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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2009/05/23(Sat)

非常事態だからこそ

四国・九州アイランドリーグ2009 前期公式戦
2009.5.22. 香川オリーブガイナーズ 0‐6 福岡レッドワーブラーズ <サーパススタジアム> 観衆471人

福岡RW 000 102 003| 6
香川OG 000 000 000| 0

勝 森辰夫 3勝3敗
敗 福田岳洋 3勝3敗

バッテリー
福岡RW 森 ‐ 瓜野
香川OG 福田、久代、加藤、金子 ‐ 西森、チャン

 敵地に乗り込んでの香川オリーブガイナーズとの3連戦、その初戦に福岡レッドワーブラーズはケガで主力選手を大きく欠いた。ランナーを出しながらも粘りの投球を見せる先発・森辰夫に打線が応え、4回表、五番・陽耀華の左翼越え適時安打で先制点を挙げる。香川OG投手陣を攻略した福岡RW打線は6回表にも2点、さらに最終回にも3点を加える。森が9回を無失点で凌ぎ、自身3勝目を今季初の完封勝利で飾った。この結果、福岡RWは貯金を「2」とし単独3位に浮上。2位香川OGまで1ゲーム差、首位・長崎セインツに2ゲーム差まで迫っている。


『非常事態だからこそ』

 試合前、最初の挨拶もそこそこに森山良二監督(福岡RW)が渋い顔で話しかけてきた。
「主力3人欠けてますから。全部肉離れ…」
 一番を打つ外野手の増田康弘(22歳)、主将でショートの國信貴裕(26歳)、昨年の首位打者・西村悟(25歳)のレギュラー3名をケガで欠き、今回の遠征に帯同させていない。正捕手の富岡拓也(23歳)も左肩じん帯損傷のケガでマスクを被れるような状態ではない。首位から3ゲーム差の4位と、なんとか前期優勝争いに踏ん張っているなかでチームは厳しい戦いを強いられている。先発メンバーを見れば、二番・セカンドにキャッチャー登録の翔(前田翔・21歳)、八番・キャッチャーにこれが今季初先発マスクになる瓜野純嗣(24歳)、九番・ショートには大野武洋(22歳)を起用し、満身創痍と言っていい状態でこの試合に臨んでいた。
 瓜野にとっては昨年オフに肩を手術して以来の先発マスクである。久々の先発にも昨年の開幕戦のような緊張感は感じていない。試合に入っても香川OG打線を冷静に分析することができた。
「香川の打線が簡単に見逃してくれたんで助かりました。何を待っているのか? が解ったので」
 うまく香川OG打線の打ち気を逸らし、ランナーを溜めない。しかし4回裏、先発の森辰夫(20歳)が制球を乱しフォアボールを連発する。ワンアウト一、三塁から始まり、ツーアウト満塁まで続いたこのピンチをなんとか無失点で乗り切った。ここから流れが変わる。
「今までベンチでずっと見てて、試合のなかで『ここは違うやろ!』っていう配球が何度かあったんです。『オレならこうするのにな』みたいなことが凄くいい勉強になりました。今日、タツオの調子が全然良くなかったんです。真っ直ぐは全然来てなかったし。だから逆にそれを活かして、タイミング狂わせてボテボテの内野ゴロになったり、インコースの出し入れでバッターの目をごまかしてみたり。例えばインコース3つのあとに外角へ行って手を出させるとか」
 傷が癒えるまでの間、自分なりにイメージしていたリードがある。それを本番で実証してみせた。森も5回以降立ち直る。低目にしっかりコントロールしたパームボールとカーブで凡打の山を築き、9回にヒットを許すまでまったくチャンスらしいチャンスを与えない。
「バッター勝負でいいから!」
 最終回も瓜野の大きな声がバックネット裏の記者席にまで届いていた。香川OG打線を散発4安打、無失点に封じ込め、大事な3連戦の頭を獲った。
 森山監督がホッとした表情を見せる。
「守備に助けられました。翔も大野も。NPBでもそうなんですけど、主力がケガしたときに若いヤツが力を発揮できるから。そういうのでレギュラーになっていったヤツらをたくさん見てきています。大野にしてもそう、ノブ(國信)がいたら出られない訳だから、こじんまりまとまるんじゃなくて、しっかりいいところを見せて欲しい」
 森の好投の影には2回裏、ツーアウト一、三塁のピンチでショート後方に上がった難しいフライをスライディングキャッチした大野の好プレイがある。4回裏、本塁に突っ込んだランナーに正確な送球で得点させず、8、9回と2度、一、二塁間の当たりをダイビングキャッチで止めアウトにした翔の好プレイがある。
 チーム力が大きく下がってしまった訳ではない。これで3連勝と、逆に波に乗りつつあると言ってもいい。非常事態だからこそ、それぞれが自分の持っている力を発揮できるチャンスがある。それをつかむことができれば、新たな道を切り開くことができる。




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