スポーツライター高田博史オフィシャルblog。 四国・九州アイランドリーグを現場取材!※たまにCMも
エースとしてのピッチング
2008年03月29日(土) 01:55
阿南市長杯 四国・九州IL6球団トーナメント 一回戦
2008.3.28. 福岡RW 0-5 香川OG <アグリあなんスタジアム>

OG 001 102 100 | 5
RW 000 000 000 | 0

バッテリー
RW 浦川、倫太郎、キム ‐ 瓜野、富岡
OG 松尾、橋本、松居、高尾 ‐ 堂上、西森

3回表、香川OG打線が福岡RW先発の浦川大輔を捉える。中前打で出塁した一番・洋輔を二塁に置いて、三番・堂上隼人が適時中前打を放ち先制点を。4回表にも九番・国本和俊の左翼線二塁打で追加点を挙げた。さらに6回表、七番・若林春樹、八番・シンの連続適時打で2点を。7回表には浦川からマウンドを受け継いだ二番手・倫太郎が満塁のピンチから六番・金井雄一郎に押し出し四球を与え、点差を5点に拡げた。
香川OG先発の松尾晃雅は6回をパーフェクトに抑える快投を見せる。7回裏一死から二番・関口大志に三遊間を破られ安打を許したものの、後続を切って獲り7回を無失点。5奪三振、被安打1でマウンドを降りた。8回から橋本亮馬、松居伊貴、高尾健太が2イニングを無失点で切り抜け、香川OGが福岡RWを5対0の完封で降して準決勝へと駒を進めた。
香川OGは準決勝に進出。明日、愛媛MPと決勝進出を賭けて戦う。


『エースとしてのピッチング』

マウンドに立つ松尾晃雅(香川OG)に、特別な気負いは無かった。
意識していたことは、「ただいつもと同じように、全力で投げよう」それだけだったと言う。試合前のウォームアップでは、決して調子が良かった訳ではなかった。

立ち上がり、ややストレートが上ずりボールが先行する。福岡RWの先頭打者、國信貴裕の放った強いゴロが一塁を襲う。一瞬「やられたか!」と思ったが、打球は一塁手・若林春樹のミットの中に吸い込まれた。

「あの國信のファーストゴロ。いい当たりだったけど、あれで落ち着きました」

様々な想いが交差していた緊張感は、この先頭打者への一球で解けた。ここからエースのピッチングが本領を発揮し始める。

捕手・堂上隼人の言葉を借りれば、「ストライクを取るボールと、決めに行くスライダーの使い分けがうまくできていた」ということになる。6回を終って、奪った三振は5つ。福岡RW打線を二巡目まで完璧に押さえ込み、打者18人に対し誰一人として安打どころか出塁さえ許していない。

あわや大記録達成か!と思わせたパーフェクトピッチングが7回に途絶えても、動じるところはまったく無かった。

「変化球のコントロールがうまく行きました。1本打たれても別に悔しくなかったし。(関口に打たれた球も)そんな悪い感じじゃなかったと思うんだけどな・・・」

予定された90球には10球少ない80球でマウンドを降りた。

これまでの3年間のピッチングの中でも、5本の指に入るくらいのピッチングだったんじゃない?と聞いてみた。静かに「そうですね」と答えた。

記憶に残るピッチングがまた一つ。
香川OGのエースとしての。


b_02
↑Push please.

※当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
別窓 | 四国・九州アイランドリーグ | コメント:2 | トラックバック:1 | ↑top
<<4年目の開幕戦 | 五人抜きジャンピングスロー | 覚悟>>
この記事へのコメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008年03月29日(土) 14:10 | | #[ 内容変更]

>あさぎや様

コメントでお話させて戴くのは確か初めてですね。
いつもTBありがとうございます。

原稿を書いた時点では口外無用でした。
グリーンのユニフォームで最後、しかもNEWユニフォームでのピッチングはこのゲーム限りです。
松尾君も当然そのつもりでマウンドに上っていました。

最高の置き土産になりましたね。
2008年03月30日(日) 08:11 | URL | TONY the 12th #yRZe5TTU[ 内容変更]

↑top | under↓
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック
トラックバックURL

list FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
四国・九州IL応援そしてがんばれ松尾選手!クリックお願いします。blogランキングへ 四国・九州アイランドリーグ、香川オリーブガイナーズのエース・松尾晃雅投手がMLBボストン・レッドソックスとマイナー契約し、4/1にも渡米します。◇四国・九州IL公式サイト◇http://w...

↑top | under↓
| 五人抜きジャンピングスロー |