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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/06/19(Tue)

逃げない

四国アイランドリーグ公式戦
2007.6.16. 徳島IS 3–3 香川OG <徳島県営蔵本球場>

※ 9回リーグ規定により引き分け
本塁打 丈武7号ソロ(8回益田)

香川OGにマジック「6」が点灯している。徳島ISとの前期最終戦は、徳島のホーム・蔵本球場でのゲームとなった。徳島ISはここまで引き分けを挟み8連敗と最悪の状態が続く。蔵本のスタンドを埋め尽くし、ホームゲーム過去最高となった5,506人の観衆の前で一矢を報いたい。
先発は香川OGが先週のダブルヘッダー第1試合で徳島IS相手に完封勝利を挙げた塚本浩二、徳島ISが同じく先週香川OG打線を1安打に抑えた片山正弘である。
1回表、先頭の国本和俊が左翼線へ二塁打を放つ。二番・三輪正義がバントで送ると、三番・堂上隼人は中犠飛を上げ、打者3人で先取点を奪った。
徳島ISもすぐさま反撃に転じる。中前安打で出塁した一番・山口寛史を四番・小松崎大地が右中間への適時安打で還し同点に追い着いた。
試合は中盤まで投手戦の展開を見せる。5回表、先頭の六番・近藤洋輔が左前安打で出塁すると、二死二塁までチャンスを拡げる。九番・生山裕人の打球は片山の右ヒザをライナーで襲うが、跳ね返ったボールを三塁手・大二郎がすくい上げ一塁に送りピンチを救った。
5回裏、二死満塁のチャンスを迎えた徳島ISだったが、三番・西村悟が三振に倒れ、次の1点が奪えない。
試合が動いたのは6回表だった。国本が今日2本目となる左翼線への二塁打で出塁すると、堂上が右翼線に二塁打を放ち、勝ち越しの1点を奪った。
8回裏、好投を続けてきた塚本だったが先頭の山口に左中間を越され、無死三塁のピンチに陥る。香川OGベンチはここで塚本に代え、天野浩一をマウンドに送る。二番・岡嵜雄介を三振、西村を遊ゴロに打ち取った天野だったが、続く小松崎に中前に運ばれ徳島ISが同点に追い着いた。
9回表、二死となりながら五番・丈武はバックスクリーンに叩き込む7号本塁打を放ち、再び徳島ISを突き放す。
香川OGは9回裏のマウンドに橋本亮馬を送り万全の態勢を整える。しかし橋本の制球が落ち着かない。先頭の六番・李鐘熙を四球で歩かせると、七番・永井豪がバントで送り二塁へ。八番・加藤光成は2球目を右翼線に運ぶと、李が還り徳島ISが土壇場で同点に追い着いた。
試合は3対3のまま9回リーグ規定により引き分けとなった。この結果により香川OGのマジックが消滅した。


『逃げない』

徳島ISが喫したここまでの8連敗の中で、最も大きな原因となっていたのは打線の繋がりの悪さだった。選手たちは「なぜ急に打てなくなってしまったのか?」という問いに
「わからない」
を繰り返した。

5月下旬、春からこれまでしっかり取り組めていた練習が、グラウンドの都合で昨季まで世話になった河川敷グラウンドに戻ることになった。16時までには高校生のために明け渡さなくてはならない。確かに練習時間が短く制限されてしまったという理由はある。しかし当の選手たちからしてみれば、それはただの言い訳にしか過ぎない。5月27日、四万十で高知FD相手に17点を奪った猛打以来、プッツリと切れてしまった打線を復活するには一体どうすれば良いのか。その答えを探しながら泥沼の連敗街道を歩いてきたのである。

この火曜日から練習環境が整った。それまでやれなかった個人練習が可能になり、野手は精力的にバットを振り込んでいる。気持ちは決して萎えていなかったのだ。それどころか戦う気持ちを燃やし続けていた。今日の試合前においても、13時から予定されている打撃練習の一時間前から早出特打ちを行っている。

「先に点獲って、リードして行こうと思ってました。結果的に獲られちゃったんですけど・・・。(8回の中前適時安打は)ピッチャーに関係なく良かったら行こうと思ってました」
四番主将・小松崎大地に当たりが戻って来た。二度のチャンスに結果を出し、四番の仕事をやってのけた。

「(9回一死二塁の場面)最初から振っていこうと思ってました」
9回裏に同点打を放った加藤光成は、送りバントを狙った3打席目以外すべて最初のストライクを打ちに行っている。積極性がプラスに働いた。

一番・山口寛史も先頭打者として大きな活躍を見せた。8回裏、塚本の100球目を捉えた左中間越えの三塁打について、
「外の真っ直ぐでした。(自分の中では)普段と同じです」
と答えている。この試合が香川OG戦前期最終戦である。4勝8敗2分けという成績についてこう振り返った。
「接戦で取られてる試合が多いんですけど、その辺は向こうが一枚上手なのかなと思う。逆に言えばこっちは接戦をモノにできなかった」

「去年と変わらないじゃないか」と揶揄された連敗の中で、選手は屈辱に耐え続けていた。
「香川OGのクリーンナップってそんな違いますか?みんな凄い凄い言うけど・・・」
試合前、そう聞いてきた選手がいた。自分たちもやればできるはずだ。その自負は持っている。

5,506人と蔵本球場を埋め尽くしたたくさんの観客の前で、価値ある引き分けを演じることができた。今やっておかなければ後期公式戦での浮上はあり得ない。

なんとかしなくてはならない。そんな気持ちは守備にも現れていた。
6回裏、三塁を襲った四番・智勝の鋭いゴロを大二郎が左胸に当て、止めた。前に落としたボールを拾い上げて一塁に送り、この回の守備を3人で終えている。

「逃げたらヤバい!と思った」
そう、逃げてはいけない。
左胸を押さえながら満足そうに笑った。


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