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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/07/12(Thu)

「良かったね」

四国アイランドリーグ公式戦
2007.7.1. 徳島IS 8–9 高知FD <高知東部球場> ダブルヘッダー第1戦

勝 岸 3勝0敗
S 上里田 2勝4敗9S
敗 小林 1勝3敗

雨で流れた6月29日の代替試合として行われたダブルヘッダーの第1試合は、徳島IS主催試合として行われた。
2回表、徳島IS先発の片山正弘から五番・高井啓行が左前安打を放つと、七番・宮本裕司がきっちりと中犠飛を上げ、高知FDが先制した。
3回裏、高知FD先発・パチェコが捕まる。二番・李鐘熙の左翼線二塁打で一死二、三塁とした後、三番・山口寛史が2点適時中前打を放ち徳島ISが逆転に成功する。四番・小松崎大地も左前安打で続くと、五番・西村悟の打席に重盗を決め3点目を奪った。
4回表、二死一、二塁から八番・國信貴裕の適時中前打で高知FDが1点を挙げ、1点差に詰め寄る。
しかし4回裏、一番・大二郎が2点適時右前打を放ち、再び徳島ISがリードを拡げる。
6回表、二死満塁とした後、二番代打・小山田貴雄が適時右前安打。三番・梶田宙も中前にテキサス安打を放ち走者二人が生還。高知FDが同点に追い着く。
6回裏、徳島ISは高知FDの二番手・ミン・キファンから二番・李が左翼線へ今日2本目となる適時二塁打を放ち、6対4と更にリードを奪う。
徳島ISは7回裏にも三番手・野原慎二郎から八番・永井豪の左中間越え2点適時二塁打で2点を追加。3点のリードを奪った。
9回表のマウンドに登った小林憲幸だったが、五番・高井に左翼線へ二塁打を喰らい1点を失う。続く六番・古卿大知にも2点左越え適時二塁打を許し同点に。さらに一死満塁とピンチを拡げた後、九番・土佐和広の適時左前安打で遂に逆転を許した。
徳島ISは9回裏、クローザー・上里田光正の前に1点も奪うことができず、高知FDが9対8と逆転勝利を挙げた。


四国アイランドリーグ公式戦 ※前期最終戦
2007.7.1. 高知FD 3-4 徳島IS <高知東部球場> ダブルヘッダー第2試合

勝 角野 3勝3敗
敗 ソリアーノ 2勝2敗

この試合が前期公式戦最後の試合になる。
ダブルヘッダーの第2試合、高知FDの先発は捻金孝行。徳島ISの先発は角野雅俊である。共に3年目の二人がマウンドに登った。
3回裏、二番・トモが右中間に2点適時三塁打を放つと、三番・梶田宙も中前に適時打で続き、高知FDが3点のリードを奪う。
5回表、徳島ISは一死一、三塁と走者を溜めた後、八番・加藤光成が左前に適時安打を放つ。高知FDベンチはここで捻金に代え、左腕のソリアーノをマウンドへ送る。しかし一番・大二郎が右前へ、三番・山口寛史も右前へ適時安打を放ち、徳島ISが一気に4点を奪い逆転に成功した。
角野は1点のリードを守りながら最終回一死満塁のピンチも乗り切り、139球を投げ抜いての完投勝利。4対3で最終戦を徳島ISが制した。


『「良かったね」』

角野雅俊(徳島IS)は試合を振り返りながら、開口一番に
「辛かったです」
と語った。

第一試合にクローザー・小林憲幸が3点のリードを守れず、高知FD打線から4失点してしまい逆転負けをくらっている。打線が仕事をした試合で投手陣が最後に崩れてしまう。前期の戦いの中で、徳島ISにこの敗戦パターンは決して少なくない。

第2試合の最終回、角野が最後のマウンドへ登る。
5回表に味方が奪ってくれた1点のリードをここまで守り続けてきた。最後の試練は9回裏に訪れた。先頭の七番・宮本裕司には前の打席で右中間を破る三塁打を喰らっている。意識しすぎてしまった。ボールが先行し、フルカウントまで持って行ったもののライト前にヒットを許してしまう。出してはいけない先頭バッターを出してしまった。

すでに球数は110球を越えている。暑さと疲労の中でボールにストライクゾーンで勝負できる力はもうほとんど残っていない。心のより所になっていたのは、捕手・加藤光成との意思疎通が十分にできていたことだった。変化球にはキレが残っている。決め球にしたのはストライクゾーンからはずれてワンバウンドになるボールだった。

「スライダーを加藤さんが必死で止めてくれました。だから、甘い球で打たれるところにいかないように」
コントロールに細心の注意を払いながら、すべて加藤のリードに従っている。八番・高井啓行をスライダーで三振に取ったが、九番・土佐和広に粘られ、ライト前にヒットを許した。一番・マサキとの勝負は避けた。二死満塁、もう後がない。左打席に一番・トモを迎える。

ファーストストライクは外角へのストレートで奪った。2球ファールで粘られ、カウントが2-2になった。
「加藤さんが内の真っ直ぐのサインを出したんです。意外でした。でも絶対的に信用してるんで」
6球目、サイン通りに内角へストレートを思い切って投げ込む。トモのバットが空を切る。
ツーアウトを取り、三番・梶田宙をスライダーでセカンドゴロに打ち取った。
「あのトモの三振が大きかった」
試合後、そう語っている。

「信頼される投手になりたい」
角野はそう言った。
なんとか踏ん張ることができた。チームが勝てない中で苦しみ抜いた前期、その最終戦を完投勝利で飾ることができた。この勝利は後期に向けての希望にもなる。マウンドで野手たちと交わすハイタッチが心地良かった。

野手から信頼されるために、捕手のサインを信じて投げ抜いた。
「自分、昔からサインには気持ち良く投げたい方なんです。キャッチャーと二人で『良かったね』って言いたいんで」


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