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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2009/08/14(Fri)

完投命令

四国・九州アイランドリーグ2009 後期公式戦
2009.8.8. 香川オリーブガイナーズ 3-8 福岡レッドワーブラーズ <サーパススタジアム> 観衆909人

福岡RW 004 300 001| 8
香川OG 200 000 100| 3

勝 徳永雄哉 7勝6敗
負 松居伊貴 5勝2敗

バッテリー
福岡RW 徳永、中田、角野 ‐ 翔
香川OG 松居 ‐ 西森、恩田

本塁打
福岡RW 大野1号ソロ(9回、松居)

 福岡レッドワーブラーズをホーム・サーパススタジアムに迎え4連戦の初戦を獲った。連勝したい香川オリーブガイナーズは初回に二番・金井塚渓太の左前適時安打、五番・チャン・チェンシェンの左中間を破る適時二塁打で2点を先制する。
 しかし、先発の左腕・松居伊貴が福岡RW打線に捕まった。3回表、同点にされたあとさらに五番・荒川大輔に左翼手の頭上を越える2点適時三塁打を浴び4点を失うと、4回にも3点を失いリードを5点に拡げられた。
 香川OGも7回裏、三番・金井雄一郎の遊ゴロ併殺打の間に1点を返したが、9回表、九番・大野武洋の右翼ポール直撃となる1号ソロで再び突き放され、3対8で敗れた。
 この結果、福岡RWは1試合で首位を奪還、香川OGは長崎セインツと同率で並ぶ2位に転落した。


『完投命令』

 球場を後にしようとしていた松居伊貴(23歳)が、疲労困憊といった虚ろな表情をして言った。
「116球? そんなもんですか。…もっと投げたと思ってました」
 捕まったのは3回表である。先頭バッターをヒットで出しワンアウト一、三塁のピンチを作ると、味方のエラーで1点を献上した。続けて自分のフィルダースチョイスで同点にすると、五番・荒川大輔(28歳)にレフトの頭上を越される逆転打を浴び、4点を失った。4回表にはさらに3点を奪われ、大きくリードを拡げられている。
 だが、ベンチは動かなかった。ピッチャー交代を告げることもなく、タイムを掛けてマウンドに集まることもなく、ひたすら続投を命じている。それだけではない。7失点のあと、ベンチに戻って来た松居に岡本克道コーチが命じたのは「完投」である。
「福田(岳洋、26歳)、松居、高尾(健太、21歳)は軸になるピッチャーなんです。打たれたから代えるほど甘くない。『お前が打たれたんだから、責任をもって終らせろ』と言いました。悪いなりにどう完投するか? それが今後に活きてくる」
 西田真二監督の意思もまったく同じだった。本当の試練はここから始まっている。
 5回表、再び荒川に初球をセンター前へ運ばれたものの、続くバッターをダブルプレーに獲り、この回を3人で終える。以降8回まで福岡RW打線を無得点に封じ込めた。7回と8回はきっちりと3人で抑えている。9回に九番・大野武洋(22歳)に一発を浴び8点目を失ったが、意地は見せたと言っていい。
「点差が開いてたし、8点も獲られたんで…。でも、完投できたっていうのは大きいです」
 5回以降のピッチングは悪くなかった、というこちらの問いかけに、そんな風に答えて球場を去っている。
 後期に入ってからずっと、不安を感じながらのマウンドが続いている。身体にキレがない。何かがおかしい。何度もそんな言葉を口にしていたのを耳にしている。
 8失点しながらも9回を投げ抜いたマウンドに、首脳陣が求めたものは何だったのか。岡本コーチは「これで良かったのだ」と思っている。
「今日完投させて良かったと思う。結果的に8点獲られて自分で感じたことはあると思うし、でも完投できたことは自信になったと思います。悪いなりに最後まで投げられましたから。どんだけオレたちがお前に期待しているか? ってことなんです」
 故障の長引いていた久代幸甫(23歳)が8月6日付けでチームを去り、残ったピッチャーは8人しかいない。決して投手陣の頭数に余裕などないのが現状だ。これから真夏の連戦も始まる。先発3本柱の1人として悩んでいる暇など無いのだ。
 屈辱のなかでの完投命令は、次への期待の裏返しだった。この完投で何かが変わるか? いや、絶対に変えなければいけないのである。




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