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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2008/09/28(Sun)

遅い球

四国・九州アイランドリーグ 2008 リーグチャンピオンシップ 第1戦
2008.9.27. 愛媛MP 0-9 香川OG <坊っちゃんスタジアム>

香川OG 201 000 321| 9
愛媛MP 000 000 000| 0

勝 塚本 1勝
敗 川西 1敗

バッテリー
香川OG 塚本、松居、高尾、松尾 ‐ 堂上
愛媛MP 川西、宇都宮、篠原、入野、森、武部 ‐ 梶原

前期優勝チーム香川OGと、後期優勝チーム愛媛MPが年間王者を懸けて激突する『2008リーグチャンピオンシップ』が、愛媛MPのホーム・坊っちゃんスタジアムで幕を開けた。先に3勝したチームが優勝となる。
1回表、香川OG打線が愛媛MP先発・川西祐太郎の立ち上がりを捉える。二死一、三塁から五番・金井雄一郎の打球は左翼線ギリギリのところに落ちる適時三塁打となり2点を先制した。香川OGは3回表にも先頭の二番・生山裕人が三塁線を抜く二塁打で出塁すると、一死三塁としてから四番・丈武の打った三ゴロの間に生山が本塁突入を試みる。本塁への送球が浮いてしまい生山は生還。愛媛MPは序盤に3点のリードを許した。
香川OG先発の塚本浩二は緩い変化球を駆使しながら愛媛MP打線に芯を捉えさせず、6回まで無安打投球を続ける。
7回表、この回からマウンドに登った愛媛MPの三番手・篠原慎平が誤算となる。先頭の二番・智勝をストレートの四球で歩かせると、二番・生山が右中間への二塁打で続く。さらに三番・堂上隼人が中前に適時打を放ち追加点を。四番・丈武も左翼線へ鋭い当たりの適時二塁打を放ち3連打で篠原をKOした。なおも無死二、三塁の場面で、四番手として入野貴大がマウンドに登るが、五番・金井の三ゴロの間に三塁走者・堂上が生還。香川OGがこの回3点を追加して愛媛MPを大きく突き放した。
7回裏、先頭の二番・安達哲郎の左前安打により無安打無走者試合の大記録は途絶えたが、塚本は被安打1、無失点のままでマウンドを降りた。
香川OGの猛攻は止まらず、8回表にも五番手・森琢哉から2点を、9回表にも六番手・武部邦彦から1点を奪い、一方的な展開となった。
塚本をリリーフした松居伊貴、高尾健太が8回を、米マイナー帰りの松尾晃雅が9回を締め完封リレー。香川OGが9-0の完勝で愛媛MPを降し、大事な初戦をものにしている。


『遅い球』

3回裏、一番・長崎準平が空振り三振した外角へのカーブが98キロ。4回裏、四番・大島慎伍が当たり損ねのキャッチャーゴロに倒れた時のボールが95キロ。7回裏、遂に出塁した二番・安達哲郎を一塁に置きながら、セカンドゴロ併殺打に倒れた三番・大津慎太郎へのボールが94キロである。

短期決戦の大事な第1戦に先発起用されたサブマリン塚本浩二(香川OG)と、堂上隼人のバッテリーが採った勝利に近づくための方法は、『遅い球をうまく使う』ことだった。90キロ前後の変化球、特にカーブとスライダーを横に曲げたり沈ませたりしながら、打者のタイミングを外し続けた。

ブルペンでの調子がすこぶる良かった訳ではない。むしろその逆である。
「半分開き直って…。まっすぐが走らんのが1番で、2番目にコントロールが悪い。真っ直ぐと普通のスライダー、シンカーではあかんな。遅い球しかないな」
定まらないコントロールで甘いコースに投げても、弾き返されてしまうのは目に見えている。緩急を使う。それも遅い球に手を出させてフライを上げさせる。今日勝つために採った最善であり、唯一の方法とも言えるピッチングで愛媛MP打線から凡打の山を築き上げた。気が付けば6回までノーヒットノーランである。5回を終了してグラウンド整備となった頃、記録への意識も芽生え始めていたと言う。
「その内打たれるかな…って。気合い入れたら空回りしとったと思います」
7回裏に記録達成はなくなったが、香川OGの勝ち頭にふさわしいピッチングで先発の仕事を十二分に果たした。調子が良くないなら良くないなりに最大限の仕事を集中して行う。そこにこのリーグで身に付けた大きな経験がある。

後期最終戦を終えた後のサーパススタジアムで西田真二監督は、「初戦を獲るのが勝負事の鉄則。初戦ですよ」と語っていた。まずは監督のイメージ通りに最初の1勝を手にしたことになる。

「こういう短期決戦では集中することが大事ですから。(「香川OGには多くの優勝の経験がありますが?」と聞かれて)経験というよりも、ウチが長けてたと。ま、そういうことですか」
投手陣が相手打線を抑え込んだだけでなく、打線も14安打を放ち大量9点を奪い取った。12安打を放ちながら1点しか奪えず、目の前での胴上げを許してしまった6日前のゲームを完全に払拭している。あまりにも一方的な香川OGペースのゲームで、敵地・坊っちゃんスタジアムの三塁側スタンドに足を運んだ多くのファンたちの期待に応えている。

塚本にとっては、ひたすらやるべきことをやり続けるに徹した初戦のマウンドだった。これで香川OGは2年連続でリーグチャンピオンシップの初戦を塚本で獲ったことになる。
「ホッとしました」
ユニフォームから黒いTシャツに着替えて取材に応じた三塁側ベンチの前で、安堵の表情を見せていた。



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