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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/09/21(Fri)

勢い

四国アイランドリーグ公式戦
2007.9.17. 高知FD 9–1 徳島IS <土佐山田スタジアム>
勝 西川 10勝9敗2S
敗 渡邊 4勝11敗
本塁打 宮本5号ソロ(5回渡邊)、マサキ3号満塁(6回渡邊)

序盤は投手戦の様相を呈した。高知FD先発・山隈茂喜、徳島IS先発・渡邊隆洋が共に4回を無失点で乗り切る。
試合が動いたのは5回裏、一番・宮本裕司が均衡を破った。右翼スタンドに5号ソロ本塁打を叩き込み高知FDが先制する。しかし徳島ISも6回表、三番・永井豪の右犠飛により同点に追い着いた。
6回裏、先頭の四番・マサキに中前打を許すと、失策も絡み徳島ISは一死満塁のピンチを迎える。高知FDベンチは八番代打・トモが期待に応える。走者一掃となる中越え二塁打を放ち一挙に3点を奪った。完全にペースを狂わされた渡邊は、3連続四球を与え押し出しで追加点を。なおも満塁とし、この回2度目の打席となった四番・マサキに3号満塁本塁打を右翼スタンドへ運ばれ8失点。一方的な展開となった。
7回以降も徳島IS打線は追加点を奪えず、高知FDが9対1で勝利した。
徳島ISは球団ワースト記録となる「13」連敗を記録し、いまだ連敗街道から抜け出せない。


『勢い』

1対1で迎えた6回裏、勝負の分かれ目はここにあった。
先頭の四番・マサキがセンター前にヒットを放ち出塁する。五番・古卿大知が一塁線に転がした送りバントの処理に、マウンドから駆け降りた渡邊隆洋が一瞬バランスを崩す。浮いた送球に一塁手・アティングの足がベースから離れた。

六番・中村竜央の送りバントを素早くすくい上げた渡邊が三塁へ送り、マサキの進塁を防いだ。一死一、二塁である。三塁コーチャーズボックスに立つ森山一人コーチは考えていた。

「バント失敗の後、『このまま行くと(ピッチャーが)ナベなんで、苦しいかな・・・』と思って。勢いをつけたかったんで。ランナーも大知だったし、あいつが走ればなんとかなる」

二塁ベース上から三塁コーチャーズボックスに視線を送った古卿も、森山の意図を汲み取っていた。
「モリさんが『来いっ!』って。ノーサインだったんですけど」
勝負に出ることを決めた。

七番・小山田貴雄への2球目に古卿が三盗のスタートを切る。セカンドリードで完全に渡邊のモーションを盗み切った好スタートに、一塁ランナーの中村もやや遅れながら二塁へ向けてスタートを切った。三塁へ滑り込んだ古卿に捕手・加藤光成からの送球も間に合わない。ダブルスチールが決まり、一死二、三塁のチャンスを手に入れた。森山コーチが欲しかった『勢い』が、徐々に高知FDに出始める。

カウント0-2となった小山田が敬遠気味の四球で出塁し、満塁になった。八番・代打に送られたトモが初球から果敢に勝負に出る。内角から入ってきた変化球を振り抜いた打球がセンターの頭上を越え、3人のランナーが本塁に還って来た。本来のピッチングを失ってしまった渡邊はこの回8点を献上し、試合は決定的なものになった。

古卿を信頼し、ギャンブルを狙わせた森山コーチの賭けがこの試合を決める大きな流れを呼び込んだ。決してそれぞれの意志がバラバラではなく、グラウンドで戦う選手、指示を与える指揮官、コーチの意志までもが一つになっているその結果が、10試合を9勝1敗で乗り切った結果に表れている。

もう一つ勝つために重要な要素があった。
先発の山隈茂喜を5回でマウンドから降ろしている。被安打「3」、投球数は「56」である。完封も狙えるようなペースだった山隈を早々に代え、6回から西川徹哉、8回をパチェコ、9回を上里田光正と4人の継投でこのゲームをものにした。

なぜ山隈を代えたのか?
「芯に当たってきだしましたから。あれが東部球場なら加藤とアティングの2発で沈んでる。今日に全部つぎ込もうと考えてましたから。後半は逃げ切りで」

指揮官はゲームプランを冷静に考慮しつつ、総力戦でこの1試合を獲ろうとしていた。決して投手陣が充実している訳ではない。14日の東部球場でも
「30球以内なら毎日投げてもらうつもりだ」
と語っている。先発として5回を抑えた山隈の仕事は、もう十分なものだった。

チームに今、強力な勢いがある。
残り8試合、「悔いの無いよう戦うのみ」と監督は言う。


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