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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/10/20(Sat)

成長の証

フェニックス・リーグ2007
2007.10.20. 湘南シーレックス 2-5 四国IL選抜 <ひむかスタジアム>

 IL 000 000 320|5
SR 100 000 001|2

本塁打
IL 古卿1号3ラン(7回、秦)

バッテリー
 IL 浦川、上里田 ‐ 宮本
SR 秦、高宮、松家 ‐ 斉藤

四国IL選抜 先発メンバー
 捕 宮本
 中 グレアム
 二 山口
 左 マサキ
 D 高井
 一 中村
 三 檜垣
 遊 古卿
 右 YAMASHIN


快晴のひむかスタジアムだが、ライト方向からレフト方向へ吹く強い風がスコアボードの球団旗を強くはためかせる。乱打戦になるのではないか?という予感と共に始まった試合は、四国IL選抜・浦川大輔(愛媛MP)、湘南・秦両先発の投手戦となった。
1回裏、二番・藤田が中前打を放ち出塁すると、すかさず二塁盗塁を狙う。捕手・宮本裕司(高知FD)の二塁への送球が逸れ外野へ抜ける間に、藤田は三塁を陥れた。四番・内藤の打った一、二塁間のゴロを一塁手・中村竜央(高知FD)がファンブルし、三塁から藤田が生還。湘南が先制点を奪った。
2回裏、六番・河野の二・遊間へのゴロに二塁手・山口寛史(徳島IS)がよく追いついたが一塁に悪送球。先頭打者を出塁させてしまう。七番・斉藤の打席で浦川が投じた一塁への牽制球がボークと見なされ、四国IL選抜は無死二塁のピンチを迎えた。しかし浦川は後続をきっちりと3人で抑え、湘南は追加点を奪うことができない。その後も浦川は、6回まで湘南打線を三者凡退に封じ込む快投を見せた。
四国IL選抜は3回表に二死三塁。4回表には一死三塁。5回表には二死一、三塁と、いずれも得点圏に走者を進めながら、あと1本が出ないというもどかしい展開が続く。
後半の始まった6回も浦川が3人で抑え、7回表、いよいよ四国IL選抜の打線に火が入る。
一死から六番・大島の打った左飛を左翼手・河野が落球し、大島は一気に二塁を陥れた。七番・檜垣が右翼線への安打でつなぐと、八番・古卿大知は秦の3球目をフルスイングし、左翼フェンス後ろの防御ネットに突き刺さる大きな逆転3ランを放った。
四国IL選抜は8回表にも、一死から三番・山口が三遊間を抜く左前安打で出塁。続く四番・マサキ(高知FD)の左前安打に左翼手の悪送球が重なり、一死二、三塁のチャンスをつかむ。五番・小松崎大地(徳島IS)の二ゴロの間に、三塁から山口が好走塁を見せ生還。七番・檜垣浩太(愛媛MP)の二塁内野安打の間にマサキが還り、さらに2点を追加した。
8回裏、二死満塁のピンチも凌ぎ切り、散発4安打と湘南打線を封じ込んだ浦川は、完投を賭けて最終回のマウンドに登る。しかし先頭の五番代打・西崎を四球で歩かせると、一死二塁の場面でマウンドを降りた。
浦川に代わりマウンドに登ったのは、高知FDのクローザー・上里田光正である。上里田は七番代打・新沼を左飛に打ち取り二死二塁とするが、九番・木村に粘られた後、フォークを中前に弾き返され1点を奪われた。続く一番・石川も三塁への強襲安打で続き満塁とするが、二番・野中は遊ゴロに倒れ、四国IL選抜が5対2で湘南を降した。
四国ILはフェニックス・リーグ3勝目を挙げ、ここまでの通算成績を3勝5敗1分けとしている。


『成長の証』

フェニックス・リーグに入ってからの浦川大輔(愛媛MP)は、フル回転でマウンドに立ち続けている。ここまで先発一度を含み、6試合に登板。10月14日の北海道日本ハム戦からは5連投である。

遠征の疲れだとか、連戦の疲れだとか言っている場合ではない。むしろNPBの打者たちと毎日のように戦えるこの短い期間に、自分のすべてを出し尽くそうと必死である。調整登板だった昨日の東北楽天戦、6回1イニングを3人で打ち取り、今日の先発への準備は上々だった。気力は充実していた。

「監督に『今日、もう任したから』って言ってもらえて。最後まで投げる気でいました。勝ち負けよりもアピールしようと。初回から飛ばして行きました」

海辺に近く、西からは霧島おろしが吹くこのひむかスタジアムは風が強い。今日もライト方向からレフト方向に向かい強い風がずっと吹き続けていた。レフト方向へ上がる打球に気を使いながら、右打者の内角へは意識して厳しいコースを突くことを心掛けた。

だが、初回から思わぬ事態が次々と浦川に襲い掛かる。
二盗を刺しにかかった捕手・宮本裕司(高知FD)の送球が逸れ、ランナーが三塁に進む。打ち取った当たりではあったが、一、二塁間のゴロを一塁手・中村竜央(高知FD)がファンブルし先制点を奪われた。不安定な味方の守備は続く。2回裏、二遊間の難しいゴロを捌いた二塁手・山口寛史(徳島IS)が一塁に悪送球し、3つ目のエラーが記録される。次の七番・斉藤を打席に迎えた一死一塁の場面、一塁に投じた牽制球を石山塁審はボークと判定した。原因は左ヒザの動きにあった。

先取点を味方のミスで奪われ、またも続いたミスと、自分のミスにより傷口が拡がった。藤城監督が語る。

「1点取られた後に崩れなかった。あれが大事なんです」

この後、3回から6回まで、4イニングを三者凡退で乗り切って見せた。

チャンスを作りながらあと1本が出ない味方打線にも、さほどイライラすることはなかった。それよりも自分のアピールに必死だったからである。先発としてはおそらくラストチャンスのこのゲームに、人生を賭けて臨んだと言っても過言ではない。

一番のピンチに追い込まれたのは8回裏である。2本のヒットで二死一、二塁とした後、三番・下園への初球を宮本が後逸し、それぞれランナーが進んでしまった。これで二死二、三塁になった。藤城監督はマウンドまで歩み寄り、浦川と確認している。

「まず、きっちり終らせたかった。次にいい形で降ろしてやりたかった。無理して投げさせてもしょうがないから。他のピッチャーにチャンスも与えたかったし」

浦川の気力が萎えていないことを確認し、この場面は続投を決めた。下園には四球を与え満塁にしたが、次の四番代打・呉本をショートフライに打ち取りピンチを切り抜けている。強風に煽られた打球を、すんでのところで受け止めたショート・國信貴裕(高知FD)のファインプレーも光った。

「9回もヒット打たれるのならまだいいんだけど、フォアボールなんで。ああいうところでやりきれないところがあります」

8回1/3でマウンドを降り、完投勝利を逃してしまった。反省点の一つとして、最終回の先頭バッターに四球を与え、出塁させてしまったことを挙げる。しかしNPB相手に122球を投げ、散発4安打に抑えた今日のピッチングは、今大会浦川のベストピッチングと言っていい。

打線もよく打った。幾度もチャンスを逃しながら、くすぶり続けた導火線に火を点けたのは、まぎれもなく7回表、古卿大知(高知FD)がレフトに放った場外3ランである。

「なんか負けに慣れてるような雰囲気がベンチに出始めてました。今日はシートノックから集中できてましたから。ショートってのもありました。今季初のショートで、思い切って動いて行こうと思って」

一死一、三塁の場面である。外野フライを打とうとゾーンを高く挙げた。待っていたスライダーが内角から真ん中へ入ってきたところを降りぬいた。打球は外野スタンドの上を越え、高く張り巡らされている防護ネットに突き刺さっている。

4連敗の後につかんだ、欲しかった3勝目である。

「2、3試合なら勝てるかもしれないけど、リーグ戦だから。緊張を切らずに集中力を持ってやれてるのが3年間の成長の証でしょう」

藤城監督の口から出た『成長の証』という言葉がある。
この3勝は彼らの成長の証であり、四国アイランドリーグの成長の証だ。
浦川の、古卿の、成長の証。


2007.10.20. URAKAWA
浦川が湘南打線を封じ込んだ

2007.10.20. FURUKIMI
「変化(球)を待ってました。失投ですね」


PHOTO BY Misato MORI
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