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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/05/29(Sat)

3連戦、初戦

四国・九州アイランドリーグ2010 前期公式戦
2010.5.28. 徳島インディゴソックス 13‐6 愛媛マンダリンパイレーツ 3回戦 <オロナミンC球場> 観衆251人

香川OG 000 001 500| 6
徳島IS 304 141 00×| 13

勝 大川学史 4勝0敗
負 宇高直志 3勝1敗

バッテリー
香川OG 宇高、西村、西崎、杉尾、深沢 ‐ 西森、上ノ下
徳島IS 大川、角野、岩崎、岩根 ‐ 山村

本塁打
香川OG 
徳島IS 大谷龍次4号ソロ(3回、宇高)


 3位で追走する徳島ISが首位に立つ香川OGを鳴門で迎え撃つ。徳島ISのホームゲームで行われる3連戦、その第1ラウンドが鳴門・オロナミンC球場で行われた。徳島IS・大川学史(24歳)、香川OG・宇高直志(26歳)と、共に3勝負けなし同士の先発となった。
 立ち上がり、大川が香川OG打線を三者凡退で終えたのに対し、宇高は初回から目下チーム打率.254、5球団中トップと絶好調の徳島IS打線に捕まる。二死一、三塁から五番・山村裕也(22歳)に三塁線を抜かれての適時二塁打で先制点を許すと、さらに六番・國信貴裕(27歳)に右翼手の頭上を越える2点適時二塁打を浴び、初回に3点を失った。
 徳島ISは3回裏二死からも重厚な攻撃でたたみ掛ける。四番・大谷龍次(元ロッテ育成、21歳)の左中間スタンドにたたき込む4号ソロ本塁打で4点目を奪うと、中前打で出塁した五番・山村を六番・國信が中堅手の頭上を越える適時三塁打で還し5点目を挙げる。宇高のボークで三塁から國信が生還、さらに七番・白川大輔(元ロッテ育成、21歳)の左中間を破る三塁打、八番・東弘明(18歳)の左翼フェンスを直撃する適時二塁打と、長打4本を含む5連打で一気に4点を追加した。
 4回裏にも一死満塁から六番・國信の遊ゴロの間に1点を、5回裏にも九番・猪澤海(21歳)の中越え三塁打、二番・斎藤雅俊(23歳)の中越え二塁打で2点を奪い、宇高をマウンドから引きずり降ろす。徳島ISは二番手・西崎康真(24歳)から三番・関口大志(21歳)がまたも中堅手の右を大きく越える適時三塁打を放ち斎藤が生還する。関口も宇高の暴投の間に本塁生還を果たし、前半で12点の大量リードを築いた。
 味方打線が奪ってくれた大量リードに応え、大川も前半5回をヒット2本と無失点投球を続ける。だが6回表、九番・甲斐弘樹(18歳)、一番・大原淳也(25歳)の連続安打で無死一、三塁とすると、ボークで1点を失った。
 しかし6回裏、徳島ISは中前打で出塁した八番・東を一塁に置いて、九番・猪澤が右翼線へ2打席連続となる三塁打を放ち香川OGを突き放す。
 7回表、疲れの見え始めた大川を香川OG打線が捉える。五番・国本和俊(26歳)が右翼線への二塁打で出塁したあと、四球とヒットで無死満塁とすると、5回からマスクを被った八番・上ノ下健(27歳)が右前に適時安打を放つ。さらに九番・甲斐の押し出し四球、一番・大原の中前適時打で3点を奪った。打者一巡の猛攻を見せる香川OGに対し、徳島ISベンチはエース・角野雅俊(27歳)をマウンドに送る。四番・洋輔(近藤洋輔、29歳)に押し出し四球を与えたものの、後続の打者2人を三振に切って獲り、このピンチを凌いだ。
 7点差をひっくり返したい香川OGだったが、8回表のマウンドに登った左腕・岩崎雄也(22歳)、同じく9回表に登板した・岩根成海(22歳)の前に追加点を奪うことができない。9回表、二死一、二塁と走者を溜めたが、最後の打者が遊ゴロ封殺に倒れた。
 徳島IS打線が15安打と爆発、13‐5で香川OGを下した。大川が無傷の4連勝目を手にし、今季香川OGから3戦目で初勝利を挙げた。首位との差を3ゲームに縮めている。香川OGは首位をキープしているものの、試合のなかった高知FDと同率で並ぶこととなった。



『3連戦、初戦』

 徳島ISが練習しているグラウンドの空気が、一瞬凍りついたのは2日前のことである。投手の牽制、クィックなど、走者を置いて内野手との連係を行っていたときに堀江賢治監督が雷を落とした。プレーに関わっている者はともかく、関わっていない者が1球に集中しておらず、「我、関せず」のような状態になっている。個人個人が勝手なことをしてていいのか? めったに声を荒げることのない堀江監督が怒りをあらわにしたことは、チームに欠けているものをもう一度見つめ直す良いきっかけとなった。
 翌日の練習から、雰囲気がまったく違っている。
「昨日、ガツン! と言ってやったんだけど、今日はもう動きがいい! いい!」
 叱咤を素直に受け止め、気持ちを完全に入れ替えていた選手たちに、堀江監督も大きな手応えを感じていた。この香川OGとの3連戦が前期優勝を占う意味でいかに大事か。そのことは十分承知している。3連戦を獲るためにまず、初戦の先制点を獲る。
 先制打となった左翼線二塁打を放った山村裕也(22歳)にも一昨日のカツは効いていた。
「みんな人任せじゃないと言うか。斎藤さん(雅俊主将)もよく言ってるんですけど、次につなぐには自分がしっかりしないとダメじゃないですか。オレが打ったらつなげられる! くらいじゃないと。(一昨日は)僕もポロポロしてて、監督から『レギュラー捕手なんだから』って言われて、そういう立場でしっかりやらなあかんねんなぁと…」
 正捕手に認められた嬉しさと同時に、新たな責任感にも目覚めている。
 3回裏、二死から大谷龍次(元ロッテ育成、21歳)が左中間に放ったソロ本塁打が打線に火を点ける。実は初回、一死一、二塁の場面で三ゴロ封殺に倒れていた。チャンスに四番としての仕事ができなかった屈辱が、2打席目の初球を狙った一振りにつながっている。
「(最初の打席の)1球目、2球目めっちゃ振れてて。打席入る前にピッチャー見てたら、スライダーキレてるなぁと思ったんですけど、バッターボックス入ったら『あれ?』って感じだったんですよ。ゲッツーにならなかったのが助かりました。(2打席目は)インハイ…真ん中高目です。打った瞬間行ったと思いました。みんな次につなごう、簡単には終らないぞ! って気持ちがある。3連戦は意識してました。監督、コーチからもずっと言われてて」
 気持ちがつながるように打線がつながりを見せる。4本の長打を含む5連打で4点を追加した。試合前、香川OG編制部長・吉田一郎氏が言っていたことが現実になった。
「徳島は怖いんよ。振り回してこん。そのかわりシンプルにセンター狙って来るやろ。ウチはあれにようやられるから…」
 15安打の内、大谷の左中間本塁打も含めればセンター方向への打球が9本、そのなかで強いフォローの風に乗った長打が6本もある。コンパクトにセンター方向を狙う。その打球が驚くほど伸びた。チームとして取り組んできたことが大きく結果に表れている。
 なんと言っても大きかったのは六番・國信貴裕(27歳)の2発である。6回表の守備から退いたが、長打2本、4打点をバットで稼ぎ出している。
「自分らも優勝狙ってるんで。アタマは大事だったし、獲れたのはめちゃくちゃでかい。でかいですけど…明日っスね」
 外野の芝生の上でクールダウンのストレッチをしながらそう言い残している。まだたかが3連戦の頭を獲っただけ。大事なのはこれを明日もつなげられるかどうかなのだ。高知FDで優勝経験のあるチームリーダーには、浮かれている様子などこれっぽっちもなかった。




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