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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2009/08/15(Sat)

「オレがオレが」ではなく

四国・九州アイランドリーグ2009 後期公式戦
2009.8.13. 徳島インディゴソックス 2-1 愛媛マンダリンパイレーツ <オロナミンC球場> 観衆629人

愛媛MP 100 000 000| 1
 徳島IS 010 010 00×| 2

勝 大川学史 2勝7敗
S 竹原俊介 3勝1敗8S
負 近平省吾 7勝6敗

バッテリー
愛媛MP 近平、入野、能登原 ‐ 梶原
 徳島IS 大川、竹原 ‐ 荒張

 ホームでの5連戦最初のゲームで愛媛マンダリンパイレーツを下した。5位との差を0.5まで縮めた徳島インディゴソックスが鳴門・オロナミンC球場で連勝に挑んだ。
 初回、愛媛MPの四番・檜垣浩太に右翼線適時二塁打を浴び先制点を許した徳島IS先発・大川学史だったが、徐々に立ち直りを見せる。2回裏に味方打線が3連打で同点に追い着くと、7回まで愛媛MP打線をヒット2本に抑え込んだ。
 5回裏、二死二塁のチャンスに二番・神谷厚毅が一、二塁間を破る適時安打を放ち、勝ち越しの1点を奪う。8回表、四球と味方失策が絡み一死満塁のピンチを迎えたが、クローザー・竹原俊介との継投で無失点のままこのピンチを乗り切った。9回も竹原が打者3人で凌ぎ、2対1で徳島ISが勝利した。大川が2勝目、竹原が2試合連続となる8つ目のセーブポイントを獲得している。
 この結果、徳島ISが最下位を脱出し5位に浮上。愛媛MPが最下位となった。


『「オレがオレが」ではなく』

 1回表、ツーアウト一塁。四番・檜垣浩太(25歳)に投げたインコースへのカットボールが少し浮いた。鋭い打球が一塁線を破りライトの奥まで転がると、バックホームへの連係が少しもたつく。一塁ランナーが一気に三塁を回って本塁に駆け込み、愛媛MPがいきなりの先制点を挙げる。
 徳島ISの先発・大川学史(24歳)は逆にこの1点で平静を取り戻したと言う。
「調子は良くなかったです。最初に失点したからこそ『打たせて行こう』と思えた。切り替えたことで結果が付いて来ました」
 2回表を打者3人で凌ぐと、その裏の攻撃で味方打線が1点を奪い返してくれた。味方のエラーにより先頭バッターに出塁を許した3回表の守備も、2つの三振で切り抜けている。接戦となった試合は大川の好投が光るゲームとなった。
 開幕投手に指名されながら前期はたった1勝しかできていない。「フォアボールを出しちゃいけない」、「打たれちゃいけない」、「点を獲られちゃいけない」と、ガチガチになりながらマウンドに登り、腕が振れなくなっていた。戦っていた相手は目の前のバッターではなかったのである。
 最も大きく変わったのは、マウンドで落ち着きが出て来たことだ。
「後期に入って気持ちの余裕ができてきました。腕の使い方、フォームを少し変えたことでストレートもよくなってきました。安心感があるって言うか」
 ボールが活きてきたことで自分自身のピッチングに対する信頼感が生まれている。気負わずテンポ良く、低目を意識して投げていればいつか味方が点を獲ってくれる。「獲られちゃいけない!」ではなく、「1点くらい獲られてもいいや」と思えるような落ち着きが気持ちのなかにある。地に足が着いたピッチングができていると同時に、仲間に対する信頼感も厚くなっていた。野手の雰囲気は点を獲れないときのそれではない。
 4回、5回と愛媛MP打線を三者凡退に切って獲ると5回裏、二番・神谷厚毅(23歳)が粘りながら10球目をライト前に運び、勝ち越しの1点をもぎ取ってくれた。さらに6回、7回と4イニング連続で三者凡退に封じ込め、試合の流れを渡さなかった。8回表に訪れた大きなピンチも、クローザー・竹原俊介(26歳)との継投で乗り切っている。 
「最後まで余裕がありました。体力的にもまだありましたし。連戦のおかげでもらったチャンスだったんで、他のピッチャーもきっと活かしてくれると思います」
 試合後、大川の口から出て来たのは、勝利をものにした自分への喜びではなく、この厳しい夏の連戦を逆に活かして欲しい、きっとやってくれるはずだ、という仲間への期待だった。
「オレがオレが」ではなく、各自が与えられた責任をしっかりと果たす。投手陣だけではない。右方向への丁寧なバッティングで同点に追い着いた。得点にこそつながらなかったものの、6回裏には四番・永井豪(26歳)が確実な送りバントを決めている。最初の打席でタイムリーヒットを放ち、打率を.351まで上げた荒張裕司(20歳)もチームバッティングでランナーを三塁へと進めた。代打として打席に立った岡崎稔弘(19歳)もスリーバントをきっちりと成功させている。
 個人としてのアピールを積み重ねることが上への扉を開く。だが、勝つためにチームとして何をしなければならないのか。それが徹底できていることがこの連勝に繋がっているのではないか。勝つことでマイナスになることなど1つもない。
 徳島ISが5位に浮上し、遂に最下位脱出を果たした。大川がこうも言っていた。
「チームが若いんで。勢いに乗って勝っていけると思います」




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