り一死三塁に。三番・國信貴裕(27歳)が先制の適時中前打を放ち、たった9球で1点を奪う電光石火の攻撃を見せた。
 香川OGも負けていない。約2ヶ月振りのマウンドとなる徳島IS先発・竹原俊介(26歳)から一番・大原淳也(25歳)が遊失策で出塁すると、二番・笠井要一(24歳)の左前安打などで一死一、三塁のチャンスをつかむ。四番・洋輔(近藤洋輔、28歳)が左翼線に同点打となる二塁打を放ち、試合は降り出しに戻った。
 4回表、徳島ISは四番・大谷龍次(元ロッテ育成、21歳)、五番・山村裕也(22歳)が連続安打を放ち、無死一、三塁に。六番・猪澤海(21歳)の左犠飛により三塁から大谷が勝ち越しのホームを踏んだ。さらに二死二塁として八番・東弘明(18歳)の投ゴロを上野が一塁に悪送球する間に二塁から山村が生還、2点のリードを奪った。
 竹原に代わって4回裏からマウンドに登った徳島ISの二番手・片山正弘(25歳)だったが、一死から六番・藤嶋紀之(21歳)に右前安打を許す。八番・上ノ下健(27歳)の中前打で二死一、三塁としたあと、九番・甲斐弘樹(18歳)の右前適時打により香川OGが1点を返した。
 5回表、徳島IS打線がまたも上野に襲い掛かる。一番・関口が今日3本目となる左前安打で出塁すると、二番・斎藤は高目のボール球を二塁ベースと中堅手の間に落とすバスターエンドランを決め、無死一、三塁とした。三番・國信がきっちりと中犠飛を上げ関口が生還、1点を奪い返し再びリードを2点に拡げた。
 5、6回を無失点に抑えた片山だったが7回裏、ファウルを連発して粘りまくる九番・甲斐を四球で歩かせる。続く一番・大原は一、二塁間を破るヒットエンドランを成功させ、無死一、三塁に。徳島ISベンチは次の左打者、二番・笠井の場面で左腕・岩崎雄也(22歳)をマウンドに送るが、投手強襲ゴロの間に三塁から甲斐が生還、香川OGが3点目を奪い1点差まで差を詰める。
 香川OGは8回裏にも徳島ISの四番手・岩根成海(22歳)から七番・大野武洋(23歳)の中前打などで一死一、三塁とチャンスメイクする。岩根に代わりマウンドに登った徳島ISの五番手・弦本悠希(20歳)から、九番・甲斐の遊ゴロ封殺打の間に1点を奪い、4対4の同点に追い着いた。
 6回以降、前川勝彦(元オリックス、31歳)、キム・ギョンテ(韓国、34歳)の継投の前に追加点を奪えないまま最終回の攻撃を迎えた徳島ISは、クローザー・橋本亮馬(27歳)の前に二死走者なしまで追い込まれる。しかし、本当のドラマはここから始まった。
一番・関口の打った強いゴロが一塁ベース手前で跳ね上がると、打球は右翼線に転がる二塁打となり、勝ち越しの走者が二塁に出る。二番・斎藤が四球で歩き二死一、二塁としたあと、三番・國信が一塁線ギリギリを鋭く抜く適時二塁打を放ち関口が生還、徳島ISが土壇場で勝ち越しの1点を奪った。
 逆転を許した香川OGは、一死から途中出場の三番・金井雄一郎(26歳)が右前安打で出塁するも、二盗に失敗しチャンスをつぶす。クローザー・弦本の前に四番・洋輔が三振に倒れ、徳島ISが5対4で香川OGを下した。
 弦本が初勝利、橋本に今季初の黒星が付いている。徳島ISは香川OGとの対戦成績を3勝3敗のタイとし、2位とのゲーム差を2.5ゲームまで縮めた。逆に香川OGは首位・高知FDが勝利したため、首位との差を2.5ゲームまで拡げている。熱戦の続く香川OGと徳島ISとの2位争いは、明日もレクザススタジアムで13時から第7回戦が行われる。


『「いいチームになってきたかな? と思います」』

 じわじわと追い上げられ、遂には8回裏、2点のリードを失ってしまった。9回表のマウンドに登ったのは、ここまで早くも8つのセーブを記録しているクローザー・橋本亮馬(27歳)である。最初の打者、八番・東弘明(18歳)が遊ゴロに倒れ、九番・神谷厚毅(24歳)もアンラッキーな遊直で二死となった。
 最後まで諦めない。口で言うのは簡単だ。だが、現在の徳島ISというチームは、本当に最後の最後まで諦めていない。首脳陣が伝え続けてきた熱が、確実にチームに浸透している。堀江賢治監督が言う。
「最後まで諦めない。それだけの気持ちは練習のときから持っているし、それがあれば結果に出ますから」
 9回二死、走者なしからがこの試合のクライマックスとなる。
 5度目の打席に入ろうとしていた一番・関口大志(21歳)は長打を狙おうと思っていた。初球のストレートを思い切り振りに行き、バックネット方向へのファウルになる。ワンボールツーストライクと追い込まれたあと、4球目のフォークボールを右方向へ引っ張った。一塁ベースの手前に掘れていたくぼみに当たり、打球が高く跳ね上る。一塁手・国本和俊(26歳)の頭上を越えた打球は右翼線へ転々と転がった。
「最後まで諦めない気持ちを持ってました。抜けてくれたかな? と思った。ゲームをきっちり取っていけば、まだ可能性はあると思うんで」
 二番・斎藤雅俊(23歳)がしぶとく選んで四球をもぎ取る。自分に回せ! と思っていた三番・國信貴裕(27歳)が、ゆっくりと球審の後ろを通り、左打席へと足を踏み入れた。斎藤への配球を見ていて感じたことがある。
「思いっきり振るだけですよね。その前、斎藤のときに、変化のあとに真っ直ぐで(ストライクを)取りに行ってた」
 斎藤に対して初球の変化球がボールになったあと、2球目を外角へのストレートで並行カウントに戻している。それを狙った。ワンボールのあと、真ん中内角よりに来たストレートを捉える。鋭い当たりが一塁手・国本の右を襲う。
「抜けろっ!」
 頭から飛びついていった国本のミットよりも速く、打球は右翼線へと転がって行く。スタンドからの大歓声のなか、二塁ベースに達した國信が背中を丸めながら地面に向かって大きく「よし!」と叫んだ。
 土壇場からの2本の長打で勝ち越した。徳島IS12本、香川OG11本と、共に二桁安打を記録しての点の取り合いは、最後に徳島ISが競い勝っている。殊勲の國信が言う。
「先制して同点に追い着かれて、それを追い越して。凄いいい試合じゃないですか。しんどい試合ですけど、いいチームになってきたかな? と思います」
 3時間18分の大熱戦は、観ている側にとっても手に汗握る激闘だった。戦っている選手たちは尚更だろう。歓喜のあとの三塁側ダッグアウトには、少なからず疲労感も漂っている。だが、勝利のあとならそれもすぐ吹き飛ぶ。
 上位との直接対決に最後の最後まで勝負を捨てず、劇的な勝利を収めた。このチームは本当に強くなった。そう感じさせる粘り強さがある。その強い気持ちを結果で表したのは、福岡RWの魂を徳島ISに注ぎ込んだ2人、関口と國信だった。




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