出版業界、とりわけ総合スポーツ誌には逆風が吹き荒れている。
昨夏に『VS.』(光文社)が休刊を発表し、年末には『SPORTS Year!』(カドカワ)が廃刊となった。
エラいこっちゃ・・・。
仕事のフィールドが急速に減少している。スポーツライターの仕事において花形である総合スポーツ誌は、もはや老舗の『N』と比較的歴史の浅い『S』の2誌になってしまった・・・。昨年のちょうど今頃、『VS.』の編集者の方と話をしたことがある。すぐに仕事を戴くという訳にはいかなかったのだが、丁寧なアドバイスを戴いた。同じ頃『SPORTS Year!』のH編集長にもお話を伺い、手厳しい指摘を戴いたことがある。思いっきりカウンターパンチをボディに喰らいKOされたのだが、今にして思えば実にありがたかった。
どこが好景気だ・・・。
そんな訳でちょっとブルーな新春だったのだ。
ブルーな出来事は続く。
正月からテツと始めた早朝のロードワークは続いている。いつものノルマを走り終わった後、何かいつもとは違和感があった。昼食を食べ終わってしばらくすると、悪寒が止まらなくなった。ラジオからは
「今日は暖かいですね〜」
なんて声が聞こえる。どうやら世界は震えていないらしい。夕方までおとなしくベッドで横になっていたのだが、完全に体調を崩してしまったようだ。寒い。頭が痛い。関節がダルく、痛い。胃がおかしく少し吐き気がする。食欲が無い。・・・食欲が無い?
ここ数年、カゼを引くことはしょっちゅうあったのだが、食欲が無くなる程キツいのは久方ぶりだ。とりあえず今夜これから訪れるであろう戦いの瞬間に備えて、近所のドラッグストアでアミノ酸飲料のペットボトルを買い込んできた(それくらいの体力はまだあったのだ)。普段なら車で行くところを歩きで行って来た。こんな時に運転してて、まともに辿り着ける自信が無かった。動きが重い。体重が3倍になったように感じる。実家で熱を測ってみれば体温計のデジタル表示は37.9℃をマークしている。もっとあるんちゃうんか!と訝りながらも必死こいてご飯一膳を食べ切った。
ゴールデンタイムの番組もそこそこに再び床に着いた。しかし、本当の地獄はここからだった。風邪の症状は比較的早く落ち着いたのだが(薬も飲んでないのに)、AM3時頃から腰と背中へ襲ってきた痛みでどうしようもなくなったのである。熱による関節痛か、それとも長く寝すぎたためか。とにかくまともに寝ていられなくなってしまった。右に左にうつむせにと身体をくねらせながら落ち着けるポイントを必死に探すがまったく見つからない。朝の4時や5時にフラフラする頭で何度も体操やらストレッチを繰り返す。
・・・寝たい。
だが眠ることを許してもらえない。
失った時に知る健康のありがたさである。業界の逆風がどうした。仕事がどうした。とりあえず身体が健康だったらもうそれだけでええわ。。。
そんな気になった。
失神・・・。
ダウンしていた夜から翌日にかけて、多方面からお見舞いメッセージを戴いた。
お礼申し上げます。ぺこり。 m( _ _ )m非常にありがたかったのだが、
「今日はゆっくり寝てて下さいね〜」
と言われても、横になれないんだもの。寝られない時には一体どうすれば良いのでしょうか?
そんな週末だった。
もうすっかり回復し今朝からはロードワークにも復帰している。
あまり多くは望むまい。業界の規模縮小がなんだ。捨てる神あれば拾う神があるかもしれん。ガタガタ言ってないで進むしかないのだ。
あぁ、もう健康であることが一番幸せかも。

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