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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2013/11/22(Fri)

『一目惚れ』

四国アイランドリーグplus 2013
2013.11.22 又吉克樹投手(香川OG)中日と入団合意

2013.11.22 又吉、中日仮契約
中日・正岡スカウト(写真右)が語る「指名理由」にじっと聞き入る又吉克樹(写真左)中央は川畑省三球団社長

 22日、中日からドラフト2巡目指名を受けた香川オリーブガイナーズ・又吉克樹投手が高松市内のホテルで仮契約を行い、アイランドリーガー最高額となる契約金6000万円、年俸840万円で入団合意に至った(金額はいずれも推定)。12月9日に名古屋で正式な入団発表を行う。背番号は未発表。


『一目惚れ』

 ドラフト会議で指名された瞬間も、初めてスカウトからの指名あいさつを受けたときも、まるで他人事のようにケロッとしていた又吉克樹(23歳、香川オリーブガイナーズ)の表情が、これまでとは明らかに変わった。金屏風の前に設けられた会見用の席に座り、正岡真二スカウトからの「指名に至った理由」を聞いているその目元が、潤んでいるのがはっきりと分かる。カメラのフラッシュが一斉に又吉の顔を照らした。
「彼を初めて見たのは大学1年のころ、そのころから僕は見ておりました。大学のときは投手転向1年目ですかねぇ。そのときはただ〝ブン投げ〟で、投手としてはあんまり魅力がなかったです。はっきり言って。それがこの香川オリーブガイナーズに来てから一変しましたね。『こんなに一変するものかな!』と思いましたけど、ずいぶん変わりました」
 周りから聞こえてくる「又吉がいいよ」「良くなってるよ」という声に、半信半疑のままほとんど期待もせず視察に訪れた。そこで躍動する又吉の投球を見て、がく然とする。すぐスカウト部長に電話を入れ「見に行って下さい!」と頼み込んだ。
「そこでもう一目惚れです。僕は。そういうことがありまして、すごく推しました」
 又吉が入団合意の感想を述べる。
「大学1年生からずーっと見てもらって。『変わった』と思われたことがホントにうれしかったですし、それこそがここに来た目的だったので。ドラフトのときより泣きそうになるくらいうれしかったですね」
 目に涙を浮かべさせた正岡スカウトからの一言。それは「一目惚れ」だった。
「ただ投げてるってピッチャーから、一目惚れするほどのピッチャーになったって評価を頂いたのが一番印象に残りましたし、いま以上にもっと頑張りたいと思った一言でもあります」
 決して陽の当たる道を歩いてきた野球人生ではない。むしろその逆であり、彼もまた、多くのアイランドリーガーたちと同じように、光の見えない闇ばかりを歩き続けて来たような男だ。高校時代は用具係兼打撃投手。大学時代に頭角を現し始めていたものの、いつ消えてしまってもおかしくないような存在だったことに変わりはない。NPBへのアピール以前に、野球を続けられる場所を求めた末の香川入団だった。
「一目惚れ」という又吉にとってこれ以上ないドラゴンズからのラブコールは、これまで味わってきた数々の悔しさを拭い去ってくれる。そんな一言だった。自分のことを見ていてくれた。そして、認めてくれた。だから、涙があふれた。




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2013/10/30(Wed)

『「こんなにさみしくなるとは思わなかった」』

四国アイランドリーグplus グランドチャンピオンシップ2013 第4戦
2013.10.27 徳島インディゴソックス 2-4 石川ミリオンスターズ(延長13回)<JAバンク徳島スタジアム>

2013.10.27 山口直紘(徳島IS)
エース・山口直紘(22歳、千葉熱血MAKING)が第4戦の先発マウンドに登る

石川MS 000 000 001 000 3|4
徳島IS 100 000 000 000 1|2
(延長13回)

勝 木田
敗 岩根

バッテリー
石川MS 上條、松山、マルティネス、木田 ‐ 納谷、深澤
徳島IS 山口、入野、シレット、岩根 ‐ 山城

二塁打
石川MS 
徳島IS 井生、吉村

石川ミリオンスターズ、先発メンバー
8 小倉
5 タカ
9 富永
3 サンチェス
D バルデス
7 石突
6 山出
4 谷口
2 納谷

徳島インディゴソックス、先発メンバー
8 吉村
6 東
9 大谷真
3 大谷龍
5 松嶋
D 坂井
7 三ヶ島
4 井生
2 山城


 BCリーグ王者、石川ミリオンスターズが敵地・徳島で2勝目を挙げ、独立リーグ日本一に王手を掛けた。四国アイランドリーグplus王者、徳島インディゴソックスに残された道は2連勝しかない。『グランドチャンピオンシップ2013』第4戦は午後5時2分、秋晴れのJAバンク徳島スタジアムでプレーボールとなった。
 1回裏、徳島IS打線は第1戦に先発した石川MSの先発・上條を捉える。二番・東弘明(21歳、八日市南高)の左前安打、三番・大谷真徳(25歳、立正大)の死球に続き、四番・大谷龍次(25歳、ロッテ育成)がバットを折りながら遊内野安打で出塁、一死満塁のチャンスをつかむ。五番・松嶋亮太(25歳、大分大)が押し出し四球を選び、1点を先制した。
 これがシリーズ初登板となる徳島ISの先発・山口直紘(22歳、千葉熱血MAKING)は5回を被安打3、無失点の好投を見せる。6回表、八番・谷口に左前安打を許したあと、一死二塁のピンチを迎えた場面で徳島IS・島田直也監督は、山口に代えセットアッパー・入野貴大(24歳、愛媛MP)を投入する。後続をきっちりと打ち取り、このピンチを凌いだ。
 追加点が欲しい徳島ISは7回裏二死から九番・山城一樹(21歳、東京ガス)の左前安打、さらに今シリーズここまで18打数8安打と絶好調の一番・吉村旬平(22歳、光明相模原高)が中前安打でつなぐ。二番・東が四球を選び、二死満塁としたが、三番・大谷真の打球はセンター正面へのライナーとなり次の1点が奪えない。
 9回表、1-0のまま石川MSが最後の攻撃を迎える。徳島ISはクローザー、シレット(ドミニカ共和国、25歳、カープ・ドミニカアカデミー)をマウンドに送り、二死走者なし、カウント2ストライクと、2勝目まであと1球の場面にまでこぎつける。だが、二番・タカが意地を見せる。ファウルで粘りながら9球目に四球を選び出塁すると、続く三番・富永の打球は一塁への内野安打となった。二死一、二塁のチャンスに四番・サンチェスはつまりながら中前に適時安打を放ち二塁走者が生還、石川MSが土壇場で1-1の同点に追い着く。試合は2010年、石川MS‐香川オリーブガイナーズ第3戦以来の延長戦に突入した。
 徳島ISは9回裏からマウンドに登っている木田の前に、走者を出しながら勝ち越しの1点を奪うことができない。10回裏二死一、三塁のチャンスも六番・神谷厚毅(27歳、名城大)の打球は中飛となり、二者残塁となった。
 11回表、再びシレットがピンチに陥る。2つの四球で二死一、二塁と走者を背負うと、四番・サンチェスが三遊間を破る。左翼手・神谷がバックホームした送球をつかんだ捕手・山城がダイブしながら間一髪のところでタッチアウトし、石川MSの勝ち越しを許さなかった。
 12回表に徳島ISは、あすの先発が予想される岩根成海(26歳、帝京大)をマウンドに送り勝負に出る。三者凡退でこの回を凌ぐと12回裏、流れは徳島ISに大きく傾いた。
 一番・吉村の右前安打、二番・東のバントヒットで無死一、二塁と一打サヨナラのチャンスをつかむ。しかし、木田の好投がクリーンナップを封じ込める。二死満塁、五番・松嶋の打球は一塁ライナーとなってグラブに収まり、無得点のまま12回裏の攻撃を終えた。
 流れは逆に石川MSに傾く。13回表、先頭の八番・谷口が左前安打で出塁すると、続く九番・深澤がストレートの四球を選び無死一、二塁と先ほどのピンチと同じ場面を作り出す。一番・小倉の送りバントにチャージを試みた一塁手・大谷龍の三塁送球が悪送球となり、石川MSが勝ち越しの1点を奪った。無死二、三塁として二番・タカの打球は、前進守備のショートのグラブをかすめながら中前に転がる。この間に二者が生還し、3点を奪うことに成功した。
 13回裏、3点のビハインドを追う徳島ISは先頭の七番・神谷が四球を選び出塁する。二死二塁として九番・山城の打球は中前に落ちるテキサス適時打となり神谷が生還、1点を返した。山城に代えて一塁走者に代走・高橋祥(20歳、オール江刺)を送ると、一番・吉村の打球は中堅手の頭上を越える長打となる。しかし、一気に本塁突入を狙った高橋が三本間で転倒、三塁への帰塁を試みたがタッチアウトとなり、試合は意外な形で幕を閉じた。
 試合時間4時間27分の大激闘は延長13回、石川MSが4‐2で徳島ISを下し、2年ぶり2度目の独立リーグ日本一に輝いた。四国アイランドリーグplus王者・徳島ISは3年連続BCリーグの前に敗れ、日本一奪還はならなかった。



『「こんなにさみしくなるとは思わなかった」』

 徳島インディゴソックスが2敗を喫し〝崖っぷち〟となった第4戦、先発マウンドに登ったのは島田直也監督がシーズンを通して「今年のチームの〝エース〟」と話していた山口直紘(22歳、千葉熱血MAKING)だった。
 4時間半にわたる大熱戦が突然の終焉を迎え、日本一への夢が泡と消えた。チームメイトたちが涙にくれたあと、帰路に着く前の駐車場で山口をつかまえた。第一声は「最後の最後」。そう言って笑顔を見せた。これが徳島ISでのラストマウンドになることは、早くから覚悟していた。
「崖っぷちって感じでしたね。まぁでも、なんか…。ホント良かったです。きょうは良かったですよ。今年で辞めることは決めてたもんで。次どこでやるとか、やらないかもしれませんけど、野球を。もうホント、17年間くらいやってるんで。すべて出せればいいかな、とは思ってて。(リーグ)チャンピオンシップのときからそれは考えてたんですけど。いつ交代してもいいように毎回『最後で!』と思って投げてた」
 5回と3分の1を無失点、62球の好投が、非常にテンポの早い投手戦を演出している。勝ちにこそつながらなかったが、納得のいく仕事ができた。
 明治大の休学期間は2年間であり、今年がその2年目にあたる。ドラフトで指名されなければ復学することを、最初から決めて今季に臨んでいた。昨年に続き2年連続で10勝を挙げたが、夏場にフォームを崩して苦しんだ。ようやく本来の投球が戻ってきたのは夏が終わりかけていたころである。明らかに去年よりつらいシーズンとなってしまった。
「夏場の勝てない…勝てないっていうか、全然ピッチングがなってなかったんですけど。そのときはやっぱり。一応、僕2年と決めてたから。今年はどうしてもNPBに行きたいな、というのがあったんで。まぁでも夏場とか見てたら、やっぱどんどん遠ざかって行っちゃったから。つらかったですね、やっぱり」
 だが、野球人としてアイランドリーグでしか経験できない多くのことを経験することができた。ここに来て良かった。そう思う。コントロールはいいが非常にか細く、ひょろっとした21歳の若造が、トレーニングと食事で体を大きくし〝エース〟と呼ばれる存在にまでなった。昨年のオフ、地元・神奈川に帰省した際、昔のチームメイトたちが大きくなった体に驚いたというエピソードを耳にしたことがある。
 すべてが終わったいま、徳島ISで過ごした2年間の思い出が一気に押し寄せてきている。
「エースは成海さん(岩根成海)と小松さん(小松剛)ですけどね。監督に使ってもらって。ガマンしてガマンして使ってもらって…。さみしいなぁ。こんなにさみしくなると思わなかったっスね」
 ギュウギュウに詰めて駐車していた駐車場から、選手たちの車が1台、1台狭い出口を出て行く。話を聞いていたのはちょうど、駐車場の出口辺りだった。誰もが運転席の窓を開け「ナイスピッチン!」「ナイスピーでした!」と声を掛けて去って行く。その声に笑顔で「また、あした」と返していた。アイランドリーガー・山口直紘の2年間が終わった。




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2013/10/27(Sun)

『「最後は〝根性〟で」』

四国アイランドリーグplus グランドチャンピオンシップ2013 第3戦
2013.10.26 徳島インディゴソックス 2-5 石川ミリオンスターズ <JAバンク徳島スタジアム>

2013.10.26 グランドチャンピオンシップ第3戦
4回裏二死満塁、マウンドの南(石川MS)に対し、吉村(徳島IS)が打席に立つ


石川MS 030 200 000|5
徳島IS 000 100 001|2

バッテリー
石川MS 南、マルティネス、木田 ‐ 納谷
徳島IS 小松、岩根、安里、福岡 ‐ 小野

二塁打
石川MS 谷口2、サンチェス
徳島IS 

本塁打
石川MS バルデス(2回2ラン、小松)
徳島IS 大谷龍(4回ソロ、南)

石川ミリオンスターズ、先発メンバー
8 小倉
5 タカ
9 富永
3 サンチェス
D バルデス
7 石突
6 山出
4 谷口
2 納谷

徳島インディゴソックス、先発メンバー
8 吉村
6 東
9 大谷真
3 大谷龍
D 酒井
5 松嶋
7 神谷
4 井生
2 小野

 独立リーグ日本一の行方は1勝1敗のタイとなった。決戦の舞台は金沢から徳島へと変わる。グランドチャンピオンシップ第3戦は、すっかり肌寒くなった徳島・JAバンク徳島スタジアムで行われた。
 徳島IS先発、小松剛(26歳、広島カープ育成)は立ち上がりから苦しい投球を続ける。2回表、四番・バルデスにバックスクリーン左へ2ランを浴びた。石川MSはさらに二死から八番・谷口が左翼線二塁打を放つ。次の打者への初球に三盗を敢行すると、捕手の三塁送球が悪送球となり3点目を奪った。
 石川MSは4回表にも二死一、二塁から八番・谷口の右中間を破る二塁打で2点を追加、5-0と点差を拡げる。
 徳島ISは4回裏、石川MSの先発・南から四番・大谷龍次(25歳、ロッテ育成)が左中間へソロ本塁打を放ち1点を返す。南はこの後、急に制球を見出し3四球で満塁とする。だが一番・吉村旬平(22歳、光明相模原高)をセカンドへのハーフライナーに打ち取り、ピンチを凌いだ。
 7回を投げた南の前に、徳島IS打線は散発4安打と追加点のチャンスを作ることができない。9回裏、石川MSの三番手、木田から一番・吉村の左前適時打で1点を返すに終わった。
 石川MSが5-2で徳島ISを下し2勝目を挙げた。2年ぶり2度目の独立リーグ日本一に王手を掛けている。


『「最後は〝根性〟で」』

 ネット裏でBCリーグの関係者が呟く。
「南の1イニング3四球は見たことがない」
 4回裏、失点した場面ですでに「何か嫌な感じがあった」と南は言う。突如制球を乱した原因は、右足のふくらはぎを襲った痙攣(けいれん)だった。
「ちょっとつって…。最後は根性で。抑えてからベンチで治療しようと思ったんで。何度か、ベンチに帰ってテーピング巻いてやろうかなと思ったんだけど、もうここはそういう流れを止めたくなかった。行くしかないって。こういう気候なんで、水分補給したいんですけど、なかなか飲みたいという気持ちにもならないし、分かってて採るんですけど、ちょっと少なかった」
 ベンチに帰り、テーピングで固めてからは思いきって自分本来の投球ができるようになった。5回からの3イニングを無失点、内野安打1本を許しただけの5奪三振という内容はさすがだ。
 徳島インディゴソックスにしてみれば、4回裏二死満塁の場面で追加点が奪えなかったことが痛かった。対する打者は今大会、ここまで12打数6安打と当たっている一番・吉村旬平(22歳、光明相模原高)である。バットをへし折りながらセカンドへのハーフライナーに打ち取り、窮地を脱した。南が続ける。
「カットボールだと思います。その前まで外に真っ直ぐでファウル打たして、外外外で真っ直ぐで押したんで。近めのインサイドに勝負球のカットボール行ったんですけど。1戦目、2戦目と一通り徳島のバッターを見て、ポイントになるバッターというのは一番の吉村君かな、と」
 吉村との最後の対戦となった7回裏、外角へのツーシームで空振り三振に切って獲っている。
「最後(7回裏、第4打席)も三振を獲りに行きましたし、あしたの試合も考えて崩したかった、というのもあるんですけど、うまく崩せたかなというのはあります」
 だが、吉村もこのまま終わってはいない。9回裏、木田から意地のレフト前タイムリーヒットを放ち、1点をもぎ取っている。この1点があすの第4戦にどうつながるか。
 徳島ISにあとがなくなった。ダグアウト裏で行われたミーティングで島田直也監督は、あすの試合に「青のユニフォームで戦いたい」と言った選手からのリクエストを遮り、白のユニフォームで戦うことを決めている。
「白で白星だよ!」
 ミーティングを締めた大谷真徳(25歳、立正大)が言った。
「残り、このチームでできるのもあと2試合です。このチームで最後、笑えるように。あした目の色変えて、またやっていきましょう!」
 徳島ISが崖っぷちだということは、四国アイランドリーグplusが崖っぷちだということでもある。




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2013/10/24(Thu)

2013 プロ野球ドラフト会議 又吉(香川OG)中日より2巡目指名!! 東(徳島IS)オリックスより育成1巡目指名!!

四国アイランドリーグplus 2013 プロ野球ドラフト会議
2013.10.24 又吉(香川OG)中日より2巡目指名、東(徳島IS)オリックスより育成1巡目指名

2013.10.24 又吉、中日2巡目指名
名前が呼ばれた瞬間、一斉にフラッシュを浴びる又吉克樹:右から2番目

 24日、注目の『プロ野球ドラフト会議』が行われ、四国アイランドリーグplusから今季最多勝投手に輝いた香川オリーブガイナーズのサイドスロー、又吉克樹(22歳、環太平洋大)が中日より2巡目指名を受けた。2巡目での指名はアイランドリーグ9年間で最高位、また中日への入団はリーグ初となる。
 またドラフト会議終了後に行われた育成枠ドラフトで、徳島インディゴソックスより東弘明内野手(21歳、八日市南高)がオリックスに育成1巡目で指名された。
 そのほか、独立リーグ関連ではBCリーグ・信濃グランセローズから柴田朗樹投手がオリックスより7巡目指名を受けた。
 アイランドリーグ4球団からは5人の最終指名候補選手が吉報を待ったが、昨年に続きドラフト指名1、育成枠指名1という結果に終わっている。

又吉克樹/またよし・かつき
1990.11.4生まれ、22歳、沖縄県出身、投手、180㌢74㌔、西原高‐環太平洋大‐香川オリーブガイナーズ(13年)最速148㌔のストレート、スライダーなどを武器に、アイランドリーグ1年目から香川OGのエースとして前期優勝に貢献、前期MVPに輝いた。また、13勝を挙げ最多勝タイトルにも輝いている。24試合に登板、13勝4敗、2完封勝利、防御率1.64(2位)101奪三振。

東弘明/あずま・ひろあき
1992.2.20生まれ、21歳、滋賀県出身、内野手、180㌢74㌔、八日市南高‐徳島インディゴソックス(10年~)高校卒業後、徳島ISに入団。不動の遊撃手として経験を積む。守備力アップに取り組んだ4年目の今季、各スカウトから確かな評価を得ていた。78試合に出場、打率.246、29打点、1本塁打、10盗塁。


『2巡目指名への〝予兆〟』

 四国アイランドリーグplusにとっては、間違いなく〝快挙〟と言っていいだろう。9年目で初の2巡目指名は過去、深沢和帆(06年、香川OG‐巨人)西川雅人(08年、愛媛MP‐オリックス)福田岳洋(09年、香川OG‐横浜)星野雄大(12年、香川OG‐東京ヤクルト)らの5巡目指名を大きく上回る結果となった。
 今季のアイランドリーグは又吉を中心に回って来たと言っても過言ではない。すでに5月後半の段階から、あるNPB球団スカウトは「又吉は3位では獲れない」と発言していた。
 2巡目指名への予兆もドラフト会議を待つ会場にはあった。関係者大方の予想は「3巡目指名」であり、獲得意志を表明している11球団のうち、最も積極的だったのは中日、そして阪神だった。
 今回の指名にはウェーバー制度が大きく左右したと言える。2巡目はリーグ成績の下位球団から指名が始まるため、中日が先に2巡目で指名したあと2巡目、3巡目を阪神が指名することになる。そのため中日が3巡目までに又吉を指名するためには、大きなリスクがあった。「中日の2巡目に又吉の指名がある」は、まったくの予想外ではなかったのである。
「まさか2位で来るとは思わなかったので、言われた瞬間は止まって、笑ってしまったので。涙ぐむっていう感情を吹き飛ばして、驚いています」
 指名後の記者会見ではそう明るく語っている。1年間、沖縄の太陽のような笑顔のままでアイランドリーグを駆け抜けた。又吉に湿っぽさは似合わない。「アイランドリーグNo.1のサイドスロー」という看板を引っ提げて、いよいよ来季NPBの舞台へと旅立つ。




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2013/10/21(Mon)

みやざきフェニックス・リーグ 15日目

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 15日目
2013.10.21 移動日

2013.10.21 第3次チーム解散
宮崎を去る高柳秀喜コーチ(高知FD)が吉田豊彦コーチ(高知FD)と握手を交わす

 きのう、第3クールを終えたアイランドリーグ選抜チームはきょう、第3次チームと第4次チームの入れ替えを行う。第4次選抜チームに残らない定岡智秋監督を始めとするメンバー8人は、午後8時前に宮崎市内の宿舎を出発した。
 なお第4次メンバーに参加しない桜井広大(香川OG)は、すでに宮崎を発っている。今回、宮崎を離れたメンバーは下記の通り。

定岡智秋監督、高柳秀樹コーチ、井川博文、山中智貴、屋宜宣一郎、迫留駿(以上、高知FD)金城雅也(愛媛MP)桜井広大(香川OG)以上、8人




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2013/10/20(Sun)

みやざきフェニックス・リーグ 14日目

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 14日目
2013.10.20 東京ヤクルトスワローズ 3-0 アイランドリーグ選抜 <西都原運動公園野球場>

IL 000 000 000|0
YS 210 000 000|3

バッテリー
IL 小林(愛媛MP)雄晴(高知FD)井川(高知FD)伴(愛媛MP)金森(愛媛MP) ‐ 屋宜(高知FD)有山(香川OG)夏山
YS 徳山、増渕、久古 ‐ 中村、星野

二塁打
IL 屋宜(高知FD)大井(愛媛MP)
YS 

本塁打
IL 
YS 又野(ソロ、2回小林)

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 藤長(愛媛MP)
5 村上(高知FD)
8 高田(愛媛MP)
9 河田(高知FD)
4 生田目(香川OG)
D 迫留(高知FD)
3 今中(高知FD)
7 大井(愛媛MP)
2 屋宜(高知FD)

東京ヤクルトスワローズ、先発メンバー
8 比屋根
9 上田
6 山田
D 西田
5 荒木
4 谷内
2 中村
7 川上
3 又野


 みやざきフェニックス・リーグ14日目、第3クールはこれが最終戦となる。アイランドリーグ選抜は西都原運動公園野球場において東京ヤクルトスワローズと対戦した。前回、10日の対戦では第1次チームが0‐4と完封負けを喫している。
 アイランドリーグ選抜の先発は前回に続き小林憲幸(愛媛MP、28歳、元千葉ロッテ育成)がマウンドに登る。初回、先頭の比屋根に中前打を許すと、二死満塁から六番・谷内に右前打を浴び2点を失った。ヤクルトは2回裏にも九番・又野の左越えソロで1点を追加、リードを3点に拡げる。
 アイランドリーグ選抜はヤクルト先発の左腕、徳山の前に得点を奪えない展開が続く。4回表、二死満塁と一打逆転のチャンスをつかんだが、七番・金城(かなぐすく、金城雅也、24歳、三重スリーアローズ)が遊ゴロに倒れ、無得点に終わる。6回を投げた徳山の前に無得点に終わった。
 4回を投げた小林に代わり、雄晴(高知FD、20歳、ウィザスナビ高校)井川博文(高知FD、25歳、愛媛MP)伴和馬(愛媛MP、23歳、香川OG)がヤクルト打線を無得点に抑える。8回裏も金森敬之(愛媛MP、28歳、日本ハム)が無失点でしのぎ、最終回の反撃へとつなげる。7回から増渕、9回を久古と継投したヤクルト投手陣の前にアイランドリーグ選抜は得点を奪うことができず、9回表最後の攻撃も三者凡退に終わった。
 東京ヤクルトが3‐0とまたも完封でアイランドリーグ選抜を下した。アイランドリーグ選抜は1勝8敗1分けの成績で第3クールを終えている。




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2013/10/19(Sat)

『足りないものの再認識』

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 13日目
2013.10.19 アイランドリーグ選抜 1-9 北海道日本ハムファイターズ <生目の杜第2野球場>

2013.10.19 対日本ハム 大谷翔平
大谷翔平(日本ハム)がアイランドリーグ選抜の前に立ちはだかる

F 000 400 230|9
IL 001 000 000|1

バッテリー
F 大谷、斉藤勝、上沢 ‐ 荒張、大嶋
IL 井川(高知FD)雄晴(高知FD)田村(香川OG)吉川(高知FD)‐ 有山(香川OG)夏山(高知FD)屋宜(高知FD)

二塁打
F 谷口
IL 

北海道日本ハムファイターズ 先発メンバー
4 西岡
6 松本 
9 谷口
7 石川
D 近藤
3 北
8 杉谷
2 荒張
5 森本

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
8 高田(愛媛MP)
4 藤長(愛媛MP)
7 大井(愛媛MP)
D 宗雪(香川OG)
9 河田(高知FD)
5 生田目(香川OG)
9 村上(高知FD)
3 今中(高知FD)
2 有山(香川OG)


 きのう、フェニックス・リーグ初勝利を挙げたアイランドリーグ選抜が連勝を目指した。対戦相手は第2クールで対戦した北海道日本ハムである。昨年のドラフトの超目玉となった19歳、大谷翔平が先発するとあって、生目の杜第2野球場は多くの取材陣、観戦客で埋め尽くされた。
 これがフェニックス・リーグ2度目の先発登板となるアイランドリーグ選抜・井川博文(高知FD)は、最速150㌔をマークしながら3回を無失点、被安打2、4奪三振の好投を見せる。
 2回まで無得点、4三振と大谷の前にまったく精彩を欠くアイランドリーグ選抜だったが3回裏、先頭の八番・今中尭大(高知FD)九番・有山裕太(奈良産大中退)が連続安打で出塁する。二死満塁としたあと、四番・宗雪将司(香川OG)の三振振り逃げの間に三塁から今中が生還、1点を先制した。
 だが4回表、日本ハムは井川に代わってマウンドに登った雄晴(高知FD)を捉える。四死球とヒットで無死満塁とすると、七番・杉谷の中前打、八番・荒張の2点適時打となる中前打で3点を奪い返す。さらに一死一、二塁として一番・西川も右前安打を放ち4点目を挙げ、逆にアイランドリーグ選抜を突き放した。
 日本ハムは7回にもアイランドリーグ選抜の二番手・田村雅樹(香川OG)から4連打を放ち2点を追加。8回にも二番・松本の中犠飛、三番・谷口の左中間を破る2点適時二塁打で3点を加え9得点と、試合は一方的な展開となった。
 アイランドリーグ選抜は日本ハム投手陣の前に散発4安打、最終回の攻撃も反撃を見せることができず、9‐1で敗れている。


『足りないものの再認識』


 これもフェニックス・リーグだから実現する対戦だろう。北海道日本ハムの先発マウンドには、昨年のドラフトでメジャー挑戦から一転日本ハムに入団し、投手と野手の〝二刀流〟を続ける大谷翔平が登る。選手たちと関係者たちの思いは空に届いた。数日前から雨が心配されていた宮崎の空からは、ついに雨粒が落ちて来ることはなかった。
 ドラフト1位の19歳や、それこそ〝二刀流〟というよりも、ここでは〝一軍で3勝を挙げている投手〟と言った方がアイランドリーグ選抜にとってはしっくりくるだろう。193㎝の長身から投げ下ろすストレートは、簡単に150㌔を越えて来る。
 3回裏「オレが口火を切って来る!」と言い残してベンチを出て行った七番・今中尭大(高知FD、24歳、高知中央高)が、初球のストレートをセンター前に弾き返す。続く八番・有山裕太(香川OG、23歳、奈良産大中退)はストレート2つで追い込まれながら、3球目のスライダーを狙いすましたように左前へ運んだ。無死一、二塁のチャンスから始まった二死満塁の場面だったが、四番・宗雪将司(香川OG、24歳、大商大)の三振振り逃げによる1点止まりに終わったのが後々大きく響いている。定岡智秋監督(高知FD)が言う。
「まぁ、今日は完敗やね。3回の満塁でどうにかしとけば。あそこやね。振り逃げだけの1点じゃしんどいわね。そりゃ、あれぐらいのピッチャー来たら、上でも勝っとるピッチャーで、なかなかああいうボールも見たことないやろうから。やっぱり、あんだけゆったり来てボールがバン! と来たら、そりゃ手が出らんて!」
 実際に対戦した選手たちに聞くと、それぞれに感じたものがある。四番・宗雪は最初の打席で見逃し三振、第2打席でスライダーを三振振り逃げ、第3打席は初球をバットに当てただけのセカンドライナーと、本来の打撃をさせてもらえなかった。
「やっぱ、すごいですね。たいがい3打席あったら『3打席目は打てるかな』と思うんですけど、3打席目がほかのいいピッチャーの1打席目みたいな感じですね。逆に打てたら打てたでいい自信になったけど、打てへんかったから。また、余計に練習やらなあかんなっていう気持ちにはなれたんで。あの辺が打てるようにって気持ちにはなりましたね。『これからも頑張らな。まだまだやな』って」
 六番に座った生田目翔悟(香川OG、23歳、JFE東日本)もストレートの伸びに驚きを隠せなかった。
「速いですね。やっぱ、低目がボール! と思ったら、全部もう『え!』というのが。アイランドリーグではいない。全部ストライク。大谷もだし、最後の(上沢)も。キレなんですかね?」
 150㌔を越えるストレートは、たとえ低目の球でもおじぎすることなくストライクゾーンに決まる。自分の足を上げるタイミングが遅いのか、それともスイングスピードが遅すぎるのか。うまく対応できなかった打撃に課題を見つけていた。
 スイングスピードの遅さを痛切に感じていたのは河田直人(高知FD、21歳、愛知学院大中退)も同じである。
「いやぁ、やっぱり真っ直ぐ良かったですね。自分が思ってたよりも、かなり速かったんで。あれ打たないと一軍には上がれないですね。スイングの速さがまだまだ足りない。チームでも遅い方なんで。筋力トレーニングで体、大きくして。ミート力には自信あるんで。当てることはできるんですけど、やっぱそれを打ち返すとなればスイングスピードと筋力がいる」
 うまくストレートに食らい付いてファウルにする、自身の持ち味は出したが、一番・藤長賢司(愛媛MP、25歳、大体大)はサードゴロ、四球、ショートライナーに終わっている。シーズンが終わったこともあり、大谷の状態はベストではないだろうと思っていたが、それでも球の力には十分目を見張るものがあった。しかし〝やれる〟という手応えも感じている。
「ボールの質とかいいし『さすが!』っていうところはあったんですけど、なんともならんなってのはないですね。スライダーにしてもそんな切れるようなスライダーじゃなかった。藤浪(晋太郎、阪神)のスライダーの方が良かったですね。交流戦(5月21日、鳴尾浜)でやったときの。やっぱりね、力入れたときの真っ直ぐっていうのはやっぱすごい。いい経験になりました。向こう、まだ19なんですけどね」
 偶然とはいえ、昨年のドラフトをにぎわせた2人の高校生と対戦する機会に恵まれたのは貴重な経験だ。
 1つ言えることは、このレベルの投手が打てなければNPBの一軍では勝負にならないということだ。対戦する機会こそ訪れなかったが、ダグアウトから観ていた桜井広大(香川OG、30歳、阪神タイガース)にきょうの大谷について聞いた。
「ピッチャーでやったら、やっぱり15勝くらいはするでしょう。モノが違う。あれが億稼ぐ人間、一握りのなかの1人です。野球界がピラミッド式になってて、野球人口がこんなに多くても、頂点に行く人間ですよ」
 やはり才能は認めざるを得ない。そして、そういう選手たちが集まるところがNPBであり、アイランドリーガーたちはそこを目指している。足りないものの再認識ができたビッグルーキーとの対戦だった。




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2013/10/18(Fri)

みやざきフェニックス・リーグ 12日目

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 12日目
2013.10.18 斗山ベアーズ 4-6 アイランドリーグ選抜 <生目の杜第2野球場>

IL 000 033 000|6
B 101 002 000|4

バッテリー
IL 篠原(香川OG)雄晴(高知FD)伴(愛媛MP)吉川(高知FD)金森(愛媛MP) ‐ 有山(香川OG)屋宜(高知FD)夏山(高知FD)
B イ・ヨンホ、ジョン・ヒョクジン、パク・ミョンジョン ‐ キム・ウンミン

二塁打
IL 
B #05キム、シン・ドンギュ

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 藤長(愛媛MP)
5 生田目翔悟(香川OG)
8 高田(愛媛MP)
7 宗雪(香川OG)
9 河田(高知FD)
D 迫留(高知FD)
6 村上(高知FD)
3 今中(高知FD)
2 有山(香川OG)

斗山ベアーズ、先発メンバー
5 KIM
4 LEE
8 PARK
D KIM
3 KIM
9 KOOK
6 HONG
2 KIM
7 SHIN


 フェニックス・リーグ第10戦目、晴れ間が見えるもののやや雲の多い生目の杜第2野球場で、アイランドリーグ選抜は斗山ベアーズと対戦した。ともにここまで6敗を喫しており、いまだ勝ち星がないチーム同士の対戦である。
 1回表、斗山はアイランドリーグ選抜先発の篠原慎平(香川OG)から四番・キム・ジェファンが適時左前打を放ち先制点を挙げる。3回表にも九番・シン・ドンギュの右翼線二塁打から一死二、三塁とチャンスを拡げ、三番・パク・グォンウの右犠飛により追加点を挙げた。
 4回までアイランドリーグ選抜打線を無得点に抑えていた斗山先発のイ・ヨンホだったが5回表、先頭の八番・今中尭大(高知FD)九番・有山裕太(香川OG)一番・藤長賢司(愛媛MP)に3連打を浴び、無死満塁のピンチを迎える。二番・生田目翔悟(香川OG)がきっちり右犠飛を上げ1点を返すと、二死二、三塁から四番・宗雪将司(香川OG)の三遊間を破る左前打により二者が生還、アイランドリーグ選抜が3‐2と逆転に成功した。
 アイランドリーグ選抜は6回表にも斗山の二番手・ジョン・ヒョクジンから七番・村上祐基(高知FD)八番・今中の連打などで走者を溜める。2打席連続となる二番・生田目の右犠飛、三番・高田泰輔(愛媛MP)の右前打などで3点を追加し、6‐2とさらにリードを拡げた。
 だが、6回裏からマウンドに登ったアイランドリーグ選抜の二番手・雄晴(高知FD)の制球が定まらない。3連続四球で満塁としたあと、七番・ホン・ジェヨンにも押し出し四球を与え1点を失う。アイランドリーグ選抜はここで三番手に伴和馬(愛媛MP)を投入。八番・キム・ウンミンに左犠飛を許したものの後続を断ち切り、このピンチを2失点で食い止めた。
 2点を追う斗山は7回裏、四番・キムの中前打などで一死二、三塁のチャンスを迎える。しかし六番・クッ・ヘソンの右飛にタッチアップした三塁走者が、ライト・河田直人(高知FD)の好返球により本塁で憤死し、大きなチャンスを逃した。
 8回を左腕・吉川岳(高知FD)9回を金森敬之(高知FD)がきっちり三者凡退で抑え、斗山の反撃を封じ込めた。アイランドリーグ選抜が6‐4で斗山ベアーズを下し、今リーグ初勝利を手にしている。アイランドリーグ選抜の通算成績は1勝6敗1分けとなった。




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2013/10/17(Thu)

『「あれこれ考えても仕方ない」』

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 11日目
2013.10.17 アイランドリーグ選抜 2-3 読売ジャイアンツ <綾町錦原運動公園野球場>

G 110 010 000|3
IL 002 000 000|2

バッテリー
G 一岡、福田、田中、星野、田原 ‐ 實松、鬼屋敷
IL 小林(愛媛MP)雄晴(高知FD)伴(愛媛MP)山中(高知FD)吉川(高知FD)金森(愛媛MP) ‐ 有山(香川OG)夏山(高知FD)屋宜(高知FD)

三塁打

IL 藤長(愛媛MP)

二塁打
G 實松
IL 有山(香川OG)

読売ジャイアンツ 先発メンバー
9 立岡
8 松本 
4 藤村
7 横川
D 中井
3 坂口
2 實松
6 辻
5 大累

四国アイランドリーグplus選抜、先発メンバー
4 藤長(愛媛MP)
5 生田目(香川OG)
7 大井(愛媛MP)
D 桜井広大(香川OG)
8 高田(愛媛MP)
3 金城(愛媛MP)
9 河田(高知FD)
6 大原淳也(香川OG)
2 有山(香川OG)


 フェニックス・リーグはここから第3クールとなる。定岡智秋監督(高知FD)率いるアイランドリーグ第3次選抜チームは、綾町錦原運動公園で読売ジャイアンツと対戦した。
 先発の小林憲幸(愛媛MP)は、前回登板した東京ヤクルト戦よりも安定感を欠く立ち上がりとなった。初回、一番・立岡を遊内野安打で出塁させると、一死二塁から三番・藤本に中前打を浴び、先制点を許す。2回表にも四球とヒットで無死一、三塁のピンチを迎えると、八番・辻の二ゴロ併殺打の間に三塁走者が生還、2点目を奪われた。
 ジャイアンツ2点リードで迎えた3回裏、アイランドリーグ選抜は一死から九番・有山裕太(香川OG)の右前テキサス安打が二塁打となり、一死二塁のチャンスをつかむ。一番・藤長賢司(愛媛MP)の打球は右翼手の頭上を越える適時三塁打となり、1点を返した。さらに二番・生田目翔悟(香川OG)も三遊間を破ると、三塁から藤長が生還する。3連続長短打で2‐2の同点に追い着いた。
 5回表、この回からマウンドに登ったアイランドリーグ選抜の三番手・伴和馬(愛媛MP)が二死一、三塁のピンチを背負う。四番・横川の一、二塁間へ転がる内野安打の間に三塁走者が生還、ジャイアンツが勝ち越しに成功した。
 1点差を追い掛けるアイランドリーグ選抜だが、5回以降ジャイアンツ投手陣の継投の前に1本の安打も放つことができない。大量11三振を喫すると、9回最後の攻撃もジャイアンツ五番手・田原の前に三者凡退に終わった。
 読売ジャイアンツが3‐2でアイランドリーグ選抜を下し、今リーグ成績を4勝2敗1分けとしている。アイランドリーグ選抜は7試合を終えて0勝6敗1分けと、第3クールも黒星スタートとなった。


『「あれこれ考えても仕方ない」』

 第1クールから宮崎入りしている藤長賢司(愛媛MP、25歳、大体大)だが、このフェニックス・リーグで本来の打撃を見せられていない。第2クールは打席に入るチャンスが少なかったため、なかなか実戦感覚を取り戻せていなかった。14日、南郷での埼玉西武戦でようやく遊ゴロ内野安打を1本放っている。
「はっきり言ってこのフェニックス・リーグ、全然ダメで。…というのはリーグ終わって実戦が空いた部分が大きかったんで。練習はしてたんですけど、でもやっぱりなかなか難しいところがあって」
 実戦感覚とのズレを早く埋めるために、どこをどう直していくべきなのかで悩んでいる。ちょうど、この第3次メンバーから桜井広大(香川OG、30歳、阪神タイガース)が合流してきた。桜井に「感覚が悪いときにどうすれば良いのか?」を相談している。
「『そういうときほど考えん方がいい』と。『自分がやってきた感覚というのを大事にした方がいいよ』とアドバイスをもらって」
 これまで培ってきた感覚を信じることの方が、あれこれ悩みながらプレーするよりもずっといい。このアドバイスが藤長のフラストレーションを少し減らしている。
 きょうのジャイアンツ戦の初回、第1打席で逆方向へフェンスいっぱいまで伸びるレフトフライを打った。感じは悪くない。
 第2打席は3回裏、一死二塁のチャンスで回って来た。カウント2‐1からの4球目を捉えた打球は、右翼手の頭上高く越えて行く。逆転に向けての口火を切る適時三塁打となった。
「1打席目に結構いい感じで入れた。そのいい感じをそのまま継続できたんで、良かったです」
 フェニックス・リーグで対戦する相手のレベルの高さを痛切に感じている。一軍で投げている投手と対戦する機会も多い。野手もそうだ。きょうのスタメンを見ても、二番・松本哲也、三番・藤村大介、四番に東北楽天で経験のある横川史学、五番・中井大介、捕手は實松一成と、名前の良く知られたメンバーが顔を揃えている。
「フューチャーズと夏、試合するじゃないですか。落ちると言ったら失礼かもしれないですけど、フェニックス・リーグっていうのはレベルが高いですよね。あれこれ考えても仕方ないと思うんでね。せっかく来させてもらってるからには、勝負しないと損なんで。これをムダにしないように」
 メンバーの入れ替わりもあり、対戦する相手のレベルの高さもあり、厳しい戦いが続いている。だが、いまここで経験することが最も大事なのだ。ぶつかって行くしかない。いや、ぶつかって行くことができる。そこできっと、何かを得ることができる。




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2013/10/16(Wed)

みやざきフェニックス・リーグ 10日目 移動日

四国アイランドリーグplus みやざきフェニックス・リーグ 10日目
2013.10.16 移動日

2013.10.16 第2次チーム解散
第2次チームはここで解散となる

 フェニックス・リーグは10日目、アイランドリーグ選抜チームは第2クール出場メンバーと第3クール出場メンバーの間で入れ替えが行われた。
 午前7時45分、第2次選抜メンバーのなかからグランドチャンピオンシップに臨む徳島ISのメンバー、吉岡雄二コーチ(愛媛MP)ら15名が宿舎を出発、宮崎を離れた。
 第3次メンバーとして新たに合流するメンバーは今夜、宮崎入りする予定。

第3クール アイランドリーグ選抜チーム ※は第3クールから参加、◇は復帰
監督 ※定岡智秋(高知FD)
コーチ ※高柳秀樹 ◇吉田豊彦(以上、高知FD)
投手 ※篠原慎平、※田村雅樹(以上、香川OG)◇伴和馬、小林憲幸、金村敬之(以上、愛媛MP)井川博文、※山中智貴、吉川岳、雄晴(以上、高知FD)
捕手 有山裕太(香川OG)◇夏山翔太、屋宜宣一郎(高知FD)
内野手 生田目翔悟、大原淳也(以上、香川OG)藤長賢司、金城(愛媛MP)村上祐基、◇今中尭大(高知FD)
外野手 ※桜井広大、※宗雪将司(以上、香川OG)高田泰輔、◇大井裕喜(以上、愛媛MP)※迫留駿、河田直人(高知FD)



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