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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2009/08/27(Thu)

『手応え』、『それぞれのフィールドで』

四国・九州アイランドリーグ2009 NPB交流戦
2009.8.27. フューチャーズ 5-4 四国・九州アイランドリーグ代表 <埼玉県営大宮野球場> 

IL 300 000 001| 4
F 000 002 03×| 5

勝 田中
S 三橋
敗 土田瑞起

バッテリー
IL 吉川、高尾、松居、土田 ‐ 飯田、西森
F 塚本、矢貫、西村、星野、西野、田中、三橋 ‐ 山本大、小山田

四国・九州IL代表選抜メンバー
左 YAMASHIN(高知FD)
ニ 西本(高知FD)
三 檜垣(愛媛MP)
右 末次(長崎S)
三 中村(福岡RW)
D 高田(愛媛MP)
中 増田(福岡RW)
遊 水口(長崎S)

本塁打
IL YAMASHINソロ(1回、塚本)

 四国・九州アイランドリーグ代表チームがフューチャーズに挑んだ第2戦は、場所を鎌ヶ谷から埼玉県営大宮球場に移して行われた。フューチャーズの先発は昨年晴れて東京ヤクルトへ育成入団を果たしたサブマリン・塚本浩二である。
 1回表、その塚本から一番・YAMASHIN(26歳、高知ファイティングドッグス)がスライダーを右翼スタンドへ叩き込む先頭打者本塁打を放つ。さらに四番・末次峰明(25歳、長崎セインツ)がバットを折りながら右前に適時テキサス安打、六番・高田泰輔(20歳、愛媛マンダリンパイレーツ)の左中間を抜く適時二塁打で3点を先制した。
 1、2回を吉川岳(23歳、高知FD)、3、4回を高尾健太(21歳、香川オリーブガイナーズ)が無得点に抑えると、5回裏の攻撃も三番手・松居伊貴(23歳、香川OG)が無得点に抑え、3点のリードを保って前半を終えた。
 しかし6回裏、フューチャーズ打線に松居が捕まり打者2人に連続安打を許す。さらに三番・籾山にも三遊間を破られると、この回から左翼手に入った増田康弘(22歳、福岡レッドワーブラーズ)が打球をファンブルする間に二塁走者が生還。さらに1点を追加され、リードは1点に縮まった。
 四国・九州IL打線は2回以降、フューチャーズ投手陣のこまめな継投の前にパーフェクトに抑えられ一向にチャンスを作ることができない。8回裏、7回からマウンドに登った土田瑞起(19歳、長崎S)が二番・山本和に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びるなど、無死二、三塁のピンチに陥る。一死二、三塁としたあと、四番・佐藤の遊ゴロから三塁走者が三本間に挟まれたが、狭殺プレーの間に三塁手・中村真崇(25歳、福岡RW)が本塁に悪送球し走者2人が生還、逆転を許した。代わった四国・九州IL代表の五番手・竹原俊介(25歳、徳島インディゴソックス)も右前適時打を許し、逆に2点のビハインドを背負った。
 9回表、先頭の二番・西本泰承(23歳、高知FD)が右中間を破る三塁打で出塁すると、三番・代打荒張裕司(20歳、徳島IS)も左翼フェンス直撃の二塁打で続き1点を返した。さらに走者を溜め二死満塁と一打勝ち越しの場面に、八番・西森将司(21歳、香川OG)はフルカウントから外角低目のストレートを見逃し、三振に倒れた。フューチャーズの前に4対5とあと1点及ばず、今回の対戦成績を1勝1敗とした。
 代表チームは試合終了後に解散し、バスで羽田へ移動のあと、各チームの地元へとそれぞれ戻る予定。明日からの公式戦に備えることになる。


『手応え』

 試合開始直後、カウントワンストライクワンボールからの3球目である。真ん中から少し内角よりに入ってきたスライダーを叩いた打球がいい角度で舞い上がった。YAMASHIN(山本伸一、26歳、高知ファイティングドッグス)のひと振りは、両翼99mの高い外野フェンスを軽くオーバーして行く先頭打者ホームランとなった。
 昨年の関東遠征、2試合目の浦和球場でもやはり本塁打を放っている(08年7月28日、フューチャーズ戦第3打席、4回に右中間へソロ本塁打。投手黒滝(千葉ロッテ))。
「こっちの方が向きいいんですよ! 関東方面の球団でお願いします!」
 しっかりアピールしてみせた2試合となったが、YAMASHIN辺りになるとまったくNPBに対しても臆するところがない。四国・九州アイランドリーグの公式試合球が昨年まで使用していた物よりも質が良くなり、以前よりはかなり飛ぶようになった。しかし、NPBの試合球はさらに弾きがいい。昨日の打撃練習後にも、
「飛びすぎて…。勘違いしますわ」
 と苦笑いを見せていた。だから「伸び伸びバットを振れる」という部分もやはりあるのだろう。その結果が昨日、18安打を放っての大勝に繋がっている。
 しかし、今日は同じようには行かなかった。先発の塚本浩二が2回表をきっちり三者凡退で抑えると、以降8回まで5人のピッチャーの前に四国・九州IL打線はパーフェクトに抑え込まれた。
 森山良二監督(福岡RW)が試合後、
「昨日の大勝で、『絶対今日は負けられない!』ってところもあったでしょうしね」
 と語っていたが、その通りだろう。
「初回ホームランが出て良かったし、連打で点を獲ったのに残念です。8回の先頭バッター(土田瑞起(19歳、長崎S)が一番・仲澤にフォアボール)を出して、そのあとランダンプレーでミス。あれがいけなかった。9回もノーアウト2塁ですからね。同点にはしないといけない場面だった。でも「対等だ」って言うか、自分たちの方が劣ってないってことが解ってくれたと思います。僕は最初からそう言ってるんだけども」
 投手陣は5回まで無失点に抑えリードを守った。試合を分けたのは守備のミスである。6回裏に松居伊貴(23歳、香川OG)が浴びた3連打のあと、8回裏に土田が出したフォアボールと長打のあとに野手のエラーが絡んだ。これは大きな反省と言える。
 最終回の攻撃で大きな仕事をしてみせたのは、昨日も打撃で結果を出した2人である。先頭の西本泰承(高知FD)が右中間を破る三塁打でチャンスを作った。これが4度目の代表召集である。奈良産大時代にはNPBとの試合経験はなかった。これまでの交流戦にはやはりどこかに構えてしまうような気持ちがあった。
「今まで遠慮してたところがあったんですけど、その辺がなくなりました」
 そうはっきりと言い切っている。セカンド、ショートでのプレーで球際の強さも肩の強さも見せている。2試合で2つの盗塁も決めた。元々守備と足には定評のある選手だ。バッティングでのアピールは今後に大きく繋がる。
 ランナーを三塁に置いて打席に入ったのは代打、荒張裕司(20歳、徳島IS)である。捕手というポジションの都合上、今日は代打での出場となったが、ひと振りでレフトスタンドを直撃するタイムリーツーベースヒットを放ち、1点をもぎ取った。スライディングしたあと二塁ベース上で起き上がり、右手で小さく引くガッツポーズを見せていた。
「飛びますねぇ。昨日のも(日ハム鎌ヶ谷球場、第1打席にレフトフェンス上段直撃の二塁打)、蔵本で「ギリギリかなぁ…」くらいの打球であれですからね」
 2試合4打数3安打、二塁打2本の成績は、こちらも存在感を見せつけている。3度目の代表召集、昨日の試合が初スタメンマスクだった。今年の春、「代表に呼ばれて結果を出したいです」と語っていたその目標に1つの答えを出した。
 この遠征で大きな気持ちの変化もある。
「アイランドリーグでしっかりやっていってたら、NPBにも届くのかなっていう気持ちがまた強くなりました。多分やってることとか環境とかも、そんなに変わらないと思うんですよ。それがまた強くなりましたね」
 残した結果だけではない。心に刻んだ手応えと、はっきり見えた目標へのプロセスがある。
 1勝1敗の結果以上に大きなものを手土産にして関東遠征が終った。9月を迎え、NPBへのアピールもこれからいよいよ本格的になる。ドラフト会議まではあと63日である。


『それぞれのフィールドで』

 昨日の試合に小山田貴雄(元高知FD、東京ヤクルト育成)、白川大輔(元高知FD、千葉ロッテ育成)がスタメン出場し、今日のゲームには塚本浩二(元香川OG、東京ヤクルト育成)が先発投手としてマウンドに登った。小山田も白川も今日の試合に途中出場している。
 久し振りとなった古巣との対戦にはやはりそれぞれ思うところがある。高知FDに1年間と在籍期間が短かく、すでに卒業してから2年が経とうとしている白川は、
「知らない人が多くて。YAMASHINさんくらいしか知らないんです。レベルが上がってきたな、と思いました」
 と語っていた。
 途中からマスクを被った小山田は、高知FD時代の少し長かった髪から一変、きれいな丸刈りにしており、「ずっとこれなんです」と頭をなでながら相変わらずの人懐っこい笑顔を見せていた。昨年のフェニックス・リーグでは途中から帯同を外れたため、代表チームと対戦していない。彼もほぼ2年振りとなる古巣との対戦になった。
「懐かしかったですね。バッティングで結果出せなかったですけど、守備の方で変わったなって思ってもらえたと思う。やっぱり負けられないっスよね。でもやっぱ必死ですよね、向こうの方が。また僕も力もらったって言うか…。また頑張ります」
 去年まで同じ目標を持つ仲間たちと共に、オリーブカラーのユニフォームを着てマウンドに登っていた塚本浩二が、赤いユニフォーム姿でフューチャーズのマウンドに登った。背番号は「37」。香川OG時代と同じ番号を背負っていた。
 少し長く言葉を探したあと、今日の試合の感想をゆっくりと語り始めている。
「本当はここに来たくなかったんです…。今日はロッテと試合やってるんですけど(東京ヤクルト二軍はロッテ浦和球場で千葉ロッテとイースタン公式戦)、まだ上で結果も出してないんで。でも、これが今の自分の状態やし…」
 目標だったNPBに上がりながら、さらに上の壁を前にもがき苦しんでいる姿がある。
 四国・九州ILからNPBを目指す選手たち、NPBで一軍を目指す選手たち、きっと皆、想いは同じなのだろう。それぞれのフィールドで、それぞれの戦いは続いている。




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