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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2008/08/01(Fri)

代表の誇り

四国・九州アイランドリーグ NPB交流戦
2008.7.29. フューチャーズ(イースタン・リーグ混成チーム) 4-7 四国・九州IL代表 <ロッテ浦和球場>

IL 300 022 000| 7
FT 002 000 101| 4

バッテリー
IL 西川、渡邊、中江、松居、上里田 ‐ 堂上、永井、飯田
FT 津田、黒滝、深沢、鈴木、染田、江口、橋本 ‐ 佐藤、銀次

本塁打
IL 比嘉2ラン(1回、津田)、YAMASHINソロ(4回、黒滝)
FT 山本光ソロ(7回、松居)、山本光ソロ(9回、上里田)

四国・九州IL代表先発メンバー
二 YAMASHIN(高知FD)
遊 荒川(福岡RW)
右 西村(福岡RW)
捕 堂上(香川OG)
三 比嘉(愛媛MP)
D 中村(高知FD)
左 金丸(徳島IS)
一 林(長崎S)
中 梶田(高知FD)


東京から埼玉・ロッテ浦和球場へと場所を代え、フューチャーズと四国・九州IL代表チームとの交流戦、第2戦が行われた。伊藤秀範(東京ヤクルト)、小林憲幸(千葉ロッテ育成)、宮本裕司(千葉ロッテ育成)、白川大輔(千葉ロッテ育成)など、ILを卒業して行ったメンバーも多く観戦に訪れる中、12:00ちょうどにプレイボールが掛けられた。
初回からIL代表がその攻撃力を発揮する。フューチャーズ先発・津田から一番・YAMASHIN(高知FD)が遊内野安打で出塁すると、二番・荒川大輔(福岡RW)への初球に二盗を成功させ、さっそくその機動力を発揮する。四番・堂上隼人(香川OG)は初球を叩くと、右翼線へ弾き返しての適時二塁打となりYAMASHINが生還。さらに五番・比嘉将太(愛媛MP)が左翼スタンドへ2ランを叩き込みIL代表が3点を先制した。
IL先発の西川徹哉(高知FD)は2回を無安打、無失点で抑えるが、3回からマウンドに登った左腕・渡邊隆洋(徳島IS)がフューチャーズ打線に捕まる。八番・山本光、九番・梅田に連続安打を許すと、二番・内村が一、二塁間を破り二塁から梅田が生還。三番・枡田の遊ゴロ併殺崩れの間にもう1点を奪われ、2点を失った。
4回裏、フューチャーズの二番手・黒滝から八番・林孝明(長崎S)が右中間へ二塁打を放つと、続く九番・梶田宙(高知FD)の打球が右翼手の頭上を越える間に林が生還。梶田は一気に三塁を狙ったが右翼手・関口からの好返球によりタッチアウトとなった。ILの連打はここで終らない。一番・YAMASHINが右中間スタンドへソロ本塁打を叩き込み、この回2点を奪い返した。
5回表には三番手・深沢和帆から六番・中村龍央(高知FD)が左翼線へ適時二塁打を放ち1点を。七番代打・洋輔(香川OG)がバックスクリーン近くまで飛ばす犠飛を上げ、もう1点を追加。リードをさらに5点へと開く。
5、6回を中江信(福岡RW)が無失点で乗り切るが、7回裏のマウンドに登ったILの四番手・松居伊貴(香川OG)は最初の打者、八番・山本光に左翼スタンドへのソロ本塁打を浴び1点を失う。4点リードで迎えた9回裏のマウンドに登ったクローザー・上里田光正(高知FD)も山本光に2打席連続となるソロ本塁打をバックスクリーン左に叩き込まれ、1点を献上した。
しかし上里田は後続をきっちり切って取り、IL代表が7-4でフューチャーズに勝利した。フューチャーズに連勝したIL代表は、今季行ったNPBとの交流戦に負け無しの5連勝。関東でもNPB相手にその実力を大いにアピールする結果となった。


『代表の誇り』

フューチャーズを指揮した玉木重雄巨人育成コーチに、「この2試合を通じて四国・九州IL選抜チームから感じたものは何ですか?」と尋ねた。
「必死さがある。こっちが「もっと必死にやれよ!」と言わなきゃいけないんですが…。彼ら(フューチャーズ)だって時間は無いんです。2年か1年しかない」

NPBという世界で一軍を目指すフューチャーズと、そのNPBへ上がりたいと上を目指す四国・九州アイランドリーグ選抜との試合は、アイランドリーグ選抜チームの気迫の方が勝っていた、と言っていいだろう。

試合前、浦和の空は白く曇っていた。風はほとんど無いのだが、四国で感じるような真夏の暑さも無かった。だからと言って選手たちがベストコンディションだった訳ではない。金曜日から数えて5連戦となる疲労はもちろん、もう一つ選手たちを苦しめたものがあった。昨日使用した大田スタジアムは全面人工芝で覆われていたため、普段あまり経験したことのない筋肉の疲労が多くの選手たちの腰に、足に残っていたのである。

「良く眠れましたよ。忠犬ハチ公、見て来ました」
そう話してくれたのは梶田宙(高知FD)だった。昨日の試合後、チームメートたちと渋谷へ食事に出たのだそうだ。一緒に外へ出た西川徹哉(高知FD)も、
「それだけでも凄くリラックスできました」
と話していた。

西川が続ける。
「角中さん(勝也・高知FD→千葉ロッテ)とも電話で話したんですけど、「打たれる相手じゃない」って言ってくれて。失投さえ無かったらそんな打たれないだろうと思ってました」
高知FDから見事NPBへと駆け上がって行った先輩が、NPBの世界で最初に揉まれたグラウンド、それがここロッテ浦和球場だ。先発し、2イニングを無安打、無失点。納得の行くピッチングができた。
「これで100%。今日はこれはこれで。また次ですね」
そう言いながら、ホッとした表情を見せていた。

渡邊隆洋(徳島IS)がリーグ1年目にコーチとして指導を受け、幾度と無くブルペンでボールを受けてもらった定詰雅彦コーチは今、千葉ロッテの二軍バッテリーコーチだ。
「定さんから電話で『絶対に諦めるな!』って言ってもらいました。ノリ(小林憲幸・千葉ロッテ育成)にも宮本さん(裕司・千葉ロッテ育成)にも伊藤さん(秀範・東京ヤクルト)にも会えたし。やっぱ、あのユニフォーム姿見るとカッコいいなって思う」
かつて同じ想いを胸に汗を流し、上へと登って行った友と再会した。3年前、定詰コーチが「一番伸びると思う」と言い切ったのは渡邊だった。自分が絶対に行かなければならない場所の確認ができたはずだ。
「ランナーを背負った場面で、ダブルプレーを獲るためにゴロを打たせるっていう課題があって、コースが甘いから間を抜けてヒットになったんですけど、クリーンヒットではなかった。ゴロを打たせようと意図してる中で、あと少しの課題だと思います」

昨日の大田スタジアムには友達が大勢会いに来てくれた。今日もかつての女房役が観に来てくれていた。アグリあなんスタジアムで7勝目を挙げた後、「上を目指して四国でもがいている姿を仲間にも見て欲しい。だから絶対に次の交流戦に選ばれたい」と語っていた。
今日、フューチャーズの選手たちを見ながら、
「この人たちも上を目指してもがいてんだな…」
と思ったのだそうだ。

中村龍央(高知FD)も、家族が2日続けて応援に駆け付けてくれていた。
昨日二塁打を1本、今日も3打席目に三塁手の頭上を抜く痛烈なタイムリーツーベースヒットを打っている。4打席目にもレフト前へクリーンヒットを放った。家族の前で特別な想いを抱えての打席だったことは容易に想像がつく。ましてや浦和は地元である。
「どうしても(1本)出したかったんで。交流戦は打てるんスよ。公式戦になると打てなくなっちゃうんで…」
羽田へ向かうバスに乗るまでの短い時間、両親、姉たちとのつかの間の再会を楽しんでいた。

これで今季、選抜チームとNPBとの交流戦は5試合を戦って無傷の5連勝である。
今回のメンバーには入団1年目の若い選手も多かった。山崎章弘コーチ(高知FD)が言う。
「みんなそれぞれにいいところが出たと思いますよ。土田も(瑞起・長崎S、第1戦の6、7回に登板し2失点)点は獲られてるけど、責任の中で托された仕事はしてるし。松居も(伊貴・香川OG、第2戦7、8回を投げ、本塁打1本を浴び1失点)打たれはしたけど良かったですよ。ぼくら敵から思っても」
ただ勝利しただけでなく、それぞれに得たものの大きな2試合だった。

選抜チームとして挑んだ初の関東遠征が終った。
来週には阪神二軍とのNPB交流戦が行われる。また新しいメンバーが選ばれる。
「アイランドリーグ『代表』の試合ですから。そういう気持ちでやってます」
そう言ったのは今日四番に座り、先制のタイムリーツーベースヒットを放った堂上隼人(香川OG)だった。

四国・九州アイランドリーグ選抜チームではない。
四国・九州アイランドリーグ代表チームである。
その誇りがある。



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