• プロフィール

    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

  • FC2カウンター

  • FC2オンラインカウンター

    現在の閲覧者数:
  • COUNTER & RANKING

    FC2 Blog Ranking

    バナーをクリックお願いします。

    あと、拍手もよろしく。

  • カレンダー(月別)

    09 ≪│2017/10│≫ 11
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -
  • 検索フォーム

  • 天気予報


    -天気予報コム- -FC2-
  • メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

  • フリーエリア

  • ブログ内検索


--/--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Home | Category : スポンサー広告 |  Comment  |  Trackback
2008/10/22(Wed)

一番やっちゃいけないこと

四国・九州アイランドリーグ 2008 フェニックス・リーグ 第13戦
2008.10.22. 四国・九州IL代表 0-6 東京ヤクルトスワローズ <サンマリンスタジアム宮崎>
YS 100 050 000| 6
IL 000 000 000| 0

バッテリー
YS 加藤 ‐ 米野、上原
IL 西村拓、酒井、大澤、上里田、キム ‐ 富岡、飯田

四国・九州ILスターティングメンバー
左 YAMASHIN(高知FD)
二  流 (高知FD)
D 西村悟(福岡RW)
一 真輝(高知FD)
三  陽 (福岡RW)
右 中村(福岡RW)
中 大島(愛媛MP)
捕 富岡(福岡RW)
遊 金城(徳島IS)

昨日は巨人を相手に12安打を放っての逆転勝ちで4連勝。フェニックス・リーグ7勝目を挙げた。第13戦の相手は第4戦で勝利した東京ヤクルトスワローズである。
四国・九州ILの先発は、これがフェニックス・リーグ初のマウンドとなる西村拓也(福岡RW)である。公式戦から立ち上がりの投球に難がある。今日も苦しい立ち上がりとなった。
1回表、一番・三輪のセーフティーバントを三塁手・陽耀華(福岡RW)が素早く拾い上げ、一塁へ送るが間に合わない。二番・川端も右前安打で続くと三番・武内を四球で歩かせ無死満塁となった。四番・志田にも押し出しの四球を与え、東京ヤクルトが先制のホームを踏む。二死満塁となった後、六番・梶本は二塁手の頭上へ鋭い打球を放つが、二塁手・流大輔(高知FD)がジャンプして好捕した後、二塁に送り併殺。四国・九州ILは最小失点でこの回の攻撃を切り抜けた。
東京ヤクルトの先発マウンドには昨年の大・社ドラフト1位・加藤が登る。
1回裏に四球で出塁した一番・YAMASHINが二盗に失敗。2回裏には五番・陽が右前安打で出塁するが、六番・中村真崇(福岡RW)の二ゴロで併殺に倒れる。3回裏には中前安打を放った八番・富岡拓也(福岡RW)が九番・金城直仁(徳島IS)の遊ゴロにより二塁封殺。金城も二盗を失敗するなど、四国・九州ILは走者を出しながらも二塁に進めることができない。
2回以降徐々にペースを取り戻し、3三振で3回表のマウンドを終えた西村拓だったが、4回表、再び東京ヤクルト打線に捕まる。一死から八番・米野、九番・上田、一番・三輪に3連打を浴び再び満塁に。二死満塁とした後、三番・武内は右前に適時安打を放ち2点を追加した。四番・志田の三遊間への当たりを遊撃手・金城が止めるが、一塁への送球は間に合わず、この間に三塁から三輪が生還し3点目を挙げる。このプレーの際、金城が右足を痛め、國信貴裕(福岡RW)に途中交代した。西村拓は五番・衣川に今日5個目の四球を与え、またも満塁のピンチに陥る。六番・根本が三遊間を破る左前安打で2者が生還。東京ヤクルトが5点を挙げ、大量6点のリードを築いた。
四国・九州ILは5回から酒井大介(長崎S)、7回を大澤亮(福岡RW)、8回を上里田光正(高知FD)、9回をキム・ムヨンがそれぞれマウンドに登り、追加点を許さない。
好投を続ける加藤の前に、四国・九州ILは4回以降、9回裏二死まで1人の走者も出すことができないまま、遂に27人目の打者、九番代打・飯田一弥(高知FD)を迎える。飯田は3球目を中前に運び出塁したが、一番・YAMASHINが三邪飛に倒れ、最終回の攻撃も無得点のまま終えた。
東京ヤクルトが四国・九州ILを6-0で下し、加藤は四国・九州IL打線を散発3安打に抑える見事な投球で完封勝利を挙げた。
四国・九州ILはフェニックス・リーグでの対戦成績を7勝4敗1分け(勝率.636)として、今大会3位が確定している。


『一番やっちゃいけないこと』

「お前もう、走って帰れ!」
西村拓也(福岡RW)に掛けられた森山監督の言葉は冗談ではなかった。球場から宿舎までの距離が思っていた以上に遠いことが判り、バスで帰ることを許されたが、今日出してしまった四球と押し出し四球分のペナルティを含めたランニングを命じられている。

4回を投げ5失点と、西村拓にとっては屈辱的なマウンドになった。レギュラーシーズン中から課題にしていた悪い部分がここでも現れてしまった。
「腕が振れんかった。普段から立ち上がりが悪くて…。3回(三、四、六番打者に対し三振と、四番に四球)は腕振って行こうと思って投げたら良かったんですけど。打たれたのはストライクを取りに行こうとした球です。甘いボールは打たれます。実戦から遠のいてたっていうのもあるんですけど。まだ全然いけん…」
思わず視線を落とした。

「立ち直るかな? と思ったんですよ。良くなかったから、3回で交代させて4回から酒井(大介・長崎S)で行こうと思ってました。3回のピッチングが良かったんでね。そのまま行かせたんですけど。シーズン中も先発して、序盤悪くてそこから立ち直って6回7回まで行けるってことが結構あったんですよ。それがいけなかった」
森山監督にとって、自分のチームのピッチャーである西村拓の持ち味は当然解っている。他のチームのピッチャーであったなら、おそらく交代させていただろう。知っていたことが裏目に出た。

4回裏、先頭の七番・牧谷をサードゴロで打ち取った後、八番・米野が初球をセンター前に運ぶ。九番・上田の打球は三遊間に飛んだゴロとなり、ショートの金城直仁(徳島IS)がよく追い着いたが一塁へ投げられない。一番・三輪も初球をライナーでセンター前へ運び、イケイケの展開になり始めた。二番・川端を3球ともすべて変化球で空振りにし三振に取った後。ここが大きなポイントとなった。得点は1対0でヤクルトがリード。二死満塁。バッターは三番・武内の場面である。

左バッターの武内に対し、外角へ108キロの変化球を投げストライクを取った。森山監督は武内が変化球をあっさりと見逃したのを見て、「真っ直ぐを待ってるのかな?」と思っていた。キャッチャーの富岡拓也(福岡RW)は2球目にボール球を要求している。だが、次の球がコントロールミスとなり、甘いコースに入って来たストレートをライト前へ弾き返された。ランナー二人が一気にホームへ還って来た。森山監督が言う。
「そういうところがまだ気付いてないんです。その後の中村(右翼手中村真崇・福岡RW)だって、カットまでちゃんと返せてない。やれることをきっちりやらないとこうなる」
そこに判断力と技術の差があった。

先発ピッチャーが試合を作ることができなかっただけでなく、打線も序盤につかみかけた流れをつかむことができず、試合を持って行かれてしまった。9回まで放ったヒットは五番・陽耀華(福岡RW)のライト前ヒットと、八番・富岡のセンター前ヒット、この2本のみである。なんと9回裏ツーアウトまで打席に立ったバッターは合計26人しかいない。たった27人のバッターで最終回の攻撃が終ろうとしていることにベンチは気付いていた。だから九番代打・飯田一弥(高知FD)の打球がセンター前へ抜けた時、静まり返っていた一塁側ベンチは大きな歓声に包まれていた。

実は今日の試合に入る前、良くない兆候があった。
宿舎を出発する前、車の鍵が見つからずに首脳陣の出発が遅れた。鍵は後から見つかり事なきを得たのだが、それよりもまずかったのは、選手2名が出発時間に揃わなかったことだった。練習前に開かれたミーティングで深谷コーチの逆鱗に触れている。
「朝からバタバタがあって、なんかヤな感じしてたんです。言ったら本当になると思って言わなかったんだけど…」
森山監督も微妙なチームの変化を気にしていた。

「今日はもう、それがすべてでしょう。夕方までその流れで行っちゃった。試合に入れないまま夕方になっちゃった感じ。せっかくいい流れで来てて、一番やっちゃいけないことなんですけどね…」
ある選手がそう言っていた。

大会も終盤を迎え、長く帯同しているメンバーの疲労はとっくにピークに達している。体調の良くない選手もいない訳ではない。しかし、それは今大会に参加しているNPBチームも同じであり、まして他のチームは試合終了後、さらに夜間にも練習を行っている。疲労は言い訳にできないし、それはそのまま体力の差ということになる。それも乗り越えなければならない壁の一つなのだ。

あと2試合を残したところでチームにほころびが見えてしまった。明日の天気予報が悪く、このまま今大会が終了してしまう可能性もある。
「明日、勝って帰ります」
今にも振って来そうな空の下で、森山監督が力強く言った。

試合終了後、森山監督、深谷コーチ、稲嶺コーチがバッティングピッチャーを務め、國信貴裕(福岡RW)、西村悟(福岡RW)、関口大志(福岡RW)、小松崎大地(徳島IS)、流大輔(高知FD)の5人が特打を行った。

まだ特打は続いていて、時計の針が午後4時を回ろうとしていた頃、大粒の雨がグラウンドに落ちて来た。



b_02
↑Push please.

※当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
スポンサーサイト
Home | Category : 四国・九州アイランドリーグ |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

トラックバック ▼


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント ▼


    
Home Home | Top Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。