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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2008/10/13(Mon)

有意義なゲーム

四国・九州アイランドリーグ 2008 フェニックス・リーグ 第6戦
2008.10.13. 埼玉西武ライオンズ 6-2 四国・九州アイランドリーグ代表 <南郷スタジアム>

IL 002 000 000| 2
L 001 210 11×| 6

本塁打
L 片岡ソロ(3回松尾)

バッテリー
IL 松尾、西川徹、篠原、酒井、キム ‐ 堂上
L 許、グラマン、谷中、ケニー、平野、山岸、岩崎 ‐ 銀仁朗、中田、吉見

四国・九州ILスターティングメンバー
右 洋輔(香川OG)
二 智勝(香川OG)
左 真輝(高知FD)
一 丈武(香川OG)
捕 堂上(香川OG)
D 金井(香川OG)
三  陽 (福岡RW)
遊 國信(福岡RW)
中 梶田(高知FD)

3連勝と波に乗る四国・九州ILのフェニックス・リーグ第6戦目の相手は、埼玉西武ライオンズである。なんとクライマックスシリーズ出場のため、南郷で調整中の一軍メンバーと対戦することになった。自分たちの実力が今季のパ・リーグを制覇した王者・西武にどこまで通用するのか。四国・九州ILの選手たちにとっては待ちに待った一戦となった。
共に1、2回を無得点で終った後の3回表、西武先発・許から先頭の八番・國信貴裕(福岡RW)が四球を選ぶ。國信がスタートを切ると九番・梶田宙(高知FD)は高いバウンドのゴロを二塁手前に転がした。これを二塁手・片岡が後逸し四国・九州ILが無死一、三塁のチャンスをつかむ。一番・洋輔の打った遊ゴロを遊撃手・中島がファンブルする間に國信が生還。さらに今大会絶好調、三番・真輝が西武先発・許の足元を抜く適時中前打を放ち四国・九州ILが2点を先制した。
四国・九州IL先発・松尾晃雅(香川OG)は3回裏、二死から一番・片岡に左翼スタンドポール際へソロ本塁打を喰らい1点差に詰め寄られる。
4回表を西武二番手・グラマンが打者3人で抑えると、4回裏、四国・九州ILの二番手・西川徹哉(高知FD)を西武打線が捉えた。三番・中島、四番・後藤が連続安打で出塁し無死一、二塁とすると、五番・中村は左中間を破る走者一掃の2点適時二塁打を放ち逆転に成功する。西武は5回裏にも四国・九州ILの三番手・篠原慎平(愛媛MP)から一番・片岡、二番・栗山が連続安打。三番・中島への初球が捕逸となり追加点を挙げる。
7回裏には四国・九州ILの四番手・酒井大介(長崎S)から三番・中島の右犠飛で5点目を。8回裏にはキム・ムヨン(福岡RW)から六番・石井義のフェンス直撃中越え二塁打などで1点を奪い、点差を4点に拡げた。
西武は5回を谷中、6回をキニー、7回を平野、8回を山岸と継投策で繋ぎ、9回を岩崎が締め、最後の打者七番・檜垣浩太(愛媛MP)を三邪飛に打ち取った。
埼玉西武が6-2で四国・九州ILを下し、実力の差を見せつけた。西武投手陣の前に真輝の2安打のみと、打線がほぼ完璧に抑えられた。この結果、四国・九州ILは今大会の成績を3勝2敗1分けとしている。


『有意義なゲーム』

試合前に「西武は5回まで一軍フルメンバーらしい」という情報が選手たちの間を駆け巡った。三塁側に陣取った四国・九州ILベンチの雰囲気は決して悪くなく、逆にここで一軍を相手に結果を出したいという強い闘志が感じられた。そこには3連勝でこの勝負の大一番につなぐことができたという確かな自信も漲っていた。

12時27分に始まった試合が、9回表、七番・檜垣浩太(愛媛MP)の三塁ファールフライで決着を見た時、時計は14時39分を指していた。たった2時間12分の間につかみかけていた自信は粉々に砕け、圧倒的な力の差を思い知らされる結果となってしまった。

2-6という得点差よりも、一軍のマウンドを知る7人の投手陣から真輝(高知FD)以外誰独りヒットを打てなかったという事実よりも、強く彼らの印象に残ったのは打撃力の差である。

センターを守り、代打・江藤と六番・石井義に2本のフェンス直撃弾で頭上を越された梶田宙(高知FD)が言う。
「簡単にバックスクリーンに放り込めるのが解りますね。最初、捕れるかな! と思ったんだけど、打球の伸びが…」

「信じられない」といった表情で驚きを隠さなかったのは、5回までライトの守備位置に付いていた洋輔(香川OG)だった。一軍の実力に強く感じさせられたのは、すべてに自分たちより「幅がある」ということだった。
「内野の守備範囲にしても広いから届くし、バットにボールを乗せてる時間も長いから打球も伸びるし。「こんな打球はこんやろ?」というような打球が飛んで来ました。「下手したら喰ったろ!」ぐらいの勢いでいたんですけど、予想以上でしたね。もう1回やって勝てるのか? って言われたら、正直今はちょっと「う~ん…」という感じ。これまでこっちに来て2試合やりましたけど、全っ然! 違います」

ほとんどの選手たちが打者と、その打球の凄さに舌を巻いていた。野手、投手に関わらずである。

セカンドで出場した智勝(香川OG)は初回、三番・中島の強いハーフバウンドを身体で止め、4-6-3のゲッツーを成功させている。
「あんな打球、アイランドリーグで飛んで来ないですよ! レベルが違いすぎましたね。バッターそれぞれが自分の「間」を持ってるっていうか。構えてるそこにボールが吸い込まれる感じ」
(大きな壁を感じた?)
「ちょっとショックでしたね。そういう意味では…。あの中でやってるとスピードには慣れるんだろうけど…。やってて恥ずかしかったですもん。やっぱ二軍とは全然違います」

「レベルが違いすぎますね」
最後までマスクを被った堂上隼人(香川OG)も智勝と同じ言葉を口にしている。一番違うと思ったのは、やはり打球だと言う。
「僕ら失速するのに、そこからもう一つ伸びてくる。二軍とは全然違いますね」

5回表にマウンドに登り1失点した篠原慎平(愛媛MP)は、「一軍相手に投げてみてどうだった?」という質問に、
「バリ怖いっス」
と表現した。ワンアウトから一番・片岡に一、二塁間の内野安打で出塁を許した後、二番・栗山にボール3つとなった後の4球目をライトオーバーされている。当たりが良すぎてシングルヒットになった。一死一、三塁のピンチで迎えたバッターは、三番・中島裕之だった。
「中島が来た途端テンパって。サインミスしました」
初球を捕手・堂上が逸らしてしまい許した1失点は、完全にマウンドで飲まれたことによる自滅によるものだった。

「でも、めっちゃええ経験になったんとちゃう?」
ある西武の一軍コーチが試合後、そう話してくれた。
そう、これ以上ない本当に大きな経験をした。

堂上が試合後に言った言葉が一つの正解ではないだろうか。
「なんか、目指すところが判りました」

四国・九州ILを何度制覇しようと、NPBの二軍から何度勝利を挙げようと、まだまだ上の世界がある。それを今日、目の前で見せつけられた。本当に辿り着くべき場所はここなのだ。ここで戦うためにもう一度、一から始め直さなければならない。それを身をもって体感することのできた四国・九州IL代表メンバー24人にとって、このゲームはとても有意義なゲームになったのではないだろうか。



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