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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/05/06(Thu)

「『青』で勝てて良かった」

四国・九州アイランドリーグ2010 前期公式戦
2010.5.5. 徳島インディゴソックス 3‐2 愛媛マンダリンパイレーツ 6回戦 <オロナミンC球場> 観衆441人

愛媛MP 101 000 000| 2
 徳島IS 011 100 00×| 3

勝 大川学史 1勝
S 弦本悠希 1S
負 山下良太 1敗

バッテリー
愛媛MP 山下、入野 ‐ 岡
 徳島IS 大川、弦本 ‐ 山村

本塁打
愛媛MP
 徳島IS


 3位・愛媛MPと4位・徳島ISとの3連戦は、1勝1敗で3戦目を迎えた。昨日(4日)、アグリあなんで徳島ISが勝利したことにより、今季の対戦成績を徳島ISの3勝2敗と勝ち星で上回っている。ゲーム差0.5で迎えた試合の舞台は、徳島ISのホーム、鳴門・オロナミンCスタジアムである。海から吹く強い風に煽られ、スコアボード上の球団旗と共に並んだ2匹の鯉のぼりが勢い良く大空を舞っていた。
 試合は序盤から1点を争う追いつ追われつの展開となる。1回裏、愛媛MPは今季初先発の徳島IS・大川学史(24歳)の立ち上がりを攻め、三番・武田陽介(25歳)の左前適時打で先制点を奪う。2回裏、徳島ISもこれが今季公式戦初登板となる先発の山下良太(25歳)から、七番・猪澤海(21歳)が逆風を突いて中堅手の頭上を越える適時二塁打を放ち、同点に追い着いた。
 愛媛MPは3回表、二死三塁から四番・西村悟(26歳)が左前に適時打を放ち1点を勝ち越す。しかし徳島ISも3回裏、三番・関口大志(21歳)の中前適時打で再び同点に追い着いた。
 4回裏、徳島ISはこの回2四死球と制球の定まらない山下から一死満塁のチャンスを得ると、九番・國信貴裕(27歳)がきっちりと左犠飛を上げ、勝ち越しに成功した。
 味方の反撃に大川も次第に安定感を増す。4回以降、愛媛MP打線をヒット1本に抑え込み8回を2失点、先発として十分な投球で後続にマウンドをつなぐ。9回表のマウンドに登った弦本悠希(20歳)が愛媛MP最後の攻撃も無得点に封じ込めた。
 徳島ISが3対2で愛媛MPを下し、1点差のゲームを逃げ切っている。大川が今季初先発初勝利、弦本が初セーブを記録した。またチームは今季初の連勝で勝率を5割に戻し、単独の3位へと浮上している。愛媛MPは2日連続で順位を下げ、4位に転落となった。


『「『青』で勝てて良かった」』

 大川学史(24歳、徳島IS)にとって今日の先発マウンドを一言で表すならば、「やっと来た!!」という感じである。自主トレ、キャンプと、開幕に向けてのカウントダウンが進むなか、他の投手たちに比べて調整に大きく遅れを取ってしまった。脇腹に痛みが走る肋間神経痛で投げ込みができず、ようやく痛みが治まったと思っていた3月中旬、調整に焦り、今度は肩を痛めた。圧倒的な投げ込み不足でフォームもバラバラのまま固まっていない。公式戦2度目の登板となった4月11日、サーパススタジアム(現・レクザススタジアム)での香川OG戦では、1回3分の2を投げ4失点(自責4)、4つの四球で自らピンチを招き、連打を浴びるという最悪のマウンドを経験している。
 再び実戦で投げられるメドがついたのは5月1日、蔵本での長崎S戦に登板し、1回3分の2を無失点に抑えてからである。ゴールデンウィーク最終日は7日間で6試合をこなす長い連戦の最終日でもある。昨日の試合後、堀江賢治監督は、
「大川が前回のピッチングしてくれたら…」
 と、祈るような気持ちを吐露していた。
 勝率5割復帰を賭けた大事な試合のマウンドの前に、特別な言葉は何も掛けていない。とても強心臓などとは言えない大川を、無言のまま送り出している。
 大川自身にとってもこの試合に賭ける気持ちは強い。待ちに待った先発登板ではある。だが、大きなリスクも感じている。
「今日ダメだったら当分の間は声かからないだろうな、と思っていましたから。かなりプレッシャーは感じてました。最初の力みはそれだと思います。『打たせるか!』、『1点もやらんぞ!』と思ってましたから」
 初回、内野安打を許した走者を自らの一塁牽制悪送球で三塁に進め、先制点を与えてしまった。だが、味方打線はすぐ同点に追い着いてくれた。2回、3回と四球での出塁を許しながら2度の暴投でピンチを拡げ、再び逆転を許してしまう。1歩間違えば即自滅してしまいそうな不安定なマウンドのなか、それでも味方打線は再び同点に追い着き、試合を降り出しへと戻してくれた。
「獲られた分獲ってくれたんで。味方が獲ってくれるから、自分ひとりで抑えようっていう気持ちがなくなりました。凄い周りが投げやすい雰囲気を作ってくれて。多分、森山さん(一人コーチ)がみんなに言ってくれてるんだと思いますけど、『落ち着いて!』とか『いいボール行ってるよ!』とか声を掛けてくれた。あそこで点獲ってくれたってのが一番ですね。1点獲って追い着いてくれて、そのままいい流れで行けました。途中からは試合にも慣れてきたし」
 立ち上がり3イニングにあれだけバタバタと不安定だった投球が、4回表を境にして劇的に姿を変える。カットボールが冴え始め、さらにカウントを稼ぎに行くチェンジアップと、低めに沈めて空振りを奪うチェンジアップが何度も決まった。4回以降、8回までに許したヒットは1本しかない。5回表、三番・武田陽介(25歳)に捉えられたホームラン性の打球も、強い風に押し戻されフェンス一杯のところで右翼手のグラブのなかに収まっていた。流れは一塁側に味方していた。
「前半のピッチングのまま代えられてたら、また悩んでたと思います。そこから立て直せたのが自分でも良かった。今後にもつながるのかな、と思います」
 今季は2色のユニフォームを日毎に使い分けて試合に臨んでいる。たまたま新しい白のユニフォームのときにしか勝っておらず、青のユニフォームを着て勝ちたいと思っていた。シーズンの最初に支給される3枚のユニフォームの内、白は1枚しか支給されていない。青で勝てていないということは、連勝ができていないということを意味していた。
「『青』で勝てて良かったです。今まで『青』で勝ててなくて、まだ『白』でしか勝ってなかったから」
 青で勝った。投手を支えた野手と、野手に助けられた投手の踏ん張りで勝った。インディゴブルーで勝った。




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