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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2007/07/28(Sat)

誕生日

四国アイランドリーグ公式戦
2007.7.27. 徳島IS 0–12 愛媛MP <徳島県営蔵本球場>

勝 梶本 7勝4敗1S
敗 益田 2勝8敗

この週末、徳島ISはホームで3連戦を戦う。その最初のゲーム、蔵本球場に愛媛MPを迎えた。
徳島IS先発の益田陽介は初回から愛媛MP打線に捕まる。一番・グレアム義季サイモンの右中間を破る二塁打、三番・比嘉将太の左翼越え適時二塁打で先制点を許すと、4連打で一気に3点を失った。
愛媛MPは3回表にも五番・檜垣浩太の右中間を破る適時三塁打で追加点を挙げると、益田に代わった二番手・森倫太郎を打ち崩し打者一巡の猛攻を見せる。この回大量8得点を挙げ、序盤にして試合を決定付けた。
愛媛MP先発の梶本達哉は4回5回と先頭打者に出塁を許すが、後続を抑え徳島ISに得点を許さない。
愛媛MPは8回表にも七番・松坂恭平の左翼線への適時安打で1点を加え、12点と大量リードを奪った。
大差をつけられた徳島ISは9回裏、先頭の大二郎が出塁するが打線が繋がらず無得点に終わった。
愛媛MPが12対0で徳島ISに快勝。梶本は7勝目を初の完封勝利で飾り、チームも単独2位に浮上した。


『誕生日』

昨日、誕生日を迎えた益田陽介(徳島IS)にとって、21歳になって初めての先発マウンドは大きな課題を突き付けられるものになってしまった。初回に失った3点と3回表に失った3点で、試合の流れがほぼ愛媛MPに傾いてしまったと言っても過言ではない。マウンドに立っていながら、投手として最も大事な自信を失ってしまっていた。

「スライダーが入んなくて、真っ直ぐも思ったところに行かなかった。真っ直ぐを待っているところを狙われました」
攻めのピッチングができないまま甘いコースへ入ったストライクを何度も痛打され、愛媛MP打線に連打を喰らう。無念の6失点でマウンドを降りている。

「この前の試合で悪くて。その悪いイメージを今日も引き摺ってました。不安がありました。前期はただ黙々と何も考えないで投げられたのに・・・」
先発した試合で3連敗を喫している。前回7月20日、同じ蔵本球場で2点のリードを守れず、愛媛MPに逆転負けした時の負のイメージが完全に払拭されていない。その後の練習で自信となるものを手にすることもできないまま今日のマウンドに登ってしまった。精神的に飲まれてしまっていた。

「フォアボールが無くて良かったとか、そういう問題じゃない。力が無くて甘いところに行けば打たれる、という見本。キレも無かったしね」
白石監督は益田だけでなく、
「それぞれがやるべきことをやれていない」
と答えている。

マウンドで勝負できるために何が必要なのか。コントロール。スピード。変化球・・・。
「(課題が)たくさんありすぎて・・・」
試合後、益田は言葉を詰まらせていた。

丹念にコースを散らし、かわして行くピッチングだけではもう厳しい。これまでの投球スタイルのままでは次のステップに進めないことは自分が一番よく解っている。ならばどうすれば良いのか。

誕生日を迎えて最初のマウンドでの苦い経験を、自身の殻を破るきっかけにしなければならない。21歳になった益田の前に大きな壁が立ちはだかった。


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2007/07/28(Sat)

四国アイランドリーグ公式戦
2007.7.22. 徳島IS 4–4 高知FD <アグリあなんスタジアム>
※ リーグ規定により引き分け
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2007/07/28(Sat)

四国アイランドリーグ公式戦
2007.7.21. 徳島IS 3–1 愛媛MP <徳島県営蔵本球場>

勝 安里 1勝
S 小林 1勝3敗1S
敗 浦川 6勝5敗1S
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2007/07/28(Sat)

四国アイランドリーグ公式戦
2007.7.20. 高知FD 2–10 香川OG <高知東部球場>

勝 松尾 9勝2敗
敗 西川 5勝6敗

後期に入り連勝スタートを切った高知FDが高知東部球場に香川OGを迎えた。高知FDの先発はチームの勝ち頭、西川徹哉。香川OGはここまで8勝を挙げ、ハーラーダービートップを快走する松尾晃雅をマウンドに送った。降り続く雨の中、14時02分にプレーボールが掛けられた。
序盤の4イニングを共にゼロで抑え、投手戦の様相を呈していた試合が5回表に動く。
先頭の四番・智勝が中前安打で出塁すると、六番・近藤洋輔の二ゴロを二塁手・日高大輔がファンブルし、さらに一塁手・中村竜央が落球。香川OGが一死一、二塁のチャンスをつかむ。ここで七番・若林春樹が左越え適時二塁打を放ち先制点を奪うと、続く八番・町田雄飛があわやバックスクリーンかという大きな中犠飛を上げ、三塁から近藤が生還。2点を奪った。
6回裏、高知FDは一死から一番・トモが中越え三塁打を放つ。続く三番・梶田宙が三遊間を破り1点を返した。
しかし7回裏、西川が香川OG打線に捕まる。四番・智勝、五番・丈武の連続三塁打で1点を奪い返すと、六番・近藤が右犠飛を上げ2点目。七番・若林の打った痛烈なゴロを三塁手のマサキが後ろに逸らす間に若林は二塁を陥れる。八番代打・林世業は代わった高知FDの二番手・岸健太郎から左翼線に二塁打を放ち3点目を挙げる。差を4点に引き離した。
8回表、高知FDは三番手・大澤亮をマウンドに送るが制球が定まらない。四球で走者を溜めると、智勝に中前適時打、林の遊内野安打と痛打され3点を失う。さらに二死満塁とした後、一番・国本和俊にこのイニング4つ目となる押し出し四球を与え、この回4点を失った。
香川OGは9回表にも高知FDの4番手・捻金孝行から近藤の中犠飛で1点を奪い、リードを9点に拡げる。
9回裏、この回先頭の三番・梶田が左前安打で出塁すると、四番・マサキがリーグ通算250安打となる二塁打を右翼線に放ち無死二、三塁に。五番・高井啓行の二ゴロの間に梶田が還り1点を返したが反撃もここまで。後半大差をつけた香川OGが10対2で高知FDを降した。
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2007/07/18(Wed)

進化の証

四国アイランドリーグ公式戦
2007.7.16. 高知FD 3–2 徳島IS <安芸市営球場>

勝 山隈 2勝3敗1S
S ソリアーノ 2勝2敗2S
敗 片山 2勝8敗

台風で3試合が中止となり、徳島ISにとってはこの試合が後期公式戦の開幕試合となる。昨日、後期最初の試合で香川OGを降した高知FDは、安芸で一気に連勝といきたいところだ。しかし内野手の古卿大知を右ヒザのケガで戦線離脱させてしまっている。
高知FDの先発は前期後半にフル回転を見せた山隈茂喜。徳島ISは先のサーパス戦でも好投を見せ、エース復活の感もある角野雅俊を起用した。
2回表、徳島IS打線が火を吹いた。四番・小松崎大地、五番・福永泰也、六番・李鐘熙の3連続安打で1点を奪う。なおも二死二、三塁のチャンスに九番・岡嵜雄介が中前に適時安打を放ち2点を先制する。
3回裏、高知FDは二番・梶田宙が中前安打で出塁すると、三番・宮本裕司が左越え適時二塁打を放ち1点を返した。
3回裏の失点以降、安定した投球を見せた角野は、5回までの3イニングを無安打に抑える。徳島ISベンチは6回裏、角野に代えて片山正弘をマウンドに送ったがこれが誤算となった。
先頭の四番・マサキが左中間に二塁打を放ちチャンスを作ると、六番・中村竜央は大きな中犠飛でマサキを三塁へ進める。七番・日高大輔は初球スクイズを決め、高知FDが同点に追い着く。続く八番・小山田貴雄は右前に適時安打を放ち逆転に成功した。
3回以降立ち直った山隈は、徳島IS打線を8回まで無安打に封じ込める。9回最後の攻撃も二死とするが、四番・小松崎に中前へ弾き返された。藤城監督はここで山隈に代え、左腕ソリアーノを投入する。五番・福永に代わり右打席へ入った代打・金谷良太は、左前への安打で続き二死一、二塁と一打逆転のチャンスをつかむ。六番・李は2球目を中堅手と二塁手の間に打ち上げ、これを二塁手の日高がダイビングキャッチ。高知FDが3対2でからくも逃げ切った。
高知FDは後期開幕して2連勝と、上々のスタートを切った。


『進化の証』

2回表に3連打を含む4本のヒットを浴び、2点を失った。山隈茂喜(高知FD)は帰ってきたベンチで、藤城監督からたしなめられた。
「容易にストライクを取りに行き過ぎる。もうちょっと1球1球を大事に投げろ。責任感が無さすぎる!」

初回は3人で抑えた。
「つぶれてもいいから初回から全力で行こうと思ってました。僕は気持ちが入りすぎちゃうところがあって・・・」
打たれたところにムキになって投げ込んだストライクを逆に捉えられてしまった。ファーストストライクから積極的に向かってきた徳島IS打線に痛い目を喰らわされた。

「ベンチで監督から言われて、それから1歩引いたところでバッターを見るようにしました」
引いたところから見ていたのは打者だけではない。熱くなりすぎた闘志を少し静め、冷静に自分のピッチングを見つめ直そうとした。これが功を奏している。3回以降、徳島IS打線を無安打に封じ込めた。

最後の山場は9回表に訪れた。
二番・山口寛史、三番・西村悟を共にショートフライに打ち取ったところで、藤城監督がマウンドに向かい山隈に声を掛けた。
「間を取りに行きました。簡単に勝負しないように。相手は四番ですからホームランしか狙っていない。間を取って「攻めて行け!この一人を必死で取りに行け!」と言ったんです」
監督の言葉に頷き、気持ちを入れ直す。
試合が再開され、四番・小松崎大地は2球ファールにした後の4球目をセンター前へ運んだ。藤城監督がすぐさま駒塚主審に投手交代を告げる。一塁側のブルペンからソリアーノがマウンドに向かった。8回と2/3、108球を投げながら、あとワンアウトを残して無念の降板となった。

「2ストライクからの仕留め方が悪い。あれが9回の交代に繋がりました。1球に対する甘さなんです。もう一度、初回の先頭打者のような気持ちで勝負しなくちゃならないのに。ああいうピッチングをすると信用できないんです」
1球の大切さを肝に銘じるために、あえて山隈を降ろしている。

小松崎に打たれた1球を山隈は
「技術的な問題です」
と振り返った。
「最後にまた気持ちが入りすぎてしまった。それで上体が先に前に出て、ボールが高目に行ってしまった」
大きな課題を残してしまった。しかし先発として責任を果たし、2勝目を手に入れている。

「先発して初勝利なんです。前の時はリリーフだったから」
5月2日の途中入団からここまでフル回転で投げ続け、今や完全に先発3本柱の一角に食い込んでいる。体力的にも精神的にもタフさがなければここまでは来れていない。

試合後の白石監督が言っていた。
「山隈って、あんなユニフォームピチピチやった?足とか、あんなきつそうやった?」
本人に直接聞いてみた。
「ユニフォームきついんスよ。練習でランニング多いんで・・・」
この2ヶ月の進化の証である。


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2007/07/17(Tue)

勝利だけでなく

四国アイランドリーグ交流戦
2007.7.9. サーパス 2–13 徳島IS <あじさいスタジアム>

勝 片山
敗 町
本塁打 福永ソロ(5回松村)、西村3ラン(6回柴田誠)
本塁打 長田ソロ(5回益田)

徳島ISとしては単独チームで臨む初のNPBとの交流戦である。
サーパス先発の町を徳島IS打線が初回から打ち崩す。先頭の山口寛史が右前安打で出塁すると、四番・小松崎大地が左前に適時安打を放ち先制点を奪う。さらに五番・福永泰也が右前安打で続くと、六番・李鐘熙の右前適時安打で2点目を挙げた。
2回表にも先頭の八番・加藤光成が中前安打で出塁した後、一死満塁のチャンスをつかむ。三番・西村悟の打席に町が暴投。3点目を奪った。なおも満塁の場面で町が一塁へ牽制悪送球。徳島ISが差を4点に開いた。
徳島IS先発の角野雅俊は2回をパーフェクトに抑えると、3回から片山正弘が2イニングを抑えサーパスに反撃のチャンスを与えない。
5回表、サーパスの三番手・松村から先頭の五番・福永がソロ本塁打を右翼スタンドへ叩き込む。ペースを崩された松村は走者を溜め、一番・山口に足元へ投手強襲となる適時安打を喰らい1点を失う。続く二番・岡嵜雄介に押し出し四球を与えると、徳島ISはこの回打者一巡の猛攻で3点を奪った。
5回裏、この回からマウンドに登った益田陽介が七番・長田に右翼スタンドへソロ本塁打を浴びた。しかし6回表、徳島ISがすぐさま反撃を見せる。
5回途中からマウンドに登った柴田誠から福永の中越え二塁打、李の右前安打などで一死満塁とすると、九番代打・大二郎が右前へ適時安打を放つ。一番・山口も中前への適時安打で続くと、三番・西村が左翼スタンドへ3ランを叩き込んだ。2イニング連続となる打者一巡の猛攻でこの回6点を奪った。
7回裏に九番・筧の中犠飛でサーパスが1点を返すが反撃もここまで。15安打を放った徳島ISが13対2と、初の単独での交流戦でサーパスに圧勝した。


『勝利だけでなく』

ダメ押しとなる3ランを放った西村悟は「この交流戦にどんな想いを持って臨んだのか」という問いに対し、明確な答えを口にしている。
「就職活動です。再就職先のための。アピろうと思ってました」

徳島IS単独としては初となったNPBとの交流戦に、選手たちは高い目的意識を持って臨んでいた。先に行われた阪神、巨人との交流戦に選ばれていたのは小松崎大地、片山正弘の2人だけである。7月7日に行われた佐世保での長崎セインツとの交流戦には、投手から小林憲幸、益田陽介、捕手の加藤光成、内野手から西村、山口寛史、李鐘熙、外野手の増野真太郎の計7名が選抜された。徳島に残されたメンバーの中には、この試合に照準を絞って調整してきた者も少なくなかっただろう。

西村が続ける。
「普段の試合よりリラックスしてました。数字関係ないんで。いろんなことが試せるから」
特に気負うでもなく、落ち着いた気持ちで臨んだ交流戦において、西村が最も試したかったのは、変えたばかりのタイミングの取り方だった。2本の長打を放ち4打点を叩き出している。結果は◎と出た。

李鐘熙もリラックスして試合に臨めたと言う。遠征した佐世保の天候が悪く、あまり身体を動かせなかった。逆にそれが疲労となって身体のダルさを感じていた。
「いいアピールの機会なんで、積極的に。大きいの打てるタイプじゃないんで、持ち味を出そうと。センターから右を意識して、守備でも積極的に行こうと思ってました」
初回からライト前へタイムリーヒットを放つなど3本のヒットを記録している。守備でもランナーに隠れたゴロをうまく捌くなどいいアピールができた。

先発のマウンドに登った角野雅俊が意識していたのは、「序盤に点を獲られないこと」だった。勝ちたいという強い気持ちを持っていた。
「最初に2点取ってくれたことで楽にマウンドに登れました。大地(小松崎)が凡打に倒れるのとタイムリー打つのとでは全然違うんで」
初回に小松崎と李がタイムリーヒットを放ち2点を奪った。大事なその裏の守備を3人で抑えた。安定したピッチングが流れをサーパスに渡さない。2回にもさらに2点を挙げた。
「次の回に2点取ったことでまた緊張しました。取った後を引き締めて行こうと」
全体的に良かったという変化球の中でも、特にスライダーが切れていた。

序盤に挙げた4点により徳島ISペースで試合が進んでいったことは大きなアドバンテージとなった。打者が打ち、投手が抑える。投打が見事なほどに噛み合う。

福永泰也にとっては初のNPBとの交流戦である。初めて対戦するNPBの投手とはどんなものなのか。決して臆することなく、ストライクなら積極的に振って行こうと思っていた。第1打席に変化球をうまく捉え一、二塁間を抜くヒットを放っている。3打席目は先頭打者だった。マウンドにはこの回から3番手の松村が登っている。
「まっスラするぞ!って言われてて。1-3になった途端、初めて(の対戦)を意識しすぎちゃって消極的になっちゃったんですよね」
思い切りの良さが消えかけていた福永の耳に聞こえたのは、ベンチから西村がかけた声だった。
「『100か0かでいいよ!』って。空振りかホームランかでいいよ!みたいな、そんな感じのこと言ったんですよ。そしたら思い切って行こうかって」
打球は右翼スタンドへライナーで飛び込んだ。
「たまたまです。ほんと、たまたま」
そう言って笑った。

住友監督が率いたサーパスとの試合は、3月に行われた選抜チームでの交流戦に続き2戦目である。これで1勝1敗となった。
「積極的に打ちにきとったねぇ。ウチが教えないかんのに、逆に教えられたよ。ダブルスチールやったり、偽装スチールやったり。山口のセーフティー(バント失敗)はもったいなかった。ピッチャーも切れとったよ。短いイニングやったからあんまりわからんけど、ウォーミングアップの合間でも思い切って投げとったしね」

白石監督も表情を崩した。
「選手たちが個々にアピールしたいという気持ちの表れだと思う。ウチの選手にとっては自信になる。過信にならんように引き締めて行かなならん」

試合終了後、急に振り出した大粒の雨の中で徳島ISの選手たちはサーパスの選手たちと共に合同練習を行っている。ティーバッティングで手ほどきを受ける者、サブ球場でノックを受ける者、それぞれにサーパス首脳陣からアドバイスを受けていた。
「勉強になるところはありました」
大島コーチからアドバイスを受けていた山口の言葉だ。

不甲斐ない結果となった前期の戦いを猛省している。後期開幕に向け、NPB相手にはずみのつく試合ができた。格上から勝利をもぎ取っただけでなく、確かな自信と、レベルアップへのヒントを手にした。それぞれにとって得たものの多い交流戦だった。


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2007/07/13(Fri)

感じていたもの

四国アイランドリーグ交流戦
2007.7.7. 四国IL選抜 7–5 読売ジャイアンツ二軍 <サーパススタジアム>

本塁打 三浦ソロ(2回松尾)、田中ソロ(4回片山)
智勝ソロ(1回深沢)、高井ソロ(8回、深町)

前日、坊っちゃんスタジアムで予定されていた交流戦が雨のため中止となり、巨人二軍と四国ILとの交流戦はこの試合のみとなった。晴れて四国ILを卒業し、巨人のユニフォーム姿で現れた深沢和帆(香川OG→巨人)が凱旋登板のマウンドに登った。
1回裏、その深沢から一番・智勝(香川OG)が右翼スタンドにソロ本塁打を叩き込み、四国IL選抜が先制点を奪う。
2回表、四国IL選抜・松尾晃雅(香川OG)から四番・三浦が中越えソロ本塁打を放ち同点に追い着く。巨人打線はさらに走者を溜め、九番・松本の三塁強襲内野安打の間に三塁走者・古城が還り、逆転に成功した。
4回表、四国IL選抜の三番手・片山正弘(徳島IS)から六番・田中が右翼スタンドにソロ本塁打を放ち追加点を挙げる。6回表にも四国IL選抜の五番手・梶本達哉(愛媛MP)から五番・古城が左翼線適時二塁打。差を3点に拡げた。
7回裏、四国IL選抜が反撃に出る。巨人の五番手・大抜を打ち込み、二死満塁のチャンスをつかむと三番・堂上隼人(香川OG)が左前に適時安打を放ち2点を返した。
8回表、巨人の六番手・深町から五番・高井啓行(高知FD)が交流戦3本目となる左中間越えのソロ本塁打を叩き込み1点差へと詰め寄った。七番・宮本裕司(高知FD)が深町の150km/hのストレートを右中間に打ち返し一気に三塁を陥れる。八番・マサキ(高知FD)は大きな中犠飛を上げ宮本が生還。同点に追い着いた。さらに四球で出塁した九番・國信貴裕(高知FD)が三塁まで進むと、一番・智勝の適時中前打で逆転に成功した。二番・三輪正義(香川OG)も三遊間を鋭く抜くが、二塁を狙ったところで一、二塁間に挟まれる。挟殺プレーの間に三塁から智勝が還り、四国IL選抜がこの回4点目を奪った。
逆に2点のビハインドとなった巨人は最終回のマウンドに登った天野浩一(香川OG)の前に凡打が続く。最後の打者八番・伊集院が空振り三振に倒れ、四国IL選抜が7対5と見事な逆転勝利で巨人二軍を降した。
四国IL選抜は阪神戦に続き、NPBとの交流戦に連勝を飾った。


『感じていたもの』

阪神戦で打った2本の本塁打に、長崎に遠征中の藤城監督(高知FD)からも祝福の電話が入ったと言う。
「『おめでとう』って言ってもらいました」
そう言って高井啓行(高知FD)が、ほんの少しだけはにかんだ。

交流戦2試合で3本。阪神戦で見せたライトスタンドへの2発に続き、巨人の6番手・深町のストレートを左中間に叩き込んだ。この試合の指揮を執った西田監督が、4日前の鳴尾浜での試合後と同じように
「高井君。あれ、いいですよ」
と笑顔を見せる。

「当たった瞬間にいい感じで上がってくれた。入ったかな?と思いました。これからも後期、一生懸命プレーするので応援よろしくお願いします」
まだ初々しい言葉でヒーローインタビューに答えている。

西田監督からは今日も「思い切り行け!」と言われていたそうだ。
「アピールできることをしたいと思ってました。(打ったのは)真っ直ぐです。外角真ん中の真っ直ぐ」
八回からマウンドに登った深町が高井に投じた2球目、スコアボードは「150km/h」を表示し、スタンドがざわめいた。その真っ直ぐに絞り込み、3球目を完璧に捉えた。

今年、高校を卒業してすぐに四国ILの門を叩いている。まだ18歳だ。藤城監督は5月に入ってから中軸での先発起用を続けた。ストレートに強い。一発も打てる。6月には2本の本塁打を放っている。

香川OGが優勝を決める直前、6月20日の春野球場で高知FDを降し、7勝目を挙げた松尾晃雅(香川OG)が試合後にふと漏らした言葉があった。この日、高井をセカンドゴロ、ライトフライ、ファーストゴロと3打席とも打ち取っている。
「高井君が(自分の球に)合ってる気がする・・・」

あの時、リーグ屈指の速球派である松尾が高井から感じていたもの。
それを具現化したものがこのホームランだったのだろうか。


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2007/07/12(Thu)

気持ちの差

四国アイランドリーグ交流戦
2007.7.3. 阪神タイガース二軍 1–12 四国IL選抜 <鳴尾浜球場>

本塁打 高井2ラン(4回岩田)、3ラン(9回玉置)、國信ソロ(8回水落)
大和ソロ(4回塚本)

7月に8試合が予定されたNPBとの交流戦最初の試合となる。
四国IL選抜は初回から阪神先発・岩田に襲い掛かる。二番・檜垣浩太(愛媛MP)の中前打、三番・堂上隼人(香川OG)の左中間越え二塁打で先制点を奪った。
四国IL選抜、先発の松尾晃雅(香川OG)は2回をパーフェクトに抑え、流れを渡さない。
4回表、先頭の三番・堂上が中前打で出塁すると、五番・高井啓行(高知FD)が右翼スタンドにライナーで飛び込む2ランを放つ。六番・小松崎大地(徳島IS)も中前打で続くと、代走に出た三輪正義(香川OG)はたった2球で二盗、三盗を成功させた。動揺した岩田のボークを誘い、四国ILが一気に3点を奪った。
しかし4回裏、2回からマウンドに登った塚本浩二(香川OG)が二番・大和に右翼越えソロ本塁打を浴び、阪神二軍が1点を返す。
四国IL選抜の攻撃は後半も止まらない。6回表、この回からマウンドに登った三番手・辻本から三番・堂上が左中間への二塁打でチャンスを作ると、六番代打・マサキが右翼越え適時三塁打を放ち追加点を奪う。
7回表、四番手・田村から三番・堂上の右中間適時二塁打、四番・丈武の適時遊内野安打で2点を追加する。さらに五番・高井の二ゴロの間に三塁から堂上が還り3点を奪った。
8回表には五番手・水落から八番・國信貴裕が右翼スタンドへソロ本塁打。9回表にも五番・高井が今日2本目となる右翼越え3ランを叩き込み、四国ILが大量12得点を奪った。
山隈茂喜(高知FD)、梶本達哉(愛媛MP)、ソリアーノ(高知FD)、上里田光正(高知FD)と繋いだ投手陣が阪神打線を8回まで0点に抑える。最終回も森琢哉(愛媛MP)、天野浩一(香川OG)が3人で抑え、13安打を放った四国IL選抜が12対1で阪神二軍を降した。


『気持ちの差』

NPBとの交流戦がどれほど大切か。
昨年、東京ヤクルトとの交流戦で好投し、NPBへの切符を勝ち取った伊藤秀範の例もある。選手たちはそれぞれに強い意志を抱きながら、堂々と、しかも大胆に戦って見せた。

三塁側の阪神ベンチだけでなく、一塁側の自軍ベンチも、観客席のスタンドをも驚かせたのが、2本の本塁打を放った高井啓行(高知FD)だった。
「ベストを尽くしました。西田さんから『思いっきり振って来い』と言われて。変化球はキレがあるなと思いました。真っ直ぐを狙って・・・。気負うところもなくプレーできました」
4回に追加点となる2ランをライトスタンドへライナーで。9回にはダメ押しとなる3ランをやはりライトスタンドへ叩き込んだ。
「高井君には『三振してもいいから、速いスイングで思い切って振って来い!』って言っといたんだよ。いいよ、彼は」
この試合の指揮を執った西田監督(香川OG)が、してやったりと言わんばかりの笑顔を見せた。

5打席で3本の二塁打を含む5安打を放ち、2打点を叩き出した堂上隼人(香川OG)も大きなアピールをして見せた。
「交流戦は一番大事なんで。アピールするしかないと思ってました。やるしかないんで。結果出すしかない。簡単に終われないですから。最初から攻めの気持ちで」
打撃の非凡さは十二分に見せることができた。しかし、アピールしたいのはバットだけではない。強い肩を見せるために、セカンドへの練習投球を全力で投げ続けた。一度だけ巡って来たランナーを刺殺するチャンスはヒットエンドランによって阻まれた。それについては悔しさが残っている。

6回表、二死二塁の場面でマサキ(高知FD)は代打として出場した。マウンドの辻本は制球を乱し、カウントが0-3となった。
「一球見るのがセオリーですけど、見ても何のアピールにもならないですから。振ってアピールしたい。(打ったボールは)真っ直ぐの内寄りでした。ちょっと先だったんで上がらなかった」
打球はライトの頭上を越えるタイムリースリーベースとなった。不調だった6月を乗り越え、ようやく戻って来た感がある。大事な場面で大きな仕事をやってのけた。

「品評会だって言われてるんで。僕があそこで何をしに行ったか?ってことですよ」
4回表、四球で歩いた小松崎大地(徳島IS)に代わり、代走として出場したのが三輪正義(香川OG)である。七番・近藤洋輔(香川OG)の打席、2球目に二盗を成功させた。3球目にも投手・岩田のモーションを完全に盗み三盗を成功させた。たった2球で三塁を奪われ、完全に動揺してしまった岩田がボークを犯し、三輪がゆっくりと本塁を踏んだ。
「本当は内野ゴロか外野フライで足をアピールしたかった」
自信があるとか無いとか、盗めるとか盗めないとか、そんな話ではない。自分は走るためにグラウンドへ送り出されたのだ。
「やらにゃいけん!」
それしかなかった。

マウンドに登った7人の投手陣は、1回2回をパーフェクトに抑えた松尾晃雅(香川OG)を筆頭に、阪神打線を散発3安打に封じ込めた。3本塁打を含む13安打を放った野手と共に実力の片鱗は見せた。

12対1。
「アピールしなければ!」
点差はこの試合に懸けた四国IL選抜の気持ちの差である。


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2007/07/12(Thu)

林真輝、最後の挑戦

7月10日発売の
『野球小僧8月号』(白夜書房刊)
でコラムを執筆しました。

『3年目を迎える四国アイランドリーグの実情

林真輝、最後の挑戦

~NPB入りへ最後の挑戦に懸けるミスター・アイランドリーグ~』

マサキ(高知FD)選手のドキュメントです。
これ書いてからマサキ、乗ってきました(笑)。
ええこっちゃ!
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2007/07/12(Thu)

「良かったね」

四国アイランドリーグ公式戦
2007.7.1. 徳島IS 8–9 高知FD <高知東部球場> ダブルヘッダー第1戦

勝 岸 3勝0敗
S 上里田 2勝4敗9S
敗 小林 1勝3敗

雨で流れた6月29日の代替試合として行われたダブルヘッダーの第1試合は、徳島IS主催試合として行われた。
2回表、徳島IS先発の片山正弘から五番・高井啓行が左前安打を放つと、七番・宮本裕司がきっちりと中犠飛を上げ、高知FDが先制した。
3回裏、高知FD先発・パチェコが捕まる。二番・李鐘熙の左翼線二塁打で一死二、三塁とした後、三番・山口寛史が2点適時中前打を放ち徳島ISが逆転に成功する。四番・小松崎大地も左前安打で続くと、五番・西村悟の打席に重盗を決め3点目を奪った。
4回表、二死一、二塁から八番・國信貴裕の適時中前打で高知FDが1点を挙げ、1点差に詰め寄る。
しかし4回裏、一番・大二郎が2点適時右前打を放ち、再び徳島ISがリードを拡げる。
6回表、二死満塁とした後、二番代打・小山田貴雄が適時右前安打。三番・梶田宙も中前にテキサス安打を放ち走者二人が生還。高知FDが同点に追い着く。
6回裏、徳島ISは高知FDの二番手・ミン・キファンから二番・李が左翼線へ今日2本目となる適時二塁打を放ち、6対4と更にリードを奪う。
徳島ISは7回裏にも三番手・野原慎二郎から八番・永井豪の左中間越え2点適時二塁打で2点を追加。3点のリードを奪った。
9回表のマウンドに登った小林憲幸だったが、五番・高井に左翼線へ二塁打を喰らい1点を失う。続く六番・古卿大知にも2点左越え適時二塁打を許し同点に。さらに一死満塁とピンチを拡げた後、九番・土佐和広の適時左前安打で遂に逆転を許した。
徳島ISは9回裏、クローザー・上里田光正の前に1点も奪うことができず、高知FDが9対8と逆転勝利を挙げた。


四国アイランドリーグ公式戦 ※前期最終戦
2007.7.1. 高知FD 3-4 徳島IS <高知東部球場> ダブルヘッダー第2試合

勝 角野 3勝3敗
敗 ソリアーノ 2勝2敗

この試合が前期公式戦最後の試合になる。
ダブルヘッダーの第2試合、高知FDの先発は捻金孝行。徳島ISの先発は角野雅俊である。共に3年目の二人がマウンドに登った。
3回裏、二番・トモが右中間に2点適時三塁打を放つと、三番・梶田宙も中前に適時打で続き、高知FDが3点のリードを奪う。
5回表、徳島ISは一死一、三塁と走者を溜めた後、八番・加藤光成が左前に適時安打を放つ。高知FDベンチはここで捻金に代え、左腕のソリアーノをマウンドへ送る。しかし一番・大二郎が右前へ、三番・山口寛史も右前へ適時安打を放ち、徳島ISが一気に4点を奪い逆転に成功した。
角野は1点のリードを守りながら最終回一死満塁のピンチも乗り切り、139球を投げ抜いての完投勝利。4対3で最終戦を徳島ISが制した。


『「良かったね」』

角野雅俊(徳島IS)は試合を振り返りながら、開口一番に
「辛かったです」
と語った。

第一試合にクローザー・小林憲幸が3点のリードを守れず、高知FD打線から4失点してしまい逆転負けをくらっている。打線が仕事をした試合で投手陣が最後に崩れてしまう。前期の戦いの中で、徳島ISにこの敗戦パターンは決して少なくない。

第2試合の最終回、角野が最後のマウンドへ登る。
5回表に味方が奪ってくれた1点のリードをここまで守り続けてきた。最後の試練は9回裏に訪れた。先頭の七番・宮本裕司には前の打席で右中間を破る三塁打を喰らっている。意識しすぎてしまった。ボールが先行し、フルカウントまで持って行ったもののライト前にヒットを許してしまう。出してはいけない先頭バッターを出してしまった。

すでに球数は110球を越えている。暑さと疲労の中でボールにストライクゾーンで勝負できる力はもうほとんど残っていない。心のより所になっていたのは、捕手・加藤光成との意思疎通が十分にできていたことだった。変化球にはキレが残っている。決め球にしたのはストライクゾーンからはずれてワンバウンドになるボールだった。

「スライダーを加藤さんが必死で止めてくれました。だから、甘い球で打たれるところにいかないように」
コントロールに細心の注意を払いながら、すべて加藤のリードに従っている。八番・高井啓行をスライダーで三振に取ったが、九番・土佐和広に粘られ、ライト前にヒットを許した。一番・マサキとの勝負は避けた。二死満塁、もう後がない。左打席に一番・トモを迎える。

ファーストストライクは外角へのストレートで奪った。2球ファールで粘られ、カウントが2-2になった。
「加藤さんが内の真っ直ぐのサインを出したんです。意外でした。でも絶対的に信用してるんで」
6球目、サイン通りに内角へストレートを思い切って投げ込む。トモのバットが空を切る。
ツーアウトを取り、三番・梶田宙をスライダーでセカンドゴロに打ち取った。
「あのトモの三振が大きかった」
試合後、そう語っている。

「信頼される投手になりたい」
角野はそう言った。
なんとか踏ん張ることができた。チームが勝てない中で苦しみ抜いた前期、その最終戦を完投勝利で飾ることができた。この勝利は後期に向けての希望にもなる。マウンドで野手たちと交わすハイタッチが心地良かった。

野手から信頼されるために、捕手のサインを信じて投げ抜いた。
「自分、昔からサインには気持ち良く投げたい方なんです。キャッチャーと二人で『良かったね』って言いたいんで」


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2007/07/09(Mon)

低目へ!

四国アイランドリーグ公式戦
2007.6.30. 高知FD 2–0 徳島IS <高知東部球場>

勝 西川 5勝5敗
S 上里田 2勝4敗8S
敗 益田 2勝6敗

高知FD打線が初回から火を吹いた。一番左翼手での出場となったマサキが徳島IS先発・益田陽介から右翼越え三塁打を放つと、二番・梶田宙が大きな中犠飛を上げ先制点を挙げる。
6回裏にも先頭の五番・高井啓行が右中間を大きく破る三塁打を放ちチャンスを作ると、六番・古卿大知が左翼線への適時安打で追加点を奪った。
高知FD先発の西川徹哉は毎回走者を出すものの得点は許さない。5回、6回のピンチも味方守備に助けられた。
7回をソリアーノ、8回を山隈茂喜が3人ずつで抑えると、最終回もクローザー・上里田光正が3人で締め、高知FDが2対0で徳島ISを降した。
高知FDは連敗を「3」で止めた。


『低目へ!』

西川徹哉(高知FD)は我慢のピッチングを続けた。
粘ってくる徳島IS打線の前に投球数が増えていく。2回表、六番・金谷良太は8球を投げさせた。七番・加藤光成は7球を投げさせ、トップバッターとなった3回表にも10球を投げさせ、ファールで粘り続けた。

「気合いで投げました。ここでボール放ったら僕の負けだと思って」
逃げたくない。ボールではなく、ストライクで勝負するのだ。一球一球に気合いを込めて信頼する宮本裕司のミットめがけて投げ込んだ。

今週の初め、久し振りの再会があった。
昨年高知FDで17勝を挙げ、最多勝投手に輝きながら四国リーグを去って行った相原雅也氏が高知を訪れたのだ。相原氏が在籍していた頃、よく可愛がってもらった西川は現在でも連絡を取り合っている。かずさマジックで現役を続ける相原氏が電話口で西川に言ったことがある。
「レベルが高くなればなる程バッターは高目のボールを逃さない。上に行ってやろうと思うなら、真ん中低目で勝負できるかがポイントになる」

相原氏との再会で、また低目の大切さを再確認している。粘る加藤に対して、まずは真ん中低目を意識して投げたと言う。丁寧に低目を突きながら、10球目に外角へのスライダーで空振り三振に切って取った。

「後期に繋げられるようにしたかった。徳島ISは粘ってくる。勝てたのは大きいです。結果は大事ですから」
自らの成績を5勝5敗のタイに戻して前期の先発を終えた。

昨年の前期と言えば2試合しかマウンドに登っておらず、その2試合を併せても1回1/3しか投げていない。今や高知FDの先発三本柱の一角に成長した。先輩からのメッセージにも支えられている。

今年前期、もっとも大きく伸びた西川の5勝目は、彼らしいしぶといピッチングを披露しての勝利だった。


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2007/07/09(Mon)

打たせたい球

四国アイランドリーグ公式戦
2007.6.29. 香川OG 3–2 愛媛MP <サーパススタジアム>

勝 塚本 4勝1敗
S 橋本 2勝0敗8S
敗 安達 0勝2敗
本塁打 丈武8号ソロ(4回安達)

愛媛MPとの前期最後の3連戦、香川OGはまずその第1戦をホーム・サーパススタジアムで戦う。悪天候のため試合開始が遅れ、18時18分にプレイボールがかけられた。
愛媛MP先発の安達輝誠は制球に苦しみ、3回まですべての先頭打者を四球で歩かせてしまう。3回裏、三番・堂上隼人の左前適時安打により香川OGが先制点を奪う。4回裏には五番・丈武が左翼スタンドへ8号ソロ本塁打を放ち追加点を。安達から代わった木谷智朗も八番・若林春樹に右前適時安打を浴び、香川OGが3点のリードを奪った。
香川OG先発の塚本浩二は5回を散発1安打に抑える快投を見せる。6回から天野浩一、8回を勝沢賢一が無失点で乗り切り最終回を迎えた。
しかし、9回表のマウンドに登ったクローザー・橋本亮馬が走者を溜める。二死満塁とした後、六番・田口大地の三塁内野安打に三塁手の暴投が重なり、愛媛MPが土壇場で2点を奪った。さらに二死一、三塁とチャンスは続くが、七番・大島慎伍は遊飛に倒れ逆転には至らなかった。
3対2で香川OGが愛媛MPを降した。


『打たせたい球』

前期最後の先発に、塚本浩二はきっちりと自分の仕事をやってのけた。5回を無失点、被安打は福西太志に許した1本のみである。
「なんとか・・・なんとかです」
と言って笑ったが、見事な48球で試合を作り4勝目を手にした。

「数字がある程度残せるようになりました。去年に比べたらイニングの数が多いんです。去年は96か97だったんですけど(※’06年は97イニングに登板)、今日で80くらいいってると思う(※今季は75回1/3に登板)」

成長の実感が確かにある。「去年に比べてマウンドでの精神状態に変化はある?」と聞いた。
「立ち上がりに緊張しなくなりましたね。ホームの先発の試合とか。ちょっとは慣れたのかも知れないっスね」

狙った3度の三振の内、1個奪うことができた。
「指の引っかかりが良かったです。ゴロを打たせたいボールでうまく打たせられた」
納得のピッチングができたのは3回表、八番・小田島一樹をサードゴロに、九番・梶原有司をピッチャーゴロに打ち取ったボールだった。投げたボールはいずれもシンカーである。

「実は僕のシンカー、ストレートより速いんです」
そう言ってまた笑ってみせた。


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2007/07/08(Sun)

昨日の反省点

四国アイランドリーグ公式戦
2007.6.26. 香川OG 4–0 高知FD <サーパススタジアム>

勝 金子 3勝0敗
敗 捻金 1勝6敗

前期公式戦では香川OGと高知FDの最終戦となる。
初回、香川OGは高知FDの先発・捻金孝行を打ち崩し、四番・智勝の中前適時安打で先制点を奪った。3回裏には三番・生山裕人のバントヒットに捕手・小山田貴雄の失策が加わり1点を。さらに五番・丈武の左前適時安打で2点を奪う。香川OGは5回裏にも相手失策から追加点を挙げ、差を4点に拡げた。
高知FD打線は先発の金子圭太の前に得点を奪うことができない。7回以降、岡本健太、塚本浩二がつなぎ、最終回は橋本亮馬が締め、香川OGが4対0で勝利した。
香川OGは高知FDとの6連戦を5勝1敗で終えた。


『昨日の反省点』

昨日の高知市営での試合後、近藤洋輔がこんなことを言っていた。
「キャッチャーが遼太(山本遼太)だったんで、僕らがしっかり引っ張ってやらないと、と思ってました」

この2試合の先発マスクは今季入団の山本遼太である。まだ18歳だ。
先日、立ち話程度に話をした時、こんなことを言っていた。
「今、めちゃめちゃ幸せです。レベルの高い野球をやらせてもらって。言葉にできないくらいたくさんのことを吸収させてもらってます」

堂上隼人の控えとして、しかし捕手として多くのことを学んでいる。スキルアップして行くのがまるで手にとって解るようで、毎日が楽しくて仕方ない。そんな感じで話してくれた。眩しい笑顔だった。

「昨日、悔しい思いをしてたんで・・・」
試合後に山本の口から出て来たセリフは、昨日の試合の反省点だった。高知FDのランナーに4度の盗塁を許してしまった。それが悔しくて仕方なかったと言う。
帰宅後、自分のステップを確認し直した。今日の試合前には先発の金子圭太と十分な打ち合わせを行っている。

「昨日はランナーを見れてなかった。ステップもできてない。やれることをきっちりやって同じミスをしないように、できることを100%やろうと思ってました。(ピッチャーと)話し合いをしっかりして。クイックを使うとか。牽制するとか。間合いを取るとか」

結果はすぐに出た。
4度許した盗塁を初回の梶田の二盗1個に減らした。3回表にはトモの二盗を阻止してみせた。前の試合の反省点をすぐ次の試合で活かすことができたのは大きな収穫だろう。実戦での成功は何よりも大きな自信へと繋がる。

少しでも上のレベルへ。18歳も喰らい付いている。
この貪欲さは香川OGの強さの証明でもある。


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2007/07/05(Thu)

「それ以上の気持ちで」

四国アイランドリーグ公式戦
2007.6.25. 高知FD 4–6 香川OG <高知東部球場>

勝 橋本 2勝0敗7S
S 勝沢 1勝1敗1S
敗 上里田 2勝4敗7S
本塁打 近藤3号2ラン(9回)

昨日前期優勝を決めた香川OGは、優勝の喜びを噛み締めている間もなく高知市営球場へとバスを走らせた。
高知FD先発・西川徹哉が1回表、いきなり香川OG打線に捕まる。四番・智勝の右中間への二塁打、五番・丈武の中前打で2点を先制した。
二度目の先発となった香川OG・松本健太だが、リードを守ることができない。2回裏、先頭の六番・日高大輔に左翼線へ安打を許すと、牽制悪送球で三塁に進める。九番・土佐和広の投手強襲内野安打で1点を失った。続く3回裏にも二番・梶田宙の左前安打などで1点を奪われマウンドを降りた。
高知FD打線は5回裏、二番手の岡本健太から七番・宮本裕司が右翼線へ適時二塁打を放ち3点目を奪う。7回裏には三番手・下地栄輝から五番・高井啓行、六番代打・古卿大知が連続二塁打を放ち4点目を挙げた。
9回表、高知FDはクローザー・上里田光正をマウンドに送り磐石の態勢を整える。五番・丈武が中前へのテキサス安打で出塁した後、六番・近藤洋輔は値千金の同点2ランを左翼スタンドへ叩き込む。完全にペースを崩された上里田は四球を連発。二番・越智一之にこの回3つ目の四球を与え、押し出しで香川OGが逆転に成功する。三番代打・若林春樹が左前安打でさらに1点を追加するが、二塁から一気に本塁を狙った三輪正義は左翼手・前田翔からの好返球の前に憤死した。
逆に2点のビハインドとなった高知FDは9回裏、五番手としてマウンドに登った勝沢賢一の前に得点を奪うことができず、香川OGが6対4で勝利した。


『「それ以上の気持ちで」』

近藤洋輔(香川OG)が滝川高、上里田光正(高知FD)が神戸国際大付属高の出身である。
二人は高校時代からお互いのことを知っている。場所を四国に変え、何度も対戦を繰り返しながら、打者として投手として互いに切磋琢磨を続けている。

「気持ちで投げてくるピッチャーなんで負けないように。それ以上の気持ちで向かって行かないと」
高知FDとの試合では、終盤の大事な場面でクローザーである上里田と相対することが多い。9回表、一死一塁。得点差は2点ある。近藤はこの場面で、強い気持ちを持ちながらも冷静に投球を読んでいた。外角へのボールを張りつつ、意識は打球を右へ持っていこうとしていた。後ろの打者に繋ぎたい。自分が決めようと思っていた訳では決してない。読んでいた球種はフォークボールだった。
「フォークを待ってました。(捕手の)宮本が変化球でカウントを取りにくることが多かったんで。真っ直ぐがあんまり来てなかったんちゃうかな、と思います。(来たのは)若干内寄りの真っ直ぐでした。完全に反応ですね」
もし追い込まれたなら、センター方向中心の打球狙いに切り替えようと思っていたと言う。しかしその必要は無く、カウント0-1からの2球目を弾き返した。打球は左翼のポールを巻くようにしてスタンドへと消えて行った。

上里田の調子はブルペンからむしろ良かったのだと言う。
「早めに追い込みたいっていうのがあったんですかね。2点差で余裕もあったんですよ。最近、自分が打たれるケースが多かったんで、今日こそは!と思ってたんですけど」
モチベーションの高さとは裏腹に、この場面に対して持っていた余裕が裏目に出た。自信を持って投げたインコースへのストレートを運ばれた。しかしまだ同点である。9回裏の攻撃も残されている。

次の打者、七番・井吉信也の打った三遊間へのゴロをショート・國信貴裕が追い着いた。見事なファインプレーで二死を奪った。だが、上里田が来たしていた不調はそれでも治まらない。八番代打・シェパードに対し、カウントが0-3を数えた。もうすでに平常心を失っていた。
「ストレートがワンバウンドになって・・・。こんな四球を連発したことって記憶に無いです。3つですか!覚えてないです・・・。今季最悪ですね。チームが勝って自分も成績残せれば一番いいんですけど、自分が出て壊してるようじゃ・・・。これをきっかけにして、あと残り4試合頑張ります」

上里田を崩したのは、紛れも無く近藤が打った1本のホームランだった。余裕を持って臨んだ上里田と、気力を最大限に引き上げてかつ冷静に臨んだ近藤との違いが勝負を分けた。前期優勝などはあくまで通過点にしか過ぎない。目指すものは別のところにあるのだという意識が香川OGには徹底されていた。
近藤と上里田の勝負もまだまだ終わらない。


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2007/07/05(Thu)

9回の意地

四国アイランドリーグ公式戦
2007.6.24. 香川OG 4–3 高知FD <サーパススタジアム>
☆ 香川OGが前期優勝

勝 松尾 8勝2敗
敗 捻金 1勝5敗

試合は1回裏、一番・国本和俊の左翼スタンドへ放り込むソロ本塁打で幕を開けた。香川OGは二番・三輪正義、三番・堂上隼人の連続安打から四番・智勝が中犠飛を放ち、いきなり2点を先制する。高知FD先発・捻金孝行はこの回を終えずにマウンドを降りた。
5回裏にも五番・丈武の適時左中間越え三塁打、六番・近藤洋輔の遊内野安打で2点を加え、香川OGがホームでの前期優勝へさらにリードを拡げる。投げては先発の松尾晃雅が高知FD打線を1安打に封じ込め、反撃のチャンスを与えない。
9回表、高知FD打線も最後の意地を見せる。8回から松尾に代わった橋本亮馬から先頭の三番・梶田宙が左翼越え三塁打で出塁しチャンスを作る。一死一塁とした後、六番・高井啓行の左犠飛で梶田が生還。二死としながら七番・古卿大知は右中間へ適時三塁打を放ち2点を返す。続く八番代打・宮本裕司も中越え三塁打を放ち3点目を奪った。なおも二死三塁としながら、九番・國信貴裕の打球は左飛となり左翼手・井吉信也のグラブに収まった。
香川OGがホーム・サーパススタジアムで前期優勝を決め、リーグチャンピオンシップへの出場権を手にした。雨の降り始めたサーパススタジアムのマウンドで、西田監督の身体が何度も宙に舞った。


『9回の意地』

8回裏に入った辺りで遂にサーパススタジアムの空から雨が落ちて来始めた
あと1イニングを守れ切ればホームでの前期優勝を決めることができる。しかしマウンドに立つ橋本亮馬に最後の試練が訪れる。高知FDの魂はまだ燃え尽きてはいなかったのである。

9回表の先頭打者、三番・梶田宙は、7回までを投げ抜き高知FD打線を1安打に封じ込めた松尾晃雅からその1本を打った張本人である。目の前での胴上げだけは見たくない。しかし、いよいよそれがあとアウト3つで現実となってしまう。
「松尾さんが良かったので、橋本でなんとかしようと思いました」
4点のビハインドがあるとは言え、ピッチャーがあまりに調子の良かった松尾から橋本に代わったということにかすかな希望を抱いている。

カウント0-1からの2球目、ファーストストライクを振り切った。左翼手・井吉信也の頭上を打球が越えて行く。俊足を飛ばして三塁を陥れた。無死三塁となった。
四番・中村竜央はファーストへのフライ(記録は守備妨害)に倒れたが、五番代打・土佐和広が四球で出塁してチャンスを拡げる。六番・高井啓行が初球をファールした後、レフトにフライを上げ1点が入った。

チャンスはまだ続いているが、いよいよ二死一塁になってしまった。
「とにかく胴上げだけは見たくなかった」
七番・古卿大知もまた同じ気持ちで打席に足を踏み入れている。古卿だけではない。この連戦を通じて高知FDは、ずっと全員が同じ気持ちで戦っている。今の古卿の胸にあったのは「逆転するんだ!」ではなく「ここで絶対負けたくない!」という叫びにも似た気持ちだった。打席に入る前、一塁コーチャーのマサキの声にアイコンタクトを交わし、アンサーを返した。橋本の投げた6球の内、3球をファールにして粘る。カウント2-2となった7球目が右中間に舞い上がった。一塁走者の土佐が一気にホームをつき、打った古卿も三塁まで進む。

ここで三塁側ベンチからタイムがかかる。
代打に送られたのは、現在不振の真っ只中にいる宮本裕司だった。
調子を崩してしまった中でフォーム修正のアドバイスを森山コーチから受けている。悩んでいたのはトップの位置からバットが出て来る角度である。しかしそれを気にしすぎて自分のスイングができなくなってしまう悪循環に陥っていた。

マサキが宮本のそばまで近寄り、肩を抱き寄せた。
「カタチじゃないぞ!」
そう声を掛けている。
「どこかピッチャーの球を打つのに100%入っていないというか、もちろん自分も含めてそうなんですけど、そうやって凡打してる傾向があるなと思ってたんですよ。もちろんみんな集中するんですけど、集中しきれてない。「自分が代えられたあとで何ができるか?」と思った時に、もちろんピッチャーとバッターの勝負なんですけど、他の力でもっと集中力を高める言葉を選んでかけました」
7回表の打席に四球で歩いた際、代走が出たため退いている。チームのために何ができるか。バッターのために何ができるか。一塁側のコーチャーズボックスからずっと考えていた。

カウント0-2から外角のストレートを空振りし、4球目をバックネット方向にファールした。5球目を捉えた打球が、懸命に下がるセンター・町田雄飛の頭上を大きく越えていった。これで3点目が高知FDに入った。
「林(マサキ)さんに声掛けてもらって吹っ切れました。あれが本当にありがたかった。繋げることができました」
なおも二死三塁が続く。雨に濡れる一塁側スタンドが静まり返っていた。

九番・國信貴裕が左打席へと歩を進める。マサキの目には國信は集中できている、と映っていた。初球がはずれ、2球目を左へ運ぶ。あらかじめややライン寄りに守備位置を取っていたレフト・井吉が悠々と落下点に入った。

今日と昨日の2試合で高知FDが見せた執念には素晴らしいものがあった。何よりもこの9回表の攻撃には選手たちの気持ちがプレーに現れていた。犠牲フライを上げた高井啓行は初球から勝負に行き1点を奪った。そこから繋げた5人全員がストライクを見逃していない。すべてスイングに行き、橋本を最後まで苦しめた。

香川OGの選手たちがゆっくりとマウンドの橋本に駆け寄って行った。
前期優勝は香川OGに決まった。高知FDも敵地で最後の意地を見せた。
試合が終わったとほぼ同時に、小雨だった雨粒が大粒となってグラウンドに落ちてきた。その雨の中で西田監督の身体が宙に舞っていた。


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