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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2013/08/03(Sat)

『あと6週間で』

四国アイランドリーグplus 2013コカ・コーラ杯 後期公式戦
2013.8.2. 徳島インディゴソックス 11‐10 香川オリーブガイナーズ 6回戦 <鳴門・オロナミンC球場> 観衆 276人

香川OG 402 031 000|10
徳島IS 410 000 06x|11

勝 宍戸 1勝2敗
S シレット 2勝1敗12セーブ
敗 田村 5勝4敗1セーブ

バッテリー
香川OG 酒井、中野、田村 - 有山
徳島IS 山口、宍戸、シレット - 山城

本塁打
香川OG 桜井7号2ラン(3回、山口)
愛媛MP 大谷龍6号3ラン(1回、酒井)


 8月に入って最初の3連戦、徳島インディゴソックスはホーム3連戦でスタートする。初戦の対戦相手は香川オリーブガイナーズである。徳島ISの先発は山口直紘(22歳、千葉熱血MAKING)、香川OGはここまでクローザーを務めてきた酒井大介(26歳、長崎セインツ)が今季初先発マウンドとなった。
 試合は序盤から荒れ模様の展開となる。初回ともに4点ずつを奪い合うと、2回裏に1点を勝ち越した徳島ISを3回表、四番・桜井広大(30歳、阪神タイガース)の7号逆転2ランにより香川OGが6-5と試合をひっくり返す。さらに5回に3点、6回にも1点を加え10‐5と、ほぼ試合を決定付けたかに見えた。
 だが8回裏、7回から酒井をリリーフした中野耐(20歳、天王寺高)が徳島IS打線につかまる。八番・神谷厚毅(27歳、名城大)の右翼線二塁打により徳島ISが1点を返すと、さらに二死満塁とチャンスを拡げる。香川OGベンチは三番手、田村雅樹(23歳、中部大)をマウンドに送るが、田村も徳島IS打線の勢いを止めることができない。四番・大谷龍次(24歳、ロッテ育成)に今日4本目となる走者一掃の左前安打を浴び、10‐10の同点とされた。続く五番・酒井亮(23歳、明治学院大)が中前へ適時安打を放ち、二塁から大谷龍が生還。徳島ISが一挙6点を奪い11-10と試合をひっくり返した。
 9回表の香川OGの攻撃をクローザー・シレット(ドミニカ共和国、25歳、カープ・ドミニカアカデミー)が3人で締める。徳島ISが11-10と劇的な逆転勝利で香川OGを下し、5連勝。2位・愛媛マンダリンパイレーツとのゲーム差を「2」に拡げた。7回から山口をリリーフした宍戸が今季初勝利、シレットがリーグトップタイに並ぶ12個目のセーブポイントを挙げた。香川OGはこれで3連敗となり借金「7」前期終盤の勢いがまったく影をひそめてしまっている。


『あと6週間で』

 終わってみれば5点差をひっくり返しての大逆転劇である。だが「手放しで喜べる試合だったか」と言われれば、決してそうではない。徳島インディゴソックスの先発、山口直紘(22歳、千葉熱血MAKING)に本来のキレと制球力の良さは見られず、ここまで1完封を含めチームトップの7勝を挙げている自信も、貫録も見られなかった。
 ボールが上ずってしまい、ストライクを取りに行った甘いボールを痛打される。序盤の4失点こそ味方打線がすぐに獲り返してくれたが、3回表には先頭打者を歩かせてから四番・桜井広大(30歳、阪神タイガース)に2ランを食らい、逆転を許した。13安打を浴び10失点、それでも負けがつかなかったことを野手に感謝するほかない。
 試合後、一塁側ダグアウトでのミーティングで島田直也監督は激高した。ミーティングの輪から離れ、報道陣からの囲み取材に応える。
「皆さんも見てれば分かると思いますけど、もうね。マウンド上で自信なさげに投げてるのを見ると、野手も『なんだよ!』と思いますよ。でも、それでもこうやってちゃんとひっくり返してくれてるわけですから。『打たれるのは別にいい』って僕は言ってるんですけど、ストライク投げなくちゃいけないって置きにいったボールなんか、打たれるに決まってますよ、そんなの。そこで腕を振って、多少真ん中でも球に気持ちが乗っかれば凡打になる可能性だってあるわけですから。ホントにね、はっきり言って情けないですよね、山口に関しては」
 7勝目を挙げた対愛媛MP前期12回戦(6月22日、大洲)以来、勝ち星がない。それどころか、後期に入ってから4度の先発マウンドでの失点合計はなんと「24」である。同じく後期4試合での防御率は「10.35」と、まるで前期とは別人の成績だ。
 完全に自分のピッチングを見失ってしまっている。だが、そんなことは山口自身が一番良く分かっている。分からないのは、そこから抜け出すための方法だ。
「何が足んないか、自分ではよく分からないというか…。『球が行かない』とかなんですけど、なんで行かないのか? とかが、ちょっと分からないので」
 山口が苦しみの真っ只中でもがいていることは、チームの誰もが知っている。練習のなかで少なからず試行錯誤は続けている。今日の実戦マウンドでも、ややフォームを変え、以前のモーションに近いものを試していたシーンがあった。しかし「これだ!」という手応えがない。
「2カ月くらい全然ないですね。微妙に変えてるんですけど、いい方向に働いて来ないですね。フォームを変えたからかもしれないですけど、スライダーの感覚も。コントロールが…。スピードが乗って来ないから、打たれる気しかしないですね」
 調子を崩している投手について、よく例えられる「相手と戦う前に、自分と戦ってばかりいる」そんな状態がずっと続いている。
 大学への〝復学〟が選択肢としてあり、今季がラストチャンスである可能性も高い。そのタイムリミットが焦りへとつながっていることも要因のうちの1つとしてある。
 島田監督が言う。
「『成海(岩根成海)と山口で今年はやる!』って決めてますから。ホントに責任感があるんだったら、もっともっとアグレッシブに見せて欲しいなと思いますけど。来週からウチは相当厳しい日程になって来るわけですから。やってもらうしかないんで。やっぱり自分で打破するしかないんです。あいつの場合は。だから『それを見せてもらいましょう!』というだけですね」
 5試合連続2ケタ安打を放って、今季最長となる5連勝を達成した。4安打、1本塁打、6打点をたたき出した主砲・大谷龍次(24歳、ロッテ育成)のバットを始め、打線の好調さで5点のビハインドをひっくり返すビッグゲームをやってのけた。だが、打線の好調がいつまでも続くわけではない。このまま徳島ISが後期を首位で走り抜けるために、山口の復活は絶対に必要だろう。
 レギュラーシーズンはもう、あと2カ月を切っている。あと6週間で名実ともに〝エース〟の座を取り戻すことはできるのか。誰も救いの手を差し伸べることはできない。自分がもう一度、そこまで這い上がるしか。




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