• プロフィール

    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

  • FC2カウンター

  • FC2オンラインカウンター

    現在の閲覧者数:
  • COUNTER & RANKING

    FC2 Blog Ranking

    バナーをクリックお願いします。

    あと、拍手もよろしく。

  • カレンダー(月別)

    09 ≪│2012/10│≫ 04
    - 1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 30 31 - - -
  • 検索フォーム

  • 天気予報


    -天気予報コム- -FC2-
  • メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

  • フリーエリア

  • ブログ内検索


--/--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Home | Category : スポンサー広告 |  Comment  |  Trackback
2012/10/26(Fri)

2012.10.25. プロ野球ドラフト会議

四国アイランドリーグplus、香川オリーブガイナーズより星野雄大捕手が東京ヤクルトから5巡名指名、水口大地内野手が埼玉西武より育成枠1巡目指名を受けた。

2012.10.25. facebook ドラフト会議PHOTOページへリンク



※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します.
スポンサーサイト
Home | Category : 我、想う |  コメントアイコン Comment3  |  Trackback0
2012/10/23(Tue)

2012.10.23. みやざきフェニックス・リーグ 四国アイランドリーグplus選抜 0‐9 横浜DeNAベイスターズ

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 16日目
2012.10.23. 四国アイランドリーグplus選抜 0‐9 横浜DeNAベイスターズ <ひむかスタジアム>

B 010 200 042|9
IL 000 000 000|0

バッテリー
B 王、冨田 ‐ 高城
IL 古舘(愛媛MP)、デイビット(愛媛MP)、吉川(高知FD)、井川(高知FD)、山中(高知FD) ‐ 宏誓(高知FD)、屋宜(高知FD)

二塁打
B 筒香、乙坂
IL 

本塁打
B 井出ソロ(2回、古館)
IL 

横浜DeNA、先発メンバー
9 内村
D 山崎 
6 石川
5 筒香
3 井出
4 梶谷
8 乙坂
2 高城
7 桑原

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
8 高田(愛媛MP)
9 大谷真(徳島IS)
4 今中(高知FD)
3 ブレット(愛媛MP)
7 金城(愛媛MP)
6 藤長(愛媛MP)
5 根津(高知FD)
2 宏誓(愛媛MP)
D 夏山(高知FD)


 フェニックス・リーグはここから第4クールに突入、アイランドリーグ選抜も第4次チームとなった。今朝の宮崎はこの秋一番と言っていいほど寒く、心配されたほどの天候の悪化はなかったものの、午前9時過ぎには試合が行われるひむかスタジアムでも通り雨があった。しかし、曇り空だったのは午前中のみで、午後には晴れた空が戻って来ている。
 試合はDeNA先発・王、アイランドリーグ選抜先発・古舘数豊(愛媛MP)、両左腕同士の投げ合いとなった。2回表、DeNAの五番・井出が左翼にソロ本塁打をたたき込み先制する。4回表にも一死から三番・石川の中前打、四番・筒香の中越え二塁打で追加点を挙げると、二死三塁から六番・梶谷が三遊間を破る適時安打を放ち、DeNAが3点をリードした。
 アイランドリーグ選抜は王のキレのいいストレートの前に前半5回を2安打に封じ込められ、反撃のチャンスがつかめない。6回裏二死から二番・大谷真徳(徳島IS)、三番・今中尭大(高知FD)の連続安打で得点圏に走者を進めるが、あと1本が出ずにチャンスを逃した。
 4イニングスを投げた古館に代わり、5回からデイビット(愛媛MP)、7回を吉川岳(高知FD)がDeNA打線を無得点で退ける。だが8回表、アイランドリーグ選抜の四番手・井川博文(高知FD)がつかまった。2本のヒットで一死一、三塁とされたあと、四番・筒香、五番・井出に連続適時安打を許し2点を失う。さらに一死満塁として七番・乙坂は左翼手の頭上を越える2点適時二塁打を放ちDeNAがさらに2点を追加、7‐0とリードを拡げた。
 DeNAは9回表にもアイランドリーグ選抜の五番手・山中智貴(高知FD)から一死満塁とすると、五番・途中出場の荒波の中犠飛、六番・梶谷の右前適時打で2点を追加し、9‐0と大量リードを築く。アイランドリーグ選抜最後の攻撃も9回裏のマウンドに登った冨田康祐(元香川OG)の前に三者凡退に抑えられ、逆転することはかなわなかった。
 DeNAが9‐0でアイランドリーグ選抜を下し6勝目、通算成績を6勝5敗2分けの7位としている。アイランドリーグ選抜は10敗目、今大会3度目の完封負けを喫した。通算成績は1勝10敗2分けの16位と、一向に浮上する気配が見えない。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment2  |  Trackback0
2012/10/22(Mon)

2012.10.22. みやざきフェニックス・リーグ 15日目 選手入れ替え日

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 15日目
2012.10.22. 選手入れ替え日

第3次チームはここで解散。アイランドリーグ選抜チームは第4次チームへ
第3次チームはここで解散。アイランドリーグ選抜チームは第4次チームへ

 アイランドリーグ選抜は第3次チームから第4次チームへの入れ替えが行われた。第3次チームを率いた定岡智秋監督(高知FD)始め、ここで宮崎を離れる首脳陣4名、選手9名の計13名が午前7時45分、宮崎市内の宿舎を出発している。
 第4クール(10.23~10.25)を戦うアイランドリーグ選抜・第4次チームに合流する首脳陣、選手は今夜入れ替わりに宮崎入りする予定。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
2012/10/22(Mon)

2012.10.21. みやざきフェニックス・リーグ 四国アイランドリーグplus選抜 3‐4 斗山ベアーズ

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 14日目
2012.10.21. 四国アイランドリーグplus選抜 3‐4 斗山ベアーズ <生目の杜第2野球場>

B 100 100 002|4
IL 200 001 000|3

バッテリー
B アン・ギュヨン、オ・ヒョンテク、キム・カンエル ‐ パク・セヒョク
IL ゴンザレス(高知FD)、濵田(愛媛MP)、野原(高知FD)、岩根(徳島IS)、井川(高知FD) ‐ 屋宜(高知FD)、宏誓(高知FD)

二塁打
B キム・ジェファン
IL 樋口、ブレット、高田

斗山ベアーズ、先発メンバー
6 ホ・ギョンミン
4 キム・ドンハン
3 キム・ジェファン
D オ・ジャンフン
9 ミン・ビョンフョン
7 パク・グォンウ
2 パク・セヒョク
5 ホン・ジェヨン
8 オ・ヒョングン

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
6 村上(高知FD)
9 樋口(愛媛MP)
5 松嶋(徳島IS)
3 ブレット(愛媛MP)
7 高田(愛媛MP)
8 吉村(徳島IS)
D 迫留駿(高知FD)
4 東(徳島IS)
2 屋宜(高知FD)


 きのうの東京ヤクルト戦に勝利し、アイランドリーグ選抜が11試合目にしてようやく初勝利を記録した。この試合が第3次選抜チーム最後の試合となるだけに、連勝で第3クールを締めくくりたい。対戦相手は第1戦に続き斗山ベアーズ(韓国)である。
 初回、斗山が先制する。アイランドリーグ選抜の先発・ゴンザレス(高知FD)の立ち上がりに一番・ホ・ギョンミンが右前打を放つと、二盗のあと三番・キム・ジェファンが左翼線二塁打を放ち1点を先制した。
 だが、アイランドリーグ選抜もすぐさま反撃を見せる。一番・村上祐基(高知FD)が斗山先発の右腕、アン・ギュヨンから8試合連続安打となる右前打で出塁すると、二番・樋口拓平(愛媛MP)が中堅手の頭上を越える適時二塁打で続き同点とする。四番・ブレット(愛媛MP)も右翼線へ二塁打を放ち、二塁から樋口が生還。2点目を奪い逆転に成功した。
 1点を追う斗山は4回表、一死から五番・ミン・ビョンフョンが四球を選ぶ。この試合、斗山が早くも4つ目の盗塁を成功させたあと、七番・パク・セヒョクが適時中前打を放ち、2‐2の同点に追い着いた。
 アイランドリーグ選抜は6回裏、二死から五番・高田泰輔(愛媛MP)が右中間を深々と破る二塁打を放ちチャンスを作る。六番・吉村旬平(徳島IS)が歩き、走者をためたあと、七番代打・迫留駿(高知FD)がアンのスライダーをうまく右前に運び二塁から高田が生還、勝ち越しに成功した。
 6回から濵田俊之(愛媛MP)、野原慎二郎(高知FD)、岩根成海(徳島IS)と後続が1イニングずつを無失点に退け、アイランドリーグ選抜が1点リードで最終回を迎える。だが、9回表のマウンドに登った井川博文(高知FD)は先頭の六番・パク・グォンウに中前テキサス安打を許す。二死二塁としたあと、斗山は九番・途中出場のペク・ジンウが左前に適時安打を放ち3‐3の同点に追い着くと、左翼手からの返球の間に二塁を陥れる。さらに一番・ホも三遊間を破り逆転に成功、4‐3と試合をひっくり返した。
 逆に1点を追う形となったアイランドリーグ選抜は一死、斗山のクローザー・キム・カンエルから代打・大井裕喜(愛媛MP)が意地の中前打を放つ。九番・宏誓(愛媛MP)が四球で歩き二死一、二塁とすると、キムが一塁へけん制悪送球。二死二、三塁と一打サヨナラの場面を作る。しかし一番・村上が空振り三振に終わり、再逆転はならなかった。
 斗山が4‐3でアイランドリーグ選抜を下して3勝目を挙げた。総合成績を3勝7敗2分けの14位タイと1つ順位を上げている。
 アイランドリーグ選抜は悔しすぎる逆転負けを喫するとともに、巨人戦での引き分けに続く井川のリリーフ失敗に大きな課題が見つかった。総合成績は1勝9敗2分けと16位(最下位)のまま第3クールを終えている。
 フェニックス・リーグは1日を空け、23日から第4クール(3試合)に突入する。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
2012/10/20(Sat)

2012.10.20. みやざきフェニックス・リーグ 東京ヤクルトスワローズ 4‐8 四国アイランドリーグplus選抜

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 13日目
2012.10.20. 東京ヤクルトスワローズ 4‐8 四国アイランドリーグplus 選抜 <西都原運動公園野球場>

IL 022 210 010|8
YS 100 000 012|4

バッテリー
IL 山中(高知FD)、山口(徳島IS) ‐ 屋宜(高知FD)、宏誓(愛媛MP)
YS ウーゴ、太田、阿部 ‐ 西田、水野

二塁打
IL 松嶋、吉村
YS 山田、武内

本塁打
IL 金城2ラン(3回、ウーゴ)
YS 

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
6 村上(高知FD)
4 東(徳島IS)
5 松嶋(徳島IS)
3 ブレット(愛媛MP)
7 金城(愛媛MP)
8 高田(愛媛MP)
D 今中(高知FD)
9 吉村(徳島IS)
2 屋宜(高知FD)

東京ヤクルト、先発メンバー
6 山田
9 上田
D 飯原
3 松井淳
7 雄平
4 荒木
2 西田
8 川上
5 又野

 フェニックス・リーグ第11戦目は東京ヤクルトスワローズとの再戦である。夏の日差しが戻ってきたような西都原運動公園野球場での試合は、ヤクルト・ウーゴ、アイランドリーグ選抜・山中智貴(高知FD)、両先発の投げ合いとなった。
 ヤクルトは初回、一死二塁から三番・飯原の左前安打で1点を先制する。だが2回表、アイランドリーグ選抜は先頭の六番・高田泰輔(愛媛MP)が四球を選ぶと、七番・今中尭大(高知FD)の右前安打、八番・吉村旬平(徳島IS)の死球により無死満塁のチャンスをつかむ。九番・屋宜宣一郎(高知FD)の遊ゴロ併殺打の間に同点に追い着くと、二死三塁から一番・村上祐基(高知FD)の右前テキサス適時打により逆転に成功した。
 3回表、アイランドリーグ選抜は二死一塁から今季本塁打王に輝いた五番・金城雅也(愛媛MP)が左翼スタンドに2ラン本塁打をたたき込む。さらに4回表、七番・今中の中前打、八番・吉村の左翼線二塁打で走者をためると、一死二、三塁からウーゴの暴投により5点目を、一番・村上の右犠飛により6点目を挙げる。アイランドリーグ選抜が6‐1とリードを5点に拡げた。5回表にも二死から六番・高田、七番・今中、八番・吉村の連続安打により1点を追加する。7‐1と6点をリードして前半を終えた。
 7回表、ヤクルトの二番手・太田から五番・金城の打った右前への飛球を右翼手が落下、二塁へと進む。六番・高田の一、二塁間へのゴロを捕った一塁手の送球が、ベースカバーに入った太田への悪送球となる間に二塁走者が生還、8点目を挙げた。
 5回1失点と好投した山中に代わり6回裏からマウンドに登ったアイランドリーグ選抜の二番手・山口直紘(徳島IS)だったが、7回裏、五番・雄平、六番・荒木に連続安打を許す。二死三塁として八番代打・武内は左翼線に痛烈な適時二塁打を放ち、ヤクルトが1点を返した。
 ヤクルトの反撃はさらに続く。8回裏、一番・山田、二番・上田が連続安打を放つと、一死一、二塁から四番・松井淳が三遊間を破り1点を返す。さらに一死満塁として六番・荒木が押し出し死球を受け2点目を追加、リードを4点にまで縮めた。
 9回裏、二死から二番・上田、三番・途中出場の中村の連続安打から二死二、三塁とチャンスを拡げたヤクルトだったが、四番・松井淳が遊飛に倒れ逆転はならなかった。
 アイランドリーグ選抜が8‐4でヤクルトを下し、フェニックス・リーグ11試合目にして初勝利を挙げた。総合成績を1勝8敗2分けとし、順位は16位のまま。ヤクルトは5勝5敗1分けの勝率5割となり、順位を9位としている。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment4  |  Trackback0
2012/10/19(Fri)

2012.10.19. みやざきフェニックス・リーグ 四国アイランドリーグplus選抜 1‐13 北海道日本ハムファイターズ

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 12日目
2012.10.19. 四国アイランドリーグplus選抜 1‐13 北海道日本ハムファイターズ <生目の杜第2野球場>

F 401 201 041|13
IL 000 000 100|1

バッテリー
F 乾、植村、大塚、宮本、若竹 ‐ 大嶋
IL デイビット(愛媛MP)、吉川(高知FD)、古舘愛媛MP)、野原(高知FD)、ジェイソン(徳島IS)、井川(高知FD) ‐ 宏誓(愛媛MP)、屋宜(高知FD)、夏山(高知FD)

二塁打
F 谷口2
IL 

本塁打
F 
IL ブレットソロ(7回、宮本)

北海道日本ハム、先発メンバー
8 紺田
9 谷口
4 加藤
D 佐藤
7 石川
5 市川
2 大嶋
6 松本
3 浅沼

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
6 村上(高知FD)
4 藤長(愛媛MP)
5 松嶋(徳島IS)
3 ブレット(愛媛MP)
7 金城(愛媛MP)
8 高田(愛媛MP)
9 吉村(徳島IS)
D 曽我翔太朗(高知FD)
2 宏誓(愛媛MP)

 フェニックス・リーグ第10戦目の対戦相手は北海道日本ハムファイターズである。前回の対戦がCS調整中の一軍との対戦だったため、アイランドリーグ選抜と日本ハムファームとの対戦はこれが今リーグ初めてとなる。アイランドリーグ選抜の先発マウンドには前回の日本ハム戦でも先発したデイビット(愛媛MP)が登る。前回5失点の借りを返したかったが、試合はまったく逆の展開となった。
 日本ハムは初回、2つの四球で二死一、二塁とすると、五番・石川の右前安打により1点を先制する。続く六番・市川が死球で歩き二死満塁としたあと、七番・大嶋は左前に2点適時安打、さらに八番・松本も左前適時安打を放ち、いきなり4点を先制した。
 日本ハムは3回表にも相手野手の失策で出塁した走者を八番・松本の右前適時打で返し、追加点を挙げる。4回表にも先頭の二番・谷口が左翼手の頭上を越える二塁打で出塁すると、相手野手の失策により6点目を、一死三塁から五番・石川の中前打により7点目を挙げ、デイビットをKOした。
 6回表にはアイランドリーグ選抜の三番手・古舘数豊(愛媛MP)から無死一、三塁とし、五番・石川の今日3打点目となる右犠飛で8点目を奪う。
 6回までヒット3本と打線が続かないアイランドリーグ選抜だったが7回裏、この回からマウンドに登った日本ハム四番手・宮本から四番・ブレットが左翼スタンドにソロ本塁打を放ち1点を返す。
 だが8回表、アイランドリーグ選抜の五番手・ジェイソン(徳島IS)の制球がまったく定まらず大乱調、無死満塁のピンチを迎える。五番・石川に押し出し四球を与えたところでアイランドリーグ選抜ベンチはリリーフに井川博文(高知FD)を投入する。しかし、七番・大嶋に2点適時打となる中前打を許すと、八番・松本にも左前へ適時打を許し、日本ハムが4点を追加した。
 なおも日本ハムの猛攻は続き9回表、アイランドリーグ選抜の七番手・岩根成海(徳島IS)から三番・途中出場の尾崎が左中間を深々と破る二塁打を放つ。この回さらに1点を追加し、日本ハムが大量13点を奪った。
9回裏最後の攻撃もアイランドリーグ選抜は得点を奪うことができず、ブレットの本塁打で奪った1点に終わる。12安打を放った日本ハムが13‐1でアイランドリーグ選抜を圧勝で下し、5勝5敗と勝率を5割に戻した。
 アイランドリーグ選抜は10試合を終え、いまだ白星のないままどん底の状態が続いている。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
2012/10/18(Thu)

2012.10.18. みやざきフェニックス・リーグ 読売ジャイアンツ 3‐3 四国アイランドリーグplus選抜

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 11日目
2012.10.18. 読売ジャイアンツ 3‐3 四国アイランドリーグplus 選抜 <アイビースタジアム>

IL 100 000 002|3
G 000 000 003|3
※ 9回リーグ規定により引き分け

バッテリー
IL 小林(愛媛MP)、吉川(高知FD)、岩根(徳島IS)、ゴンザレス(高知FD)、濵田(愛媛MP)、井川(高知FD) ‐ 屋宜宣一郎(高知FD)、宏誓(愛媛MP)
G 岸、小野、田中、渡辺(育成) ‐ 鬼屋敷

本塁打
IL 松嶋ソロ(1回、岸)
G 

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
6 村上(高知FD)
4 東(徳島IS)
5 松嶋(徳島IS)
3 ブレット(愛媛MP)
7 金城(愛媛MP)
8 高田(愛媛MP)
D 今中(高知FD)
9 樋口(愛媛MP)
2 屋宜宣一郎(高知FD)

読売ジャイアンツ、先発メンバー
D 脇谷(育成)
4 和田(育成)
9 隠善
8 大田
5 山本
7 加治前
3 芳川(育成)
2 鬼屋敷
6 荻野(育成)


 フェニックス・リーグはここから第3クール(4試合)となり、四国アイランドリーグplus選抜は第3次チームとして召集されたメンバー28人で臨む。定岡智秋監督指揮の下、高柳秀樹コーチ、吉田豊彦コーチと、いずれも高知FDの首脳陣3人がそろった。
 巨人先発は2010年のドラフトで育成指名され、今年支配下登録された元愛媛MPの左腕・岸敬祐(23歳)である。1回表、アイランドリーグ選抜の三番・松嶋亮太(24歳、徳島IS)は2球目をライナーで左翼スタンドにたたき込むソロ本塁打を放つ。アイランドリーグ選抜が1点を先制した。
 アイランドリーグ選抜の先発・小林憲幸(27歳、愛媛MP)は3回をパーフェクトに抑える完ぺきな投球を見せる。4回を吉川岳(25歳、高知FD)、5回を岩根成海(24歳、徳島IS)と、アイランドリーグでも経験のある3人が前半5回の巨人打線を無得点に抑えた。
 アイランドリーグ選抜投手陣の好投はさらに続く。6回からゴンザレス(高知FD)が2イニングスを無得点に、8回を濵田俊之(19歳、愛媛MP)が三者凡退で乗り切り、巨人打線をここまで散発2安打、無失点に抑えた。
 9回表、アイランドリーグ選抜は先頭の三番・松嶋が遊失策により出塁する。四番・ブレットも三塁強襲安打で続くと、一死二、三塁として六番・高田泰輔(23歳、愛媛MP)が前進守備を敷く二遊間の間を抜く2点適時安打を放つ。リードを3点に拡げて最終回の守備に臨んだ。
 9回裏のマウンドに登ったのは、ここまでフェニックス・リーグ5試合に登板し、5回3/3を無失点と絶好調の井川博文(23歳、高知FD)である。だが、先頭の九番・荻野に中前打を許すと、続く一番・脇谷にも左前安打を許す。
 巨人は二番・和田の二ゴロ併殺崩れにより一死一、三塁と走者を進める。三番・隠善が中前に適時打を放ち1点を返した。なおも一死一、二塁として二塁走者・和田がギャンブルスタートを切る。これに慌てた井川が三塁に悪送球、和田が還り巨人が1点差に追い上げる。一死三塁から四番・大田の打球は右翼ファウルゾーンへの飛球となるが、本塁でのクロスプレーはセーフとなり、隠善が本塁生還を果たす。土壇場で同点に追い着いた。
 最後の打者、五番・山本は三直に終わり3‐3、試合は9回リーグ規定により引き分けに終わった。アイランドリーグ選抜にとっては、今大会初勝利をあと一歩のところで逃してしまうという残念な結果に終わっている。この結果、巨人は今大会成績を3勝4敗2分けの12位タイとし、アイランドリーグ選抜は0勝7敗2分けの16位(最下位)となった。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
2012/10/18(Thu)

2012.10.17. みやざきフェニックス・リーグ 10日目 【移動日】

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 10日目
2012.10.17. 移動日

雨のなか、宮崎を発つバスを見送る
雨のなか、宮崎を発つバスを見送る

 グランドチャンピオンシップに出場する香川OGをはじめ、第2次チームで戦ったメンバーのなかから第3クール(10.18.~10.21.)に臨む第3次チームに残らないメンバーとの入れ替えが行われ、宮崎を離れた。あいにくの雨が降るなか早朝7時40分、バスで宿舎を出発している。
 なお、第3次メンバーに召集された選手のなかから、新たに宮崎入りするメンバーは今夜遅くに宮崎入りする予定。第1次メンバーとして戦った選手も多い。第3次チームの人員は下記の通り。

【監督】 ※定岡智秋監督(高知FD)
【コーチ】 ※高柳秀樹(高知FD、)吉田豊彦(高知FD)
【投手】※濵田俊之、※古舘数豊、デイビット、小林憲幸(以上、愛媛MP)、※岩根成海、山口直紘、ジェイソン(以上、徳島IS)、井川博文、※山中智貴、※野原慎二郎、※ゴンザレス、吉川岳(以上、高知FD)
【捕手】宏誓(愛媛MP)、※夏山翔太、※屋宜宣一郎(以上、高知FD)
【内野手】藤長賢治、ブレット(以上、愛媛MP)、松嶋亮太、東弘明(以上、徳島IS)、※村上祐基、※今中尭大、※曽我翔太朗、※大石崇晴(以上、高知FD)
【外野手】高田泰輔、※樋口拓平、※大井裕喜、※金城雅也(以上、愛媛MP)、吉村旬平(徳島IS)、迫留駿(高知FD)以上、選手29名
※ 新たに招集されたメンバー

 第3次メンバーはあす18日からのフェニックス・リーグ第3クール(4試合)に臨む。初戦はアイビースタジアムで行われる読売ジャイアンツ戦となる。



※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
2012/10/17(Wed)

2012.10.16. みやざきフェニックス・リーグ 四国アイランドリーグplus選抜 1‐6 東北楽天ゴールデンイーグルス

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 9日目
2012.10.16. 四国アイランドリーグplus選抜 1‐6 東北楽天ゴールデンイーグルス <アイビースタジアム>

E 221 000 001|6
IL 000 000 010|1

バッテリー
E 武藤、塩見、高堀 ‐ 岡島
IL 山口(徳島IS)、吉川(高知FD)、入野(愛媛MP)、ジェイソン(徳島IS)、山野(香川OG)、小林(愛媛MP)、プルータ(香川OG)、酒井(香川OG) ‐ 星野(香川OG)

二塁打
E 榎本、島内、西田
IL 

本塁打
E 三好ソロ(3回、山口)、島内ソロ(9回、酒井)
IL 

東北楽天、先発メンバー
8 島内
6 西田
2 岡島
3 中川(育成)
5 定岡
7 榎本
4 三好
D 北川
5 阿部

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 水口(香川OG)
8 吉村(徳島IS)
3 国本(香川OG)
D 桜井(香川OG)
6 ペレス(香川OG)
7 島袋(香川OG)
9 北村(香川OG)
2 星野(香川OG)
5 松嶋(徳島IS)


 フェニックス・リーグは8試合目、これが第2クール最後の試合となる。香川オリーブガイナーズのメンバーはこの試合を最後に、BCリーグ・新潟とのグランドチャンピオンシップ出場のため宮崎をあとにする。
 対戦相手は東北楽天ゴールデンイーグルスだ。大久保新二軍監督指揮の下、ホーム担当であるアイランドリーグ選抜よりも先に球場入りし、アーリーワークを行っていた。
 アイランドリーグ選抜の先発は前回、第3戦・千葉ロッテ戦(久峰)で5回を投げ無失点と好投した山口直紘(21歳、徳島IS)である。だが、立ち上がりから楽天打線が山口を捉える。一番・島内が右前へ鋭い打球を放つと、二塁に送り四番・中川が三遊間を破る適時左前安打。さらに二死一、二塁として六番・榎本は右翼線に適時二塁打を放ち、2点を先制した。
 2回表も楽天の攻勢は続く。九番・阿部の左前打、一番・島内の左翼線二塁打で走者をため二死二、三塁とすると、三番・岡島の遊直を遊撃手・ペレスがファンブルした際に2者が還り、差を4点に拡げた。3回表にも七番・三好が変化球を左翼スタンドにたたき込み5点目、山口をKOした。だが、4回から吉川岳(25歳、高知FD)、5回を入野貴大(23歳、愛媛MP)が楽天打線を無得点に抑え、反撃への流れを作る。
 アイランドリーグ選抜は楽天先発・武藤の前にうまく打ち気をそらされ、チャンスがつかめない展開が続く。散発3安打、無得点のまま前半の攻撃を終えた。
 アイランドリーグ選抜の継投策は続く。6回をジェイソン(31歳、徳島IS)、7回を山野恭介(20歳、香川OG)と小林憲幸(27歳、愛媛MP)、8回をプルータ(29歳、香川OG)が無得点で切り抜ける。 
 だが、後半もアイランドリーグ選抜の攻撃は思うようにつながらない。8回裏、この回からマウンドに登った二番手・塩見から九番・松嶋亮太(24歳、徳島IS)、一番代打・ブレット(29歳、愛媛MP)の連続右前打で無死一、三塁のチャンスをつかむ。塩見の暴投により松嶋が生還、1点を返した。しかし後続が倒れ、1点止まりに終わる。
 9回表、アイランドリーグ選抜8番手・酒井大介(25歳、香川OG)がここまで3安打と大当たりの一番・島内にソロ本塁打を浴び、再び5点差に突き離される。9回裏最後の攻撃も東北楽天の三番手・高堀の前に七番代打・東弘明(20歳、徳島IS)の中前打1本に終わった。
 東北楽天が6‐1でアイランドリーグ選抜を下し、総合成績を5勝3敗の5位とした。アイランドリーグ選抜は8試合を終え0勝7敗1分けと最下位に沈む。勝ち星を挙げることができないまま第2クールを終えた。8試合を終えて「0勝」という状態は、過去6年間でもワーストの記録である。
 明日17日は選手移動日のため試合は行われず、完全オフとなる。


第2クール 成績
10月13日 日本ハム 9‐0 アイランドリーグ選抜(サンマリンスタジアム宮崎)
10月14日 アイランドリーグ選抜 1‐5 東京ヤクルト(西都原運動公園野球場)
10月15日 千葉ロッテ 4‐3 アイランドリーグ選抜(天福球場)
10月16日 アイランドリーグ選抜 1‐6 アイランドリーグ選抜(アイビースタジアム)
総合成績 8試合0勝7敗1分け




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
2012/10/15(Mon)

持ち味

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 8日目
2012.10.15. 千葉ロッテマリーンズ 4‐3 四国アイランドリーグplus 選抜 <天福球場>

IL 110 100 000|3
M 000 200 02×|4

バッテリー
IL 渡辺(香川OG)、入野(愛媛MP)、井川(高知FD)、プルータ(香川OG) ‐ 大川(香川OG)、星野(香川OG)
M 香月、荻野、黒沢、木村 ‐ 江村

二塁打
IL 水口
M 神戸、清田

本塁打
IL 
M 清田2ラン(4回、渡辺)

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 水口(香川OG)
9 高田(愛媛MP)
3 国本(香川OG)
D 桜井(香川OG)
5 ペレス(香川OG)
7 島袋(香川OG)
8 北村(香川OG)
2 大川(香川OG)
6 東(徳島IS)

千葉ロッテ、先発メンバー
7 伊志嶺
6 鈴木
8 角中
D 清田
9 神戸
3 細谷
2 江村
4 角
5 翔太


 フェニックス・リーグ第7戦の相手は第3戦で完封負けを喫した千葉ロッテマリーンズとの再戦である。と言っても前回の対戦は第1次チームでの対戦であり、スターティングメンバーに前回の対戦に出場した選手はいない。
 注目すべきはなんと言っても、独立リーグから初の首位打者に輝いた角中勝也(高知FD→千葉ロッテ)の先発出場だろう。アイランドリーグからロッテ入団、さらに6年の歳月を掛け金字塔を打ち立てた男のたたずまいには、ある種の貫録さえ宿る。
 最初に試合の流れをつかんだのはアイランドリーグ選抜だった。ロッテ先発・香月から一番・水口大地(23歳、香川OG)が遊内野安打で出塁すると、二盗に続いて三盗も成功させる。一死三塁として三番・国本和俊(29歳、香川OG)の打球は前進守備を敷いた二塁手の正面に飛ぶが、水口が快足を生かし本塁生還を果たした。
 1点を先制したアイランドリーグ選抜は2回表、一死から七番・北村祐(25歳、香川OG)が左前安打を放つ。八番・大川修也(19歳、香川OG)が右前へのヒットエンドランを決め一死一、三塁とチャンスを拡げると、九番・東弘明(20歳、徳島IS)の三ゴロの間に北村が生還、2点目を挙げる。4回表にも五番・ペレス(29歳、香川OG)の左前安打から一死三塁と走者を進め、七番・北村の左前適時打で3点目を奪った。
 3点のリードをもらい、序盤3イニングスを無失点で乗り越えたアイランドリーグ選抜・渡辺靖彬(20歳、香川OG)だったが、4回裏に突如つかまる。三番・角中に左前安打を許すと、四番・清田の打球は左翼フェンスを越える2ラン本塁打となり、ロッテが1点差まで追い上げる。さらに五番・神戸の右中間を深々と破る二塁打を放つなどで無死満塁とする。しかし渡辺も踏ん張り、本塁打による2失点だけでこの回を凌いだ。
 中盤以降、お互いに投手戦の展開となる。アイランドリーグ選抜も5回から入野貴大(23歳、愛媛MP)、6、7回を井川博文(23歳、高知FD)が無失点で切り抜ける。なかでも井川は、回をまたいで4者連続三振と絶好調ぶりを見せつけた。
 8回表、アイランドリーグ選抜はこの回からマウンドに登ったロッテ三番手・黒沢(育成)から五番・ペレス、六番・途中出場の吉村旬平(21歳、徳島IS)が連続安打を放ち二死一、二塁のチャンスをつかむ。だが、後続が続かず無得点に終わると8回裏、今度はアイランドリーグ選抜の四番手・プルータ(29歳、香川OG)がつかまった。三番・角中が内角へのストレートを左前に弾き返し出塁すると、四番・清田も左中間へ二塁打を放ち無死二、三塁と走者をためる。二死から七番・江村の二遊間へのゴロを遊撃手・甲斐弘樹(20歳、香川OG)がファンブルする間に二者が生還、ロッテが4‐3と逆転に成功した。
 アイランドリーグ選抜は9回表のマウンドに登ったロッテの四番手・木村を打ち崩すことができず、最後は代打・ブレット(29歳、愛媛MP)が遊直に倒れた。
 千葉ロッテが4‐3と逆転でアイランドリーグ選抜を下し、順位を4勝1敗2分けの2位としている。アイランドリーグ選抜は総合成績を0勝6敗1分けとしており、いまだ最下位から浮上できないままの苦しい状態が続いている。


『持ち味』

 3点を先制しながらの逆転負けと、なかなか勝ちきれないゲームが続く。西田真二監督(香川OG)は試合終了後のミーティングで「あ、一言だけ言うわ!」と前置きして、こう切り出した。
「あのね、野球というのはチームスポーツなので、まぁガイナーズの選手は多いので分かってると思うけども、常に準備してね。エラーはするけど、エラーはつきものやし。だけど、このなかで勝つためにはなぁ! 甲斐! あれは捕れよ。この前もあったろ! ヤクルト(戦)のとき。同じことするなよ! 以上」
 第1次、2次チームを通じ、ここまで勝ち星に恵まれないのは過去6年間のフェニックス・リーグ挑戦でも最悪の結果だろう。だが、あえて勝敗は度外視して個人のアピールという側面で見た場合、このゲームはそれぞれ自分の持ち味をうまく発揮できたゲームであった。
 初回、一番・水口大地(23歳、香川OG)が快足を飛ばし、ショートへの内野安打で出塁する。一塁への到達タイムは3秒92と及第点のタイムをたたき出している。きのうの試合でも何度もスタートを切っていたのだが、その度にファウルとなり盗塁を決められなかった。今日も二番・高田泰輔(23歳、愛媛MP)への1球目と3球目でスタートを切り、ファウルとなってしまったが、6球目、ロッテ・香月のフォークボールを空振りした際に二盗を成功させている。さらに三番・国本和俊(29歳、香川OG)の打席、カウント1ボール2ストライクからの4球目に三盗も決めた。最後は前進守備を敷いていた二塁手の前に飛んだゴロの際に一瞬、タイミングをズラしてから本塁へと突っ込み、先制点を奪っている。持ち味の「足」を発揮した好走塁だった。
 投手陣では井川博文(23歳、高知FD)が今日も安定した投球を見せつけた。これで第1クールから数えて5試合に登板、6回3/3を無失点で抑えたことになる。圧巻は6回裏から7回裏にかけてイニングをまたいで六番・細川、七番・江村、八番・角、九番・翔太を4者連続三振に獲った場面である。これまた持ち味であるストレートを憶することなく、思い切って投げ込んでいる。
「知ってる名前(の打者)だとヤル気出て来る。今日対戦した最初の人、江村でしたっけ? この前も確か代打で対戦してミノサン(見逃し三振)だったんで。「今日も三振獲れるやろ!」みたいな感じで獲りに行きました。調子がいいかも知れないんで、真っ直ぐの。その分、腕も振れて投げられてる」
 選抜チームで星野雄大(23歳、香川OG)、宏誓(22歳、愛媛MP)ら、普段とは違う捕手に受けてもらっていることが非常に気もちいいらしく、上機嫌だった。
 2試合連続の中継ぎ登板となった入野貴大(23歳、愛媛MP)も、ロッテのクリーンナップと対戦し無失点で乗り切っている。
「角中、すごいですね! プルータから打ったのはホントすごい、と思いました!」と言いながらも、自身との対戦では内角へのストレートをつまらせ一ゴロに打ち取った。四番・清田に許したヒットもストレートにつまった当たりが中堅手と二塁ベースの間に落ちる、ややラッキーな当たりであり、芯は外した。
「(相手が)クリーンナップだったんで、楽しむことだけを意識して投げました。(清田のヒットは)シュート気味で中に入っちゃったんで…。真っ直ぐの調子がいいんで、その分変化球も振ってくれるし、しっかり真っ直ぐを生かしてるから、抑えられてると思いますよ、きっちり」
 フェニックス・リーグのネット裏には今日もNPB各球団の編成担当、スカウトなどが調査に来ており、いよいよ25日のドラフト会議に向け最終チェックが行われている。しかし、フタを開けるまで分からないのがドラフトでもあるのだが。
 好投を見せた先発の渡辺靖彬、打撃好調を継続している北村祐など、個人のアピールと同時に対戦相手が新潟に決まった週末のグランドチャンピオンシップを意識して試合に臨んでいる香川OGの選手も多い。連敗が続くからと言って、悲観することばかりではない。
 宿舎へ帰るバスの先頭に乗っていた水口も、あしたのゲームを最後に高松へと戻り、新潟との決戦に準備を整える。
「そうですね、もっともっとアピールしたいです!」
 第2チームラストゲーム、相手は今回初の対戦となる東北楽天である。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment4  |  Trackback0
2012/10/14(Sun)

山野の4失点と、国本が還った1点

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 大会7日目
2012.10.14. 四国アイランドリーグplus選抜 1‐5 東京ヤクルトスワローズ <西都原運動公園野球場>

9回裏、本塁生還を果たした国本をベンチ全員が迎え入れる。
9回裏、本塁生還を果たした国本をベンチ全員が迎え入れる

YS 110 011 001|5
IL 000 000 001|1

バッテリー
YS 古野、フェルナンデス、久古、阿部 ‐ 西田、水野
IL 山野(香川OG)、入野(愛媛MP)、ジェイソン(徳島IS)、酒井(香川OG) ‐ 星野(香川OG)

二塁打
YS 荒木3
IL 国本

三塁打
YS 
IL 高田

本塁打
YS 佐藤ソロ(1回、山野)
IL 

東京ヤクルト、先発メンバー
6 山田
7 佐藤(育成)
D 飯原
3 ユウイチ
9 松井淳
4 荒木
2 西田
5 又野
8 川上

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 水口(香川OG)
5 藤長(愛媛MP)
3 ブレット(愛媛MP)
D 桜井(香川OG)
6 ペレス(香川OG)
7 島袋(香川OG)
9 高田(愛媛MP)
2 星野(香川OG)
8 吉村(徳島IS)


 四国アイランドリーグplus選抜が参戦中のフェニックス・リーグ、第6戦目の相手は、東京ヤクルトスワローズである。西都原運動公園野球場の空はやや雲が多いが雨の心配はほとんどなく、涼しい気候のなかで試合が行われた。
 アイランドリーグ選抜先発の山野恭介(20歳、香川OG)は初回、二番・佐藤に右翼スタンドへソロ本塁打を浴び1点を失う。2回表にも六番・荒木の左翼線二塁打、続く七番・西田の左翼線適時打により2点目を失った。
 1回表、2回表と走者を出しながら2度の併殺打によりチャンスをつぶしたアイランドリーグ選抜は、ヤクルト先発・古野の前に徐々にバットから快音が聞こえなくなる。
 ヤクルトは5回表にも一死二塁から四番・コウイチの打った二ゴロの間に二塁手が本塁に悪送球、3点目を挙げる。前半を終え3‐0とヤクルトがリードした。
 6回表にも六番・荒木の3打席連続二塁打でチャンスメイクすると、九番・川上の中前適時打によりヤクルトが4点目を奪う。
 反撃に出たいアイランドリーグ選抜は6回裏、先頭の七番・高田泰輔(23歳、愛媛MP)が中堅手の頭上を越える三塁打を放ちチャンスを作る。しかし、八番・星野は二直、九番・吉村旬平(21歳、徳島IS)も投直に終わるなど、あと1本が出ないままこの回も無得点に終わった。
 7回から入野貴大(23歳、愛媛MP)、8回をジェイソン(31歳、徳島IS)がヤクルトの攻撃を無失点で乗り切る。だが、9回表のマウンドに登ったアイランドリーグ選抜の4番手・酒井大介(25歳)は三塁まで走者を進めたあと、暴投により1点を失った。
 意地を見せたいアイランドリーグ選抜は9回裏、先頭の三番・国本和俊(29歳、香川OG)が左中間に二塁打を放ち出塁する。一死から五番・ペレスの浅い中前安打を中堅手が後逸する間に二塁から国本が生還、1点を返した。しかし、反撃はここまでとなり、東京ヤクルトが5‐1でアイランドリーグ選抜を下した。
 この結果、アイランドリーグ選抜の通算成績は6試合を終え0勝5敗1分けとなった。


『山野の4失点と、国本が還った1点』

吉田豊彦コーチの話に耳を傾ける山野恭介(20歳、香川OG)
吉田豊彦コーチの話に耳を傾ける山野恭介(20歳、香川OG)

 先発した山野恭介(20歳、香川OG)が、本来の投球を見せることができなかった。先頭打者はきっちりと打ち取っているのだが、一死から決まったようにヒットを浴び、走者を背負う。
「先頭は良かったんですけど、なんか…。いつものピッチングができなかったです。あと、変化球が全然入んなかったんで、真っ直ぐしか投げられなかった」
 レギュラーシーズン終盤の不安定さをリーグチャンピオンシップ直前の練習でフォーム修正により取戻し、本番で最高の投球を見せた。あれから8日、実戦から1週間離れたのと同時に、何かの歯車が狂ってしまった。
「修正ですね、また。逆にここで落ちて。また修正点見つかったんで。帰って練習してそれでまた…」
 試合後、選手たちが外野の芝生でクールダウンのストレッチを行っている横で、吉田豊彦コーチと話し込んでいた。もちろん「今日、何が良くなかったかについて」である。吉田コーチの見解も同じだ。変化球の制球力の不安定さからリズムを崩した。少しリリースポイントが早く、高目に浮いていたこともある。
「自分が持ってる気持ちをズラさないように。あとは、ちゃんと自分で修正できるように」
そんなアドバイスを受けている。
 フェニックス・リーグでの登板はおそらくもうないだろう。ここからは、20日から始まるBCリーグ・新潟とのグランドチャンピオンシップに向け、再びコンディションを上げて行くことになる。
 試合後の西田真二監督は、山野の4失点目を反省点に挙げながらも「まずまずだった」と話している。それ以上に、チャンスメイクしながらもあと1本が出ない野手陣に対し、少し荒っぽいコメントを出した。
「もう少し元気が欲しいかな。それだけですね。切り替える? オレは全然切り替えんでもええから。何を切り替える? 切り替えんでもええ! 選手たちがやるしかないんじゃないですか! そんな同じようなコメントはもう飽きたから。もう、やるしかないよね。こういう環境に感謝して欲しいよねぇ!」
 高木トレーナーにランニングの指示を出し、外野フェンス沿いのP-C走(ポール‐センター間)を行わせていた。
 昨日、日本ハム一軍に完敗を喫したことによる後遺症も多少はあったようだ。何か勢いに欠けてしまっている部分を西田監督は「元気が欲しい」と言ったのではないか。このチームで臨むあと2試合、もうやるしかない。
 最終回の先頭打者として左中間への二塁打を放ち、19イニングぶりの本塁生還を果たした国本和俊(29歳、香川OG)が言った。
「(日本ハム戦で)みんな、何かを感じてくれたと思う。なんとかその気持ちで1点獲れたかな、と思うんで。1点獲れたことで明日につながって行くと思う」
 9回裏にもぎ取った1点は、明日のロッテ戦にどう生かされるだろうか。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment2  |  Trackback0
2012/10/13(Sat)

力の差

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 6日目
2012.10.13. 北海道日本ハムファイターズ 9‐0 四国アイランドリーグplus 選抜 <サンマリンスタジアム宮崎>

IL 000 000 000|0
F 203 030 10×|9

バッテリー
IL デイビット(愛媛MP)、井川(高知FD)、プルータ(香川OG)、小林(愛媛MP)、吉川(高知FD)、酒井(香川OG) ‐ 宏誓(愛媛MP)、星野(香川OG)
F 谷元、モルケン、矢貫、根元、森内 ‐ 大野、鶴岡

二塁打
IL
F 陽、杉谷、今浪

三塁打
IL 
F 稲葉

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 水口(香川OG)
8 高田(愛媛MP)
3 国本(香川OG)
7 桜井(香川OG)
6 ペレス(香川OG)
D ブレット(愛媛MP)
9 北村(香川OG)
5 松嶋(徳島IS)
2 宏誓(愛媛MP)

日本ハム、先発メンバー
8 陽
4 西川
9 糸井
7 中田
3 稲葉
5 小谷野
D ホフパワー
2 大野
6 金子誠

 フェニックス・リーグは第2クールが始まった。アイランドリーグ選抜もここから第2次メンバーとなり、四国アイランドリーグplus4球団から選抜されたメンバー28人で構成されたチームで臨む。
 対戦相手となるのはクライマックスシリーズを控え、宮崎で調整中のパ・リーグ王者、北海道日本ハムファイターズである。アイランドリーグ選抜を率いる西田真二監督(香川OG)と栗山英樹監督(日本ハム)が旧交を温める姿も見られたが、栗山監督はこの試合の先発メンバーを一軍で固める。現在、パ・リーグ最強のチームに胸を借りられる、願ってもないチャンスとなった。
 日本ハム先発の谷元は立ち上がりを三者凡退と快調なスタートを切る。アイランドリーグ選抜の先発・デイビット(31歳、愛媛MP)は1回裏、谷元とは対照的に一番・陽に三塁線を破られ、いきなり無死二塁のピンチを背負った。二番・西川を歩かせたあと、二死二、三塁として五番・稲葉に中前に運ばれ二者が生還、日本ハムが2点を先制した。
 2回表、アイランドリーグ選抜は一死から五番・ペレス(29歳、香川OG)が四球を選ぶと、六番・ブレット(29歳、愛媛MP)が中前打を放ち走者をためる。だが、後続に1本が出ず、チャンスを生かすことができない。
 日本ハムは3回裏、先頭の三番・糸井が中前打で出塁する。続く四番・中田の三ゴロを三塁手が二塁に悪送球、無死一、三塁とチャンスを拡げた。五番・稲葉は右翼線へ鋭い当たりでの2点適時三塁打を放ち今日3安打、デイビットをKOした。アイランドリーグ選抜は二番手にサイドスロー・井川博文(23歳、高知FD)を送る。六番・小谷野の三塁への打球はラッキーなイレギュラーヒットとなり稲葉が生還、5点目を追加した。
 だが、井川がここから持ち味を発揮する。七番・ホフパワーを中飛に打ち取るなど後続を断ち切る。4回裏二死、三番・糸井に強烈な投直を浴びながらも、きっちりと三者凡退に抑え、2回を無失点で投げ終えた。
 しかし5回裏、アイランドリーグ選抜の三番手・プルータ(29歳、香川OG))が日本ハム打線につかまる。一死から五番・稲葉、六番・小谷野に連打を許すと、七番・ホフパワーに適時中前打、二死一、三塁から九番・金子誠に左前適時打を許す。さらに一番・途中出場の杉谷にも右中間を破られこの回3失点、リードを8点に拡げられた。
 6回裏を無失点に抑えた小林憲幸(27歳、愛媛MP)に代わり、7回裏のマウンドに左腕・吉川岳(25歳、高知FD)が登る。だが、先頭の七番・途中出場の今浪に右翼線への二塁打を許す。一死三塁として九番・中島卓がスクイズを敢行、9点目を挙げた。
 なんとか意地を見せたいアイランドリーグ選抜だったが、日本ハム投手陣の前に3回以降、四球で出塁した四番・桜井広大(29歳、香川OG)以外1人も出塁できない。9回表、最後の攻撃も三者凡退で終えた。
 大量13安打を放った日本ハムが圧倒的な強さを見せ、9‐0でアイランドリーグ選抜を下した。アイランドリーグ選抜は5試合を終えて0勝4敗1分け、いまだ白星のない状態が続いている。


『力の差』

 思わぬ形で実現したNPB一軍、それも現在のパ・リーグ最強チームであるファイターズと対戦できる幸運に、ファンは心をおどらせたはずだ。だが、それだけにすべてが終わってからの落胆は小さくなかったのではないか。
 0‐9の完封負け、放ったヒットはブレット(29歳、愛媛MP)の中前打1本という事実に唖然とさせられた。無理もない。相手はこれからクライマックスシリーズ突破に向け、ベストの状態で臨もうとしている段階だ。準備しているとはいえ昨日、日にちが変わる1時間ほど前に宮崎入りし、長時間のバス移動を終えた選手たちには疲れも残っている。これからコンディションも試合勘も急激に上がって行くはずだが、真っ向勝負を挑むにはタイミングが悪すぎた。選抜チームのこれほどの完敗は2010年3月17日、福岡・Yahoo!ドームで開幕直前のソフトバンクホークス一軍と対戦し、まったく歯が立たなかった一戦(0‐6の完封負け)以来だろう。
 試合前、サンマリンスタジアム宮崎の記者席に陣取ったファイターズの番記者たちが「デイビットだって。外国人多いんだね」とささやき合っていた。こちらが期待したのはアイランドリーグに属する元NPBの選手たちが「彼は一軍クラスのものを持っている」というデイビットの実力である。だが、球速こそ徐々に上がっては行ったものの、本来の投球はできなかった。先発バッテリーを組んだ宏誓(河原宏誓、22歳、愛媛MP)が言う。
「デイビット自身も(相手が)一軍っていうのは知ってたんで、ちょっと緊張してた感じはあったんですけど」
 初回、一番・陽が引っ張った打球が三塁線を襲う。久し振りにサードの守備に就いた松嶋亮太(24歳、徳島IS)の1歩目がすべった。だが、すべっていなくても左翼線は抜かれただろう。無死二塁から二番・西川への2球目が暴投となり、陽が三塁へ進む。さらに西川にストレートの四球を与えた。ここまででデイビットの精神状態が普通ではないことは明白だった。
 2つの遊飛で二死として、五番・稲葉を146㌔、142㌔のストレートでつまらせファウルにしている。ファイターズの打者たちは高めのストレートに明らかにつまっていた。しかし、カウント1‐2からの4球目は力勝負ではなかった。空振りを狙って投げたフォークボールが高めに浮いてしまい、右中間に運ばれた。初回いきなり2点のビハインドを背負う。宏誓が言葉を続ける。
「強いです。力の差は歴然としている。いい勉強にはなりました。バッティングもやっぱり一瞬で、スピードがすごいな、と。それは肌で感じて。まぁ、良かったな、と思います。やっぱりどのバッターも簡単に空振りしないっていうのがあるので。どんな形でも、崩されてもファウルになったりとか」
 5回裏、この回から登板したアイランドリーグ選抜の三番手・プルータ(29歳、香川OG)が打ち込まれ、2点を奪われたあと二死一、二塁の場面、一番・陽に代わって外野の守備に就いている杉谷が低目への変化球をうまくすくい上げ、右中間へと運んだ。この回からマスクをかぶった星野雄大(23歳、香川OG)が言う。
「ワンバウンドですよ! 真っ直ぐ投げてて最後の決め球があそこなんで、僕の感じでは内野、セカンドゴロとかのイメージ。普通にブンブン振って来る感じだったんであそこに行ったんですけど、あそこまで持って行かれると厳しいですね」
 杉谷はプロ4年目、まだ21歳ながら、さすがは一軍メンバーと言える素晴らしい打撃技術を披露した。杉谷だけではない。プルータ‐星野のバッテリーが対戦した稲葉、小谷野、ホフパワー、金子誠らはまったくレベルの違う打撃を見せている。
「いつもの試合、アイランドリーグでやってるような感じで行くとやっぱりダメだし、(甘いコースになったのは)結局カウントが悪かったからっていうのもあるんですけど、それを1球で仕留めて来るんで。それまでに変化球でもストライクを獲らなきゃいけないし、そして崩して行かないと。真っ直ぐをファウルさせて自分のスイングをさせない。そこから追い込んで自分のスイングをさせない。1球でポーンと上げてくれるバッターはいないと思うんで。やっぱり混ぜていかないと、緩いボールは通用しないし」
 力の差はあって当然だ。だが、持っているものを出せた選手が、二番手で好投した井川博文(23歳、愛媛MP)くらいしかいなかったことは残念だった。
試合後、このあと行われる韓国プロとの練習試合に訪れたジャイアンツ・原監督をはじめ、旧知の仲間たちと声を掛け合っていた西田真二監督が語った。
「久し振りに質の高いバッティングでありピッチャーであり、やはりトップレベルのチームですからね。スターティングメンバーを見たら、そのままシリーズに出るメンバーですから。やはり力の差というのは感じましたよね。本当に久しぶりにいいものを見せてもらったし、選手たちが上を目指すなら、ああいう一軍でやらなきゃいけないわけですから。その辺を少しでも感じてもらってね。やっていって欲しいなと思います。結果の9点とかより、やはり彼らにとってこういうチャンスってなかなかないわけですから。これは私は素晴らしい経験だと思うしね」
 これを次の経験に生かせばいい。貴重な経験ができたことは間違いない。
 試合前、ファイターズの打撃練習に目をやりながら智勝コーチ(香川OG)が言った一言が妙に心に残る。
「力の差はありますよ。あるんだけど、それで「あぁダメだ…」と思うんじゃなくて、そんなこと関係なしに上を目指そうと思えるヤツがプロ行くんですよね」
 第2次チームのフェニックス・リーグはまだ、始まったばかりである。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment2  |  Trackback0
2012/10/12(Fri)

2012.10.12. みやざきフェニックス・リーグ 5日目 

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 5日目
2012.10.12. 移動日

残ったメンバーが宮崎を去るメンバーを見送る
残ったメンバーが宮崎を去るメンバーを見送る

 第1次メンバーと第2次メンバーとの入れ替えが行われ、島田直也監督以下、首脳陣3名、第2次メンバーに残らない選手20名が宮崎を離れた。
 第2次チームに残る吉川岳、井川博文(以上、高知FD)、松嶋亮太、東弘明、吉村旬平(以上、徳島IS)らも見送りに現れるなか、7時40分にバン1台、マイクロバス1台で四国への帰路へ着いている。
 なお、このあと入れ替わりで第2次メンバーが合流、今夜遅くに宮崎する予定だ。すでに発表されている第2次チームのメンバーは下記の通り。

【監督】 西田真二(香川OG)
【コーチ】 吉田豊彦(高知FD)、智勝(香川OG)
【投手】山野恭介、酒井大介、渡辺靖彬、プルータ(以上、香川OG)、入野貴大、デイビット、小林憲幸(以上、愛媛MP)、山口直紘、ジェイソン(以上、徳島IS)、井川博文、吉川岳(以上、高知FD)
【捕手】星野雄大、大川修也(以上、香川OG)、宏誓(愛媛MP)
【内野手】水口大地、甲斐弘樹、国本和俊、ペレス(以上、香川OG)藤長賢治、ブレット(以上、愛媛MP)、松嶋亮太、東弘明(以上、徳島IS)
【外野手】桜井広大、島袋翔伍、北村祐(以上、香川OG)、高田泰輔(愛媛MP)吉村旬平(徳島IS)、迫留駿(高知FD)以上、選手28名

 第2次メンバーはあす13日からのフェニックス・リーグ第2クール(4試合)に臨む。初戦はサンマリンスタジアム宮崎で行われる日本ハムとの一戦となる。



※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment1  |  Trackback0
2012/10/12(Fri)

2012.10.11. みやざきフェニックス・リーグ 4日目 DeNAベイスターズ 4‐2 四国アイランドリーグplus 選抜

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 4日目
2012.10.11. DeNAベイスターズ 0‐4 四国アイランドリーグplus 選抜 <生き目の杜第2野球場>

IL 001 000 010|2
B 000 200 20×|4

バッテリー
IL 野原(高知FD)、山中(高知FD)、雄晴(高知FD)、ゴンザレス(高知FD)、井川(高知FD)、ジェイソン(徳島IS) ‐ 屋宜(高知FD)、山城(徳島IS)
B 国吉、阿斗里 ‐ 黒羽根

二塁打
IL
B 黒羽根、石川

三塁打
IL 神谷


四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
7 村上(高知FD)
6 東(徳島IS)
8 吉村(徳島IS)
D マルティネス(高知FD)
4 松嶋(徳島IS)
5 大谷龍次(徳島IS)
3 今中(高知FD)
9 大谷真(徳島IS)
2 屋宜宣一郎(高知FD)

DeNA、先発メンバー
9 乙坂
7 桑原
D 梶谷
6 石川
4 山崎
3 飛雄馬
2 黒羽根
8 西森
5 渡邊


 フェニックス・リーグ4日目、島田直也監督(徳島IS)率いる第1次チームは、このDeNA戦がラストゲームとなる。試合はやや曇り空の生目の杜第2野球場で行われた。
 アイランドリーグ選抜先発の野原慎二郎(27歳、高知FD)が2回をパーフェクトに抑え、好調な出足を見せる。3回表、一死から八番・大谷真徳(23歳、徳島IS)がDeNA先発・国吉の股間を抜く中前打で出塁すると、さらに二盗にも成功し得点圏に進む。二死二塁としてフェニックス入り以降、絶好調の一番・村上祐基(24歳、高知FD)が左前適時打を放ちアイランドリーグ選抜が先制した。
 だが、3回からマウンドに登ったアイランドリーグ選抜の二番手・山中智貴(23歳、高知FD)が4回につかまる。二番・桑原、三番・梶谷に連打を許すと、一死満塁から六番・飛雄馬の中犠飛により同点に追い着かれた。二死一、三塁からさらに七番・黒羽根にも左翼線二塁打を許し、DeNAが逆転に成功した。
 DeNAは6回裏にもアイランドリーグ選抜の四番手・ゴンザレス(高知FD)から六番・飛雄馬が2点適時打となる中前打を放ちリードを3点に拡げる。
 なんとか点差を縮めたいアイランドリーグ選抜は8回表二死から二番・途中出場の神谷厚毅(26歳、徳島IS)が中越え三塁打を放つ。中継が乱れる間に一気に本塁生還を果たし、1点を返した。
 8回2失点の国吉に代わり9回表、DeNAのマウンドには阿斗里が登る。アイランドリーグ選抜も七番代打・岡崎稔弘(22歳、徳島IS)が左前安打、九番・山城一樹(21歳、徳島IS)が右前安打を放ち二死一、二塁と一打逆転のチャンスを作るが、一番・村上が空振り三振に倒れ、逆転はならなかった。
 DeNAが4‐2でアイランドリーグ選抜を下し、今大会の成績を2勝1敗1分けとしている。アイランドリーグ選抜の成績は4試合を終えて3敗1分け、第1次チームは勝ち星のないまま宮崎を去ることになった。

第1クール成績
アイランドリーグ選抜 5‐6 斗山(韓国プロ)
埼玉西武 3‐3 アイランドリーグ選抜
アイランドリーグ選抜 0‐4 千葉ロッテ
DeNA 4‐2 アイランドリーグ選抜
0勝3敗1分け




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment2  |  Trackback0
2012/10/10(Wed)

「まだまだ練習する余地があるということ」

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 大会3日目
2012.10.10. アイランドリーグ選抜 0‐4 千葉ロッテマリーンズ <久峰野球場>

試合終了後、ロングティー打撃を行う大谷龍次(徳島IS)
試合終了後、ロングティー打撃を行う大谷龍次(徳島IS)

M 000 004 000|4
IL 000 000 000|0

バッテリー
M 藤谷、香月、黒沢、木村 ‐ 小池
IL 山口(徳島IS)、木幡翔(高知FD)、アレックス(徳島IS)、吉川(高知FD)、井川(高知FD) ‐ 山城(徳島IS)、屋宜(高知FD)

本塁打
M 金澤3ラン(6回、木幡)

千葉ロッテ、先発メンバー
5 翔太
2 小池
4 高濱
9 神戸
D 金澤
6 角
7 青野
3 塀内
8 工藤

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
6 村上(高知FD)
9 大谷真(徳島IS)
8 吉村(徳島IS)
5 大谷龍次(徳島IS)
4 松嶋(徳島IS)
D 迫留駿(高知FD)
3 今中(高知FD)
2 山城(徳島IS)
7 関口(徳島IS)


 フェニックス・リーグ3日目、宮崎は朝から暑い日差しが照りつけた。アイランドリーグ選抜は久峰野球場にて、先ごろファーム日本選手権を制した千葉ロッテマリーンズと対戦している。
 試合は前半、非常にテンポの良い投手戦となる。アイランドリーグ選抜・山口直紘(21歳、徳島IS)、ロッテ先発・藤谷がともに打者を丁寧に打ち取るなか、試合開始から1時間11分ほどで前半5回を終えた。
 だが6回表、山口に代わってマウンドに登ったアイランドリーグ選抜の二番手・木幡翔(24歳、高知FD)が二死から崩れる。ロッテは二番・小池の左前安打のあと、二死一、二塁として四番・神戸が一、二塁間を破り1点を先制する。さらに五番・金澤が右中間スタンドへ3ランをたたき込み、この回一挙4点を奪った。
 反撃したいアイランドリーグ選抜だが、ロッテ投手陣を思ったように打ち崩せずチャンスをつかむことができない。8回裏、7回からマウンドに登ったロッテの三番手・黒沢に対し、九番・関口大志(23歳、徳島IS)が三塁への内野安打、一番・村上祐基(24歳、高知FD)が3試合で5本目のヒットとなる右前安打を放ち走者をためる。しかし、無死一、二塁のチャンスに後続からあと1本が出ず、この回も無得点で終えた。
 7回にアレックス(徳島IS)、8回に吉川岳(25歳、高知FD)、9回に井川博文(23歳、高知FD)が、ロッテ打線をそれぞれ無得点に抑える。投手陣が作った良いリズムを攻撃に生かしたかったが、最終回の攻撃もロッテ四番手・木村の前に三者凡退に終わり、最後まで得点を挙げることはできなかった。
 千葉ロッテが4‐0の完封勝ちでアイランドリーグ選抜を破り、ファーム日本選手権優勝チームの面目を果たしている。アイランドリーグ選抜は3試合を終え2敗1分け、いまだ勝ち星がないまま明日、第1次選抜チームとして最後の試合、対DeNA戦を迎える。



『「まだまだ練習する余地があるということ」』

 これがフェニックス初登板となった先発の山口直紘(21歳、徳島IS)を始め、投手陣は総じて非常にいいパフォーマンスを見せた。ファーム日本選手権で優勝したチーム、さらに経験のある塀内、青野、金澤、神戸らをスタメンに並べたロッテ打線を散発5安打に抑えている。6回表二死からリズムを崩した二番手・木幡翔(24歳、高知FD)が五番・金澤に3ランを浴びるなど、一挙4点を奪われての完封負けである。ロッテより多いヒット7本を放ちながら、クリーンナップが五番・松嶋亮太(24歳、徳島IS)の初回のヒット1本に終わるなど、ロッテ投手陣を打ち切れなかった。
 試合後、野手陣のティー打撃、ロングティー打撃を中心に、フェニックス入りして初めての居残り練習を行っている。ケージに入ってのフリー打撃ではなく、しっかり「振る」ことを意識してティーネットに、または外野に向かってボールを飛ばした。
 長内孝コーチが言う。
「数を振ることとスイングのスピードを速くすることと、やっぱり土台作り。土台がしっかりせんとピラミッドと一緒でね。いいとこ持って行けないということでやってるんですけど。前2回が南郷で、移動に1時間半くらいかかってたので、終わってホテルでスイングしてたんだけど。1回クールダウンで(身体を)冷やしてからだからねぇ…」
 宮崎入りしてから今日で3試合目、試合前のフリー打撃では、全体的に今日が一番振れていた印象があった。だが、あくまで試合に向けてのウォーミングアップであるフリー打撃と実戦とは違う。
「ちょうど今日なんか、ええ課題だったんでね。先発ピッチャーがMAX150ぐらい放るような。そこまで出てないとは思うけど、そういうのをやっぱ『しっかり打ち崩さないとNPBには行けないよ!』っていうのを課題としてやってるんで。まだまだ練習だ! って話です。NPBがみんな150ばっかり放るわけではないので。その辺がまぁ、出てきたときに、どういうパフォーマンスが出せるかっていうね」
「良いピッチャーからはそうなかなか打てない」レベルが上がれば上がるほどそれが常套句となる。しかし、それを打ってこそ上へ這い上がるための扉が開ける。一番の近道は「バットを振ること」である。
 フェニックス初日のコラムにも書いたが、徳島ISの面々は長内コーチの指導の下、レギュラーシーズン終了後からフェニックスまで、継続してバットを振り込んで来ている。8月に長内コーチが加入したあと、レギュラーシーズン後期途中から急激に調子を上げた。NPBでの実績に加え、長く指導者を経験している指導力はやはり大きい。
「今日はええ経験だった。みんな『まだまだだな』って感じてるだろうし。ということはそれに向かってまだまだ練習する余地があるということ」
 試合終了後から3時間半後、選手たちの宿舎を訪れて行ったインタビュー取材を終えて駐車場へ向かうと、陽の落ちたアスファルトの上で松嶋、東、大谷真、小野らが素振りをしていた。長内コーチもそばに付き、アドバイスを送っていた。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment4  |  Trackback0
2012/10/10(Wed)

「60ちょっと、70行かないくらい」

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 大会2日目
2012.10.9. 埼玉西武ライオンズ 3‐3 四国アイランドリーグplus選抜 <南郷スタジアム>

ストレッチしながら談笑する岩根成海(徳島IS)
ストレッチしながら吉田豊彦コーチ(高知FD:右)らと
談笑する岩根成海(徳島IS:左)

IL 001 020 000|3
L 000 003 000|3
※ 9回リーグ規定により引き分け

バッテリー
IL 岩根(徳島IS)、木幡翔(高知FD)、井川(高知FD) - 山城(徳島IS)、屋宜(高知FD)
L 中崎、前川、松下、坂元、田中 - 中田

三塁打
IL 根津(高知FD)
L 

本塁打
L 駒月3ラン(5回、岩根)

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
7 村上(高知FD)
6 東(徳島IS)
8 吉村(徳島IS)
D マルティネス(高知FD)
4 松嶋(徳島IS)
3 大谷龍次(徳島IS)
5 曽我(高知FD)
9 根津(高知FD)
2 山城(徳島IS)

埼玉西武、先発メンバー
8 田代
6 林崎
3 岳野
5 荒川
D 星(孝)
4 美沢
9 木村
2 中田
7 駒月


 フェニックス・リーグ2日目、アイランドリーグ選抜はきのうと同じ南郷スタジアムで埼玉西武ライオンズと対戦した。スコアボード上の旗が右翼方向に強くはためく。空はきれいに晴れ渡り、夏の日差しが残るなか試合は行われた。
 3回表一死、西武先発・中﨑から八番・根津和希(22歳、高知FD)が中越え三塁打を放つ。制球を乱した中﨑は連続四死球で走者をためると、二番・東弘明(20歳、徳島IS)にも押し出し四球を与え、アイランドリーグ選抜が1点を先制した。
 5回表のマウンドに登った西武二番手・前川から九番・山城一樹(21歳、徳島IS)、一番・村上祐基(24歳、高知FD)が連続安打を放つ。一死一、二塁として三番・吉村旬平(21歳、徳島IS)の内野ゴロを遊撃手がファンブルする間に1点を追加した。さらに一死一、三塁として四番・マルティネス(25歳、高知FD)の空振りしたボールを捕手が後逸、三塁から村上が還りリードを3点に拡げた。
 4回まで無失点を続けたアイランドリーグ選抜の先発・岩根成海(24歳、徳島IS)だったが、一死から連続安打を許す。一死一、三塁から九番・駒月は初球のスライダーを振り抜き、左翼スタンドへ運ぶ。西武が一気に3点を奪い返し同点に追い着いた。
 だが、岩根は6回以降崩れることなく好投を続ける。イニングをまたいで五番代打・高山、六番・美沢、七番代打・星(秀)を三者三振に獲るなど、追加点を許さなかった。
 9回表、西武五番手・田中から先頭の代打・神谷厚毅(26歳、徳島IS)が中前打を放ち出塁する。二死二塁と一打勝ち越しの場面に一番・村上が一、二塁間を破る右前安打を放つ。一気に本塁生還を狙った神谷だが、右翼手からの好送球の前に本塁でタッチアウトとなり、追加点は挙げられなかった。
 9回裏、8回を三者凡退に抑えた木幡翔(24歳、高知FD)に代わり、井川博文(23歳、高知FD)が力強い投球を披露する。四番・荒川、五番・高山を連続三振に切って獲り、西武最後の攻撃を無失点に退けた。
 9回を終え3‐3のまま、試合はリーグ規定により引き分けに終わった。アイランドリーグ選抜は2試合を終え、成績を1敗1分けとしている。


『「60ちょっと、70行かないくらい」』

 試合後の取材で島田直也監督(徳島IS)が開口一番、岩根成海(24歳、徳島IS)が5回裏に浴びた一発を悔やんだ。
「好投なんですよ。本当にNPB相手に1球の怖さっていうのを勉強して。ホントあの1球だけだから! その一発で同点になっちゃう。ゲッツー獲ろうと思って、あそこに投げようと思って投げてないけど、ああいうところでアウトローに投げないとね」
 打線が3点のリードを築いてくれた直後である。一死から連打を浴びて走者をためたあと、初球のスライダーが高めに浮いた。九番・駒月に両翼100㍍ある南郷スタジアムの左翼スタンドへ3ランをたたき込まれ、同点にされた。
 投手陣が好投を見せ、西武打線を6回以降無安打に封じ込めている。チャンスはむしろアイランドリーグ選抜の方が多かっただけに、結果的に本塁打1本で同点に追い着かれてしまったことが非常に残念なドローゲームとなってしまった。
 7回101球を投げ3失点、被安打5。同点にされたあとも崩れることなく、6回7回にはイニングをまたいで3者連続三振を奪っている。だからこそ、あの一発が悔やまれてならない。
 本塁打については連打のあと、ボールから入って様子を見ても良かった。最初の打席で内角へのスライダーから入り、二飛に打ち取っている。そのイメージがあったから、マスクをかぶる捕手・山城一樹(21歳、徳島IS)が同じ内角へのボールを要求するのにも納得していた。それが高く浮いてしまった。
 反省はさらに多岐に及ぶ。初回、ヒットで先頭打者を出塁させたのはまだいい。だが、2回と4回の先頭打者を四球で歩かせてしまった。ここが今日最大の反省点である。
「あの1球、ホームラン打たれたのもそうなんですけど、先頭フォアボールがやっぱり、スカウトからしたらマイナスっていうのは大川さん(大川学史、元徳島IS)とかにも聞いてたんで」
 徳島ISのエースとして活躍し、昨年のフェニックス・リーグを最後にユニフォームを脱いだ先輩からのアドバイスが耳に残っている。ここがドラフトを前にした最後のアピールの場所だけに、7回3失点の好投以上に大きな反省点となってしまった。
「ストレートは今年一番、最後の高知のとき(9月22日、対高知FD後期12回戦、6回無失点)も良かったと思ったんですけど、今日の方が良かったです。チェンジアップもまぁまぁ良かったと思いますけど、カーブが高めに浮いてボール、ボールってのがあったんで、ファーストストライクが獲れればもっとラクに行けたのに、とは思いますね」
 第1次メンバーが戦う第1クールはたった4試合、第2次メンバーに入るかどうかはまだ発表されておらず、一度の先発マウンドがフェニックス唯一のマウンドになってしまう可能性もないとは言えない。もちろん評価の対象はこの1戦だけではないが。
「う~ん、70点…。先頭フォアボールだったんで60ちょっと、70行かないくらいですかね。その辺を直さないと」
 自己採点は合格ラインギリギリといったところだろうか。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment2  |  Trackback0
2012/10/08(Mon)

「楽しもう!」って

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 大会1日目
2012.10.8. 四国アイランドリーグplus選抜 6‐7 斗山ベアーズ <南郷スタジアム>

アイランドリーグ選抜第1次チーム
アイランドリーグ選抜第1次チーム

斗山 000 040 020|6
四国 300 001 010|5

バッテリー
四国 ゴンザレス(高知FD)、アレックス(徳島IS)、山中(高知FD)、吉川(25歳)、ジェイソン(徳島IS) - 屋宜(高知FD)
斗山 ユ・ヒグァン、オ・ソンミン、ジョン・デヒョン - キム・ウンミン

二塁打
四国 村上(高知FD)、吉村(徳島IS)、大谷龍(徳島IS)
斗山 キム・ドンハン

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
6 村上(高知FD)
9 大谷真(徳島IS)
8 吉村(徳島IS)
D マルティネス(高知FD)
4 松嶋(徳島IS)
5 大谷龍次(徳島IS)
3 今中(高知FD)
2 屋宜(高知FD)
7 根津(高知FD)


 10月25日に行われるドラフト会議に向け、最後のアピールチャンスとなる「みやざきフェニックス・リーグ」が今日から開幕となった。四国アイランドリーグplus は選抜チームとして2007年の初参加以来、6年連続での参加となる。
 アイランドリーグ選抜の第1次メンバーは島田直也監督(徳島IS)が率いる。コーチに長内孝(徳島IS)、吉田豊彦(高知FD)、トレーナーに福士森(高知FD)を加え、徳島インディゴソックス、高知ファイティングドッグスの2球団から選抜されたメンバーで構成されている。
 初戦は南郷スタジアムでの斗山ベアーズ(韓国)戦となった。例年とは打って変わって非常にひんやりとした朝の宮崎だったが、午前10時を過ぎたころから暑い日差しが帰って来ている
 初回からアイランドリーグ選抜が目の覚めるような攻撃を見せる。一番・村上祐基(25歳、高知FD)が左中間への二塁打で出塁すると、一死二塁から三番・吉村旬平(21歳、徳島IS)が右翼手の頭上を越える適時二塁打を放ち先制点を奪う。四番・マルティネス(25歳、高知FD)も一、二塁間を破る右前適時安打で続き2点目を挙げると、二死二塁から五番・大谷龍次(徳島IS)が左翼線に鋭いライナーでの適時二塁打を放ち3点を先制した。
 5回表、斗山打線を無失点に抑えていたアイランドリーグ選抜先発のゴンザレス(29歳、高知FD)が突如制球を乱す。3連続四球で満塁としたあと、二番・キム・ドンハンに2点適時打となる左前打を浴びる。再び四球で満塁として四番・オ・ジャンフンに2点適時打となる左前安打を許し、逆転を許した。
 1点を追い掛けるアイランドリーグ選抜は6回裏、二死二塁から五番・松嶋亮太(24歳、徳島IS)の三遊間を破る適時打で4‐4の同点に追い着く。
 8回表、この回からマウンドに登ったアイランドリーグ選抜の四番手・吉川岳(25歳、高知FD)は、四球と三塁へのイレギュラーヒットにより二死一、三塁のピンチを迎える。二番・キムに中越えの適時二塁打を許し、斗山が6‐4と再び2点をリードした。
 だが8回裏、アイランドリーグ選抜も反撃を見せる。先頭の三番・吉村が遊ゴロ失策により出塁すると、四番・マルティネスも一、二塁間を破り、無死一、三塁とチャンスを拡げる。五番・松嶋の遊ゴロ併殺打の間に吉村が還り、1点差に追い詰めた。
 9回裏一死、四球で歩いた代打・関口大志(23歳、徳島IS)が二盗を試みる。一塁にけん制球が送られる間に二塁を陥れると、さらに一塁手の二塁悪送球の間に一気に三塁まで進んだ。二死から一番・村上も四球を選び、二盗を成功させる。二死二、三塁と一打サヨナラのチャンスに、二番・途中出場の東弘明(20歳、徳島IS)が一飛に倒れ、万事休すとなった。
 斗山ベアーズが6‐5でアイランドリーグ選抜を下し、フェニックス・リーグ初戦を白星で飾っている。アイランドリーグ選抜は明日9日、今日と同じ南郷スタジアムで埼玉西武ライオンズと対戦する。


『「楽しもう!」って』

 アイランドリーグ選抜第1次チームは、徳島ISと高知FDの2球団から選抜されたメンバーである。高知FDが9月26日に、徳島ISは22日に最後の公式戦を終えた。徳島ISにしてみれば2週間以上実戦から遠のいている。
 この実戦感覚の開きは思った以上に大きく、これまでのチームもフェニックス・リーグ開幕から序盤の数試合で本来のプレーができず、黒星を先行させてきた。その上、四国から宮崎への移動の疲れもある。
 今年の初戦は宮崎の南の端と言ってもいい、南郷からのスタートとなった。例年より風が強く冷たい空気の中で、コンディションはどうかな? と思って観ていたのだが、総じて悪くはないようだ。初回に電光石火の3点を長打3本を含む4安打で奪った。非常に好調な出足を見せている。
 先頭打者として左中間への二塁打を放った村上祐基(24歳、高知FD)が言う。
「フェニックス来る前に、監督(定岡智秋監督)の意向はわかんないですけど、シートバッティングがあったんですよ。ピッチャーも野手も実戦感覚でできたんで。自分もピッチャーの球見れてたし、いい感じだったんで、そのまま(本番に)入ることができました」
 7回表にマウンドに登り、きっちり三者凡退で抑えた山中智貴(23歳、高知FD)にとっても、それは良い結果へとつながっている。
「感覚的には良かったんです。いい感じで。ファールフライとかも差し込んでたので、良かったかな? と。シートバッティングで1回感覚をつかむ機会があったんで、そこで悪いところを修正してこの試合に臨めているので、良かったと思います」
 高知FDに関してはレギュラーシーズンでの不甲斐なさが大きく残るシーズンだった。最後のフェニックスでなんとか巻き返そうとしているのがよく分かる。
「連覇」を逃し、リーグチャンピオンシップ出場に手が届かなかった悔しさは徳島ISも同じだ。しかし、こちらもフェニックスに向けてしっかり調整してきたようだ。
 三番に座り、初回に先制点を奪う右翼越え二塁打を放った吉村旬平(21歳、徳島IS)が言う。狙いすました初球のストレートを思い切り引っ張った。
「良かったですね。長内さん(孝コーチ、元広島)にバッティングを強めにやってもらってたんですけど。『前で捉える』っていうのを意識して。初球、獲りに来るだろうな、と思ったんで」
 3点目となる左翼線への適時二塁打を放った五番・大谷龍次(23歳、徳島IS)も快調な出足に笑顔を見せた。だが、逆にそこに隙があったことも感じている。
「(入り方は)良かったぁー! めっちゃ良かったっスね! 3点獲った後になかなか点獲れなかった。そういうとこじゃないですか? 逆に点獲って、みんな見出したんですよね。『行ける!』と思って。余裕持ち過ぎた、みたいな。僕は結構どんどんファーストストライクから振って行きました。(フェニックス前の練習で)いつもより連テイー(連続ティー打撃)とかでバット振ってきたんで。悪くないですよ」
 山中を除き、11四死球を与えた投手陣に不安はあるが、野手は非常にいい状態でフェニックス入りした、と言えるだろう。そのための準備はきっちりしてきた。いずれにせよ、このチームで戦えるのはたった4試合しかなく、チャンスはそれほど多くない。
 9回裏に代打として出場し、持ち味の「足」でチャンスメークしてみせた関口大志(23歳、徳島IS)が言った。
「最後のアピールできるチャンス、それは分かってるんで。緊張してもなんなので『楽しもう!』って」
 それくらいの気持ちで伸び伸びやった方が、結果は出るのかもしれない。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment4  |  Trackback0
2012/10/02(Tue)

越えて

四国アイランドリーグplus 2012 リーグチャンピオンシップ 第2戦
2012.9.30. 愛媛マンダリンパイレーツ 1‐2 香川オリーブガイナーズ <坊っちゃんスタジアム> 観衆 1,320人

香川OG 000 100 000 1|2
愛媛MP 010 000 000 0|1
※ 延長10回

勝 プルータ 1勝
S 酒井 1S
敗 河原 1敗

バッテリー
香川OG 山野、プルータ、酒井 - 星野
愛媛MP デイビット、河原 - 宏誓

本塁打
香川OG 
愛媛MP 高田1号(2回、山野)


 第1戦は香川オリーブガイナーズが大勝でものにした。ホームで戦う第2戦、愛媛マンダリンパイレーツはシリーズの流れをいかに奪い返すのか。心配された台風の影響はなくなった。2012リーグチャンピオンシップ第2戦は当初の予定通り、松山・坊っちゃんスタジアムで18時1分プレーボールとなった。
 愛媛MP・デイビット(デイビット・トレイハン、31歳、アトランティックリーグ)、香川OG・山野恭介(20歳、広島カープ育成)と、最多勝を争った好投手同士が先発のマウンドに上がる。
 先にリードを奪ったのは愛媛MPだった。2回裏、六番・高田泰輔(23歳、新田高)は初球ど真ん中のストレートをフルスイングし、広い坊っちゃんスタジアムの右翼スタンドへと運ぶ。今大会1号ソロ本塁打で先制点を奪った。
 香川OGも反撃に出る。4回表一死、三番・国本和俊(29歳、三重中京大)が三遊間への内野安打で出塁すると、デイビットのけん制球が悪送球となる間に三塁を陥れる。四番・桜井広大(29歳、元阪神)は150㌔のストレートを遊撃手のグラブを弾きながらも中前へと運び、国本が生還。1‐1の同点に追い着いた。
 追加点が欲しい香川OGだったが、粘りの投球を見せるデイビットの前にあと1本が出ない。山野も3回以降無失点、愛媛MP打線を散発3安打に封じ込める見事な投球を続ける。
 香川OGにチャンスが訪れたのは8回表、一死から二番・小栗健太(24歳、広島修道大)の打球はデイビットを直撃する内野安打となる。さらに二死二、三塁までチャンスを拡げるが、ここまで8打数4安打3打点と絶好調の五番・ペレス(ウィルバー・ペレス、29歳、ドミニカ出身、ノースアメリカンリーグ)が一ゴロに倒れ、追加点は奪えなかった。
 ピンチを乗り切った流れは愛媛MPに傾く。8回裏、先頭の八番・宏誓(河原宏誓、22歳・NOMOベースボールクラブ)が中前安打で出塁すると、九番・四ツ谷良輔(19歳、深谷商)がきっちりと一塁方向へのバントで送る。一番・樋口拓平(25歳、ジェイプロジェクト)も三遊間への内野安打で出塁し、勝ち越しのチャンスをつかんだ。
 しかし、ここで山野が踏ん張りを見せる。代打として登場した首位打者、大井裕喜(24歳、立正大)を127㌔の変化球で空振り三振に。続く三番・藤長賢治(24歳、大体大)を139㌔、外角高めのストレートで空振り三振に切って獲り、ピンチを乗り切った。
 9回表、愛媛MPは疲れの見えたデイビットに代え、河原純一(39歳、元中日)を投入する。二死一、二塁のピンチを無失点で乗り切り、9回裏の攻撃へとつないだが、香川OGも山野に代えてマウンドにプルータ(アンソニー・プルータ、29歳、キャナム・リーグ)を送る。二死から六番・高田の打球はプルータのグラブを弾き二塁手の前に転がる。一塁に頭から飛び込み内野安打をもぎ取った。七番・金城雅也(23歳、三重スリーアローズ)への2球目に盗塁を敢行した高田の判定はタッチアウトとなるが、二塁塁審に抗議した高田に退場が宣告される。球場を不穏な空気が覆うなか、試合は09リーグチャンピオンシップ第2戦、高知ファイティングドッグス‐長崎セインツ戦以来の延長戦に突入した。
 10回表一死、三番・国本が四球を選ぶと、今大会8打数4安打と大当たりの四番・桜井が三遊間を破りチャンスを拡げる。五番・ペレスの打球はジャンプした一塁手・ブレットの頭上を越えて右翼手との間に落ちるテキサス適時安打となり二塁から国本が生還、香川OGが勝ち越しの1点を奪った。
 10回裏、香川OGベンチは一死から八番・宏誓を歩かせたプルータに代え、酒井大介(25歳、長崎セインツ)を投入する。代打・近藤幸志郎(26歳、松山大中退)を気合いのこもったストレートで空振り三振に、一番・樋口を左飛に打ち取り、1点のリードを守り切った。
 香川OGが2‐1で勝利し、年間総合優勝に大手を懸けた。第3戦は10月6日、舞台を香川OGのホーム、レクザムスタジアムに移して行われる。


『越えて』

 一方的な展開となってしまった第1戦と違い、第2戦は両先発投手が好投を続けるクロスゲームとなった。16勝を挙げ、見事最多勝のタイトルを獲得した香川OG・山野恭介(20歳、広島カープ育成)と、最後まで最優秀防御率タイトルを争った愛媛MP・デイビットとが、互いに「さすが!」と思わせる投手戦を披露している。
 最初に食らった安打が右翼スタンドに突き刺さるソロ本塁打となり、マウンドで厳しい表情を見せたのは山野である。ロースコアになるであろうと予想された展開のなか、先に失点してしまったことで大きなダメージを受けた。
「(精神的に)デカいっス。最初、ライトフライかフェン直(フェンス直撃)と思ったんですよ。そしたらどんどんどんどん伸びて行くので…」
 四番、五番を計6球で打ち取り、気持ちが緩んだわけではない。初球に思い切って投げ込んで行ったど真ん中へのストレートを、見事弾き返した六番・高田泰輔(23歳、新田高)のバッティングの方が上回ったのだ。ゆっくりと三塁を回り、本塁へと還る高田に背中を向け続けていた。打球が吸い込まれて行った右翼スタンドに視線をやりながら、ホームインしたあとで捕手・星野雄大(23歳、伯和ビクトリーズ)の方を振り返り、右手で帽子のひさしをちょっとつまんでいる。「すいません…」の合図だ。
 痛い先制パンチではあった。だが、ここで崩れなかった。
「1点獲られたんですけど、粘り強く投げて。もう次の点を与えないように投げようと」
 4日前、公式戦最終戦となった四万十での高知FD戦ダブルヘッダーに、2試合とも中継ぎで登板している。腰を痛め、2イニングを投げて緊急降板となった対高知FD後期10回戦(9月12日、レクザム)以降、実戦登板はオリックスとの交流戦(9月24日、アークバリアBP志度)で1イニングを投げただけである。しかも連打を浴び、失点を許した。
 ダブルヘッダー第1試合の6回裏に登板し、連続四球から五番・迫留駿(20歳、京都フルカウンツ)にあわやスタンドインかと思わせる適時二塁打を浴びるなど、2失点でマウンドを降りている。第2試合が始まる前の短い休憩時間中、たまたまそばを通ったとき、不安そうな顔でこちらに話しかけてきた。
「球、行ってました? こんなの初めてです。全然わからない…」
 第2試合が始まると、不安を振り払うようにブルペンで投球練習を行っている。少し左肩の開きが速くなり過ぎていることを考慮し、セットポジション時から意識的に肩を中に入れる修正を行っている。第2試合の3回裏からマウンドに登り、3イニングを無安打、無失点で投げ終えた。
 愛媛MPとの決戦を前に、フォームの修正はギリギリまで続いている。そして、光明が見えた。
「次の日(27日)の練習はブルペン入らなくて、その次の2日目(28日)の練習でつかんだんで、フォームを。あぁ、じゃあこれでいけるな、と思って」
 マウンドに登っても調子は良く、スタミナも切れなかった。7回裏、五番・橋本将(36歳、元横浜)を外角低めへのストレートで見逃し三振に切って獲ったあと、痛打を浴びた六番・高田も連続三振でねじ伏せている。
「あのストレートは今日イチでしたね。(高田を三振に獲った球は)フォークです。どこまでも行けてましたけど、自分はもうずっと気持ち切らずに、いつも通りに投げてましたね。あと1勝すれば優勝! とか気にせずに、いつも通りのピッチングができたら結果は付いてくると思うんで。任された回を投げて行くだけです」
 8回1失点、103球でマウンドを後続に譲った。次のホーム・レクザムでの登板に、すぐ意識を切り替えている。

 リーグ戦終盤、デイビットも決して調子が良かったわけではない。公式戦最後の登板となった対高知FD後期11回戦(9月23日、高知)で6失点(自責6)を喫し、最優秀防御率タイトル争いから転落した。
 あれから6日、リーグチャンピオンシップを控えての練習のなかで、少しフォームを修正している。星野おさむ監督が言う。
「シーズンの後半、ずーっと悪いところがあって。突貫工事にならない程度にここ1週間くらい、少~しフォーム矯正までいかないんだけど、足の使い方と身体の向きだけ調整してたので。それが現場でできるっていうことは、やっぱり能力があるなぁと」
 フォームの悪い箇所は修正できた。ただでさえ投げにくいと感じている柔らかすぎる日本のマウンドが、昨夜からの雨のおかげでさらに泥状になっている。スパイクを強く踏みつけて足場を固めようとする仕草が繰り返された。その度に大きく両手を上に挙げ、深く深呼吸することで落ち着きを取り戻そうとしていた。デイビットが言う。
「ちょっと気が散ったというか、集中できなかったけど。きのう半日、台風のせいで雨が降ったから、多分こうなるだろうな、ということは予想してたけどね。でも、やるしかない、と思ってたから。先週からちょっと体調がいいとは言えなかったんだけど、この1週間で調子を上げてきて、今日良かったので。今日までの課題が『いかに調子を取り戻すか』だったから」
 山野の被弾と同様、デイビットも痛いミスを犯している。4回表の失点は自らの一塁けん制悪送球が得点につながったものだ。だが、そこから非常に粘りある投球を見せている。
「あのけん制ミスがなかったら分からなかったし、完封できていたかもしれない」
初回から150㌔台をマークするなど、全力で飛ばしたツケは後半に出ている。8回表、四番・桜井に四球を与え、二死一、二塁のピンチを迎えたとき、萩原淳コーチと共に駆け寄ったマウンドで通訳の伊藤亮輔が気付いた。
「珍しいんですよ。彼から『疲れてきた…』って声が出たので。結構疲れてたんでしょうね」
 8回表に身体を直撃したライナー性の打球は、左手のグラブをかすめてベルトに当たった程度で、然程大きなダメージはなかった。疲労困憊のなかで8イニングを投げ切っている。132球は山野と比べて29球も多い。インタビューの最後に伊藤通訳が言った。
「萩原コーチが『良かった』って言うのは珍しいですね。『やればできるんじゃん!!』って」

 2戦を終え、香川OGが総合優勝に王手を掛けた。4年前の悔しい負けを知る高田が、帰り際につぶやく。
「一緒っスね、ホント…。またニーイチっスよ…」
 08年のリーグチャンピオンシップでも香川OGを相手に初戦0-9の大差で敗れ、第2戦を今日と同じ1‐2で落とし、連敗している。
 インタビューのあとで星野監督が言っていた。
「プレーオフ、1勝もしてないらしいですね。今日聞いたんですけども」
08年頃と言えば、まだ坊っちゃんスタジアムでの試合となると固くなってしまい、普段通りのゲームができないことが多々あった。だが、もうあの頃と同じではない。
「あぁ、じゃあ伝統かぁ…。ただ、そこをホントにね。越えて行かないと、香川に追い着けないし。伝統で言ったら短い伝統かも分かんないけど、伝統があるのは香川なんで。やっぱ香川に追い着きたい! って気持ちです」
「挑戦者」として香川OGの壁を破る。08年のチームと同じ結果に終わってしまうのか。それともここから巻き返し、このチームの底力を見せるのか。
 今季最初にチームスローガンとして掲げていたのは「超えて」である。
「僕的には『超えて』よりも『越えて』の、こっちの字の方なんだけどね」
 2月、星野監督がそんな話をしていたのを思い出す。香川OGを越え、そしてこれまでの歴史を越えられるか。勝負の行方は第3戦へと移る。




※ 当blogに掲載している文章、写真の無断転用はすべて禁止します。
Home | Category : 四国アイランドリーグplus 2012 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
Home Home | Top Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。