四国アイランドリーグ交流戦
2007.9.12. 四国アイランドリーグ選抜 6–6 千葉ロッテマリーンズ二軍 <坊っちゃんスタジアム>
今季15試合目となるNPBとの交流戦である。ここまでNPB球団との対戦成績は4勝7敗4分け。昨夜愛媛MP戦で喫した完敗を払拭したい。
序盤に3点を奪った四国リーグ選抜だったが、4回表、二番手・西川徹哉(高知FD)が捕まる。八番・定岡に左越え同点3ランを浴びると、代わった三番手・渡邊隆洋(徳島IS)も後続を断つことができず、この回一挙5点を奪われた。
5回裏、制球に苦しむロッテの三番手・相原が2つの四球で走者を溜めると、五番・堂上隼人(香川OG)の二ゴロの間に三塁から智勝(香川OG)が還る。続く六番・マサキ(高知FD)の打ち上げた左飛を左翼手・定岡が落球。四国リーグが同点に追い着いた。
6回表、この回からマウンドに登った片山正弘(徳島IS)が3つの四死球で走者を溜めると、六番・細谷の三ゴロを三塁手・智勝が弾き三塁から青松が生還。ロッテが逆転に成功した。
7回小山内大和(愛媛MP)、8回松尾晃雅(香川OG)、9回天野浩一(香川OG)が無失点で切り抜けると、9回裏、四番・丈武が左中間に二塁打を放つ。五番・堂上も中越え二塁打で続き、四国リーグが土壇場で同点に追い着いた。しかし以降の反撃は続かず、試合は6対6の引き分けに終わった。
『「彼らは何歳なの?」』
千葉ロッテ二軍先発メンバーの平均年齢が21.5歳。まだ19歳の選手が2人いる。これに対し四国IL選抜先発メンバーの平均年齢は25.6歳と4歳高い。最年少となった檜垣浩太(愛媛MP)でも23歳である。
「ピッチャーが良かったよね。後半になるほどいいピッチャーが出てきたように思ったけど」
古賀英彦監督(千葉ロッテ二軍)はそれぞれ1イニングを三者三振に切って取ってみせた小山内大和(愛媛MP)と松尾晃雅(香川OG)について賞賛の言葉を贈っている。
「松尾君だっけ?勢いもあるし、魅力あるピッチャーだと思うよ。真っ直ぐに威力あって。向かってくるよね。追い込んでからのフォークも良かった。それと小山内君。カーブがいい。うまく使ってるよね。110km/hくらいの。あれでスライダーや真っ直ぐが速く見える」
古賀監督が続ける。
「彼らは何歳なの?」
25歳と26歳です。と伝えると、こう答えた。
「そうだろうねぇ。技術的にもまとまったものを持ってる」
四国で3年間培ったものを最高の形で披露して見せた2人のピッチングを古賀監督は評価した。そこには20代前半の若いピッチャーが持ちえない、ずっしりとした安定感があった。だから25歳、26歳という彼らの年齢にも合点がいった。
その小山内が三者三振のマウンドを振り返る。
「1イニングだけだったんで。自分の最高のボールを投げようと思ってました。球種に関わらず、自分の中の最高のボールを。一人も出さなければ点は取られないですから」
松尾も最初の言葉は同じセリフだった。
「1イニングだけだったんで。向かって行く気持ちは『持っている』とか言う前のものだと思うんで。そういう気持ちが無いと」
(2人目を三振に取った落ちる球は?)
「スライダーです。MAXは・・・144km/hですか。他に今日、誰かもっと速い人いましたか?
(いや、いないですね)
「それが良かったです」
最終回に連打で1点をもぎ取った打線も、ロッテの12安打に対し11安打を放ち意地を見せた。4打点を叩き出し存在感を見せ付けた堂上隼人(香川OG)から逆に尋ねられた。
「今日の選手って、みんな若かったんですよね?」
NPBとの交流戦とは言え、4歳も若い選手たちのチームの前に簡単に屈する訳にはいかない。そこに気付いていた堂上も現在25歳である。

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