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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/05/25(Tue)

踏ん張りどころ

四国・九州アイランドリーグ2010 前期公式戦
2010.5.24. 香川オリーブガイナーズ 4‐2 愛媛マンダリンパイレーツ 5回戦 <レクザムスタジアム> 観衆598人

愛媛MP 010 000 001| 2
香川OG 200 100 10×| 4

勝 前川勝彦 6勝0敗
S 橋本亮馬 0勝0敗8S
負 森辰夫 2勝2敗

バッテリー
愛媛MP 森、篠原、能登原 ‐ 松原
香川OG 前川、橋本 ‐ 西森

本塁打
愛媛MP 西村悟4号ソロ(9回、橋本)
香川OG 洋輔1号2ラン(1回、森)


 香川OGと愛媛MPの今季5回戦は、特に香川OGにとって負けられない試合である。2位・高知FDとのゲーム差が「0」のため、この試合にもし敗れれば4月11日の単独首位以来初めて2位に転落することになる。午前中に降った雨もすっかり上がり、晴れ間の見えるレクザススタジアムでのナイトゲームで試合が行われた。
 初回、香川OG打線が愛媛MP先発・森辰夫(21歳)に襲い掛かる。一番・大原淳也(25歳)が三遊間への内野安打で出塁すると、森のボークにより二塁へと進む。二死二塁として四番・洋輔(近藤洋輔、28歳)は、スライダーを左翼スタンドに運ぶ1号ツーランを放ち、香川OGが2点を先制した。
 だが2回表、愛媛MPも反撃に出る。香川OG先発左腕・前川勝彦(元オリックス、31歳)から五番・西村悟(26歳)、六番・古卿大知(29歳)が連続安打で出塁し、一死一、三塁と走者を溜める。七番・大津慎太郎(25歳)への初球を前川が暴投する間に三塁から西村が生還し、1点を返した。
 4回裏、香川OGは二死から打線のつながりを見せる。六番・舟生源太(20歳)、七番・大野武洋(23歳)の連続安打で二死一、二塁とすると、八番・西森将司(22歳)が一塁手のミットの下を抜く右翼線適時二塁打を放ち、舟生が生還。3点目を奪った。
 前川の好投の前に3回以降ヒットの出ない愛媛MPは7回表、五番・西村の左翼フェンス直撃二塁打で無死二塁のチャンスをつかむ。しかし後続に1本が出ないまま、この回も無得点で終える。
 逆に香川OGは7回裏、この回からマウンドに登った二番手・篠原慎平(19歳)を捉え、七番・大野が左前安打で出塁する。二死三塁として一番・大原の適時中前打で4点目を奪った。
 なんとか追い着きたい愛媛MPは8回表、一死から一番・金城直仁(25歳)が右翼手の頭上を越える三塁打で出塁し、再び得点圏に走者を置く。二番・増田康弘(23歳)も右前安打で続くが、金城がスタートを切れず生還できない。一死一、三塁のまま三、四番が倒れ、この回も無得点で終えた。
 9回表、8回を投げた前川に代わり、クローザー・橋本亮馬(27歳)がマウンドに登る。五番・西村に左翼ポール直撃の4号ソロ本塁打を浴びたが、後続をきっちり打ち取り逃げ切った。
 香川OGが4対2で愛媛MPを下し、首位の座を守った。前川はハーラー単独トップとなる無傷での6勝目を挙げ、橋本が早くも8個目のセーブポイントを獲得している。愛媛MPは22日の高知FD戦に続いての連敗となり、香川OGとの対戦成績を1勝4敗と大きく負け越すこととなった。


『踏ん張りどころ』

 この試合を香川OGがもし落とせば順位が入れ替わる。4月11日以来、守り続けてきた単独首位の座から転落してしまう。だが、四番を任された洋輔(近藤洋輔、28歳)の頭のなかで、そんなことはさほど大きなプレッシャーになってはいない。もっと他に意識するべきことがあった。
「(首位陥落は)あんまり意識してなかったですね。それよりも森に結構やられてたんで、去年から。それの方が頭にありました。僕らがずっと森を苦手にしてて」
 愛媛MPの先発・森辰夫(21歳)をいかにして攻略するか? 前回対戦した大洲でのゲーム(5月16日、愛媛MP4‐9香川OG)では、試合が中盤から後半に差し掛かったところでなんとか捕まえ3点を奪っているが、序盤5回まではヒット1本に抑え込まれている。
 香川OGは試合前、今日最初のミーティングで森対策についてのデータを確認しあっている。これまでの対戦での投球チャートを洗い直してみたとき、はっきりとした特徴が現れていた。自分に対する攻め方についても一定の結果が出ている。洋輔はその話を聞きながら、対戦イメージを膨らませていた。
「半分変化球なんですね。どのバッターに対しても。狙ってみる価値あるんとちゃうか? 僕に対しても、カウント揃えてのスライダー…みたいな」
 試合は初回、まず香川OGにチャンスが訪れる。一番・大原淳也(25歳)が遊撃への内野安打で出塁すると、三番・金井雄一郎(26歳)への投球がボークと判定され、二塁を陥れた。
 四番・洋輔に打順が回ってきたのは二死二塁の場面だった。打席に入るときに考えていたのは、球種についてである。
「真っ直ぐ3つ来たら、見逃し三振でもええわ」
 それくらいの気持ちを持っていた。ストレートを捨て、変化球1本にタイミングを合わせる。初球、2球目のスライダーが共に外れ、ツーボールとなった。3球連続でスライダーが来るのか? だが、気持ちをぶらさなかった。内角高目から真ん中に入ってきたスライダーを捉えた打球は、左翼へと高く舞い上がる。一塁へと向かいながら、少しつまったと思った。だが打球はスタンドへと届く。
 先制した2点が愛媛MPに大きく圧し掛かる。大きく立ちふさがった前川勝彦(元オリックス、31歳)の前に、愛媛MP打線は逆転の芽をことごとく摘み取られている。徳俵に足がかかりながら、香川OGが土俵際いっぱいで踏ん張った。
 西田真二監督も久々の笑顔を見せている。
「洋輔がようやく四番の仕事をしたということですね。『ようやく』と書いといて!」
 指揮官も気持ちの上で守りになど入っていない。「負ければ首位から転落でしたが?」という質問にも、
「首位転落とかまだまだ。6月は試合数が多いしね」
 と、一笑に付している。まったく慌ててなどいなかった。
 だが、依然として不安要素はある。左腕を骨折した中村真崇(26歳)に復帰のメドが付き、近々打撃練習が再開できつつあるものの、智勝(近藤智勝、27歳)のケガの状態はやはり安心できない状態が続いている。鼻骨骨折、さらには眼底下骨折も確認されており、とても復帰はいついつまでに、などと言っていられないのが現状だ。下顎骨折の加登脇卓真(22歳)もグラウンドに姿は見せているものの、試合復帰までにはまだ時間がかかる。
 香川OGにとってはこれが19試合目、ようやく前期の折り返し地点である。昨年の同時期、首位を逃げ続けた長崎Sと逆の立場でこれからの19試合を戦わねばならない。ここからが踏ん張りどころだ。
 洋輔が言う。
「ケガ人が出てから、逆にチームが1つになってきてる。泥臭く行きたいと思います」
 ピンチのなかにチャンスあり。それは試合の流れのなかでも、シーズンの大きな流れのなかでも、そして人生においても。




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