スポーツライター高田博史オフィシャルblog。 四国・九州アイランドリーグを現場取材!※たまにCMも
覚悟
2008年02月02日(土) 01:50
2008年2月1日 四国・九州アイランドリーグ春季キャンプ

今季から6球団となり、新たな船出となった四国・九州アイランドリーグがそれぞれ一斉にキャンプインを迎えた。徳島ISも11時よりアグリあなんスタジアムでのキャンプをスタートさせ、今季のスタートを切った。
10分、5分の持久走、50mダッシュなどのランニングメニューをこなした後、野手を2班に分け、ランナーを置いての内外野ノック。さらに20分の休憩の後行った打撃練習では、小松崎大地、今季新入団の伊奈龍哉がフェンスオーバーの当たりを見せるなど、早くも仕上がり好調なところを見せた。
また、試合前に行われたミーティングで今季の主将が大二郎に、副主将が竹原俊介に決定したことが発表されている。


『覚悟』

キャプテンとして迎えた大二郎4年目のキャンプインは、やはりこれまでのそれとはまったく違う印象になった。
「全っ然違いました!緊張なんかな・・・?いざ練習入ると・・・。やっぱり緊張してたんですかね」

森山一人コーチから今季の主将にと推薦されたのは一昨日のことである。ある程度もう覚悟はできていた。1月15日から始まった合同自主トレからすでに、
「すべて、お前を通してみんなに伝えるから」
と言われていたからである。

一つのキーワードとなる言葉がある。
「今年、僕の中で『覚悟』って言葉を頭に叩き込んで行こうと思ってるんです」
主将として自分がチームを引っ張って行く覚悟。自分自身「無い」と思っていたアイランドリーグでの4年目に挑む覚悟。昨年のシーズン終了後、このままだと悔いが残ったまま終ってしまうことになると思った野球に対する覚悟。そんないくつかの覚悟一つ一つが、2008年スタートの日の特別な心境に繋がったことは想像に難くない。練習の最初に行われたグラウンドをフルに使っての持久走でも一番に飛び出し、積極的に先頭を引っ張っていた。

今日最後のメニューとなった特守で、セカンドに入り森山コーチからのノックを受け続けていた。ゴロを正面で捕る基本動作の反復から、数をこなして行く内に右へ左へと振られる。徐々にダイブする数が増える。
「しつこさが無い!楽しんでもしょうがないんや!」
そう叱咤されながら、必死で打球に喰らいついていた。

もう一つ上のレベルに這い上がるためには、一日一日の練習から自分の限界まで追い込んで行かないとそこには辿り着けない。合同自主トレ初日のミーティングで森山コーチから言われた言葉である。その言葉が胸に染みている。

ノックも終盤になりグラウンドが急に冷え込み始めた頃、左足のふくらはぎを痙攣させ仰向けに倒れ込んだ。筋肉を伸ばしながら苦痛に表情を歪める。すぐに復帰しようとしたが、大二郎の特守はここで終了となっている。

「僕、今まで足つったことって無かったんですよ。痛いっスねぇ!」
足に走ったその痛みは、覚悟をもって今日の限界を超えた証である。


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