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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/09/21(Fri)

メークシネマ

四国アイランドリーグ公式戦
2007.9.14. 高知FD 3–2 愛媛MP <高知東部球場>

勝 山隈 6勝7敗4S 
S 上里田 2勝4敗11S
敗 浦川 8勝9敗5S
本塁打 中村5号ソロ(4回浦川)

先週の7連戦を6勝1敗で乗り切り、首位との差を一気に2.5ゲームまで縮めた高知FDが、今週はホームでの4連戦に臨む。その第一戦、愛媛MPを高知東部球場に迎えた。
2回裏、八番・小山田貴雄の適時中前打で高知FDが先制するが、愛媛MPも3回表、一番・グレアム義季サイモンの適時右前安打、三番・比嘉将太の適時左前安打を含む4連打で2点を奪い、すぐさま逆転に成功した。
4回裏、六番・中村竜央は愛媛MP先発・浦川大輔の初球を捉えると、左翼スタンドに5号ソロ本塁打をライナーで叩き込み、高知FDが同点に追い着く。
高知FDベンチは先発の西川徹哉に代え4回から岸健太郎、捻金孝行、パチェコ、山隈茂喜と継投策でつなぎ、8回までを無失点に抑えた。
8回裏、ここまで投げ抜いた浦川から先頭の三番・トモが左翼線へ二塁打を放つと、愛媛MPベンチは二番手として千葉ロッテとの交流戦でも好投を見せた小山内大和をマウンドに送る。しかし小山内は六番・中村に適時中前打を許し、高知FDが逆転に成功した。
愛媛MP最後の攻撃も帰って来たクローザー・上里田光正の前に九番・梶原有司、一番・グレアムが連続三振。高知FDが3対2で愛媛MPを降し、ホーム4連戦の第1戦を白星で飾った。


『メークシネマ』

11.5ゲーム差を跳ね返し、巨人がセ・リーグ優勝を飾ったいわゆる『メークドラマ』の1996年、藤城監督(高知FD)は二軍投手コーチとしてジャイアンツに在籍していた。
「あの時は指揮官である長嶋さんだけがまったく諦めてなくてね。みんな長嶋さんに乗せられていったんだよ」

2回裏に奪った1点を守り切ることができず、すぐ3回表に逆転を許した。野手の暴投失策から始まる4連打で2点を与えてしまった。試合の流れとしては最も良くない展開である。

3回裏の攻撃が始まる前、藤城監督がベンチ前でハッパをかけた。
「戦う男の姿勢じゃない!残り11試合でこのままズルズル行って後悔して終るぞ!気合いを前面に出せ!」
グラウンドから伝わってくるものがない。ベンチまで伝わってこないのに、彼らの闘志がスタンドにいるファンまで届く訳がない。そんな想いから出た言葉だったと言う。

しかし監督の熱は、六番・中村竜央の胸に確実に届いていた。
愛媛MPのエース・浦川大輔に対し、低目は狙わず高目に来る球を狙った。ほとんど変化球しか来なかった第1打席は強振してサード強襲の内野安打を放っている。4回裏一死、第2打席に入ってバットを構えようとした時、ある音が聞こえたことに気付く。

「キャッチャーの梶原がこっち(内角)に寄った音が聞こえたんです。見てないですよ!こっちに動いた音がして。前の打席で変化球ばっかりだったし、インコースの真っ直ぐに絞りました」
その初球に鋭く反応した打球が一直線にレフトスタンドへ伸びて行く。藤城監督も
「竜央の一発が大きかった」
と語った一打で同点に追い着いた。

中村の〝読み〟の鋭さは次の打席でも活きる。
「小牧さん(雄一コーチ)に『ホームランの後は同じ球を続けるか、外のボール球から入る』って言われて。そしたらまた梶原がこっちに寄った音が聞こえて・・・。『うわ!来た!』と思っておもいきり振りました」
第3打席も初球を叩いた。強烈な打球が三塁手・檜垣浩太のグラブを弾く。完全に勢いに乗った中村は8回裏、決勝打となるセンター前ヒットも叩き出している。
「監督のゲキがあって。それがあのホームランでした」
4打数4安打2打点。監督の気迫に闘志を燃やし、コーチのアドバイスに素直に耳を傾けた結果が勝利に繋がっている。

「この10試合でシーズン終わるんや!目一杯10ゲームをプレーしようという気持ちでやってほしい。今更ガミガミ言ったって、なるようにしかならないですから。泣いても笑っても10試合、すべて出し切りましょう」

試合後の会見の最後に、藤城監督が笑った。
「メークシネマ。ハッハッハ」


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