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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2008/08/13(Wed)

「引き下がらなくなった」

四国・九州アイランドリーグ 後期公式戦
2008.8.11. 徳島IS 3-2 香川OG <蔵本運動公園野球場>

香川OG 010 001 000| 2
徳島IS 100 000 02×| 3

勝 竹原 1勝0敗1S
敗 松居 1勝2敗1S

バッテリー
香川OG 高尾、松居 ‐ 西森
徳島IS 平野、竹原 ‐ 永井

6連勝と波に乗る香川OGを、引き分けを挟んで4連敗中の徳島ISが迎え撃つ。徳島ISは福岡RWとの3連戦を終え今朝6時過ぎに徳島に着いたばかりという厳しいコンディションの中での一戦となった。
1回裏、徳島ISは香川OG先発・高尾健太から先頭の一番・金丸勝太郎が四球を選ぶと、四番・小松崎大地が左翼手の頭上を越える適時二塁打を放ち先制点を奪う。だが2回表、香川OGも徳島IS先発の平野誠から四番・丈武が左前安打で出塁すると、七番・西森将司の遊内野安打で二死一、三塁とチャンスをつかむ。八番・キム・キテの場面で丈武と西森は重盗を敢行。捕手・永井豪が二塁へ送球する間に丈武が本塁生還を果たし、すぐさま同点に追い着いた。
6回表、五番・国本和俊が右中間を破る三塁打を放つ。六番・金井雄一郎が中犠飛を放ち国本が生還。香川OGが逆転に成功した。
5回を1失点で乗り切った高尾に代え、香川OGベンチは6回裏から左腕・松居伊貴をマウンドに送る。6、7回を3人ずつで凌いだ松居だったが、8回裏、九番・金城直仁に四球、一番・金丸の中前テキサス安打で一死一、二塁とピンチを拡げた。二番・大二郎への初球が暴投となり走者を進めた後、大二郎は三塁線を抜く2点適時二塁打を放ち、徳島ISが再逆転に成功した。
8回から平野に代わった竹原俊介が9回表も3人で抑え切り、徳島ISが3-2で香川OGを降した。徳島ISは連敗を「4」で止め、竹原は今季初勝利を記録した。


『「引き下がらなくなった」』

徳島IS一行を乗せたバスが徳島に帰って来たのは8月11日の朝、6時を少し回った頃だった。
福岡での3連戦を終え、一晩かけて帰って来た。17時からは香川OGとのナイトゲームを戦う。一旦それぞれの自宅に戻り、少しの仮眠を取った後、蔵本球場に再び集合する時刻は13時である。14時からは小学生との野球教室が予定されている。ただでさえ厳しい猛暑である。今日の1戦は、徳島ISにとって今季最も厳しいコンディションの中で臨む試合と言っても過言ではなかった。
試合開始1時間前、蔵本球場に降り注ぐ日差しは、16時とは思えないようなきつさだった。
「異常な暑さだね」
対戦相手である香川OGの加藤博人コーチまでもがそんなことを言っていた。

森山監督代行が指揮を取り始めてから6試合を終えた。ホームでの長崎S戦を1勝2敗、ビジターでの福岡RW戦を2敗1分けと、勝ち星はたった1つしかない。だが、星の数以上にチームは確実に変わり始めている。

福岡で3試合目を迎えた日曜日の午前中、全員で福岡の有名店『一蘭』にラーメンを食べに出かけている。森山監督代行には、そうする理由もあった。
「せっかく福岡に来てるんだから、息抜きや切り替えもできるんだよって。そういうのって僕、必要だと思うんですよ。気分転換する時間も。『連戦』を重く感じて欲しくない」
時には長い戦いの緊張感をほぐすことも必要だ。遠征だからと言って、スタジアムと宿舎の往復だけじゃなくてもいい。自分をコントロールできない選手など端からいない。首脳陣と選手とのコミュニケーションはもちろん、何度も行われる首脳陣同士のミーティングや、リラックスしたオフタイムの出来事の中で、チーム内の意思疎通がより深く、早く、そして正確に伝わり始めている。森山監督代行の意思が様々な部分に伝わり、結果へとつながり始めている。

「内容はそんな悪くなかった。チャンスで1本出たか出ないかの差だけだったと思います」
福岡RWとの3連戦を振り返り、主将・大二郎はそう語っていた。投打が噛み合わず、逆転の気配も見出せないまま負け続けていたこれまでとは、明らかにムードが変わっている。

本当は福岡RWとの3戦目を落とさず、勝って徳島に戻りたかった。しかしそれはならなかった。これ以上の連敗は避けたい。ここで1つ勝っておきたい。森山監督代行の胸の中には、「今日の試合を落とせば、選手たちの中に負のイメージが残るのではないか?」という予感があった。やっぱりダメなんだ…。そう考えてしまうネガティブな意識をほんの少しも持って欲しくない。それだけは何としても避けなければならない。
だから8回裏、一死二、三塁の場面で2度続けて大二郎にスクイズのサインを送った。大二郎も監督代行の意思を読み切っていた。
「スクイズは出るだろうな、と思ってました。まずはスクイズで同点にしてから、という戦略だろうなと」

マウンドに立つ左腕・松居伊貴の変化球が、対角線気味に大二郎の足元めがけて飛んで来た。2度続けてボールはファールグラウンドに転がり、ランナーを還すことができない。サインがヒッティングに変わった。
「一番嫌なのは三振じゃないですか。一番調子いいのは大二郎だったんで、最低でも内野ゴロを打ってくれれば、金城(三塁走者・金城直仁)の足なら戻れる」
期待に応えた鋭い打球がややショート寄りに守備位置を取っていた三塁手・洋輔の横を抜けて行く。二塁ベースの上で大二郎が両手で作った拳を何度も振り下ろしていた。

「念願の2勝目です」
囲み取材に現れた森山監督代行は、笑顔を見せながら開口一番にそう言った。
「負けてはいますけど、どっちに転ぶかな?という試合はしてるんで、選手たちも気付いていると思う。引き下がらなくなった。それが一番嬉しいかな」

選手たちが引き下がらなくなった。
森山インディゴソックスになってからの大きく、そしてとても意味の有る変化の一つである。



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