四国・九州アイランドリーグ 練習試合
2008.7.2. 徳島IS 3-5 紀州R <アグリあなんスタジアム>
紀州 000 012 200 | 5
徳島 100 002 000 | 3
バッテリー
紀州 辰己野、山本、吉川、横川 ‐ 田中
徳島 片山、安里、佐藤、梅原、渡邊、平野 ‐ 荒張、永井
来年から関西独立リーグに加盟予定の紀州レンジャースが徳島ISと練習試合を行った。
3対3で迎えた7回表、この回からマウンドに登った徳島ISの4番手・梅原が無死一、三塁のピンチを迎える。紀州Rはここでダブルスチールを敢行。三塁から福田が生還し1点を、さらに三番・中川の右犠飛により2点のリードを奪った。
徳島IS打線は7回以降、紀州Rの継投の前に得点が奪えず、紀州Rが5-3で徳島ISを降した。紀州Rは既存の独立リーグチームから3試合目にして初勝利を挙げた。
『失策』
3回表、先頭の七番・田中の強い打球がセカンドの大二郎へと飛ぶ。目の前で弾んだ打球を胸に当てて止めた。鈍い音が響いた。八番・三塁手として今日の試合に先発出場した白川勇輔(徳島IS)は、大二郎が見せたこのプレーを同じようにこなすことができなかった。
5回表、田中が打った三塁へのゴロをトンネルし、後逸してしまう。ボールがファールグラウンドを転がる間に、二塁走者が三塁を蹴る。本塁への生還こそ許さなかったものの、一死二、三塁のピンチを作ってしまった。
「大二郎さんみたいに『身体で止めろ!』って言われてて、できなかった。あのトンネルが痛かったです。他の(プレー)は得るところもあったんです。うまく入ったし・・・」
このエラーによって、プレーのリズムを完全に狂わせてしまう。
6回表には、普段の練習でやったことがないと言う一塁への悪送球を2つ。さらに再び飛んで来た田中の打球をファンブルし、今日4つ目の失策を記録する。浮き足立ってしまい、練習でできるプレーさえできなくなってしまっていた。
あくまで練習試合である。首脳陣の中に、レギュラー以外の選手に経験を積ませたいという思惑は確かにあった。練習生の荒張が初めてマスクを被り、白川も自らが志願したとは言え、まだ慣れていない三塁手としてのプレーである。まだまだ多くの経験が必要なのは明白だ。勝負の懸かった公式戦ではできないことをトライさせたかった部分もある。しかし、だからと言って勝負度外視で良い訳では決してない。そんなつもりもない。
ネット裏で観戦していたファンからは、今日の試合振りに「情けない」、「それでもお前らプロか」という罵声が飛んだ。もちろん選手たちは解っている。
「大失態です」
試合後のベンチで、ある選手がポツリとそう言った。

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