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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2009/05/25(Mon)

2つのポイント、「前向いて進んでる証拠だと思う」

四国・九州アイランドリーグ2009 前期公式戦
2009.5.23. 徳島インディゴソックス 4‐4 愛媛マンダリンパイレーツ <アグリあなんスタジアム> 観衆782人

愛媛MP 001 003 000| 4
徳島IS 010 030 000| 4
※9回リーグ規定により引き分け

バッテリー
愛媛MP 能登原、入野、浦川 ‐ 梶原
徳島IS 片山、大川、竹原 ‐ 荒張

 愛媛マンダリンパイレーツをアグリあなんスタジアムに迎えた徳島インディゴソックスとの3連戦、初戦は8試合振りの勝利で徳島ISが獲った。第2戦は徳島ISが先制したあと、すぐ愛媛MPが追い着く展開が続く。4対4で迎えた7回以降、両チーム共に先頭打者を出塁させる展開が続くが、最後まであと1本が出ない。試合は9回リーグ規定により引き分けとなった。この引き分けにより、前期の両チームの対戦成績は愛媛MPの勝ち越しが決まった。なお、高知ファイティングドッグスが勝利したため、愛媛MPは勝率5割のまま4位へと転落している。


『2つのポイント』

 愛媛MP・沖泰司監督がまずポイントとして挙げたのは、初回に訪れたワンアウト満塁のチャンスである。立ち上がりの良くない徳島ISの先発、片山正弘(24歳)をここで叩いておきたかった。だが、内野ゴロ併殺打で一瞬にしてチャンスを失う。
「最低限の仕事と言うか、片山がアップアップの状態で、自分の形でバッティングして欲しかった。あそこはひとつのキーポイントでしたよね。五番として自分のタイミングで狙い球絞って。もうちょっと余裕が欲しかった」
 2つ目のポイントは4対4で迎えた8回表、ワンアウト一、三塁の場面である。カウント1-0からの2球目にスクイズのサインを送る。これが決められなかった。
「ああいうところを決められるようなチームじゃないと…。重苦しい展開っていうのは多々ある。それを勝ちきれるかどうか。もったいないとしか言いようがないですよね。そういう試合を勝ち切ることがリーグ優勝、または独立リーグ日本一につながる」
 スクイズを決められなかった九番・寺嶋祐介(23歳)が、逃した1球に悔しさをあらわにする。
「シンカー、ストライクでした。ランナーが三塁に行った時点で「あるかな?」とは思ってて、(バント)できる球だった。悔しいです。でも、負けなくて良かった。負けたらどうしようか? と思ってました」
 後半はお互いにチャンスを作りながら、1点を奪えない苦しい展開が続いた。ピンチをしのぎながら、攻撃ではあと1歩届かない。残塁数は「12」を数えている。
9回表、四番・大島慎伍(25歳)の捉えた打球は、高い軌道を描きながらレフトへと舞い上がったが、あともう少しのところで左翼ポールの外側へと切れて行った。
「当てに行かんように。横の変化球に空振りしないようにギリギリまで引きつけて振り切る。竹原(俊介、25歳、徳島IS三番手)にはずっと打ってるイメージがあるんですけど…。『行った!』と思ったんですけどね。でも、もしかしたらこれがいいきっかけになるかも」
 初回にデッドボールを喰らった左脇腹に、グルグルと巻かれたテーピングが痛々しい。犠牲フライ1本に終ったが、しかし自身の打撃にいくらかの光明を見出している。
 沖監督が最後にこう言った。
「チャンスは作る。あとココイチっていうところでの1本。『惜しかった!』じゃダメ。執念を身に付けないと」
 試合の流れは決して悪くなかった。失点のあとすぐ取り返し、2度同点に追い着いている。勝っていれば単独3位に浮上していたゲームである。5位に転落し、首位・長崎セインツとの差は3.5ゲームに開いた。


『「前向いて進んでる証拠だと思う」』

 本人が一番よく解っている。立ち上がりと、グラウンド整備が終ったあとの6回表のピッチングをいかに乗り切るか? 片山正弘(24歳)は今季初先発となった11度目のマウンドに、相応の準備をして臨んでいた。
 初回、2つの四死球で陥ったワンアウト満塁のピンチを味方の好守で乗り切った。逆に味方のエラー絡みで同点に追い着かれたものの、4対1と3点のリードをもらって5回を終えている。
ここまでヒット1本しか打たれていない。6回表のマウンドに登る前、ベンチに腰掛けることもなくキャッチボールを続けていた。なるだけ同じリズムで、このままのリズムで後半に入りたい。そんな想いで短い休憩時間を過ごしている。
 だが、いきなり先頭の三番・長崎準平(23歳)をフォアボールで歩かせてしまう。やはり同じ精神状態ではなくなってしまっていた。
「力みがあったんだと思います。一番やっちゃいけないことをやってしまった。『打たれちゃいけない!』っていうのが頭にあって…」
 次の打者を内野ゴロ併殺に切って取り、ツーアウトランナー無しに戻した。本来ならこの勢いに乗って無失点で締め、裏の攻撃へと結び付けたいところだ。しかし、再び五番・高田泰輔(20歳)にフォアボールを与えてしまう。たまらずベンチから加藤博人コーチが飛び出す。
「せっかくゲッツー獲ってくれてんのに、またフォアボールでしょ。ほんとはあそこで代えてやろうかと思ったんだけど、タイミングが悪かった。勢いで行けばいいのに、置きに行こうとしてペロ~ンってなっちゃうからね。『(この回を)抑える!』とかじゃなくて、『このバッター!』って、ひとりひとりに集中すればいいのに…」
 ここから3連打を浴び、二番手にマウンドを譲っている。同点に追い着かれ4失点(自責3)。勝利投手の権利を失っただけでなく、前半の好投をフイにしてしまった。後半、打線にあと1本が出ず、4対4のドローで試合を終えている。
 堀江賢治監督が渋い表情を見せた。
「6回を抑えれば、あと2人(竹原俊介、25歳、ソリアーノ、26歳)で切り抜けられるんやけど…」
 確かに片山のピッチングにはこれまで以上の進化の跡が見られる。しかし、もうひと踏ん張りが欲しい。そのためには技術以上に精神面の強さが求められる。打線は二桁安打を放っており、勢いに乗っている。勝ちパターンがイメージできるところまでは来た。
 森山一人コーチも手応えを感じている。
「後ろが2枚になったんで、(終盤への)入り方のバリエーションも増えましたから。光安(祐輝、23歳)と片山がある程度投げられるようになってきたんで、だんだんベンチワークで作っていけるようになった。前向いて進んでる証拠だと思う」
 ここまでの3試合、1勝2分けと負けてはいない。まだまだ成長の途中ではある。納得できると言えるところまでは全然辿り着いていない。しかし選手もチームも、確実に変わってきている。


2009.5.24. 香川OG 12-3 福岡RW <アークバリアベースボールパーク志度球場>
コラム『二十歳のバースデーウィーク』は、『THE STADIUM』(http://thestadium.jp/)に掲載されています。




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