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    Hirofumi TAKATA

    Author:Hirofumi TAKATA
    スポーツライター。
    現在『週刊ベースボール』『Baseball Clinic』『熱中!野球部』『野球太郎』『ホームラン』等の各雑誌、スポーツ紙『デイリースポーツ』などにおいて、独立リーグ、高校野球を中心に取材、執筆活動を続けている。
    4月2日生まれ。A型。

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2010/10/27(Wed)

2010.10.26. みやざきフェニックス・リーグ 大会最終日

2010.10.26. 四国・九州アイランドリーグ2010
『みやざきフェニックス・リーグ』大会最終日
四国・九州アイランドリーグ選抜 4-5 LGツインズ(韓国) <清武総合運動公園野球場>
コラム『最後の握手』は、『THE STADIUM』(http://thestadium.jp/)に掲載されています。




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2010/10/25(Mon)

2010.10.25. みやざきフェニックス・リーグ 大会21日目

IMG_6258.jpg
「さっきまで晴れてたのにーッ!!」

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会21日目
2010.10.25. 横浜ベイスターズ 雨天中止 四国・九州アイランドリーグ選抜 <生目の杜第2野球場>

 朝から太陽が顔を出し、久し振りに宮崎らしい暖かさが帰って来たな! と思わせる空模様だったが、天気予報を見れば午後の降水確率は70㌫を越えている。四国・九州アイランドリーグ選抜は10時16分にウォーミングアップを終え、グラウンド整備中の生目の杜第2野球場ではなく、はんぴドームで試合前練習を開始した。
 しかし、その間も雨雲は着々と近づいており、試合開始時間を30分前倒しに、シートノックも行わないことが決まる。なんとかこのまま天候がもってくれることを期待したが、10時55分頃には大粒の雨が降り出し、砂を入れて試合に備えていたグラウンドはあっと言う間に水浸しとなった。
 11時10分に試合中止が正式に決定したあと、雷と豪雨のなか四国・九州IL選抜チームは、はんぴドームにてそのまま打撃練習を行った。
 6試合中4試合が雨のため中止となる異常事態に定岡智秋監督(高知FD)も「どないもしゃあないねぇ!」と苦笑いを見せる。雨のなかサブグラウンドでダッシュを繰り返し、先発登板に備えていた山慎一郎(20歳、高知FD)だったが、残念ながら登板の機会は訪れなかった。
「どうも僕が雨男に決定みたいで…。流れたの2回目だし(20日、LG戦も先発予定)、もう楽しんで投げようと思ってました。あんまり緊張するとよくないんで。(コンディションは)悪くないんですけどね」
 そう言いながら、東弘明(18歳、徳島IS)らと共にバンに道具を積み込んでいた。
 はんぴドームでの練習は12時30分に終了し、まだ大粒の雨が降り続いているなか、四国・九州IL選抜一行は生目の杜第2野球場をあとにしている。
 みやざきフェニックス・リーグは明日が最終日となり、四国・九州IL選抜チームも清武でLGツインズ戦と今大会最後の試合を行う。天気予報は晴れマークが出ており、試合は行われる公算が強い。果たして最終戦を白星で飾り、無傷のまま大会を終えることができるだろうか。




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2010/10/24(Sun)

ドラフト会議、4日前

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会20日目
2010.10.24. 四国・九州アイランドリーグ選抜 雨天中止 東北楽天ゴールデンイーグルス <サンマリンスタジアム宮崎>

【速報】本日行われる予定の第16戦、四国・九州アイランドリーグ選抜対東北楽天ゴールデンイーグルスの試合は、雨のため中止となった。代替試合は行われない。四国・九州IL選抜の試合が中止となったのは、今大会4度目。


 四国・九州アイランドリーグ選抜チームは12時より生目の杜公園内にあるはんぴドームにて練習を行った。野手は6班に分かれフリー打撃、ティー打撃、ノック、走塁などをローテンションで行った。また、投手陣は野原慎二郎(26歳、高知FD)、岸敬祐(23歳、愛媛MP)、山中智貴(21歳、高知FD)、山慎一郎(20歳、高知FD)の4名がマウンドに登り、それぞれ12分ずつシート打撃形式で打撃投手を務めている。
 練習は14時16分に終了しており、14時35分にバスではんぴドームをあとにした。


『ドラフト会議、4日前』

 これで全18試合のうち4試合が雨のため中止となった。それでもほとんどのチームが5試合の雨天中止を経験しており、四国・九州アイランドリーグ選抜は多く試合をこなせている方だ。例年より1クール多い今年のフェニックス・リーグではあったが、結局1クール分の試合が丸々中止となってしまったことになる。
 12時からのはんぴドームは、読売ジャイアンツとスペースを分け合っての練習となった。巨人がフリー打撃を行わず、フィジカル面中心のトレーニングとなったため、四国・九州IL選抜は野手のフリー打撃をメインの練習としている。先に打撃投手役を務めた首脳陣に代わって、後半は投手4名が交代にマウンドに登った。定岡智秋監督(高知FD)が言う。
「バッター立たさんと。ほら、シートバッティングで放った方が、バッターとの感覚があるから。どんどん放らさんかったら、あと2試合しかないんやから…」
 自然のせいだから仕方ないとは言っても、せっかくのアピールチャンスが消えて行ってしまうのはあまりにもったいない。与えられたチャンスを最大限に活かしたい。明日の天気もまだ不安定なようだが、山慎一郎(20歳、高知FD)を先発に、短いイニングでどんどん交代させることを明言した。
 ドラフト会議まではあと4日となった。候補として名前が挙がっている選手にとっては、今が一番精神的にキツい時間ではないだろうか。ある選手が心境を吐露する。
「1人になったらどうしても考えてしまうんで、みんなとなるべくガヤガヤしてます。ご飯食べるときなんかはみんなと食べるんでガヤガヤできるんですけど、1人になると…」
 本当に自分は指名されるのか。NPBを夢見て飛び込んだこのリーグから、本当に夢を手にすることができるのか。自信と不安が交互に押し寄せて来るなかで、あと数日、眠れぬ夜を過ごす。
 もちろん候補に残ることのできなかった他の大勢の選手たちの気持ちも考えれば、本当に贅沢な悩みなのかもしれない。だが、夢が遂に実現しようとするその1歩手前で、心は右へ左へと大きく揺さぶられる。その感覚はきっと、そこまで辿り着くことのできた当の本人しか知る由のないものだろう。
 練習が行われていた13時過ぎ、宮崎市には大雨警報、洪水警報が発令されており、イベントで賑わっていた生目の杜運動公園も酷いどしゃ降りの様子だった。だが、練習が終わり、荷物をバスに積み込み始めた頃、雨は嘘のようにやみ、かすかに太陽の光まで差し込んでいる。雲間から青空ものぞいていた。
 あと2試合、自分をアピールする最後のチャンスで何かが変わることに賭けよう。もうすべてやり尽くしたと、晴れやかな気持ちでその日を迎えよう。
 ドラフト会議4日前、ここ宮崎にいる選手たちの心境も決して穏やかではない。どしゃ降りのあとに差し込んだ陽の光のように、もうすぐ彼らにも光が差せば良いのだが…。




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2010/10/23(Sat)

「自信あるなかでやってる」

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会19日目
2010.10.23. 読売ジャイアンツ 2‐5 四国・九州アイランドリーグ選抜 <西都原運動公園野球場>

IL 030 002 000| 5
G 100 001 000| 2

本塁打
IL 宮元1号3ラン(2回、金刃)
G 隠善ソロ(6回、弦本)

バッテリー
IL 大川(徳島IS)、弦本(徳島IS)、山隈(高知FD)、入野(愛媛MP)、吉川(高知FD) ‐ 山村(徳島IS)
G 金刃、神田、中里、星野 ‐ 鬼屋敷、河野

四国・九州アイランドリーグ選抜先発メンバー
9 安田(高知FD)
4 秋山(愛媛MP)
7 田中(長崎S)
8 西村(愛媛MP)
D 末次(愛媛MP)
2 山村(徳島IS)
5 村上(高知FD)
3 宮元(高知FD)
6 東(徳島IS)


『みやざきフェニックス・リーグ』は、ここからいよいよ最終クールである第5クール(4試合)に突入する。斉藤浩行コーチ(愛媛MP)に代わって、堀江賢治監督(徳島IS)がコーチとして四国・九州アイランドリーグ選抜チームに合流した。第15戦の相手は、19日に行われた第12戦(久峰総合公園野球場)で勝利した読売ジャイアンツとの一戦となる。
 朝から激しい雨に見舞われた宮崎市内だったが、試合が行われる西都市は小雨が降ったり止んだりの状況で、両球団とも屋内練習場で試合前練習を行った。試合開始約70分前には一時雨脚が激しくなる場面もあったが、開始直前にはほとんど上がり、12時29分にプレーボールとなった。
 今大会4度目の先発マウンドとなる四国・九州IL選抜・大川学史(25歳、徳島IS)がいきなりピンチに陥る。巨人の一番・福元淳史(育成)は初球を鋭いゴロで二塁手の左を抜くと、打球は右中間を破る三塁打となる。無死一、二塁としたあと三番・隠善智也の打球は大川のグラブを弾き二塁手・秋山繁(22歳、愛媛MP)の前へ。二塁併殺となる間に福元が還り、1点を先制した。
 巨人先発の左腕・金刃憲人は立ち上がりを三者凡退に抑えると、2回表の先頭打者も空振り三振に獲る。だが、五番・末次峰明(26歳、愛媛MP)を三振振り逃げで出塁させると、暴投で二塁に進める。七番・村上祐基(23歳、高知FD)が四球を選び二死一、二塁としたあと、これが今大会初打席となる七番・宮元智博(24歳、高知FD)は初球のスライダーを左翼スタンドにたたき込む逆転3ランを放ち、3対1と試合をひっくり返した。
 勢いに乗るかと思われた四国・九州IL選抜打線だったが3回表、上位打線が三者三振に切って獲られるなど追加点を奪うことができない。4回表にも一死から五番・末次、六番・山村裕也(23歳、徳島IS)の連続ヒットで一、二塁のチャンスをつかむが、後続が倒れた。
 2点のリードをもらった大川だったが、3回裏先頭の九番・鬼屋敷正人に左前安打を許す。スライダーが冴え二者連続三振を奪うが、三番・隠善に三遊間を破られたあと四番・田中大二郎に四球を与え、二死満塁のピンチに陥る。だが、五番・加治前竜一を中飛に打ち取ってこのピンチを凌ぐと、巨人打線を4、5回とも三者凡退に抑え、前半を終えた。
 6回表、四国・九州IL選抜は先頭の三番・田中宏明(22歳、長崎S)が強烈なライナーで三塁線を抜く二塁打を放つ。四番・西村悟(27歳、愛媛MP)も鋭い打球を中前に弾き返し、4点目を奪った。二死一塁となった場面で巨人は金刃に代え、前回の試合で先発した神田直輝をマウンドに送る。だが、代打・流大輔(21歳、高知FD)の左翼線に落ちるテキサス二塁打で二死二、三塁とすると、この辺りから急激に雨脚が強くなる。八番・宮元は左前に適時安打を放ち西村が生還、流も二塁から一気に本塁を狙ったが、これは左翼手・田中からの好返球でタッチアウトとなった。
 4点差を追う巨人は6回裏、この回からマウンドに登った四国・九州IL選抜の二番手・弦本悠希(21歳、徳島IS)から先頭の三番・隠善が右中間スタンドにソロ本塁打をたたき込み1点を奪い返す。四番・田中も右前ヒットで続いたが五番・加治前が遊ゴロ併殺打に倒れるなど1点止まりに終わった。
 7回裏の巨人の攻撃を山隈茂喜(27歳、高知FD)が三者凡退に抑えると、8回裏も入野貴大(21歳、愛媛MP)が走者を背負いながらも得点を許さない。5対2と3点リードで迎えた9回表、四国・九州IL選抜は二死から九番・東弘明(18歳、徳島IS)、一番・安田圭祐(22歳、高知FD)の連続安打などで二死一、三塁のチャンスをつかむ。しかし、追加点が奪えずに最後の攻撃を終えた。
 マウンドに登った四国・九州IL選抜の五番手左腕・吉川岳(24歳、高知FD)は一死から代打・谷内田敦士(育成)、七番・籾山幸徳(育成)に連続四球を与え、一打同点のピンチを迎える。八番・山本和作(育成)の打席で二塁走者・谷内田が飛び出し、二、三塁間に挟まれると、吉川自らがタッチし二死一塁に。山本を変化球で空振り三振に切って獲り、9回裏も無失点で凌ぎ切った。
 四国・九州IL選抜が5対2で勝利し、巨人から連勝を挙げた。定岡智秋監督(高知FD)率いる第3次チームが2戦2勝、今大会成績を5勝7敗(12位)としている。巨人の今大会成績は3勝9敗(15位)となり、大きく負け越す結果となっている。


『「自信あるなかでやってる」』

 初回に1点を奪われたすぐあとの攻撃、四国・九州アイランドリーグ選抜最初のヒットが逆転の3ランホームランとなった。巨人・金刃憲人のやや外角から入ってきたスライダーを初球から積極的に振って行った。
 打ったのはこれがフェニックス・リーグ初出場、初先発、初打席となる八番・宮元智博(24歳、高知FD)である。打球は一直線に左翼スタンドへと突き刺さった。6回表にもレフト前へタイムリーヒットを放ち、2安打4打点をたたき出している。初めてつかんだチャンスで見事に結果を残してみせた。
 守備では本来の捕手ではなく、一塁手としての出場である。
「とりあえずファーストは元気出してやろうと。バッティングは自分の見せ場なんで」
 積極策が功を奏した。ホームランを打ったのも初球、4打席すべて最初のストライクをきっちり振っている。それはこの1年間、掲げてきたテーマでもある。
「今シーズン通して、ファーストストライクを振る。できる場合とできない場合があるんですけど、ここのところ練習でもいい感じだったんで」
 選抜チームに加わったこの短い期間のなかで、一部フォームを修正している。ステップした左足が外側に流れてしまい、きっちりと最後までスイングできていなかった部分を斉藤浩行コーチ(愛媛MP)から指摘された。投手方向に向けて真っ直ぐステップすることで、フォロースルーも十分なものになる。修正してからの練習で良い感触をつかみ始めていた。
「今日の(本塁打)も、真っ直ぐ狙いで張ってて、変化球を打てたんですけど。今までそういう打ち方で打てたことがなくて、真っ直ぐ狙いで変化は」
 取り組み始めたことがすぐに結果となって表れている。
 昨日のオフ、日中はリラックスして過ごしたが、夜は宿舎の駐車場スペースでバットを振った。
「そんなたくさんは振ってないですけど、20分から30分くらい力いっぱい振って。部屋に帰ってからは、なかで振っちゃ危ないですから。いつも部屋でやってるんですけど、バット握ってこう…イメージしてました」
 バットを握り、リストを使ってミートする。そんなイメージを確かめている。どうしても身体を動かす時間、ボールを使う時間が少なくなってしまう。しかも連日の雨もあり、限られた時間でしか練習することができない。そんななか、自分なりに試合に向けての調整は欠かしていなかった。
 初めてのフェニックス・リーグは特に緊張することもなく、普段と同じ感じで入ることができたと言う。チームメイトが多いことも影響しているのかもしれない。
「ベンチの雰囲気がいいって言いますね、みんな。でも、ドッグスだとこれが普通なんですけどね」
 先輩たちがこれまで築いてきた陽気で元気な高知FDのベンチのムードが、この第3次選抜チームに継承されている。そしてもう1つ、フェニックス・リーグに臨むなかで、今年の公式戦での経験が役立っていると話した。香川OG・前川勝彦投手(31歳、元オリックスほか)の存在である。
「前川さんとかを打ってるから、プロとの対戦でも自信あるなかでやってる」
 普段の試合でもNPBクラスの投手とは対戦している。確かに格上かもしれないが、まったく手におえないような投手ばかりではないはずだ。「やれる」という自負があった。
 雨のなかでの1本塁打を含む2安打、4打点。結果を残せるだけのことは、この1年間やってきたはずだ。ここは今季の総決算の場でもある。




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2010/10/21(Thu)

第4クール、終了

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会17日目
2010.10.21. 四国・九州アイランドリーグ選抜 雨天中止 東京ヤクルトスワローズ <西都原運動公園野球場>

一昨日の夜から宮崎に降った雨は、朝にはすでに上がった。曇り空の下、試合開催が望まれたが、西都原運動公園野球場にはまだ大きな水たまりが残っており、グラウンドコンディション不良のため東京ヤクルト戦は中止となった。
 四国・九州アイランドリーグ選抜チームは12時30分より、西都原運動公園内の屋内練習場にて練習を行っている。練習場に隣接する陸上競技場のトラック内を使って約30分間ウォーミングアップを行ったあと、屋内練習場に移動。野手陣は昨日同様4班に分かれ、フリー打撃(2か所)、守備練習、ティー打撃、マシン打撃をローテーションして行った。
 投手陣は吉川岳(24歳、高知FD)、土田瑞起(20歳、長崎S)、大川学史(25歳、徳島IS)、弦本悠希(21歳、徳島IS)らがブルペン入りし、それぞれ35球~50球ほど投球練習を行った。
約2時間の練習を終えたあと、選手たちは昼食の弁当を食べ、15時03分に西都原をあとにしている。
 これによりフェニックス・リーグは第4クールが終了し、第3次選抜チームに帯同していた斉藤浩行コーチ(愛媛MP)がチームを離れる。明日、宮崎入りする堀江賢治コーチ(徳島IS監督)と入れ替わる予定だ。


『第4クール、終了』

「ウチの新人のなかに絶対雨男がおる! 安田か、村上か、山か…?」
 定岡智秋監督(高知FD)がそう言いたくなるのも解る。第4クールの3戦目は、昨日に続いてまた中止となってしまった。雨はとっくに上がっているのだが、グラウンドコンディションが戻らなかった。東京ヤクルトは9時から早々に屋内練習場で練習を行い、引き上げて行った。
 選手たちは明るく雰囲気もいい。別メニュー調整だった田中宏明(22歳、長崎S)も今日から全体メニューをこなしている。これでまた全員が揃った。
 すぐ隣の陸上競技場でのウォーミングアップ中、比較的おとなしく、無言で黙々と全体でのランメニューをこなしている土田瑞起(20歳、長崎S)を、元気の良さが売りの流大輔(21歳、高知FD)が煽る。
「土田ぁーっ! 今日も調子ええなぁーっ! 土田ぁーっ! 今日も元気やなぁーっ!」
 困ったような顔をして土田がアップを続けていた。
 第1次チーム解散から、再び宮崎に帰って来た斉藤浩行コーチ(愛媛MP)も、今日の練習が選抜チームへの帯同は最後となってしまった。
「今日、帰りますんで。でも、1回勝てたから…。よそから見てた選手と同じチームでやってて『ちょっとここを変えた方がええよ』って言ったのを選手が聞いてくれる。それはうれしかったですね」
 本当に短い今季2度目のフェニックス・リーグだった。愛媛マンダリンパイレーツから召集された選手はもちろん、アイランドリーグ代表として集まった選手たちに伝えたかったのは、NPBとのレベルの違いである。
「プロのレベルとどんだけ戦えるようになるか? ここを直したら(NPBのレベルに)近くなるよってことを言ってきたつもり。速い球に対してとか、キレのある球に対してとか。変化球にくるっくるっ回ってるようじゃダメ。ちょっと変えてあげれば…。短期間でマスターするのは難しいんだけどね」
 とりあえず四国・九州アイランドリーグの斉藤コーチとしてはここで一区切りを付ける。このあと一旦、横浜の自宅へ戻ると話した。
 投手陣は4名がブルペン入りしている。それぞれ調子は悪くない。吉川岳(25歳、高知FD)は自ら指定したコースにうまくコントロールできており、土田も大川学史(25歳、徳島IS)もキレのあるボールを投げ込んでいた。第3クールでややコンディションを崩していた弦本悠希(21歳、徳島IS)もほぼ回復しており、キレのあるストレートが低目によく決まっていた。高知FD捕手陣とのコミュニケーションも日に日に良くなっている。ピッチング終了後、飯田一弥(24歳、高知FD)からの「オレの戯言やと思って聞いて欲しいんやけど…」というアドバイスに静かに耳を傾けていた。
 今日の試合が流れ、実戦でのアピールはあと4試合しか残っていない。ドラフト会議はちょうど1週間後、10月28日である。ここ宮崎での最後のアピールで、なんとか指名へとすべりこめないものか…。3試合分の先発予定はもう決まっている。加藤博人コーチ(徳島IS)が整地を終えた無人のブルペンに目をやりながら、こう呟いた。
「みんな悪くないよ。やるヤツはちゃんとやるしね。いいと思うんだけどなぁ。どっかプロ行けないかなぁ。腕降れてるしねぇ…」
 残りの試合で自分の持っているものをしっかり見せる。できることはもう、それしか残っていない。
 明日の練習日に試合を組む計画はどうやら実現しなかったようだ。明日は1日丸々オフになる。これでまた間が空いてしまう。定岡監督が言った。
「まぁ、しゃあない。(次の試合で)ファームのレベルを知ってもらって。(ドラフト)候補に挙がってるヤツはしっかりアピールしてもらってね。来年は加藤がヤクルトに行くから、たくさんスカウト呼んできてもらって、たくさん獲ってもらわんと」
 隣で聞いていた加藤コーチが苦笑していた。
 これでみやざきフェニックス・リーグは第4クールが終了し、23日から最終第5クール(4試合)が始まる。第5クール最初のゲームは第15戦、前回勝利した巨人との再戦である。



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2010/10/20(Wed)

2010.10.20. みやざきフェニックス・リーグ 大会16日目

IMG_6176.jpg
西都原運動公園の室内練習場で、第3次メンバーが汗を流す

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会16日目
2010.10.20. LGツインズ 雨天中止 四国・九州アイランドリーグ選抜 <西都原運動公園野球場>

【速報】 本日予定されていた四国・九州アイランドリーグ選抜とLGツインズとの試合は、雨のため試合中止が発表された。代替試合は行われない。

 LGツインズ戦の雨天中止決定後、四国・九州アイランドリーグ選抜チームは12時から西都原運動公園内の室内練習場で練習を行った。約30分のウォーミングアップのあと野手は打撃投手によるフリー打撃、マシン打撃、ティー打撃、守備練習などで汗を流した。
 投手陣は山隈茂喜(27歳、高知FD)、野原慎二郎(26歳、高知FD)、入野貴大(21歳、愛媛MP)、大川学史(25歳、徳島IS)、弦本悠希(21歳、徳島IS)らがブルペンに入り、加藤博人コーチ(徳島IS)の見守るなか投球練習を行っている。
 昨日の巨人戦で右ひざに死球を受けた田中宏明(22歳、長崎S)はまだ痛みが残るため、別メニューでの調整となった。
 一行は14時に全体練習を終了し西都原を出発、宮崎市内の宿舎へと戻っている。


定岡智秋監督練習後コメント (1問1答)

2日目は雨天中止となりましたが?
「こっちは雨降っても練習できるからいいよね。四国はそれができんから」
心配された試合勘、コンディションの部分もありますが?
「結構、間があったけど、試合があるみたいな感じでやっとったみたいやね。ピッチャーにしても野手にしても、思ったより動きは良かった」
田中宏明が別メニュー調整となりました。
「田中だけやね、心配なのは」
第3次チームを2日間見られて「この選手はいいな!」と思われた選手はいらっしゃいますか?
「秋山(繁、愛媛MP)がええね! バットもよう振れとるし、タイミングの取り方もええ感じやし。西村(悟、愛媛MP)や末次(峰明、愛媛MP)なんかは分かっとるから。(今季)最初に見たイメージは悪かったんよ。エラーしてね。でも、ようなっとるね!」
明日の天気もまた良くないようですが…。
「どないか明後日(練習日)にでも試合を入れれんもんかねぇ? どっか試合したいとこもあると思うから。ウチはそりゃ、やりたいんやけど…」




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2010/10/19(Tue)

勝負と、アピールと、キャプテンと

IMG_6147.jpg
龍央キャプテンのチーム、始動!!

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会15日目
2010.10.19. 四国・九州アイランドリーグ選抜 4‐3 読売ジャイアンツ <久峰総合公園野球場>

G 020 000 001| 3
IL 200 110 00×| 4

本塁打
G 円谷2ラン(2回、山中)、伊集院ソロ(9回、岸)
IL 田中1号2ラン(1回、神田)、龍央1号ソロ(4回、神田)

バッテリー
G 神田、古川、中里、星野 ‐ 谷内田、河野
IL 山中(高知FD)、山隈(高知FD)、吉川(高知FD)、野原(高知FD)、岸(愛媛MP)‐ 飯田(高知FD)、山村(徳島IS)

四国・九州アイランドリーグ選抜先発メンバー
9 安田(高知FD)
4 流(高知FD)
D 田中(長崎S)
8 西村(愛媛MP)
3 龍央(高知FD)
6 西本(高知FD)
5 村上(高知FD)
2 飯田(高知FD)
7 神谷(徳島IS)

 ここから『みやざきフェニックス・リーグ』は第4クールに突入する。四国・九州アイランドリーグ選抜も定岡智秋監督(高知FD)率いる第3次チームとなった。新チームの初戦は読売ジャイアンツを相手に、これまで4年間のフェニックス・リーグ挑戦で初となる久峰総合公園野球場でのゲームとなった。
 先制したのは四国・九州IL選抜だった。1回裏、巨人先発・神田直輝(育成)から三番・田中宏明(22歳、長崎S)が左翼フェンスを越える2ランホームランを放ち2点を先制する。
 初回を三者凡退で終えた四国・九州IL選抜先発・山中智貴(21歳、高知FD)だったが2回表、この回先頭の四番・田中大二郎に中前に落ちるテキサス安打を許す。一死一塁から六番・円谷英俊が右翼越え2ランを放ち、巨人が2対2の同点に追い着いた。
 3回裏、四国・九州IL選抜は先頭の一番・安田圭祐(22歳、高知FD)が四球で歩く。二番・流大輔(21歳、高知FD)は鋭いライナーを放つが打球は右翼手の正面を突き、スタートを切っていた安田が併殺に。惜しいチャンスを逃す。だが4回裏、この回先頭の五番・龍央(中村竜央、29歳、高知FD)が2球目をフルスイングすると、打球は左中間のフェンスを高々と越えるソロ本塁打となり、3対2と勝ち越しに成功した。
 山中は2回の失点以降、4回まで巨人の攻撃を無失点に抑える。4回表には六番・円谷、七番・伊集院峰弘(育成)をスライダーで連続三振に切って獲り、後続にマウンドを譲った。
 巨人は5回表一死、四国・九州IL選抜の二番手・山隈茂喜(27歳、高知FD)から九番・谷内田敦士(育成)が右前安打、二死から二番・仲澤広基が左前安打を放ち走者を溜めるが、あと1本が出ない。
 ピンチを乗り切った四国・九州IL選抜は5回裏、先頭の一番・安田が2打席連続の四球を選ぶと、二番・流大輔(21歳、高知FD)がきっちり送りバントを決め二塁へと走者を進める。三番・田中への初球に安田が三盗を敢行、三塁手と交錯する間に送球は外野へと転がり、一気に本塁生還を果たす。四国・九州IL選抜が4対2と、2点のリードを奪って前半を終えた。
 6回表のマウンドに登った四国・九州IL選抜の三番手左腕・吉川岳(24歳、高知FD)が四番から始まる巨人打線を三者凡退に封じ込める。7回表、巨人は四国・九州IL選抜の四番手・野原慎二郎(26歳、高知FD)から四球とヒットで無死一、二塁のチャンスをつかむ。一死一、二塁として一番・藤村大介への2球目がワンバウンドとなり、飛び出した二塁走者が二、三塁間に挟まれる。捕手・飯田一弥(24歳、高知FD)の好判断により一塁走者が狭殺、二死二塁となる。一番・藤村も四球で歩き二死一、二塁としたが、ここでもあと1本が出ないまま7回の攻撃を終えた。
 8回表からマウンドに登った四国・九州IL選抜の五番手・岸敬祐(23歳、愛媛MP)が巨人のクリーンナップを三者凡退に抑える。9回表、七番・伊集院に左翼への一発を浴びたが、後続を抑えリードを守り切った。
 四国・九州IL選抜が4対3で巨人を下し今大会4勝目、大会成績を4勝7敗としている。定岡監督が第3次チームの初陣を見事に白星で飾った。
 巨人は今大会7敗目、大会成績も3勝7敗と大きく負け越している。


『勝負と、アピールと、キャプテンと』

 13名いたはずだったオリーブカラーのユニフォームを着た選手たちの姿が消え、代わって12名の黒いユニフォームの選手たちが宮崎に集まった。第2次メンバーとして参加した梶田宙外野手(27歳)、飯田一弥捕手(24歳、※第2次メンバーから帯同)を除いて、今大会初参戦となる高知ファイティングドッグスのメンバーたちである。監督も高知FD・定岡智秋監督であり、ドッグスの選手たちにとっては大きな安心感がある。
 第3次メンバーは高知FDプラス徳島インディゴソックス、愛媛マンダリンパイレーツ、長崎セインツからの選抜メンバーである。第2クール終了後に一度代表を離れ、この第4クールに再招集されたメンバーも5名いる。入野貴大投手(21歳、愛媛MP)、山村裕也捕手(23歳、徳島IS)、東弘明内野手(18歳、徳島IS)、西村悟外野手(27歳、愛媛MP)神谷厚毅外野手(24歳、徳島IS)だ。再びもらったアピールのチャンスに、それぞれ想うところはあるはずだ。
 新鮮な顔ぶれで迎えた第12戦目、読売ジャイアンツ戦は勝ち負け以上にこれが『最終アピール』の場であることを強く感じさせるゲームとなった。
 先発のマウンドに登ったのは3年目でフェニックス・リーグ初参加、初登板、初先発となった山中智貴(21歳、高知FD)である。託されたイニングは4回、初回巨人打線を三者凡退に抑えたが、2回表にヒットを浴び、六番・円谷英俊に両翼100㍍の右翼フェンスを軽々と越える2ランホームランを打たれた。3回表、先頭の一番・藤村大介にセンター前へ抜けるヒットを許し、計3本のヒットを許している。
 実はここまで普段通りの配球で投げていない。アピールのために、あえてストレートを中心とした配球で勝負していた。定岡監督が言う。
「真っ直ぐがどの辺まで通用するか? 試してみいってバッテリーに言ったんよ。山中はこのリーグでは真っ直ぐが速い方なんやから」
 NPBへのアピールに不可欠と言ってもいい、ストレートがどこまで通用するのか? 実戦の場でそれを肌で感じることのできる大きなチャンスである。3回までに2つ奪った空振り三振はいずれもフォーク、スライダーであるものの、初球からストレートでストライクを先行させ有利なカウントを作った。
「ホームラン打たれたのも、同じリーグの選手だったら三振獲るまではいかないにしても、つまってるか差し込まれてる球でした。いつもはコントロールは大体で、力のあるボールを投げようって思うんですけど、ある程度コースを突こうとすると力のあるボールばっかりは投げられない。それで球数が多くなりました」
 4回を投げ74球、バッテリーに『いつもの配球』でのGOサインが出た4回は、ホームランを浴びた六番・円谷、七番・伊集院峰弘を共にストライクからボールになるスライダーで空振り三振に切ってみせた。
「なぜかシーズン中の試合よりも全然緊張しなかったです。胸を借りるつもりで行こうと思ってたし、リーグで試合するときは三振獲れても1、2個なんですけど、今日はスライダーを低めに結構三振獲れました」
 奪った三振の数は4つ、快調な出足と言っていいピッチングができた。
 最大のセールスポイントである『足』を見せたのは安田圭祐(22歳、高知FD)である。高校時代以来5年ぶりの宮崎、しかも久峰のグラウンドには練習試合で訪れたこともある。
「懐かしいですね。(球場のすぐ隣にある)佐土原高校とここで練習試合しました」
 だが、いつまでも懐かしんでいる余裕はなかった。実戦に復帰するのは徳島ISと年間2位争いの真っただ中だった香川OG戦(9月18日、高知東部球場)以来である。
 9回裏、三番・梶田の左前サヨナラ打でホームを踏んだとき、激痛に顔をゆがめていた。二塁から本塁に還る途中、三塁ベースを蹴ったときに左足の外側を痛めた。足首を捻った捻挫ではなく、靭帯を伸ばした訳でもなかったため、当初は早い復帰が予想されたが結局終盤の試合に出場することは叶わず、リーグチャンピオンシップにも出場していない。
「1カ月以上、(試合に)出てませんからね…」
 1週間実戦から遠ざかっている他のメンバーたちの比ではない。ケガも完全に癒えた訳ではなく、厚めのソールをスパイクに入れ、試合前には痛み止めも飲んでいる。大きな不安と戦っていた。
 一番・右翼手として先発出場し、最初の打席で二遊間へのゴロを内野安打にして出塁を果たす。牽制球に頭から滑り込んで帰塁すると、ベースに触れた手を支点にして下半身を振りながらヒョイッと軽く立ち上がってみせた。二塁への走塁でも足からスライディングしている。心配はいらなかった。
「初回からああいう形ででも出れば1点につながるし、打った瞬間走れてた自分がいたんで」
 3回表の先頭打者として四球を選び出塁する。「行けたら行け!」のサインが出ていた4球目にスタートを切った。だが、二番・流の打球はライトの正面を突くライナーとなった。本来なら低い打球にギリギリまで判断を待ち、左足をブレーキにして直線的に一塁へと戻るのだが、一瞬それをすることの怖さがよぎる。やむなく弧を描いて一塁へ戻り、間に合わなかった。やはりまだ、100㌫の走塁ではない。
 5回裏、またも四球で歩くと、送りバントで二塁へ。三番・田中宏明(22歳、長崎S)への初球に三盗を仕掛ける。スタートは決して良くなかったが、緩いカーブだったことと捕手からの三塁送球が逸れたために三塁手とぶつかりながら盗塁を成功させる。その上、ボールは外野へと転がった。慌てて立ち上がり、一気に本塁へスタートを切る。レフトからの送球は間に合わず、足でしっかり1点をもぎ取ってみせた。ここで今日の出番は終了となっている。
「盗塁の感覚が分からなくて流には申し訳なかったんですけど、一番バッターとしての仕事はできたかな? と思います。これをあと6試合で積み重ねて行って、自分の持ってるものをアピールしたいです」
 今、できることは見せることができた。今日の試合にはそんな満足感がある。
 勝ち負けとNPBへのアピールの狭間で戦うフェニックス・リーグで、第3次選抜チームは見事白星でのスタートを切った。オレが! オレが! では逆に評価されない。チームのなかでいかに持ち味を発揮し、貢献するか。だからこそチームとしての力が必要になる。
 これまでの第1次、第2次メンバーがほとんどキャプテン不在に近い状態で戦っていたなかで、この第3次チームにはキャプテンとして龍央(中村竜央、29歳、高知FD)の存在感がある。試合開始直前の円陣の真ん中で声を挙げた。
「勝つのも大事だけど、みんな自分出してね! さぁ、行くぞーっ!」
 第1次チームからずっと帯同し続けている末次峰明(26歳、愛媛MP)は、すぐにチームの変化を感じ取っていた。
「なんかいい雰囲気だなぁ。やっぱ野球はこれだね!」
「いいですねぇ~」
 第2次チームから宮崎入りした飯田一弥(24歳、高知FD)とそんなことを話し合っている。
 これまで高知FDを引っ張ってきた龍央をこのチームのキャプテンに据えたことは、定岡監督の意図でもある。
「やっぱりこういうチームには1人、ギュッ! と締めてくれるヤツが必要やから」
 その龍央も勝ち越しのホームランを左中間にたたき込んだ。いいスタートを切っている。
「(リーグチャンピオンシップの)香川戦で自分のなかではやり切った感があったんですけど、もう一度フェニックスでアピールできるチャンスをもらうことができて。一番年上ですし、『自分が引っ張る!』じゃないですけど。ここに来てる選手はみんな力持ってるし、勝つことも大事ですけど、僕はアピールって好きじゃなくて、自分を出せればいいと思います。自分を出せればみんないい選手なんで」
 フェニックス・リーグで快進撃を続け、堂々3位に食い込んだ08年の選抜チームには、誰からも慕われた真輝(マサキ・林真輝内野手、愛媛MP(05~07)→高知FD(08)というキャプテンがいた。やはりリーダーは絶対に必要なのだ。
 龍央に「ノブ(國信貴裕・徳島IS)は満塁ホームラン打ったし、チュウ(梶田宙・高知FD)はレーザービームで刺して帰ったけど。龍央さん、まさかこのホームランだけで終わるつもりちゃうよねぇ?」と聞くと、
「頑張ります!」
 と笑って答えた。




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2010/10/18(Mon)

2010.10.18. みやざきフェニックス・リーグ 大会第14日目

IMG_6118.jpg
宮崎を去る選手、残る選手がそれぞれ別れを惜しむ

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会14日目
2010.10.18. 移動日

 四国・九州アイランドリーグ選抜チーム・第2次メンバーの内、香川オリーブガイナーズから参加した13名、19日より行われるフェニックス・リーグ第4、5クールを戦う第3次先発メンバーに選ばれなかった2選手と高木俊文トレーナーの計16名が今朝11時、宿泊先のホテルを出発し宮崎を離れた。長崎セインツの富岡拓也捕手、大西正剛外野手の2名はすでに昨日のヤクルト戦終了後に宮崎を離れている。
 一行はこのあと福岡空港から松山へ向かったあと、陸路でそれぞれのホームタウンに戻る。入れ替わりに今夜、第3次チームが宮崎入りする予定。すでに発表されている第3次メンバーは以下の通り。

四国・九州アイランドリーグ選抜 第3次メンバー

監督 定岡智秋(高知FD)
コーチ 斉藤浩行(愛媛MP)、加藤博人(徳島IS)
投手 山隈茂喜、山中智貴、山慎一郎、野原慎二郎、吉川岳(以上、高知FD)大川学史、弦本悠希(徳島IS)、岸敬祐、入野貴大(愛媛MP)、土田瑞起(長崎S)
捕手 飯田一弥、宮元智博(高知FD)、山村裕也(徳島IS)
内野手 村上祐基、流大輔、龍央、西本泰承(以上、高知FD)、秋山繁(愛媛MP)、東弘明(徳島IS)
外野手 安田圭祐(高知FD)、西村悟、末次峰明(愛媛MP)、神谷厚毅(徳島IS)、田中宏明(長崎S)以上、選手24名
トレーナー 鴨川和幸(高知FD)




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2010/10/18(Mon)

2010.10.17. みやざきフェニックス・リーグ 大会13日目

2010.10.17. 四国・九州アイランドリーグ2010
『みやざきフェニックス・リーグ』大会13日目
東京ヤクルトスワローズ 3-1 四国・九州アイランドリーグ選抜 <西都原運動公園野球場>
コラム『あと11日』は、『THE STADIUM』(http://thestadium.jp/)に掲載されています。




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2010/10/17(Sun)

2010.10.16. みやざきフェニックス・リーグ 大会12日目

四国・九州アイランドリーグ2010
『2010みやざきフェニックス・リーグ』大会12日目
2010.10.16. 四国・九州アイランドリーグ選抜 6‐10 埼玉西武ライオンズ <南郷スタジアム>

L 110 300 131| 10
IL 100 400 010| 6

本塁打
 L 銀仁朗3ラン(4回、前川)、坂田ソロ(7回、橋本)、星ソロ(9回、弦本)
IL 國信1号満塁(4回、山崎)

バッテリー
L 木村、山崎、朱、松永、岩崎 ‐ 銀仁朗、米野、岳野
IL 前川(香川OG)、橋本(香川OG)、岸(愛媛MP)、弦本(徳島IS)、伊藤(香川OG)‐ 西森(香川OG)

四国・九州アイランドリーグ選抜先発メンバー
5 秋山(愛媛MP)
8 梶田(高知FD)
D 加登脇(香川OG)
3 中村(香川OG)
7 末次(愛媛MP)
6 大原(香川OG)
9 洋輔(香川OG)
4 國信(徳島IS)
2 富岡(長崎S)

 前回、10月7日のゲームは6対11と埼玉西武ライオンズに大敗を喫した。第2次チームで臨む第2戦に四国・九州アイランドリーグ選抜は雪辱を誓う。試合は秋晴れの気持ち良い日差しが降り注ぐ、南郷スタジアムで行われた。
 四国・九州IL選抜のホームゲームとして行われた試合は初回、西武打線が四国・九州IL選抜の先発、前川勝彦(31歳)をとらえる。一番・浅村栄斗が中前打のあと、送りバントで二塁へ。さらに前川の暴投により三塁へ進むと、三番・黒瀬春樹の左翼線適時二塁打で先制のホームを踏んだ。
 四国・九州IL選抜も1回裏、西武先発・木村文紀から一番・秋山繁(22歳、愛媛MP)が一、二塁間を破る。二盗を成功させたあと、二死一、二塁から五番・末次峰明(26歳、愛媛MP)の左前に落ちる適時テキサス安打で同点に追い着いた。
 2回表一死、西武の七番・星秀和が一、二塁間を破る。二死二塁から九番・梅田尚通の中前適時打で勝ち越しに成功した。
 西武はさらに猛攻を掛ける。4回表、先頭の五番・大島裕行、六番・上本達之が連続中前打、七番・星のバントは前川の好フィールディングで三塁封殺となったものの、八番・銀仁朗が右翼スタンドに3ランを放ち、5対1と四国・九州IL選抜を突き離した。
 4回裏、この回からマウンドに登った西武二番手左腕・山崎敏に四国・九州IL選抜が襲い掛かる。先頭の四番・中村真崇(26歳、香川OG)がカーブを左中間へ運ぶ二塁打で出塁すると、2つの四球で一死満塁に。八番・國信貴裕(27歳、徳島IS)が初球のスライダーを豪快に右翼スタンドへたたき込む満塁ホームランを放ち、5対5の同点に追い着いた。
 前川は6回表、八番・銀仁朗の左中間二塁打、九番・梅田の右前安打などで迎えた一死満塁のピンチを無失点で切り抜け、マウンドを後続に譲る。だが、7回表からマウンドに登った二番手・橋本亮馬(27歳、香川OG)が誤算となった。
 先頭の西武四番・坂田が初球を右翼スタンドにたたき込み6対5と勝ち越しに成功すると、続く五番・後藤も左前安打で続く。四国・九州IL選抜・西田監督はここで橋本をあっさりと諦め、左腕・岸敬祐(23歳、愛媛MP)を投入する。岸はこのピンチを内野ゴロ2つで切り抜け期待に応えた。
 だが8回表、先頭の八番・途中出場の米野智人が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、二番・石川貢の一ゴロ内野安打で二死二、三塁に。三番・黒瀬の三ゴロを三塁手が悪送球し1点を追加したあと、さらに四番・坂田の右翼線二塁打で2点を挙げこの回3得点、9対5と差を開いた。
 しかし四国・九州IL選抜も8回裏、左前安打で出塁した六番・大原淳也(26歳、香川OG)が二盗を成功させる。二死二塁から八番・國信の右前適時打で1点を返した。
 9回表、四国・九州IL選抜の四番手・弦本悠希(21歳、徳島IS)から七番・星が右翼スタンドにソロ本塁打をたたき込み、西武が再び点差を4点に拡げる。二死から伊藤秀範(28歳、元東京ヤクルト、香川OG)が1球で九番・梅田を二ゴロに打ち獲り、最後の反撃へと向かうが、西武五番手・岩崎哲也の前にチャンスを作ることができない。最後の打者、三番・加登脇卓真(23歳、香川OG)も投直に終わり、西武が10対6で四国・九州IL選抜を下した。西武は今大会成績を7勝2敗(2位)とした。
 四国・九州IL選抜は連敗で大会成績を3勝6敗(12位)と大きく負け越し、明日の第3クール最後の試合、東京ヤクルト戦に臨む。




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