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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2008/09/21(Sun)

「せっかくだから、楽しんで」

四国・九州アイランドリーグ 後期公式戦
2008.9.20. 愛媛MP 3-0 徳島IS <西予宇和球場>

徳島IS 000 000 000| 0
愛媛MP 000 200 10×| 3

勝 近平 8勝6敗1S
敗 梅原 2勝5敗2S

バッテリー
徳島IS 安里、梅原、竹原、渡邊、片山  ‐ 荒張
愛媛MP 近平 ‐ 松原

昨日の痛すぎる1敗で高知FDとの差は無いに等しい状態となった。愛媛MPはこれ以上絶対に星を落とせないプレッシャーの中、西予宇和球場に徳島ISを迎えデーゲームを戦う。
徳島IS先発の安里渉は序盤からボールを先行させ、1、2回と先頭打者を歩かせる。だが愛媛MPは走者を進めることができず、得点に結び付けることができない。
序盤2回を打者3人で打ち取った愛媛MP先発・近平省吾だが、3回表に二死満塁のピンチに陥った。三番・山口寛史の打った二遊間のゴロを二塁手・大津慎太郎がダイブして止め、このピンチを無失点で乗り切った。
3回を無失点で抑えた安里に代え、徳島ISは二番手に梅原伸亮を送る。しかし、これが誤算となった。先頭の三番・大津を四球で歩かせると、五番・檜垣浩太が中堅手の頭上を越える適時三塁打を放つ。七番・梶原有司も右前に落ちるテキサス安打を放ち、愛媛MPがこの回2点を奪った。愛媛MPは7回裏にも徳島ISの4番手・渡邊隆洋から九番・松原準の中犠飛により追加点を挙げリードを拡げた。
9回を無失点のまま投げ抜いた近平は、徳島IS打線を散発2安打に抑え、前夜の悪夢を見事に振り払った。愛媛MPが3-0で徳島ISとの今季最終戦に勝利し、首位に踏みとどまった。近平は今季2度目となる完封勝利で8勝目を手にした。
ナイトゲームで行われた香川OG対高知FD戦に高知FDが敗れたため、愛媛MPのマジックは「1」となった。21日、坊っちゃんスタジアムで行われる香川OG戦に勝つか引き分けるかで愛媛MPの初優勝が決定する。


『「せっかくだから、楽しんで」』

自力優勝のためには絶対に負けられないゲームである。
西予宇和での徳島IS戦に、愛媛MPベンチは近平省吾と松原準のバッテリーを指名した。昨日スタメンマスクを被った梶原有司をファーストに置き、レフトに高田泰輔、DHに河邊英也をそれぞれ先発メンバーに選んでいる。高知FD戦に完封で敗れたダメージは決して小さくない。福岡RW戦での肉離れによりスタメンで使うことのできない比嘉将太の穴も大きい。
「昨日ああいう負け方をして、リフレッシュ的な要素を含めてメンバーを入れ替えました。もしマツ(松原)がダメならすぐ戻せるような布陣で。カジ(梶原)は声が出る選手なんで、勢いも欲しいですし」
沖泰司監督は悪い流れを少しでも変えようとしていた。

優勝への道のりはそう簡単なものではなくなっている。だが、相性の良い徳島ISとの一戦を前に、昨日の堅さは消えていた。試合前のシートノックの最中、それまで生やしていたあご髭をきれいに剃った斉藤浩行コーチに選手が、
「斉藤さん!ヒゲ無い方がいいよーっ!」
と、軽口を叩ける余裕があった。

結果的に、近平‐松原バッテリーがハマった。
「今日の試合はバッテリーの勝利」
と、沖監督が何度も口にする。大役を果たした捕手・松原が答える。
「チームのことだけ考えてました。1点でも多く点を獲って、1点でも失点を少なくして。今日はもうチカさんに限ります。チェンジアップとスライダーが良かった」
試合が終わってもう何十分も経っているというのに、顔から滴り落ちている汗は一向に止まる気配さえなかった。

近平にプレッシャーはまったく無かった。それよりも、ほとんど喜びに近いような気持ちでマウンドに登っていた。
「どっちかって言うとプラス思考で。去年優勝争いしている時に、ヒジの故障でベンチにいることしかできなかった。せっかくだから楽しんで投げようと思ってました」
調子自体は中の上くらいだったのだと言う。最初マウンドの堅さが合わず、バラつきのあったコントロールも試合が進むにつれ修正することができた。
「点数とか勝ち負けとか気にせず、目の前のバッター一人ずつを。自分らの置かれてる状況を楽しんで」
大きな緊張の中で、簡単には崩れることのない堅固な平常心を持ち続けた。楽しもうとしていたゲームの最終回、最後のバッター山口寛史をセカンドゴロに打ち取った時、マウンドで吼えた。平常心が解き放たれた一瞬だった。

「プレッシャーを跳ね除けてもらいたいという気持ちと、無理かな? と思う気持ちがある。絶対負けられない状態…まぁ、昨日も負けられなかったんですけど。肩の荷が下りたんじゃないかな? 」
ここまで来れば、昨年リーグチャンピオンシップを経験しているメンバー、大島慎伍、檜垣浩太らに期待していると、沖監督は言う。自信も不安もある。

高知FDの最終戦結果に関係なく、明日、坊っちゃんスタジアムでの香川OG戦に勝つか引き分けるかで愛媛MP悲願の初優勝は決定する。
追い風は吹いている。いよいよ今季最後のホームゲームとなった坊っちゃんスタジアムのカクテル光線の下で、栄光を手にすることはできるか。



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