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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2009/05/11(Mon)

「0-2にした僕の負けです」

四国・九州アイランドリーグ2009 前期公式戦
2009.5.9. 徳島インディゴソックス 3‐4 香川オリーブガイナーズ <蔵本運動公園野球場> 観衆1,595人

香川OG 100 010 110| 4
徳島IS 010 110 000| 3

勝 久代幸甫 1勝1敗
S 上野啓輔 1勝2敗1S
敗 竹原俊介 1敗1S

バッテリー
香川OG 橋本、杉尾、久代、上野 ‐ 西森
徳島IS 平野、竹原 ‐ 荒張

本塁打
徳島IS 荒張2号ソロ(4回、橋本)

 徳島インディゴソックスにとってはホーム・蔵本での3連戦、その初戦を昨日大差で落とした。香川オリーブガイナーズからの今季初勝利をどうしてももぎ取りたい。共に1点を奪い合う好ゲームとなった試合は、3対3のまま終盤にもつれ込んだ。8回表、香川OGは二死二塁のチャンスをつかむ。代打・チャン・チェンシェンが徳島ISの二番手・竹原俊介から左前に適時打を放ち、勝ち越しに成功すると、このリードをしっかりと守り切った香川OGが連勝を決めた。貯金を「3」として単独2位に浮上、首位・長崎セインツとの差を0.5差にまで縮めている。


『「0-2にした僕の負けです」』

 終盤8回を迎え、徳島ISと香川OGとの接戦は3対3の同点である。徳島ISベンチは好投していた先発の平野誠(23歳)に代え、クローザー・竹原俊介(25歳)をマウンドへ送った。あと2イニングを凌げばきっとチャンスはある。最も信頼を置くピッチャーに、この試合のすべてを託している。
 今日ここまで2安打と当たっている六番・荒木康一(23歳)が、2球目をセンター前へ弾き返し塁に出た。続く打者2人が変化球で空振り三振に倒れたあと、二盗を決めた荒木を二塁に置いて、香川OGベンチは主審に代打・チャン・チェンシェン(24歳)を告げた。
 キャッチャーの荒張裕司(20歳)がタイムを掛け、マウンドへと歩み寄る。
「スラ(スライダー)弱いっスよ」
 チャンは変化球が得意ではない。それが荒張の持っていたデータである。初球はシンカーから入ろうと決めた。
「最近良くなってきてたんでね。真っ直ぐが来たらいいなぁと思っとった」
 スイングスピードだけを挙げればチーム1と言っても過言ではない。ストレートになら十分対処できる。西田真二監督(香川OG)はチャンの思い切りの良さに期待を懸けていた。
 初球のシンカーが外れ、2球目も外れた。カウントが2ボールとなって頭を過ぎったのは、次の一番・智勝(近藤智勝・26歳)のことである。2打席目にレフトへのテキサスヒットで塁に出たあと、6回には右中間方向へ大きめの当たりを打ち上げている。4月からの好調を維持しており、怖いバッターであることは間違いない。
「僕、智勝さんとは相性がいいんですよ。でも、チャンスのときにあの人に回したくない…」
 やはり勝負するならここしかない。チャンへの3球目を前に、荒張の出したサインと竹原の意思とが重なる。
「ウチマで…」
 内角への真っ直ぐ。意思疎通は完璧だった。
 だが、チャンの捉えた打球が鋭いライナーとなってレフト前へ飛ぶ。打球をすくい上げようとしたレフト・猪澤海(20歳)のグラブからボールがこぼれた。三塁を回って勝ち越しのホームを踏んだ荒木が、歓喜している三塁側ベンチに迎えられた。
 1点を追う9回表、続けてマウンドに登った竹原が打者2人をそれぞれ2球ずつで仕留める。四番・洋輔(近藤洋輔、27歳)が打席に向かう前、西田監督が何か声を掛けているのが見えた。
「多分、『一発狙え!』かなんか言ったんちゃうかなぁと思ったんですよ。初球放ったときに強烈なスイングしてきましたから。全部真ん中低目に投げました」
 立て続けに投げ込んだシンカーに洋輔のバットが空を切る。見事な三者凡退で最後の攻撃へ向かう流れを作ったが、打線にあと1本が出ず敗れた。
 悔やまれるのはあの1球である。コースも少し甘く入ってしまった。だが、ストレートを選択したことよりも、カウントを悪くしてしまったことの方が腹立たしい。せめて1ストライク1ボールにしていれば、追い込んでからの変化球で勝負できたはずだ。
「0-2にした僕の負けです」
 試合後、最初に口を突いて出て来た言葉がすべてだった。


2009.5.10. 徳島IS 1-4 香川OG <蔵本運動公園野球場>
コラム『5度目のシーズン』は、『THE STADIUM』(http://thestadium.jp/)に掲載されています。




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