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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/10/21(Sun)

決められた・決められなかった

フェニックス・リーグ2007
2007.10.21. 四国アイランドリーグ選抜 2-3 千葉ロッテマリーンズ <南郷スタジアム>

LM 011 000 100|3
 IL 002 000 000|2

本塁打
LM 細谷ソロ(2回、梶本)

バッテリー
LM 手嶌、木興、神田、黒滝、中郷 ‐ 青松
 IL 梶本、渡邊、小山内 ‐ 小山田、加藤


四国IL選抜 先発メンバー
 左 宮本
 遊 國信
 一 山口
 D マサキ
 二 古卿
 三 檜垣
 右 梶田
 捕 小山田
 中 グレアム


前回の対決は千葉ロッテの劇的な9回サヨナラ勝ちだった。四国IL選抜と千葉ロッテマリーンズの試合が南郷スタジアムで行われた。両チーム共に球場までの距離が遠いことを考慮し、普段より約30分遅い12時58分にプレーボールがかけられている。
2回表、四国IL選抜の先発・梶本達哉(愛媛MP)から五番・細谷が左中間スタンドにソロ本塁打を叩き込み、ロッテが先制点を奪う。ロッテは3回にも二番・早坂の左前適時打で追加点を挙げ、2点のリードを奪った。
四国IL選抜は2回裏、七番・梶田宙(高知FD)が一塁内野安打。さらに一塁手の暴投が絡み、無死二塁のチャンスをつかむ。八番・小山田貴雄(高知FD)が送りバントで走者を進めることができず、盗塁にも失敗。大きくチャンスを失うかに見えた。九番・グレアム義季サイモンは左前にテキサス安打を放つと、二盗を成功させる。一番・宮本裕司の放った左翼手の頭上を越す二塁打でグレアムが還り1点を返した。さらに二番・國信貴裕(高知FD)が左前安打、三番・山口寛史(徳島IS)が右前適時安打で続き、4連打で同点に追いついた。
4、5、6回と梶本は千葉ロッテ打線を無得点に抑える。四国IL打線は、5回裏に一番・宮本の右前安打、二番・國信の右前テキサス安打などで二死一、三塁のチャンスをつかむが、あと1本が出ない。6回裏、一死二塁のチャンスにも七番代打・大島慎伍(愛媛MP)、八番代打・YAMASHIN(高知FD)が共に倒れ、勝ち越しの1点を奪うことのできないまま中盤の攻防を終えた。
7回表、ややボールが上ずり始めた梶本を千葉ロッテ打線が捉え、二死から七番・佐藤が左前安打。八番・新里が四球で歩くと、九番・定岡が右前に適時安打を放ち、遂に勝ち越しの1点を奪った。
千葉ロッテは7回裏を木興、8回裏を神田と継投でつなぎ、四国IL選抜に逆転のチャンスを与えない。
四国ILも8回から渡邊隆洋(徳島IS)、9回を小山内大和(愛媛MP)が登板し、追加点を許さないまま9回裏、最後の攻撃を迎えた。
神田に代わり最終回のマウンドに登った黒滝は、先頭の七番・大島に左前安打を許す。八番代打・日高がバスターから左前安打を放つと、スタートを切っていた大島が一気に三塁まで進み、一打逆転サヨナラのチャンスを得た。しかし九番代打・高井啓行(高知FD)は一ゴロ、一番・宮本が見逃しの三振に倒れ、あと1本が出ない。最後の打者、二番・國信も三飛に倒れ、ここで万事休すとなった。
千葉ロッテが3対2で四国IL選抜を破り、前回の戦いに続いての連勝を挙げた。この結果、四国IL選抜チームの今大会成績は3勝5敗1分けとなった。


『決められた・決められなかった』

最後のバッターになってしまった國信貴裕(高知FD)が言った。

「監督にも言われたんですけど、ここがプロとの差なんだと思う」

2対3と、千葉ロッテに対し1点ビハインドで迎えた最終回の攻撃に、四国IL選抜は大きなチャンスを手にした。先頭の七番・大島慎伍(愛媛MP)がレフト前にヒットを放ち塁に出た。代打として登場した八番・日高大輔(高知FD)は、この回からマウンドに立った千葉ロッテ4番手・黒滝の4球目をバスターで捉える。打球が鋭く三遊間を抜けて行く。スタートを切っていた大島が一気に三塁を陥れた。ノーアウト一、三塁。九番代打・高井啓行(高知FD)が打たされ、ファーストゴロに倒れた。日高がその間に二塁へと進む。千葉ロッテ・古賀監督がタイムをかけ、マウンドへと送ったのはルーキーの中郷である。ワンアウト二、三塁。依然試合の流れは、後攻めである四国IL選抜にあった。

これより12日前、サンマリンスタジアム宮崎で行われた千葉ロッテとの最初のゲームは、これとはまったく逆の展開だった。4対3と四国IL選抜が1点リードで迎えた9回裏、二死三塁から四番・南にレフト前タイムリーヒットを打たれ同点に。さらに二死満塁とし、七番・金澤にフェンス直撃のサヨナラライトオーバーを喰らい、逆転負けを喫した。

あの時は投手陣が最後に崩れた。逆の立場で今、1点を追いかけている。打順は一番、今日2安打を放っている宮本裕司(高知FD)に回ってきた。

カウントが1-3となった時、宮本の頭にはキャッチャーとしての配球の読みがあった。ここで真っ直ぐは来ない。来るのは多分、縦のスライダーだ。中郷の投じた5球目は、宮本が予想した通りの縦のスライダーだった。

「あのスライダーですね。あれを空振りしたことがすべてです。スラって判ってたんやけど・・・あれを見逃せるか見逃せないかですよね」

三塁側コーチャーズボックスに立つ森山コーチからは
「高目を打て」
と指示が飛んでいた。なのに、来ると判っていたはずのボールになる低目のスライダーに手を出し、フルカウントとなってしまった。次のインコース低目へのストレートにバットを出すことなく見逃してしまった。

二死二、三塁となり、打席に立ったのは二番・國信貴裕(高知FD)である。3回裏の打席では7本のファールで粘り、12球を投げさせてレフト前にヒットを放った。これが同点打への引き金になっている。5回裏の打席でも、5本のファールを打ちながら9球目をライト前に運んだ。今日、マルチヒットを記録している。

フェニックス・リーグで対戦するNPBの選手たちを見ていて、感じたことがあった。

「対戦してきて、プロの選手は追い込まれてから空振りが無いんです。夜間練習の時なんかに、森山さんや深谷(亮司コーチ)さんにどういう気持ちで打席に立っているのか聞くんですよ。自分たちは(打球を)中に入れようとする。でもプロは、ボールに付いて行くだけなんです」

ヒットを打った前の2打席を見れば、意識の変化が確実にバッティングに活かされていることが解る。そうして粘ったピッチャーとの我慢比べの中で、甘くなったボールを見逃さずヒットにすることができた。

そしてこの最終回、二死二、三塁の場面である。
初級をファールした後、2球目は外れた。中郷の3球目は、キャッチャーに届く手前でショートバウンドになるボール球だった。止めたバットの上部にワンバウンドしたボールが当たり、三塁手の真上にふわりと上がる。一瞬、今何が起こったのか状況のつかめないスタンドの空気の中で、三塁の白井塁審ははっきりと
「バットに当たってフライになりました。アウトです」
と声に出している。

二人のランナーはホームベースに還ることなく、千葉ロッテに1点のリードを許したまま、試合が終わった。藤城監督はここにもNPBとの力の差をはっきりと感じていた。

「(前回の試合)あの場面で向こうはライトオーバーのサヨナラ。こっちは見逃しの三振とショートフライ。これが差なんです。一、三塁のバスターまでは良かった。なんとか打たなければいけない。外野フライで同点なんです。「もう負けは無い」と思えない。ウチの選手はあの結果です。ウチはプロ相手に接戦にはできてる。でも、勝ち越すことができないんです」

9回一打サヨナラの場面で、試合を決められた千葉ロッテと、決められなかった四国IL選抜の間に、またも大きな差が見えてしまった。宮本も、國信も、それは十分解っている。

第3クールの4試合が終った。
明日の練習日が終ればいよいよあと2試合になる。湘南には後半の集中打で打ち勝った。巨人にも最後の粘りでドローに持ち込んだ。

「どれほどの力を発揮してくるか?それを食い止められるか?楽しみです。ウチはそれ以上の気持ちで臨まないとやられる。しかも大量点で」

宮崎で挑戦を続けた14日間、その最後の2日間を前にして、指揮官ははっきりと言った。
「楽しみです」
と。


2007.10.21. HIDAKA
代打・日高が見事なバスターエンドランを決めたが・・・


PHOTO BY Misato MORI
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