四国・九州アイランドリーグ 練習試合
2008.7.3. 香川OG 5-3 紀州R <志度球場>
紀州 110 000 100 | 3
香川 011 000 03×| 5
バッテリー
紀州 辰己野、吉川、横川 ‐ 田中
香川 安達、松居、高尾 ‐ 西森、堂上
昨日、徳島ISを破り独立リーグ所属チームから初勝利を挙げた紀州Rが四国・九州リーグ前期の覇者、香川OGとの練習試合に臨んだ。気温35℃を越えた猛暑の志度球場でのゲームである。
香川OGの先発は7月1日付けで練習生から晴れて正式登録となった安達輝誠。紀州Rは昨日5回0/3を投げた横手右腕、辰己野貴由を再び先発マウンドに送る。序盤は両チーム共に2点を奪い合う展開となった。
7回表、紀州Rは一番・西本が香川OGの二番手・松居から今日4本目の中前打を放ち勝ち越しの1点を奪う。しかし8回裏、香川OG打線が紀州Rの三番手・横川を捉える。同点にした後、二番・洋輔の2点適時中前打で逆転に成功した。八回裏からマウンドに登った高尾健太が九回を締め、香川OGが5-3で紀州Rを降した。
『グリーンのユニフォーム』
西田監督が語る。
「独立リーグで最も強いと言われるガイナーズで野球をするチャンスをもらった。あとは本人の気持ち次第。そういうチャンスを与えてあげたんだから」
2日前に安達輝誠(香川OG)が正式に選手登録されてから、これが初の実戦のマウンドになる。2ヶ月の間、実戦から離れていたブランクは然程気にならなかった。
「愛媛の時はもっと空いてましたから」
と苦笑いを見せる。
「ずっとフォアボールで崩れてましたから、最低限試合を作れるイメージを(見せたかった)」
練習試合とは言え大きなチャンスである。グリーンのユニフォームにはまだ背番号が入っていない。猛暑の中で登ったマウンドに、どんな意味があるのか。それは十分に理解している。
課題は変化球のコントロールである。5回を投げ2失点、立ち上がりの2イニングで1点ずつを失った。2回と4回、先頭打者を四球で歩かせたことは大きな反省として残る。高目のボールが浮いてしまいカウントを悪くしていた。4回表、五番・中川を歩かせた時、ショートの丈武がマウンド近くまで歩を進め、安達に声を掛けた。
「まっすぐ勝負でいいよ。小細工なしで」
最も自分らしいピッチングはストレートを思い切って投げ込むことだ。気持ちを切り替え、唸り声を上げながら真っ直ぐを投げ込んでいった。
「ピンチになった時、助けてもらえるボールはやっぱり真っ直ぐなんで。いかに悪いカウントの時、ストライクが取れるか。次のステップとして変化球のコントロールを磨きたい。時間はかかると思いますけど・・・」
オレンジ、ネイビーブルー、そしてまだ背番号の無いグリーンのユニフォーム。このユニフォームを着るために、もう一度己の力を信じるために、それ相応の覚悟が必要だった。グリーンのユニフォームを着て登った最初のマウンドは、どのチームで投げたものとも違っていた。特別な気持ちを抱いて登ったマウンドだった。
「もう3年目ですからね。そういう気持ちが無いとおかしい」

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