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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/05/03(Thu)

チャレンジの場所

四国アイランドリーグ交流戦
2007.4.29. 高知FD・愛媛MP連合 4-4 福岡ソフトバンクホークス二軍 <高知東部球場>

本塁打 吉本ソロ(6回岸)

今季5試合目となるNPBと四国アイランドリーグの交流戦。高知FDと愛媛MP連合チームが高知東部球場に福岡ソフトバンクホークス二軍を迎えた。
2回表、高知FD・愛媛MP連合先発の西川徹哉(高知FD)が連打を浴び、七番・金子の左犠飛、八番・明石の適時中越え三塁打などで3点を失う。
3回裏、先頭の一番・古卿大知(高知FD)がソフトバンク先発のルーキー大隣から左中間を破る二塁打を放ちチャンスを作ると、三番・檜垣浩太(愛媛MP)、四番・マサキ(高知FD)の連続適時二塁打で高知FD・愛媛MP連合が2点を返した。
西川に代わりマウンドに登った梶本達哉(愛媛MP)は4回表を三者凡退に、5回表には三者連続三振を奪う好投を見せる。
しかし6回表、この回からマウンドに登った左腕・岸健太郎(高知FD)が先頭の二番・吉本に外角へのチェンジアップをすくわれる。打球は左翼スタンドに飛び込むソロ本塁打となり、差を2点に拡げてしまう。
7回裏、ソフトバンクの三番手・大西は制球が定まらず走者を溜めると、二死二、三塁のチャンスに五番・中村竜央が左翼フェンス直撃の2点適時三塁打を放ち、高知FD・愛媛MP連合が遂に同点に追い着いた。
7回表を近平省吾(愛媛MP)、8回表を浦川大輔(愛媛MP)が抑えると、9回表のマウンドに上里田光正(高知FD)が登る。上里田は一死満塁のピンチを迎えるが、落ち着いた投球でここを切り抜けた。最終回の攻撃に望みを託した高知FD・愛媛MP連合だったが得点するに至らず、試合は4対4の引き分けに終わった。
四国リーグはNPBとの今季交流戦成績を1勝3敗1分けとした。


『チャレンジの場所』

「クリーンナップなんかいいスイングしてましたよ。後半投げたピッチャーなんか良かったですね。西山(元愛媛MP・西山道隆投手)に聞くと、オフにはアルバイトしてるんでしょ?(ソフトバンクの選手に)「君たちにもそういう時期があったはずだ!」と言いました。記憶を呼び戻させてくれるよね」
ソフトバンク・石渡監督は試合後、四国リーグの選手たちの夢をつかもうとしている気持ちが、非常に勉強になった試合だったと話している。

先に連打で3点を奪われ、同じく連打で2点を奪い返した。さらに本塁打で突き放されたが、相手のミスを突いて一本の長打で同点に追い着いた。ソフトバンクは4人の投手を使い8安打を放った。高知FD・愛媛MPは6人の投手を使って7安打である。3時間11分、共に無失策と後半は実に締まったゲームになった。

五番・中村竜央(高知FD)は今日の打席に意識していたことがあった。
「ファーストストライクから積極的に振っていこうと思ってました。モリさん(高知FD・森山コーチ)から「ムチャ振りでもいいから振っていけ!振らなわからん!」って言われてて」
変化球をつい見てしまうクセがある。とにかく最初のストライクにバットを出そうと決めていた。それが結果につながった。第一打席にレフト前ヒット、第二打席にもライト前にヒットを放っている。

2点のビハインドを追い掛ける7回裏、二死一、二塁の場面で打順が回ってきた。この回からマウンドに立ったのは左腕・大西正樹である。カウント0-2から外角へのスライダーを見逃してしまった。
「あの打席は見てしまったんです。で、次のスライダーを空振りしたんですけど、あそこで「振れた!」と思った」
意味のある空振りになった。

このボールを捕手が捕り損ねる間にランナーが各自進塁する。二死二、三塁。お膳立ては整った。右へ一球ファールした後の7球目をレフトへ運んだ。左翼手の長谷川勇也がフェンスぎりぎりまで下がって捕球体勢に入る。打球は大きく伸びた。ジャンプしてもグラブに収まらなかったボールが、フェンスに当たって跳ね返る。
「打ったのはスライダーでした」
NPBとの交流戦という大切な場所で、結果と自信をつかんでいる。

2007.4.29. NAKAMURA
この一打でソフトバンクに追い着く

9回表のマウンドに登った上里田光正(高知FD)にも思うところはあった。
ホーム開幕戦で完封勝利を収めてからというもの、逆に自分の中で何かを失いかけていた。
「今までは「当たって砕けろ!」と思えてたのが、開幕戦で抑えてからいい意味で注目もしてもらってて、何かきれいに野球しようとしてたんです。ガメつさが無かった。きれいに抑えて当たり前、みたいな・・・」
練習が終わった後の自室で、自分自身と対峙していた。
「ここ一週間・・・ほんと何日か前ですね。「もっと気持ちで向かって行こう。あかんかったらしゃあない」って思えた。今全力でやることで、たとえ今年ダメだったとしても次のステップに繋がるんじゃないか」

打ち取ったはずの打球がショートの前で大きく弾み内野安打になった。一塁へヘッドスライディングで飛び込んだ福田修平が一塁ベース上に立つ。続く六番・小斉祐輔の打球がレフトの頭上を大きく越える。三塁を回ったところで福田が滑って転倒した。9回表、4対4と同点の場面に、高知FD・愛媛MP連合チームは無死二、三塁のピンチを迎えてしまった。

7回表の守備からマスクを被った梶原有司(愛媛MP)が注意していたことは一つ。「高目には絶対投げさせない」ということだけだった。
「NPBは甘いところは持っていかれる。高目に行くと簡単に犠牲フライ打たれちゃうんで、低目に集めようと。自分が止めればいいですから。フォークで勝負しました。(フォークを多めに見せたことで)その分真っ直ぐが活きましたね」
高知FDのエースを愛媛MPの正捕手が力強く引っ張る。

七番・金子圭輔の一塁ゴロをマサキ(高知FD)が止め、ランナーは還れない。八番・明石健志にはフォークを空振りさせたが際どいコースが外れ、歩かせた。一死満塁とピンチは続く。九番・荒川雄太が初球を引っ掛けた。三塁手の檜垣浩太(愛媛MP)が前に突っ込んでゴロを捌くと、すぐさま梶原へ送球し得点を阻む。二死満塁、一番・城所龍磨をカウント2-1と追い込み、セカンドゴロに打ち取った。最後に訪れた大ピンチを見事に凌ぐと、息を呑んでいた一塁側とバックネット裏のファンたちが一斉に沸いた。

あの9回表を上里田が振り返る。
「楽しかったです。自分を試せるせっかくのチャンスでしたから。「自分の球が投げられればいいや」と思ってました。初めて組んだんですけど、梶原がうまくリードしてくれました。抑えるのって技術よりも気持ちの部分が大きいんです。ガメつさがなくなってたのを思い出させてくれました」
気負いもせず、力みもせず、開き直って投げることができた。忘れそうになっていた挑戦者としてのアグレッシブさを取り戻させてくれた。「楽しかった」と語った上里田の顔に、大きな充実感が見えた。

中村、梶原、上里田。それぞれにこの2年間で成長し、つかんだ物がある。それを交流戦という絶好のチャレンジの場で直に試した。結果は強い自信となり、大きな糧になる。追い着いての引き分けだった。もう一歩、もう一頑張りで追い越せるところまで来た。その頑張りの向こうに彼らの夢が続いている。


2007.4.29. AGARITA
9回表、上里田の力投

PHOTO BY Misato MORI
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